オランダ王ウィレム=アレクサンダー陛下がギリシャで秋の休暇開始→激しい反発で数時間で帰国発表(2020年10月)

追記(10月18日 19:30):
 ルッテ首相が自身の判断ミスと述べました。
 オランダ王ウィレム=アレクサンダー陛下一家のギリシャ旅行について、オランダ首相マルク・ルッテ閣下が自身の判断ミスと言明(2020年10月)「新型コロナウイルス対策の厳格化と方向性が一致していないことに“気づくのが遅すぎた”」
追記(10月21日):
 動画:オランダ王ウィレム=アレクサンダー陛下夫妻が、ギリシャ休暇旅行(批判によりすぐ帰国)に関して、(事実上)謝罪する映像(2020年10月)
追記(10月22日):
 世論調査:オランダ王ウィレム=アレクサンダー陛下夫妻の謝罪動画に46%が納得せずも、64%は幕引きを望む(2020年10月)一方、長女と次女がすぐに帰国せずに火曜日までにギリシャに滞在していたと発覚「飛行機の席が空いていなかった」

 

 オランダ王ウィレム=アレクサンダー陛下(Willem-Alexander : His Majesty The King of the Netherlands)一家が秋の休暇を過ごすために金曜日にギリシャ共和国訪問を開始したようですが、新型コロナウイルス感染症【COVID-19】のパンデミックの中、激しい批判が巻き起こり、数時間で帰国決定となったようです。

※現在オランダ王国は、感染対策として部分的ロックダウンに入っています。

 また、オランダ王国首相マルク・ルッテ閣下(His Excellency Mr Mark Rutte)らが、事前に休暇の予定を考え直すよう要請したのに対し、陛下は無視したとの報道もあります。
追記:
 首相の事前の助言については、はっきりしていないようです(してなさそう?)。今回の陛下の行動については与党連合の中から強い批判が出ており、また野党からも同様です。首相の政治責任につながるため、事前に反対をしていなかった場合、首相の辞任もありえる様相(こんな時期に!)。

 いずれにせよ、陛下および王室のイメージの悪化は避けられない状況です。

 

※現在(この記事の投稿時点で)、オランダのメディアは王室一家のオランダ到着をまだ確認していません。

 

 (オランダ語)Koning Willem-Alexander is nog niet terug in Nederland

 (英語)King Willem-Alexander ends holiday in Greece after criticism – Royal Central

 

追記(見かけたら追加します):

 オランダ公共放送(NOS)のコラム。
 「この旅行は、国王と社会の間にとてつもない距離があることを示している」
 (オランダ語)Vliegvakantie toont grote afstand koning tot samenleving | NOS

 

休暇中止の発表:
 (オランダ語:オランダ王室 公式サイト)Mededeling van de Rijksvoorlichtingsdienst namens Zijne Majesteit de Koning en Hare Majesteit Koningin Máxima: | Nieuwsbericht | Het Koninklijk Huis

Koninklijk HuisさんはTwitterを使っています 「Mededeling van de Rijksvoorlichtingsdienst namens het Koninklijk Paar over afbreken vakantie: https://t.co/ZIQummfxP0」 / Twitter

 

 (英語)Dutch uproar prompts King to drop Greek holiday plans hours after arrival | NL Times

 

 (オランダ語)Kamerleden willen uitleg over vakantie koning, Rutte zwijgt vooralsnog | NOS

 オランダ公共放送(NOS)の最新の記事のようです。
 フルンリンクスと社会党が首相に説明を求めているようですが、首相は回答時期を伸ばそうとしているようです。また、記事中からは、首相と副首相が旅行について問題と考えていなかったという推測があります。
 この辺りが本当だとすると、首相と副首相の政治責任は避けられないような状況に思えますが……。
 フルンリンクスと社会党は、国王一家の帰国を決めた人物が誰かについても回答を求めているようです。

 

 (英語)Dutch king returns from vacation after lockdown uproar – ABC News

 

 (オランダ語)Geloofwaardigheid koning en premier loopt deuk op door coronablunder | Binnenland | AD.nl

 アナリストが、今回の事件は、即位後で初めての政治的判断の誤りとしています。

 

 (オランダ語)Koning Willem-Alexander na dag Griekenland terug in Nederland | NOS

 帰国と宮殿への帰還を報じる記事。

 トップの車の写真は、(すさまじく不鮮明ですが)陛下と同乗者の女性二名が写っています。
 女性二名はマスクをしていますが、陛下はしていないようです(フェイス・シールドかもしれませんが)。

 

 大失態となった今回の出来事。
 共和政国家の大統領なら辞任要求が出るのは必至だったでしょう。

 

 日本でも報道出ました。

ANNnewsCH(ANN NEWS):
「不公平だ」コロナ自粛中・・・オランダ国王の休暇発覚(2020年10月18日) – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=qt4kdnjejow

 

