英国女王エリザベス2世陛下らが、ガーター騎士団の式典に。英国王族の他、スペイン王フェリペ6世陛下、オランダ王ウィレム=アレクサンダー陛下らが参列(2019年6月)

 英国女王エリザベス2世陛下(Elizabeth II : Her Majesty The Queen)らは、ガーター騎士団の式典に参列しました。

 同騎士団の外国人枠で叙されている、
 スペイン王フェリペ6世陛下(King Felipe VI : His Majesty The King of Spain)
 オランダ王ウィレム=アレクサンダー陛下(Willem-Alexander : His Majesty The King of the Netherlands)、
 が参列。

 英国王族では、
 ウェールズ公チャールズ皇太子殿下(Prince Charles : His Royal Highness The Prince of Wales)、
 プリンセス・ロイヤル殿下(Her Royal Highness The Princess Royal : アン王女 : Princess Anne)、
 ヨーク公爵アンドルー王子殿下(Prince Andrew : His Royal Highness The Duke of York)、
 ウェセックス伯爵エドワード王子殿下(Prince Edward : His Royal Highness The Earl of Wessex)、
 ケンブリッジ公爵ウィリアム王子殿下(Prince William : His Royal Highness The Duke of Cambridge)、
 (写真・映像では未確認アレクサンドラ王女殿下(オギルヴィー令夫人閣下 : Her Royal Highness Princess Alexandra, The Honourable Lady Ogilvy)、

 また、配偶者として、以下の方々が式典に同席。
 スペイン王妃レティシア陛下(Queen Letizia : Her Majesty The Queen of Spain)、
 オランダ王妃マクシマ陛下(Máxima : Her Majesty the Queen of the Netherlands)、
 コーンウォール公爵夫人カミラ妃殿下(Camilla : Her Royal Highness The Duchess of Cornwall)、
 ウェセックス伯爵夫人ソフィー妃殿下(Sophie : Her Royal Highness The Countess of Wessex)
 ケンブリッジ公爵夫人キャサリン妃殿下(Catherine : Her Royal Highness The Duchess of Cambridge)
 “サー”・ティモシー・ローレンス海軍中将(Vice Admiral Sir Timothy Laurence)。

 新たに二名、
 “レディー”・メアリー・ピーターズ(Lady Mary Peters LG CH DBE)、
 第7代ソールズベリー侯爵ロバート・ガスコイン=セシル閣下(Robert Gascoyne-Cecil, 7th Marquess of Salisbury : The Most Honourable The Marquess of Salisbury KG KCVO PC DL)、
 がガーター騎士に叙任されたこともニュースになっています。

 

casarealtv(スペイン王室公式チャンネル):
Don Felipe investido Caballero de la muy Noble Orden de la Jarretera – YouTube

 

casarealtv(スペイン王室公式チャンネル):
Su Majestad el Rey Felipe VI, Caballero de la Orden de la Jarretera – YouTube

 

The Royal Family Channel:
The Queen and European royals attend Order of the Garter service at Windsor Castle – YouTube

 

オランダ王ウィレム1世のガーター騎士の装束/
Koninklijk Huis(オランダ王室公式チャンネル):
Ordegewaad van Koning Willem I – Orde van de Kousenband – YouTube

 

過去の映像/
NOS:
KONING: Zij traden eerder toe tot de Orde van de Kousenband – YouTube

 

 (英語:写真多数)The Queen makes kings of Spain and Netherlands Knights of the Garter | Daily Mail Online

 

 (スペイン語:スペイン王室公式サイト)Inicio – Actividades y Agenda – Ceremonia de Investidura de Su Majestad el Rey como Caballero de la Muy Noble Orden de la Jarretera
 (オランダ語:オランダ王室公式サイト)Koninklijk Paar bezoekt Windsor in het Verenigd Koninkrijk | Nieuwsbericht | Het Koninklijk Huis

 (スペイン語)Isabel II impone al rey Felipe la distinción de la Nobilísima Orden de la Jarretera
 (スペイン語)Orden de la Jarretera: las honorables e ilustres personalidades que la han recibido
 (スペイン語)La curiosa leyenda que hay detrás del lema de la Orden de la Jarretera
 (スペイン語)Así es el gran ceremonial de la Orden de la Jarretera

 

The Royal Familyさんのツイート: "Today, the Order includes the Queen, who is Sovereign of the Garter, several senior Members of the Royal Family including the Prince of Wales and Duke of Cambridge, to make up twenty-five knights chosen in recognition of their work. #GarterDay… https://t.co/kruUgbM1rI"

 

The Royal Familyさんのツイート: "New appointments to "The Garter" are being invested in the Garter Throne Room and include a Lady Companion, athlete Lady Mary Peters, and a Knight Companion, the Marquess of Salisbury, a former Chairman of the Thames Diamond Jubilee Foundation."

