婚約発表(2022年11月):ルクセンブルク大公女アレクサンドラ殿下と、ニコラ・バゴリー氏。結婚式は来年【2023年】春の予定

 2022年11月7日、ルクセンブルク大公女アレクサンドラ殿下(ナッサウ公女 : ブルボン=パルマ公女 : Her Royal Highness Princess Alexandra of Luxembourg, Princess of Nassau, Princess of Bourbon-Parma)とニコラ・バゴリー氏(Nicolas Bagory)の婚約が発表されました。
 結婚式は来年【2023年】の春の予定です。

 アレクサンドラ殿下は、1991年生まれの31歳。
 ルクセンブルク大公アンリ殿下夫妻の第4子でただ一人の娘。
 2022年11月7日現在、ルクセンブルク大公位継承順位は第6位です。

 

 (フランス語:ルクセンブルク大公室 公式サイト)Fiançailles de la Princesse Alexandra avec M. Nicolas BAGORY | Cour grand-ducale

 

Cour Grand-DucaleさんはTwitterを使っています: 「💍 Leurs Altesses Royales le Grand-Duc et la Grande-Duchesse ont la très grande joie d’annoncer les fiançailles de Leur fille, Son Altesse Royale la #PrincesseAlexandra, avec Monsieur Nicolas BAGORY. 📅 Le mariage aura lieu au printemps. ©MGD/S.Margue https://t.co/SjwcoAGXKs」 / Twitter

 

💍 Leurs Altesses Royales le Grand-Duc… – Cour Grand-Ducale | Facebook

 

追記(2022年12月30日):

– Le mariage civil aura lieu le 22 avril 2023, à la Mairie de la Ville de Luxembourg.
– Le mariage religieux sera célébré le 29 avril 2023 en l’église Saint Trophyme de Bormes-les-Mimosas.

 民事婚は2023年4月22日。
 宗教婚は2023年4月29日の予定と発表されました。

参列者(欧州の各王室・旧王室など):英国女王エリザベス2世陛下の国葬の参列者(2022年9月)

編集を終了できる見込みがないので、作業中ですが、公開しています。

 

関連:
 国葬(2022年9月19日):英国女王エリザベス2世陛下の国葬

 

※英国については参列者(英国王室【イギリス王室】関連):英国女王エリザベス2世陛下の国葬の参列者(2022年9月)

 

スペイン王室:

  • スペイン王フェリペ6世陛下(King Felipe VI : His Majesty The King of Spain)
    スペイン王妃レティシア陛下(Queen Letizia : Her Majesty The Queen of Spain)

 

デンマーク王室:

  • デンマーク女王マルグレーテ2世陛下(Margrethe II of Denmark : Her Majesty The Queen)
    • デンマーク皇太子フレデリック殿下(モンペザ伯爵 : Frederik : His Royal Highness The Crown Prince of Denmark, Count of Monpezat)

※デンマーク皇太子妃メアリー殿下は、招待状が送られたものの、間違いであるとして取り消され、英国側から謝罪がありました。国家元首対象の招待は「国家元首+1名」(この場合、マルグレーテ2世陛下とフレデリック殿下)の計2名であるとのことでした。
※デンマーク王室出身の旧ギリシャ王妃アンナ=マリア陛下が参列しています(旧ギリシャ王室からの参列者として分類)。

 

ノルウェー王室:

  • ノルウェー王ハーラル5世陛下(Harald V of Norway : His Majesty The King)
    ノルウェー王妃ソニア陛下(Queen Sonja of Norway: Her Majesty The Queen)

 

ベルギー王室:

  • ベルギー王フィリップ陛下(Philippe of Belgium : Philippe de Belgique : Filip van België : Philipp von Belgien : His Majesty The King of the Belgians)
    ベルギー王妃マティルド陛下(Queen Mathilde of Belgium : Her Majesty The Queen of the Belgians)

 

ルクセンブルク大公室:

