ポルトガル王国成立879周年:ポルトガル王室当主/ブラガンサ公爵ドゥアルテ・ピオ殿下がコインブラ市長と共にアフォンソ1世およびサンシュ1世の王墓に献花(2022年10月)

 2022年10月5日、ポルトガル王室(ブラガンサ家)当主のブラガンサ公爵ドゥアルテ・ピオ殿下(His Royal Highness Duarte Pio, Duke of Braganza)は、コインブラ市長ジョゼ・マヌエル・モンテイロ・デ・カルヴァーリョ・エ・シルヴァ閣下(His Excellency Mr José Manuel Monteiro de Carvalho e Silva)は、サンタ・クルース修道院の初代ポルトガル王アフォンソ1世および第2代ポルトガル王サンシュ1世の王墓に献花しました。

 レオン王国からのポルトガル王国独立を認めたサモラ条約(1143年)より879周年となります。

 また、「コインブラと共和国 - プロパガンダから宣言へ」という催しがコインブラの王党派を中心に企画されおこなわれたようです。

 

monarquia.tv:
DIA DA INDEPENDÊNCIA NACIONAL | TRATADO DE ZAMORA – 1143 | COIMBRA | HOMENAGEM | 05.10.2022 – YouTube

※向かって右、おなかのあたりに手をあてているのがドゥアルテ・ピオ殿下

 

Município de CoimbraさんはTwitterを使っています: 「Lançamento de obra “Coimbra e a República – da propaganda à proclamação” e homenagem a D. Afonso Henriques encerraram celebrações do 5 de outubro 📖 https://t.co/p6Xd7FxcpB」 / Twitter

ガーナ伝統的君主:アシャンティ王オトゥムフオ・オセイ・トゥトゥ2世陛下に、アトウィマ=クワンウォマ地域の青年団が同地の新しい首長の選出を嘆願(2021年8月)

 ガーナ共和国の伝統的君主/アシャンティ王オトゥムフオ・オセイ・トゥトゥ2世陛下(アシャンティ皇帝 : His Royal Majesty Otumfuo Osei Tutu II, King【Emperor】 of the Ashanti Kingdom【Empire of Ashanti】【Asantehene of Asante】, Kumasehene of Kumasi)に対して、同共和国アシャンティ州アトウィマ=クワンウォマ地域の青年団が、同地の新しい首長の選出を嘆願したようです。

 

 (英語)Kwanwoma youth plead with Asantehene to install Chief for the community | News Ghana

 

 上記記事によりますと、2016年に当時の同地の首長(Odikro : アシャンティのさほど格の高くない首長)ナナ・コフィ・アグイェイ4世Nana Kofi Agyei IV)が薨去したことに伴い、首長は空位に。
 そして、同地の開発は停滞し、何人かの個人(有力者?)や氏族長らが適当に土地を売却した結果、葬儀場や市場がどこの誰とも知らない者の手に渡っていたりする模様。
 また、街灯が少ないため、学生らが武装した強盗の被害にあったりもしているようです(街灯程度でどうなるのかという気もしますが……)。
 ともあれ、アシャンティ王によって新首長が選出されなければもうおしまいだという雰囲気に満ちている記事内容です。

 しかし、そこはガーナ共和国アシャンティ州の一部で、地方自治体のようなものが存在するはずなのですが……。
 国や州に対策を求めず、アシャンティ王に首長の選出を求めるというのも、いったいなんのためのガーナ共和国なのか、と不思議な感を覚えます。

ガーナ伝統的君主:アシャンティ王オトゥムフオ・オセイ・トゥトゥ2世陛下の記念金貨が12月に発行予定(2021年7月)

 ガーナ共和国の伝統的君主/アシャンティ王オトゥムフオ・オセイ・トゥトゥ2世陛下(アシャンティ皇帝 : His Royal Majesty Otumfuo Osei Tutu II, King【Emperor】 of the Ashanti Kingdom【Empire of Ashanti】【Asantehene of Asante】, Kumasehene of Kumasi)の記念金貨が12月に発行予定だそうです。
 これはガーナ中央銀行によって発行されるもので、陛下のものとしては即位時のものがあるので、2回目ということになりそうです。

 発行理由として記事に一番最初に挙げられているのは、同共和国北部のダグボン王国に関する調停団の代表を務めたことです。
※同王国は複数の王家が対立し、暴力沙汰にまで発展したため、かなり収拾を付けるのが難しかったようです。というか本当に収まったのかどうかもよくわかりません。

 

 (英語)Commemorative gold coin honoring Asante King of Ghana launch December

Modern GhanaさんはTwitterを使っています 「Commemorative gold coin honoring Asante King of Ghana launch December https://t.co/P9PZWGkIGF」 / Twitter

インタビュー記事(フランス語):ナポレオン公ジャン=クリストフ皇子殿下へのインタビュー記事(2021年5月)ナポレオン1世崩御200周年

 2021年5月5日、フランス皇帝ナポレオン1世が崩御してからの没後200年となりました。
 フランスでは式典などがおこなわれていますが、ナポレオン1世の弟ジェロームの子孫で、現当主/フランス皇帝位継承者のナポレオン公ジャン=クリストフ皇子殿下(Jean-Christophe : His Imperial Highness The Prince Napoléon)へのインタビュー記事が掲載されています。

 インタビューでは、ナポレオン1世の功績が称えられるべきであることと、一方で治世の暗い部分を取り扱うのも公平なことだと述べています。
 また、現在在住している英国でのナポレオン1世の評価について、英国人によって尊敬されており、ロンドンやセントヘレナでの記念行事が計画されていることにもふれています。
 殿下自身の父であるシャルル殿下は政治活動もおこなっていますが、政治的な野望があるかどうかについて問われ、時事問題やフランスの政治に興味はあるものの、立候補などをする意思はないこと、公的責任を果たすのは様々な形で可能であること、ナポレオンの名はフランスとすべてのフランス人のものであるという答えをしています。

余談1:
 父との当主の座の競合状態ですが、現在統治している欧州の王などが臨席する場では、ジャン=クリストフ殿下が当主として招待されることがほとんどです。

余談2:
 政治的な活動からある程度の距離を置くことで、上記の式典などへの招待などもされやすいのではないかと思います。
 ただ、本人がスピーチが苦手ではないかと思われるフシもあります。

 

 (フランス語)INTERVIEW. Jean-Christophe Napoléon : « Mon nom appartient à la France et à chaque Français »   | Corse Matin

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スペイン貴族/エドゥアルド・チャバッリ・カベスード閣下がモクテスマ侯爵位継承を許可される(2021年2月)アステカ皇帝モクテスマ2世の子孫に叙された称号の一つ

 2021年2月26日、エドゥアルド・チャバッリ・カベスード閣下(Eduardo Chávarri Cabezudo)が、スペイン王よりスペイン貴族のモクテスマ侯爵位の継承を許可されました。第7代モクテスマ侯爵となるようです。

 

 (スペイン語)BOE.es – BOE-A-2021-3502 Orden JUS/197/2021, de 26 de febrero, por la que se manda expedir, sin perjuicio de tercero de mejor derecho, Real Carta de Sucesión en el título de Marqués de Moctezuma a favor de don Eduardo Chávarri Cabezudo.

 

 アステカ皇帝モクテスマ2世Moctezuma II)の子孫に叙されたスペイン貴族称号の一つです。

 第7代侯爵は第5代アギラ・レアル侯爵をすでに継承しており、またローマ教皇貴族の第5代ゴルベア侯爵になるのではないかと思います。