誕生(2019年1月10日):リーニュ・ド・ラ・トレモイユ公子アントワーヌ閣下。ベルギー貴族のリーニュ家。祖父シャルル=アントワーヌ公子閣下は、エルサレム、ナポリ、キプロス、キリキア・アルメニア王位の継承者の話で名前が出る人物

 2019年1月10日、リーニュ・ド・ラ・トレモイユ公子アントワーヌ閣下(His Serene Highness Prince Antoine of Ligne de La Trémoïlle)が誕生したようです。

※リーニュ・ド・ラ・トレモイユという表記は、リーニュ家と女系の(ド・ラ・)トレモイユ家を組み合わせたものです。

 リーニュ・ド・ラ・トレモイユ公子エドゥアール閣下と公子妃イザベラ閣下の間の、アルテア公女閣下及びアテナイス公女閣下に続く第三子・そして長男です。

 

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 父であるエドゥアール公子閣下は、シャルル=アントワーヌ公子閣下の長男で、そのシャルル=アントワーヌ公子閣下は、エルサレム王位継承者(1490年死去のサヴォイア公カロル1世から女系系譜、またはブリエンヌ家の子孫として)、キプロス王位継承者及びキリキア・アルメニア王位継承者(同じくサヴォイア公カロル1世子孫としてなど)、ナポリ王位継承者(1501年に廃位されたナポリ王フェデリーコ1世の継承者として)の話で名前が出る人物です。

 

誕生(2018年11月22日):フュルステンベルク公子トリスタン殿下

 2018年11月22日、フュルステンベルク公子トリスタン殿下(His Serene Highness Prince Tristan of Fürstenberg : トリスタン・プリンツ・ツー・フュルステンベルクTristan Prinz zu Fürstenberg)が誕生したようです。
 フュルステンベルク公世子クリスティアン殿下とジャネット妃殿下の間の第三子・次男となります。

 

 (ドイツ語)Donaueschingen: Nachwuchs im Hause Fürstenberg: Erbprinzessin bringt gesunden Sohn zur Welt | SÜDKURIER Online

 

訃報(2018年11月15日):シェーンブルク=ハルテンシュタイン公アレクサンダー殿下が薨去(1930~2018)

 2018年11月15日、シェーンブルク=ハルテンシュタイン公アレクサンダー殿下(Alexander : His Serene Highness The Prince of Schönburg-Hartenstein : アレクサンダー・フュルスト・フォン・シェーンブルク=ハルテンシュタインAlexander Fürst von Schönburg-Hartenstein)が薨去したようです。
 1930年1月8日生まれの88歳。

 長男で継嗣のヨハネス殿下(Johannes)が新たにシェーンブルク=ハルテンシュタイン公となります。

 

 (PDFファイル:ドイツ語)Parte.pdf

 

訃報(2019年1月21日):オルレアン派フランス王位継承者パリ伯アンリ(7世)殿下が薨去(1933~2019)

 2019年1月21日、オルレアン派フランス王室当主のパリ伯アンリ殿下(フランス公爵 : Henri : Monseigneur The Count of Paris, Duke of France : オルレアン派フランス王位継承者アンリ7世Henry VIIHenri VII】)が薨去したようです。
 1933年6月14日生まれの85歳。

 次男で継嗣のフランス皇太子/ヴァンドーム公爵/フランス王子/オルレアン公子ジャン殿下(Prince Jean of France : His Royal Highness The Dauphin de France, Duke of Vendôme : Prince of Orléans)が新たにフランス王室当主、フランス王位継承者ジャン4世Jean IV, Titular King of France)となります。

 

J'ai la tristesse de vous annoncer le… – Le prince Jean de France | Facebook

 

Prince Jean de Franceさんのツイート: "J'ai la tristesse de vous annoncer le décès de mon père, Monseigneur le Comte de Paris, survenu ce matin. Je le confie à vos prières. Jean, Duc de Vendôme Domaine Royal de Dreux , le 21 janvier 2019… https://t.co/CGFcZPQ1YJ"

 

 (フランス語)Le comte de Paris Henri d'Orléans est mort

 

 (フランス語)Le comte de Paris, Henri d’Orléans, est décédé
 (フランス語)Le comte de Paris, Henri d’Orléans, est mort à l’âge de 85 ans
 (フランス語)Henri d'Orléans, comte de Paris, une vie en quête d'amour – Point de Vue

 (英語)Royal Musings: Count of Paris (1933-2019)

 

ロシア帝室ロマノフ家当主/ロシア女大公マリヤ殿下が、ロシア帝位継承法の変更の承認を、キリスト教/ロシア正教会モスクワ総主教キリル聖下に求めている模様(2019年1月)

 ロシア帝室では同等身分間の結婚を厳格に要求する帝位継承法がありますが、ロシア帝室ロマノフ家当主/ロシア女大公マリヤ殿下(Head of the Russian Imperial House : Her Imperial Highness The Grand Duchess Maria Wladimirovna of Russia)が、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会の首座/モスクワ・全ロシア【ルーシ】総主教キリル聖下(キリール総主教 : His Holiness Kirill, Patriarch of Moscow and all Russia【Rus’】)に継承法の変更の承認を求めているようです。

 

※サイト運営者が新たに別のサイトを立ち上げ、それに関連する記事を移行中のため、下記記事は閲覧できなくなっている場合があります。記事の移行が確認できればリンクを貼り替えますが、下記記事は移行されるかはわかりません。
 (英語)Russian Imperial House Considers Changes to Law of Succession | Royal Russia News

 

 要するにこのままでは継嗣のロシア大公ゲオルギー殿下(His Imperial Highness The Heir, Tsesarevich, and Grand Duke George of Russia)の結婚相手がどうにもならないということですが……。
 総主教の承認で変更というのもなんともいえない発想ではあります(キリル聖下はマリヤ殿下母子を支持する発言をしたことがあります)。

 伝統的な観点からすれば、結婚自体は教会に属する問題といえますが、同等身分間の結婚かどうかは教会の問題ではないですし、まして帝位継承法の変更の承認を教会に求めるのはどうなのかと思いますが……。

 

 仮に変更がおこなわれた場合、貴賤結婚の子孫として権利を認められなかったマリヤ殿下よりも傍系の男系男子ら(ロマノフ家協会など)からまたもやの激しい不満や批判・暴言の類が出ることは間違いありません。

 加えて、アントン・アレクセーヴィチ・バコフ氏(Anton Alexeevich Bakov)【またはアントン・バコフ公閣下(His Serene Highness Prince Anton Bakov)】も、自らが擁立するロシア皇帝ニコライ3世ことライニンゲン公子カール・エミッヒ殿下(His Serene Highness Prince Karl Emich of Leiningen)の三度目の結婚で生まれた男子がロシア帝位に即位することが可能になったとか言い出すかもしれません(当の息子さんがやりたがるかどうかは……)。

関連:
 ライニンゲン公子カール・エミッヒ殿下を“ロシア皇帝ニコライ3世”として擁立しているロシアの君主政主義者党の立ち上げた王室情報サイト(2019年3月)“ニコライ3世”ではなく「ロシア公子ニコライ・キリロヴィチ殿下」となっています