 

Casa de S.M. el Reyさんのツイート: "Foto posterior a la ceremonia de investidura de Don Felipe como Caballero de la Muy Noble Orden de la Jarretera, la máxima distinción que concede la monarquía británica. https://t.co/dLPxvN9ipK… https://t.co/kYOTyY0tBk"

 

Koninklijk Huisさんのツイート: "Koning Willem-Alexander is door Koningin Elizabeth II van het Verenigd Koninkrijk geïnstalleerd in de Orde van de Kousenband. Hij kreeg de Britse onderscheiding tijdens het Staatsbezoek in oktober 2018. Voor de ceremonie is het Koninklijk Paar in Windsor. https://t.co/86kF2FWKQr… https://t.co/CY0TUF5tNl"

 

Koninklijk Huisさん(@koninklijkhuis) • Instagram写真と動画

 

Revista ¡HOLA!さんのツイート: "¿Qué honorables e ilustres personalidades extranjeras han recibido la Orden de la Jarretera? https://t.co/Bq6duqlvuj… "

 

Revista ¡HOLA!さんのツイート: "La monarquía británica se viste de terciopelo y plumas para el gran ceremonial de la Orden de la Jarretera https://t.co/7bKkMO3Y2o"

 

Revista HOLA – España es el único país que tiene el honor… | Facebook

 

Revista HOLA – ‘Que la vergüenza caiga sobre aquel que… | Facebook

 

Revista HOLA – El rey Felipe se unirá hoy al selecto grupo… | Facebook

 

ジョージア王女【グルジア王女】アナ殿下が父でグルジンスキー系当主のヌグザル殿下と共に、元夫で対立するムフラニ系当主のダヴィト殿下を「王室の代表者を勝手に名乗るのをやめよ」と提訴(2019年3月)ダヴィト殿下がエリザベス2世陛下に授与した勲章(鳩山(元)総理も授与されているとの噂あり)が一定金額寄付すれば誰でも入手できる説や、ダヴィト殿下側が弁護士がヌグザル殿下を「ジョージア正教会【グルジア正教会】によるDNA検査の結果バグラチオン王朝の一員でないとわかった」(検査機関は否定)とするなど泥沼総決算の予感

 ジョージア王室【グルジア王室】グルジンスキー系統のジョージア王女アナ殿下(Her Royal Highness Princes Anna of Georgia : アナ・バグラチオニ=グルジンスキー公女 : Princess Anna Bagrationi-Gruzinsky)と父で王室当主のジョージア皇太子ヌグザル殿下(His Royal Highness Crown Prince Nugzar of Georgia : ヌグザル・バグラチオン=グルジンスキー公子 : Prince Nugzar Bagration-Gruzinskyヌグザル・バグラチオニ=グルジンスキー公子 : Prince Nugzar Bagrationi-GruzinskiBatonishviliTsarevich)は、アナ殿下の元夫で、対立しているムフラニ系ジョージア王室当主/ジョージア皇太子ダヴィト殿下(ムフラニ公 : His Royal Highness The Crown Prince Davit of Georgia, Royal Prince of Kartli (Batonishvili), Prince of Mukhrani and Mukhran Batoni : ダヴィト・バグラチオニ=ムフラネリ公子 : Prince Davit Bagrationi-Mukhraneliダヴィト・バグラチオン=ムフランスキー公子 : Prince Davit Bagration-Moukhransky)を提訴した模様です。

 

 (英語)Georgian ‘royal divorcees’ face-off in court over right to the throne

 