追記:
 ページ上部でも書きましたが、ルッテ首相が自身の判断ミスと述べています。
 オランダ王ウィレム=アレクサンダー陛下一家のギリシャ旅行について、オランダ首相マルク・ルッテ閣下が自身の判断ミスと言明(2020年10月)「新型コロナウイルス対策の厳格化と方向性が一致していないことに“気づくのが遅すぎた”」

 

結婚式(2020年9月12日):ブルボン=パルマ公子アンリ殿下とオーストリア大公女ガブリエラ殿下。ハプスブルク、ルクセンブルク、リヒテンシュタイン各家から参列者

 2020年9月12日、ブルボン=パルマ公子アンリ殿下(His Royal Highness Prince Henri of Bourbon-Parma)とハプスブルク家/オーストリア大公女ガブリエラ殿下(Her Imperial and Royal Highness Archduchess Gabriella of Austria)の結婚式がおこなわれました。

 アンリ殿下は1991年生まれ。
 ガブリエラ殿下は1994年生まれ。母はルクセンブルク大公女マリー・アストリッド殿下です。
(二人の間には2017年にヴィクトリア嬢が生まれていますが、結婚前の子供となりますので、もちろんパルマ公室の一員とはなりません)

 ガブリエラ殿下は、ルクセンブルク女大公マリー=アデライードのティアラを使用した模様。

 ハプスブルク家、ルクセンブルク大公室、リヒテンシュタイン公室などから多数の参列者があったようです。

 

 (英語)Eurohistory: The Marriage of Prince Henri of Bourbon-Parma and Archduchess Gabriella of Austria
 (英語)Bourbon de Parme & Austria – A true royal match

 (フランス語)Secret de robes de mariée: Gabriella d'Habsbourg-Lorraine et Diane Lelys – Point de Vue
 (フランス語)Gabriella d’Autriche et Henri de Bourbon-Parme, mariage impérial au Tyrol – Point de Vue

 (ルクセンブルク語)RTL – Royal Hochzäit: De Prënz Henri vu Bourbon-Parma huet d'Äerzherzogin Gabriella bestuet

 

Louise G.さんはTwitterを使っています 「#RoyalWedding Exclusive: Archduchess Gabriella of Austria and HRH Prince Henri of Bourbon-Parma tied the knot yesterday at Schloss Tratzberg in Jenbach, Austria. She is wearing The Grand Duchess Adelaide Tiara. https://t.co/jY7gTUNyTN https://t.co/mUvfF5FIYO」 / Twitter

 

N.D. Ilaria A. Lunati AragonaはInstagramを利用しています:「#RoyalWedding HI & RH Archduchess Gabriella d’Austria e HRH Prince Henri of Bourbon-Parma si sono sposati ieri a Schloss Tratzberg in…」

 

⚜️ Madameei ⚜️はInstagramを利用しています:「#RoyalWedding Archduchess Gabriella of Austria, Prince Henri of Bourbon-Parma, their daughter Victoria with Gabriella’s parents Archduke…」

 

参列者:
 司式者の一人、パウル・ハプスブルク司祭(ハンガリー副王系統)

新郎の母:
 ホルスタイン=レドレボー伯爵女リュディア(ホルシュタイン=レドレボルク伯爵女リディア

新婦の父母:
 オーストリア大公カール・クリスティアン殿下と大公妃マリー・アストリッド殿下(ルクセンブルク大公女)

新郎側親族:
 新郎の兄/ブルボン=パルマ公子ミシェル殿下
 新郎の甥(姉の子)マーク・ブルボン=パルマ
 新郎のはとこ夫婦/ジャック・ブルボン=パルマ氏とアンナ=ルイーズ・パルマ夫人
 新郎のはとこ/ジョゼフ・ブルボン=パルマ
 新郎のおば/ホルスタイン=レドレボー伯爵女アントーニア(ホルシュタイン=レドレボルク伯爵女)

新婦側親族:
 新婦の従兄オーストリア大公フランツ=ルートヴィヒ殿下
 新婦の叔母夫婦/ルクセンブルク大公女マルガレータ殿下と夫のリヒテンシュタイン公子ニコラウス殿下
 新婦の従弟ルクセンブルク大公子セバスチャン殿下
 新婦の義兄リンブルク=シュティルム伯爵子ロドルフ

※後で追記します。

 

訃報(2020年7月6日):ミルバッハ=ゲルデルン=エグモント伯爵子/ホーエンローエ=ヤクストベルク公子ヨハネス殿下が薨去(1939~2020)

 2020年7月6日、ミルバッハ=ゲルデルン=エグモント伯爵子/ホーエンローエ=ヤクストベルク公子ヨハネス殿下(His Serene Highness Count Johannes of Mirbach-Geldern-Egmont, Prince of Hohenlohe-Jagstberg : ヨハネス・グラーフ・フォン・ミルバッハ=ゲルデルン=エグモント・プリンツ・ツー・ホーエンローエ=ヤクストベルクJohannes Graf von Mirbach-Geldern-Egmont Prinz zu Hohenlohe-Jagstberg)が薨去したと報道されています。
 1939年12月2日生まれの80歳。
 新型コロナウイルスに感染していたとの情報もあります。

