婚約~婚約発表~婚約儀式(2020年12月~2021年1月):ロシア帝室ロマノフ家継嗣/ロシア大公ゲオルギー殿下とレベッカ・ベッタリーニ嬢

 ロシア帝室継嗣のロシア大公ゲオルギー殿下(His Imperial Highness The Heir, Tsesarevich, and Grand Duke George of Russia : プロイセン王子 : Prince of Prussia)とキリスト教/東方正教会/ロシア正教会に改宗し、ヴィクトリア・ロマノヴナVictoria Romanovna)の名をえたレベッカ・ベッタリーニ嬢(Rebecca Bettarini)の婚約が発表されました。

 各種の情報によりますと、2020年12月にブリュッセルで婚約があり、1月20日付で婚約発表、1月24日に婚約儀式が聖堂でおこなわれたようです(もう一度あるかもしれません)。

 そして2021年8月に結婚式の予定となっています。
 ロシア正教会がどの程度関わるのかが注目です。

 

 (英語:ロシア帝室 公式サイト)Russian Imperial House – 2021-01-20 Announcement of the Upcoming Wedding of His Imperial Highness The Heir, Tsesarevich, and Grand Duke George of Russia and Nob. Victoria Romanovna Bettarini

 色々指摘があがっているのですがまず、ベッタリーニ嬢に関するこの「Nob.」表記ですが……

Nob. Victoria Romanovna Bettarini

 彼女は先祖に貴族を持つものの、貴族の家柄ではありません。
 しかしこれに関しては、ゲオルギー殿下の母・ロシア帝室ロマノフ家当主/ロシア女大公マリヤ殿下(Head of the Russian Imperial House : Her Imperial Highness The Grand Duchess Maria Wladimirovna of Russia)が彼女の父に与えた何らかの勲功によるものというやや苦しい言い訳もあるようです。

 また、

We deem it proper that VICTORIA ROMANOVNA should, from the moment of her marriage with Our son, have the right to use the dynastic surname Romanoff with the title of Princess and the predicate of Serene Highness.

 この部分によれば、ベッタリーニ嬢は、 Imperial Highness や Grand Duchess (大公妃)を得ず、 Serene Highness および Princess (公子妃)にとどまるようです。
 結婚を認めたが貴賤結婚として認めたとも取れます。その場合、二人の子孫は帝室の一員とはなりません。
 一方 the right to use the dynastic surname Romanoff と王朝の姓であるロマノフの使用を認めています。
 これは王朝の一員として迎え入れることを示しており、貴賤結婚になりません。
 なにがなにやら……。

 

 (英語)Announcement of the Engagement of the Tsesarevich and Grand Duke George to Victoria Romanova Bettarini — The Russian Legitimist

 (英語)Betrothal ceremony of the Grand Duke George Mikhailovich and Victoria Romanovna Bettarini at Kostroma — The Russian Legitimist

 婚約儀式は、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会のコストロマ・ネレフタ府主教フェラポント座下(His Eminence Metropolitan Ferapont of Kostroma and Nerkhta)が司式したようです。

 

続報:
 ロシア帝室ロマノフ家継嗣/ロシア大公ゲオルギー殿下とレベッカ・ベッタリーニ嬢の結婚式は2021年10月1日、ロシア・サンクトペテルブルクにておこなわれると発表(2021年3月)

婚約(2020年7月27日):プロイセン王子フレデリック殿下(1990年生まれ)とマチルダ・ジョンソン嬢。ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世玄孫、現プロイセン王室当主ゲオルク・フリードリヒ王子殿下の はとこ

 プロイセン王子フレデリック殿下(フレデリック・フォン・プロイセン王子 : Prince Frederick von Preussenフリッツィ・フォン・プロイセンFritzi von Preussen)とマチルダ・ジョンソン嬢(Mathilda Johnsonティリー・ジョンソンTilly Johnson)の婚約が明らかになりました。

 フレデリック殿下は、ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世の玄孫で、現プロイセン王室当主ゲオルク・フリードリヒ王子殿下の はとこ にあたります。
 また、プロイセン王室のこの系統は英国に移住しており、英国貴族とも姻戚関係があります。

 

 (英語)Prince Frederick von Preussen and Miss M. Johnson – Engagements Announcements – Telegraph Announcements

 (英語)Peerage News: Engagement of Prince Frederick von Preussen and Mathilda Johnson

 

レベッカ・ベッタリーニ嬢がキリスト教/ロシア正教会に改宗(2020年7月)ロシア帝室ロマノフ家継嗣/ロシア大公ゲオルギー殿下の恋人

 2020年7月12日に、レベッカ・ベッタリーニ嬢(Rebecca Bettarini)がキリスト教/東方正教会/ロシア正教会に改宗し、ヴィクトリア・ロマノヴナVictoria Romanovna)を洗礼名(聖名)として選んだようです。
 同日、ロシア正教会/サンクトペテルブルク・ラドガ府主教ヴァルソノフィー座下(His Eminence Metropolitan Varsonofy of St. Petersburg and Ladoga)の礼拝に参列した模様。