 二人は王朝の統合のために結婚し、一子・ジョージア王子ギオルギ殿下(His Royal Highness Prince Giorgi of Georgia : ギオルギ・バグラチオン・バグラチオニ・ムフラン・バトニシュヴィリ王子 : Prince Giorgi Bagration Bagrationi Mukhran Batonishviliギオルギ・バグラチオニ=ムフラネリ公子 : Prince Giorgi Bagrationi-Mukhraneliギオルギ・バグラチオン=ムフランスキー公子 : Prince Giorgi Bagration-Moukhransky)を儲けていますが、その後離婚しています。

 また、アナ殿下はその前の結婚により二女を儲けているとされます(追記:ヌグザル殿下系のサイトでは二女子とも王女となっています)。
 ヌグザル殿下は現在、当主は後継者を指名できるとしています。ムフラニ側が立場を譲らないならば、アナ殿下の後は、殿下の二人の娘のどちらか(なにせすでに王女にしているので)を後継者と指名するだろうことを示唆しています。

 

 今回の提訴は、長年の対立の末ではありますが、「ヌグザル殿下側の許可なしにダヴィト殿下が王室の代表者であるようなことをいっているのをやめるよう要求する」もののようです。

 

 記事で取り上げられている件のひとつは(前々から話の出ている)、ダヴィト殿下が英国女王エリザベス2世陛下に授与(グロスター公爵リチャード王子殿下夫妻が代理で受け取ったもの)したジョージア鷲騎士団のグランド・カラーが、約3000ポンド(=約44万円)の寄付をすれば誰にでも手に入る疑惑です。

 なお、記事とは関係なく、また日本の鳩山由紀夫(元)総理など政治家が同騎士団の叙任を受けているという話もあります(階級や、買ったのか無料で貰ったのかなどまったくわかりません)。

 

 さらに、ダヴィト殿下側弁護士が、「ジョージア正教会【グルジア正教会】がおこなったDNA検査」によって、ヌグザル殿下らはバグラチオン王朝の一員でない(男系でない)ことが証明されたという主張をしているようですが、これに対し、検査機関がこれを否定(そもそもその検査機関は教会と関係ないとのコメント)。
 DNAによる否定をしてくるというのは、王室関連では一番のタブーですが、提訴直後でこの状況では、どこまで泥沼化するのかわかったものではありません。

 

 はたして、キリスト教/東方正教会/ジョージア正教会【グルジア正教会】の首座/全ジョージアのカトリコス=総主教イリア2世聖下(イリヤ2世 : His Holiness Catholicos-Patriarch Ilia II of All Georgia)が夢見る王政復古はこれで潰えてしまうのか。聖下の健康状態を含めて予断を許さない状況となってきました。

 

追記:
 上記以外にも、ダヴィト殿下によるアナ殿下への暴力疑惑(DV疑惑)など、ダヴィト殿下の個人的な信頼感の失墜は避けられない状況です(追記:ダヴィト殿下はジョージアを出国したようです)。

 ムフラニ系男系男子による王政復古は、不可能となった感があり、ギオルギ殿下の成人を待たずして、もはや大部分の人々の熱は冷めてしまっています。

 しかしグルジンスキー系の主張通りに、いきなりの女子→女系可能(アナ殿下の長女イリナ・バグラチオニ=グルジンスキー嬢)による継承はバグラチオン王朝の復古とも受け止めにくいという前提もあります。

 東方正教会自体が、コンスタンティノープルのいい加減な行動により教会分裂に突入しており、王政復古を支援するどころではなくなっています。ジョージア正教会もイリア2世聖下を最後に王政復古に積極的な首座を迎えることはないでしょう。

 以上のことから、ジョージア王政復古の可能性は潰えたのではないかと判断していいでしょう。

 とはいえ、王政復古がなかろうと、王室は一定の権威を持つものであり、その王室当主としての役割は将来的に誰が担うことになるのか。
 ダヴィト殿下がジョージア国内に戻らないとするならば、グルジンスキー系統が正統な王室とされていくでしょう。ヌグザル殿下、アナ殿下の次は、アナ殿下の一回目の結婚の第一子・長女のイリナ・バグラチオニ=グルジンスキー嬢、第二子・次女のマリアム・バグラチオニ=グルジンスキー嬢、二回目の結婚で長男のギオルギ殿下の誰かということになりますが、イリナ嬢もまだ未成年であり、本人がどの程度興味を持っているかということすらわかりません。