 ヨハネス殿下は、父方つまり男系はホーエンローエ=ヤクストベルク家ですが、母方の伯父ラディスラウス伯爵子の養子となり、ミルバッハ=ゲルデルン=エグモント伯爵子の名(とおそらく地所)を継承しています。
 また、ラディスラウス伯爵子の男系は、エグモント家(エフモント家)の婚姻外の子孫(?)の系統であるゲルデルン=エグモント家ですが、ラディスラウス伯爵子の父アルフォンス伯爵子が、母のガブリエレ・フライイン・フォン・ミルバッハGabriele Freiin von Mirbach)を通じて地所を得て、バイエルン王ルートヴィヒ2世の許諾によりミルバッハ=ゲルデルン=エグモントの名前を許されたようです。ただ、ラディスラウス伯爵子までは、長男(あるいは地所所有者といいますか)のみがこの名前(ミルバッハを頭につけたもの)を使用していますが、他のメンバーはこの名前を使用していなかったようで、ここの事情やこだわりはわかりません。ただ今回亡くなった、ヨハネス殿下の系統は、みなこの名前(ミルバッハ=ゲルデルン=エグモント)を使用しているようです。

 

 (英語)Eurohistory: The Death and Funeral of Johannes Count von Mirbach-Geldern-Egmont, Prince zu Hohenlohe-Jagstberg

 (ドイツ語)Ein Meister der Lebenskunst – Fränkische Nachrichten
 (ドイツ語)Johannes Graf von Mirbach-Geldern-Egmont Prinz zu Hohenlohe-Jagstberg : Traueranzeige : Frankfurter Allgemeine Zeitung

 

昨年【2019年】10月にオランダで63歳【62歳との報道も】の男が、オランダ王妃マクシマ陛下を「人殺しの娘」などと罵り王妃侮辱罪(?)で有罪(2020年1月)社会奉仕活動40時間。なお侮辱罪は今年に入り再編成された模様

 2019年10月22日、天皇陛下(徳仁なるひと : Emperor Naruhito : His Majesty【His Imperial Majesty】 The Emperor)の「即位礼正殿の儀」のためにオランダ王ウィレム=アレクサンダー陛下(Willem-Alexander : His Majesty The King of the Netherlands)とオランダ王妃マクシマ陛下(Máxima : Her Majesty the Queen of the Netherlands)が来日しているさなか、本国では60代の男が、マクシマ王妃陛下を罵り、王妃侮辱罪で逮捕されていたようです。
 内容は「人殺しの娘」とかそういうのや、もっと下品なものだったりするので割愛します。

 

 (オランダ語)Utrechter (63) krijgt 40 uur taakstraf voor beledigen van koningin Máxima | De Volkskrant
※なにも知らずに記事の写真を見たとき、なんで天皇皇后両陛下が一緒に写っているのかとハテナマークでしたが、来日中の本国での事件でした。
de VolkskrantさんはTwitterを使っています: 「Een 63-jarige Utrechtenaar moet het beledigen van koningin Maxima bekopen met een taakstraf van 40 uur https://t.co/eOgfrHsxxh」 / Twitter

 

 事件ですが、同じ場にいた別の人間が警察に連れていかれそうになったところ、興奮してわめきはじめたような、そういうものでしょうか。

 判決では、男の言動は公共に益さずということは認められたものの、すでに似たような事件を起こし保護観察中の身であった被告への刑務所いきを求めていたらしい検察側の意見は取り入れられず、社会奉仕活動40時間となったようです。

 

 なお、王と王妃への侮辱は(要は不敬罪なんでしょうが)昨年までは独立した条文だったようです。
 しかし、法の改定により、現在では警察・救急医療関係者・軍人などへの侮辱と同じ扱いになったようです。

 

オマーンの新スルタン【国王】ハイサム・ビン・ターリク・アル・サイード陛下が、オランダ王ウィレム=アレクサンダー陛下と会見(2020年1月)

 2020年1月12日、オマーン国の新しいスルタン “サイイド”・ハイサム・ビン・ターリク・アル・サイード陛下(His Majesty Sayyid Haitham bin Tariq Al Said)は、オランダ王ウィレム=アレクサンダー陛下(Willem-Alexander : His Majesty The King of the Netherlands)と会見しました。

 

 (英語)HM The Sultan Receives King of the Netherlands

 

وكالة الأنباء العمانيةさんはTwitterを使っています: 「حضرة صاحب الجلالة السلطان #هيثم_بن_طارق بن تيمور المعظم حفظه الله ورعاه يستقبل بقصر العلم العامر جلالة الملك فيليم ألكساندر ملك مملكة نيذرلاندز والوفد المرافق الذي وصل إلى البلاد لتقديم التعازي في وفاة المغفور له بإذن الله تعالى جلالة السلطان قابوس بن سعيد بن تيمور طيب الله ثراه https://t.co/9T0IpzRtzp」 / Twitter

 

مسقط في ١٢ يناير / العمانية / استقبل… – وكالة الأنباء العمانية | Facebook

 

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