  • ルクセンブルク大公アンリ殿下(Henri : His Royal Highness The Grand Duke of Luxembourg)
    ルクセンブルク大公妃マリア・テレサ殿下(Maria Teresa : Her Royal Highness The Grand Duchess of Luxembourg)

 

モナコ公室:

  • モナコ公アルベール2世殿下(His Serene Highness Prince Albert II, Sovereign Prince of Monaco)
    モナコ公妃シャルレーヌ殿下(Her Serene Highness Princess Charlene of Monaco)

 

リヒテンシュタイン公室:

  • リヒテンシュタイン公国国家元首代行のリヒテンシュタイン公世子アロイス殿下(アロイス皇太子アロイス摂政Alois : His Serene Highness The Hereditary Prince of Liechtenstein : His Serene Highness The Prince Regent of Liechtenstein)
    リヒテンシュタイン公世子妃ゾフィー殿下(Sophie : Her Royal Highness The Hereditary Princess of Liechtenstein, Countess of Rietberg : バイエルン王女、バイエルン公女 : Her Royal Highness Duchess Sophie in Bavaria, Princess of Bavaria)

 

 

(旧)オーストリア帝室/ハンガリー王室(ハプスブルク家):
※参列者の一人、バーデン大公室のバーデン辺境伯妃ヴァレリー殿下がトスカナ大公室系ハプスブルク家出身。

 

(旧)ギリシャ王室:

  • デンマーク王女/(旧)ギリシャ王妃アンナ=マリア陛下(Anne-Marie : Her Majesty The Queen of the Hellenes, Princess of Denmark)
    • 旧ギリシャ皇太子パウロス殿下(デンマーク王子 : His Royal Highness Crown Prince Pavlos of Greece, Prince of Denmark)
      旧ギリシャ皇太子妃マリー=シャンタル妃殿下(Her Royal Highness Crown Princess Marie-Chantal of Greece, Princess of Denmark)

 

(旧)ブルガリア王室:

  • 旧ブルガリア王シメオン2世陛下(His Majesty King Simeon II of the Bulgarians : 元ブルガリア共和国首相シメオン・サクスコブルクゴツキ氏 : Simeon Saxe-Coburg-Gotha

 

(旧)ルーマニア王室:

  • ルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下(Her Majesty Margareta, the Custodian of the Crown of Romania : ルーマニア皇太子マルガレータ殿下 : Her Royal Highness Crown Princess Margareta of Romania)
    ルーマニア王子ラドゥ殿下(His Royal Highness Prince Radu of Romania)

 

(旧)ユーゴスラビア王室:

  • 現在セルビア王室を称する(旧)ユーゴスラビア王室当主/ユーゴスラビア皇太子【セルビア皇太子】アレクサンダル2世殿下(His Royal Highness Crown Prince Alexander II of Yugoslavia / Serbia)
    ユーゴスラビア皇太子妃【セルビア皇太子妃】カタリナ殿下(Her Royal Highness Crown Princess Katherine of Yugoslavia / Serbia)
  • ユーゴスラビア王女【セルビア王女】カタリナ殿下(Princess Katarina of Yugoslavia / Serbia)

 

(旧)トスカナ大公室:
※参列者の一人、バーデン大公室のバーデン辺境伯妃ヴァレリー殿下がトスカナ大公室系ハプスブルク家出身。

 

(旧)バーデン大公室:

  • バーデン辺境伯妃ヴァレリー殿下(トスカナ系ハプスブルク家出身 : Her Imperial and Royal Highness Archduchess Valerie, Margravine of Baden)
    • バーデン大公世子ベルンハルト殿下(ツェーリンゲン公子 : His Royal Highness【His Grand Ducal Highness】 Hereditary Prince Bernhard of Baden, Duke of Zähringen : ベルンハルト・エルププリンツ・フォン・バーデン・ヘルツォーク・フォン・ツェーリンゲンBernhard Erbprinz von Baden Herzog von Zähringen
      バーデン大公世子妃シュテファニー殿下(His Royal Highness【His Grand Ducal Highness】 Hereditary Princess Stephanie of Baden)