誕生?(2019年3月14日?):ハノーファー王世子エルンスト・アウグスト殿下とエカテリナ妃殿下の間の第二子・長男が誕生との一部報道

 ハノーファー王世子エルンスト・アウグスト殿下(Prince Ernst August of Hanover : His Royal Highness The Hereditary Prince of Hanover : エルンスト・アウグスト・エルププリンツ・フォン・ハノーファーErnst August Erbprinz von Hannover)とハノーファー王世子妃エカテリナ殿下(Ekaterina : Her Royal Highness The Hereditary Princess of Hanover : エカテリナ・プリンツェッシン・フォン・ハノーファーEkaterina Prinzessin von Hannover)の間の第二子・長男となる男子が誕生したという報道が出ています。

 

 (ドイツ語)Hannover: Ein Sohn für Ernst August und Ekaterina von Hannover

 

※詳細が判明し次第、追記または新しい記事にします。

 

追記1:
 名前がヴェルフ・アウグストWelf August)だという情報が出ていますが……。

 

関連:
 懐妊:ドイツの BUNTE が、ハノーファー王世子エルンスト・アウグスト殿下とエカテリナ妃殿下の間の第二子・長男となる男子が誕生予定と報道(2018年10月)名前は“エルンスト・アウグスト~”か

第一子(長女)誕生時:
 誕生(2018年2月22日?):ハノーファー王女エリザベト殿下(?)、正式発表はまだながらも写真が出ています

 

英国女王エリザベス2世陛下が、三男のウェセックス伯爵エドワード王子殿下(3月10日に55歳誕生日)に新たに「フォーファー伯爵」の称号を追加で叙爵(2019年3月)スコットランドではこちらを用いる模様

 英国女王エリザベス2世陛下(Elizabeth II : Her Majesty The Queen)は、三男のウェセックス伯爵エドワード王子殿下(Prince Edward : His Royal Highness The Earl of Wessex)に、新たに「フォーファー伯爵(Earl of Forfar)」の称号を追加で叙爵した模様です。

 フォーファー伯爵号は1661年にスコットランド貴族として叙爵され1715年に消滅しており、今回の叙爵は第二次叙爵となります(もちろん今回は連合王国貴族です)。

 

 (英語)TITLE FOR THE EARL OF WESSEX | The Royal Family

The Queen has been pleased to grant The Earl of Wessex the additional title of Earl of Forfar.

 

The Royal Familyさんのツイート: "The Queen has been pleased to grant The Earl of Wessex the additional title of Earl of Forfar. Their Royal Highnesses will use the title The Earl and Countess of Forfar when in Scotland. Read about the history of the title and The Earl in Scotland: https://t.co/6c9ED64ehV… https://t.co/KQuqIqvbCh"

 

 エドワード王子殿下は、父であるエディンバラ公爵フィリップ王子殿下(His Royal Highness The Prince Philip, Duke of Edinburgh)の薨去の後に「エディンバラ公爵」に叙されることが決まっています(と書くと正確な説明ではないのですが、たぶん叙されます)。
 エディンバラはスコットランドにあり、また「ウェセックス伯爵」のウェセックスはイングランド。
 また、子息のジェームズが儀礼称号として使用している「セヴァーン子爵」のセヴァーンはウェールズにあります。
 このように三地域の地名(北アイルランドがないですが)を冠した称号をバランスよく(?)保有することになる予定でしたが、今回、先にスコットランドで使用するための称号が叙爵されました。
 今後は、スコットランド担当王族としての役割が強く求められていくのかもしれません。

 

英国女王エリザベス2世陛下が、オランダ王ウィレム=アレクサンダー陛下をガーター騎士団【ガーター勲章】の騎士に叙任(2018年10月)

 英国女王エリザベス2世陛下(Elizabeth II : Her Majesty The Queen)は、ガーター騎士団の外国人用追加枠の騎士として、同国を訪問したオランダ王ウィレム=アレクサンダー陛下(Willem-Alexander : His Majesty The King of the Netherlands)を叙任したようです。この枠に属する騎士(君主、または元君主)は9人となりました。

 

The Royal Familyさんのツイート: "The Queen has been pleased to appoint The King of The Netherlands a supernumerary Knight of the Garter. #NetherlandsStateVisit… https://t.co/EuvtBky9hh"