モナコ公アルベール2世殿下(His Serene Highness Prince Albert II, Sovereign Prince of Monaco)一家のクリスマスカードの映像が公開されています。
モナコ公アルベール2世殿下(His Serene Highness Prince Albert II, Sovereign Prince of Monaco)一家のクリスマスカードの映像が公開されています。
ベルギー王フィリップ陛下(Philippe of Belgium : Philippe de Belgique : Filip van België : Philipp von Belgien : His Majesty The King of the Belgians)のクリスマス・メッセージ映像です。
フランス語・オランダ語・ドイツ語の各動画があります。
フランス語版/
The Belgian Monarchy(ベルギー王室公式チャンネル):
Discours de S.M. le Roi – Noël et Nouvel An (24/12/2019) – YouTube
(フランス語版:ベルギー王室公式サイト)Discours de S.M. le Roi – Noël et Nouvel An (24/12/2019) | La Monarchie belge
オランダ語版/
The Belgian Monarchy(ベルギー王室公式チャンネル):
Toespraak van Z.M. de Koning – Kerstmis en Nieuwjaar (24/12/2019) – YouTube
(オランダ語版:ベルギー王室公式サイト)Toespraak van Z.M. de Koning – Kerstmis en Nieuwjaar (24/12/2019) | De Belgische Monarchie
ドイツ語版/
The Belgian Monarchy(ベルギー王室公式チャンネル):
Weihnachts- und Neujahrsansprache S.M. der König (24/12/2019) – YouTube
(ドイツ語版:ベルギー王室公式サイト)Weihnachts- und Neujahrsansprache S.M. der König (24/12/2019) | Die Monarchie Belgien
2019年12月13日、ベルギー王国大審院は、前ベルギー王アルベール2世陛下(His Majesty King Albert II of Belgium)の DNA 検査の結果公開を決定した模様です。
この後、下級審の上訴裁判所のほうでなにか手続きがあるようですが、アルベール2世の私生児であることを主張しているデルフィーヌ・ボエル(Delphine Boël)との親子関係に関する真偽に関して結論が出ます(とっくの昔から娘なんだろうなと確信されていることではありますが……)。
大どんでん返し(実は娘ではなかった)がなければ、親子関係が証明されることになります。
特にこれによっても、デルフィーヌ・ボエルの身分になにかが生じるわけではありませんが、彼女自身が自らの姓(ボエル)を本当の父親に関連したものに変更することを求めることはできるでしょう(ベルギー由来の名称にするのか、ザクセン=コーブルク=ゴータにするのか、などこの段階でもまだまだ面倒ですが)。
結果が出れば、軽いノリのタブロイドなどは「“デルフィーヌ王女(Princess Delphine)”」と書いたりもしそうですが、親子関係があるだけでは称号がついたりはしません。
現君主のベルギー王フィリップ陛下(Philippe of Belgium : Philippe de Belgique : Filip van België : Philipp von Belgien : His Majesty The King of the Belgians)は、称号や敬称を叙したりも可能ですが、そういったことがあるのかも注目です。
続報:
前ベルギー王アルベール2世陛下が弁護士を通じて、 DNA 検査の結果はデルフィーヌ・ボエルの生物学上の父がアルベール2世であることを示していることを発表(2020年1月)
2019年11月11日、両シチリア王子アントワーヌ【アントニオ】殿下(His Royal Highness Prince Antoine【Antonio】 of Bourbon-Two Sicilies)が薨去した模様です。
1929年1月20日生まれの90歳。
(英語:両シチリア王室カストロ系統の騎士団の公式サイト)HRH PRINCE ANTOINE OF BOURBON TWO SICILIES' DEMISE – Sito Ufficiale del Sacro Militare Ordine Costantiniano di San Giorgio – Official Site of the Sacred Military Constantinian Order of St George
(英語)Eurohistory: Death of Prince Antonio of Bourbon-Two Sicilies (1929-2019)
亡父のガブリエーレ殿下は、スペイン帰化によりスペイン王室よりブルボン公子(Prince of Bourbon)及び殿下(Royal Highness)を得ており、長男のアントワーヌ殿下を含むガブリエーレ殿下の子供たちはこの称号と敬称も有効です。
(旧)両シチリア王室は、権利を放棄したとされる年長系統のカラブリア系統(同系統の主張は、権利放棄はスペイン王位を継承した場合に起こるものとのこと)と、その次の年長系統であるカストロ系統の争いが続いていますが、カストロ系統の当主である両シチリア王室当主/カストロ公爵/ブルボン=両シチリア王子カルロ殿下(His Royal Highness Prince Charles【Carlo】 of Bourbon-Two Sicilies, Duke of Castro)は子息がおらず、自身の二人の娘に継承権を与える宣言をしています。なお、これは自身の子孫に関してのみであり、カストロ系統よりも傍系に関しては男系男子限定のルールは変更されていません。
この一件は年来の支持者からも反発を受けているようではあります(どの程度かはよくわかりませんが)。
娘への継承権付与を無効と考える場合、故ガブリエーレ殿下の系統が権利を持つという考えが一般的で、今回薨去したアントワーヌ殿下は両シチリア王子継承順位第一位だったことになります。
当人からは生前にコメントはなかったようですが、こういう問題はコロリと状況が変わることもあり、気になるところです。
2019年10月7日付の発表で、スウェーデン王室より、スウェーデン王子カール・フィリップ殿下(ヴェルムランド公爵 : His Royal Highness Prince Carl Philip of Sweden, Duke of Värmland)とスウェーデン王子妃ソフィア殿下(ヴェルムランド公爵夫人 : Her Royal Highness Princess Sofia of Sweden, Duchess of Värmland)の子供たち、およびスウェーデン王女マデレーン殿下(ヘルシングランド・イェストリークランド女公爵 : Her Royal Highness Princess Madeleine of Sweden, Duchess of Hälsingland and Gästrikland)とクリストファー・オニール氏(Christopher O’Neill)の子供たちが狭義のスウェーデン王室(Royal House)からはずされたことが発表されました。
(英語:スウェーデン王室公式サイト)Communiqué on changes to The Royal House – Sveriges Kungahus
はずされた五人は、広義の王室「Royal Family」には留まり王子・王女ではあるものの、もはや殿下「His/Her Royal Highness【HRH】」は使用されません。
今回の決定は、将来的な公務への関与の可能性の低さからおこなわれたもののようです。
なお、ベルナドッテ王朝開祖のカール14世ヨハン陛下は、もともとポンテコルヴォ公として殿下「His Serene Highness」の敬称を使用していましたが、男系子孫がこの敬称を使用できる可能性は今のところ指摘されていません。