 

(旧)ヘッセン大公室/ヘッセン選帝侯室:

  • ヘッセン家当主/ヘッセン方伯ドナトゥス殿下(Donatus : His Royal Highness The Landgrave of Hesse : ハインリヒ・ドナトゥス・プリンツ・ウント・ラントグラーフ・フォン・ヘッセンHeinrich Donatus Prinz und Landgraf von Hessen
    ヘッセン方伯妃フローリア殿下(ファーバー=カステル伯爵女 : Floria : Her Royal Highness The Landgravine of Hesse)

 

 

カステル=リューデンハウゼン家:
ヘッセン方伯妃フローリア殿下が、同家の貴賤結婚の系統、ファーバー=カステル家出身。

 

ホーエンローエ=ランゲンブルク家:

  • ホーエンローエ=ランゲンブルク公フィリップ殿下(Philipp : His Serene Highness The Prince of Hohenlohe-Langenburg : フィリップ・フュルスト・ツー・ホーエンローエ=ランゲンブルクPhilipp Fürst zu Hohenlohe-Langenburg
    ホーエンローエ=ランゲンブルク公妃ザスキア殿下(Saskia : Her Serene Highness The Princess of Hohenlohe-Langenburg)
  • ホーエンローエ=ランゲンブルク公女クセニア殿下(Her Serene Highness Princess Xenia of Hohenlohe-Langenburg)

 


 

以下は、葬儀自体には参列が確認されていない人物たち。

遺体安置時に弔問した人物:

  • ギリシャ・デンマーク王女セオドラ殿下(Her Royal Highness Princess Theodora of Greece and Denmark)
  • ルーマニア王女エレーナ殿下(Her Royal Highness Princess Elena of Romania)
    アレクサンダー・フィリップス・ニクソン閣下(His Excellency Mr Alexander Philips Nixon

 

 

葬儀に参列しておらず、招待されていたという情報があるものの、本当かどうかわからない人物:

ルクセンブルク大公アンリ殿下夫妻が新型コロナウイルスワクチンを接種(2021年4月)

 2021年4月22日、ルクセンブルク大公アンリ殿下(Henri : His Royal Highness The Grand Duke of Luxembourg)とルクセンブルク大公妃マリア・テレサ殿下(Maria Teresa : Her Royal Highness The Grand Duchess of Luxembourg)は、新型コロナウイルスワクチンを接種したようです。

 

 (フランス語:ルクセンブルク大公室 公式サイト)Le Grand-Duc et la Grande-Duchesse vaccinés contre la COVID-19 | Cour grand-ducale

 (英語)RTL Today – Limpertsberg: Grand Duke and Grand Duchess attend vaccination appointment

 

Cour Grand-DucaleさんはTwitterを使っています 「Le Couple grand-ducal a été vacciné contre la Covid au centre de vaccination du Limpertsberg. LL.AA.RR. remercient tous ceux qui s'investissent pour faire aboutir la campagne vaccinale, un effort de solidarité qui nous permettra un retour graduel vers la normalité. ©MGD/S.Margue https://t.co/CA9w1ixkxo」 / Twitter

 

 

Cour grand-ducale Luxembourg (@courgrandducale) • Photos et vidéos Instagram

ルクセンブルク大公室が、報告書に対する極めて短いメッセージ(2020年1月)

 2020年1月31日付で、ルクセンブルク大公室が、報告書に対する極めて短いメッセージを出しています。
 ジャノ・ワリンゴ氏(Jeannot Waringo)からベッテル首相に提出された報告書によって提案されている、より一層の透明性と近代化の実現に協力するよということです。
 あまりに短いので、ページの読み込みが途中で止まっているのかと思いました。

 