 ヴィクトリア・ロマノヴナ・ベッタリーニ嬢は、ロシア大公ゲオルギー殿下(His Imperial Highness The Heir, Tsesarevich, and Grand Duke George of Russia : プロイセン王子 : Prince of Prussia)の恋人です。
 ロシア帝室は結婚に関する身分要件に極めて厳しく、昨年にはロシア帝室ロマノフ家当主/ロシア女大公マリヤ殿下(Head of the Russian Imperial House : Her Imperial Highness The Grand Duchess Maria Wladimirovna of Russia)がキリスト教/東方正教会/ロシア正教会の首座/モスクワ・ロシア全土【ルーシ全土】総主教キリル聖下(キリール総主教 : His Holiness Kirill, Patriarch of Moscow and all Russia【Rus’】)に継承法の変更の承認を求めているという情報が出ました。
 今回の改宗で、二人の婚約発表が近づいたのではないかと思われます。

※今回、マリヤ殿下自身は、新型コロナウイルス感染の予後(?)のため、参列していません。

 

 (ロシア語:ロシア帝室公式 フェースブック アカウント)Russian Imperial House of Romanov \ Российский Императорский Дом Романовых公開グループ | Facebook

 

 ロシア正教会サンクトペテルブルク府主教区公式サイトでは、ゲオルギー大公殿下来訪は記載しているもののの、レベッカ嬢に関しては言及はありません。
 ゲオルギー大公殿下とヴァルソノフィー府主教の写真が掲載されています(別の写真が表示されている場合、右端から二枚目と三枚目をご覧ください):
 (ロシア語:サンクトペテルブルク府主教区公式サイト)"День ангела города" – сайт Санкт-Петербургской митрополии

 

 (英語)Royal Musings: Rebecca Bettarini received into Russian Orthodox church
 (英語)Eurohistory: A Russian Imperial Marriage On The Horizon: Rebecca Bettarini Converts to Russian Orthodoxy
 (英語)Visit of the Grand Duke to St. Petersburg with the Director of the Russian Imperial Foundation — The Russian Legitimist

 

続報:
 婚約~婚約発表~婚約儀式(2020年12月~2021年1月):ロシア帝室ロマノフ家継嗣/ロシア大公ゲオルギー殿下とレベッカ・ベッタリーニ嬢
 ロシア帝室ロマノフ家継嗣/ロシア大公ゲオルギー殿下とレベッカ・ベッタリーニ嬢の結婚式は2021年10月1日、ロシア・サンクトペテルブルクにておこなわれると発表(2021年3月)

ロシア帝室ロマノフ家継嗣/ロシア大公ゲオルギー殿下が、オランダにあるシーシェパード系団体のスポークスマンに就任したとのこと(2020年1月)

 ロシア大公ゲオルギー殿下(His Imperial Highness The Heir, Tsesarevich, and Grand Duke George of Russia : プロイセン王子 : Prince of Prussia)が、オランダにあるシーシェパード系団体「シー・シェパード・グローバル(Sea Shepherd Global)」のスポークスマンに就任したようです。

 同団体は(アメリカ合衆国の)シーシェパードからは独立しているようですが、共同でなにかをおこなうこともあるようです。

 

Very honoured to have been appointed… – HIH Grand Duke George of Russia ЕИВ Великий Князь Георгий Мих | Facebook

 

※なお、当方はシーシェパードに対して明確に批判的であることを申し添えておきます。

 

ロシア帝室・ロマノフ家当主/ロシア女大公マリヤ殿下親子が、ツァリツィノ宮殿にてポルトガル王室当主/ブラガンサ公爵ドゥアルテ・ピオ殿下と会見していた模様(2019年12月?)

 ロシア帝室・ロマノフ家当主/ロシア女大公マリヤ殿下(Head of the Russian Imperial House : Her Imperial Highness The Grand Duchess Maria Wladimirovna of Russia)と継嗣のロシア大公ゲオルギー殿下(His Imperial Highness The Heir, Tsesarevich, and Grand Duke George of Russia)が、ロシアのツァリツィノ宮殿にて、ポルトガル王室(ブラガンサ家)当主のブラガンサ公爵ドゥアルテ・ピオ殿下(His Royal Highness Duarte Pio, Duke of Braganza)と会見していたようです。

 

 (スペイン語)Los Románov regresan a Tsaritsyno

 

Revista ¡HOLA!さんはTwitterを使っています: 「La gran duquesa María Vladímirovna y su hijo, el gran duque Jorge, regresaron al palacio 'maldito' de Catalina la Grande. https://t.co/wKZHKf3IKC」 / Twitter