 (フランス語:ルクセンブルク大公室 公式ウェブサイト)Communiqué relatif au rapport de M. Jeannot Waringo – Cour Grand-Ducale de Luxembourg – Janvier 2020

 

関連:
 ルクセンブルク大公アンリ殿下がメッセージを公開(2020年1月)大公妃マリア・テレサ殿下に関する否定的な報道を強く非難するもの。フランス語の他、ルクセンブルク語、英語、スペイン語が用意され異例
 ルクセンブルク:ワリンゴ報告書が公開される。全般的に他の君主国と比較したシステムの分析や問題点の洗い出しをする生真面目なもの(2020年1月)劣悪な就業環境に関する言及はあるものの、「退位」とか言い出したメディアも大幅にトーンダウン

 

ルクセンブルク:ワリンゴ報告書が公開される。全般的に他の君主国と比較したシステムの分析や問題点の洗い出しをする生真面目なもの(2020年1月)劣悪な就業環境に関する言及はあるものの、「退位」とか言い出したメディアも大幅にトーンダウン

 ジャノ・ワリンゴ氏(Jeannot Waringo)からベッテル首相に提出された報告書が公開されました。
  PDF ファイルで44ページ(フランス語)のもので、全般的に他の君主国と比較したシステムの分析や問題点の洗い出しをおこなっています。学術論文みたいなものです。
 劣悪な就業環境に関する言及もあり、それをルクセンブルク大公妃マリア・テレサ殿下(Maria Teresa : Her Royal Highness The Grand Duchess of Luxembourg)と結びつけることも可能である書き方ではありますが、基本的に大公妃本人に直接言及するようなところはほとんどありません(というか、むしろ特定個人に言及することを避けている感すらあります)。
 要するにシステムを改善して問題点を解消することを目指しており、「特別捜査官が大公妃の悪事をあばく」とかそういうものではありませんでした

 

 ……こんな生真面目な報告書からどうやったら大公が退位するという話が生まれるのか……。

 

 もちろんざっと読んだだけなので、見逃しているか勘違いしているかもしれませんが……。
 首相が議会に制度改正をはかって、可決されて終わる話なのでは。

 

 報道したメディアのひとつ RTL は大幅にトーンダウンし、そこをコピペしてちょっと変えて記事にしていた他のメディアは、上記の劣悪な就業環境の部分のみを報じたり、今までのことを完全に忘れて報告書のポイントを記事にしたり(ありがたいっちゃありがたいですけど)と、対応は様々です。

 もちろん、すでにふれたように、劣悪な就業環境についてしっかりと記述されています。つまり、根本的なスキャンダルの存在が否定されたわけではないので、今後タブロイドがなにかまた引き起こす可能性はあるかもしれませんが、それにしても退位がどうとかいっておいてこのオチではなにを言い出しても信用されないのでは……。
 また、以前に公開されたアンリ殿下のメッセージに対して、ルクセンブルクの報道関係者が報道の自由や公共の利益などの観点から大公に批判的な声明を出していたようです。このオチでは彼らの面目も丸つぶれですのでこれから頑張る可能性があります。

 

 (フランス語:ルクセンブルク政府 公式ウェブサイト)Rapport du représentant spécial du Premier ministre auprès de la Cour grand-ducale — gouvernement.lu // Le gouvernement luxembourgeois
 (フランス語:ルクセンブルク政府 公式ウェブサイト)Rapport du représentant spécial du Premier ministre auprès de la Cour grand-ducale — gouvernement.lu // Le gouvernement luxembourgeois

 

 (英語)RTL Today – Waringo report officially made public: "The monarchy's functioning must be reformed"
 (英語)RTL Today – RTL exclusive – WARINGO: Unrest at the Grand Ducal Court as Waringo report looms

 

続報:
 ルクセンブルク大公室が、報告書に対する極めて短いメッセージ(2020年1月)

 

続報(2022年):
 ルクセンブルク大公妃マリア・テレサ殿下と大公室職員が口論、この職員は異動、別職員一人も異動(2022年12月)