インタビュー記事(英語):ハプスブルク家のオーストリア大公イムレ殿下へのインタビュー記事(2018年8月)オーストリア皇帝“福者”カール1世陛下の曾孫

 オーストリア帝室/ハンガリー王室/ハプスブルク=ロートリンゲン家のオーストリア大公イムレ殿下(オーストリア皇子 : ハンガリー王子 : ベーメン王子 : His Imperial and Royal Highness Archduke Imre of Austria, Prince Imperial of Austria, Prince Royal of Hungary and Bohemia)へのインタビューの記事です。

 8月21日にアイルランド共和国のゴールウェイ大聖堂でおこなわれる催しに殿下が参列予定とのことです。

 

 イムレ大公殿下は、キャスリーン妃殿下との間に、マリア=ステラ大公女殿下とマグダレーナ大公女殿下の二子があります。

 

 (英語)Advertiser.ie – 'We feel no nostalgia for the imperial era'

Galway Advertiserさんのツイート: "It's not everyday you meet royalty! HRH Archduke Imre de Habsbourg-Lorraine of Austria is from a family which has dominated European history from the Holy Roman Empire to the… https://t.co/4joPqYsAbU"

 

 イムレ大公殿下が、自分自身の人生や、オーストリア皇帝カール1世陛下夫妻や帝国崩壊後、カール1世列聖について語っています。

 なお、殿下の発言から、ローマ教皇“聖”ヨハネ・パウロ2世聖下の父(カロル・ユゼフ・ヴォイティワ息子と同名)は、カール1世の名前にちなんで自分の息子のファーストネームをカロルにしたと取れますが……(初めて聞きました。というか自分自身と同じにしただけだと思い込んでましたが、そういえば命名の理由を記述したものを見た記憶がない……)。

 

レバノンのアルスラーン家当主タラール・アルスラーン公殿下が、ロシア副外相ボグダノフ閣下を訪問(2018年8月)

 2018年8月14日、レバノン共和国のイスラム教系ドゥルーズ派の有力家門アルスラーン家の当主で、難民大臣代行を務めているタラール・アルスラーン公殿下(His Highness Prince【Emir】 Talal Arslan)は、ロシア連邦外務副大臣ミハイル・レオニードヴィチ・ボグダノフ閣下(ボグダーノフ副外相Mikhail Leonidovich Bogdanov)を訪問したようです。

 

 (アラビア語:レバノン民主党公式サイト)أرسلان بعد لقائه بوغدانوف في موسكو: لولا وجود روسيا في هذا الزمن لذهب العالم إلى الخراب والإنهيار | موقع الحزب الديمقراطي اللبناني – Lebanese Democratic Party Website
 (アラビア語:レバノン民主党公式サイト)الديمقراطي: أرسلان مدّد زيارته إلى موسكو ليلتقي كبار المسؤولين في الدفاع الروسية | موقع الحزب الديمقراطي اللبناني – Lebanese Democratic Party Website

 (英語:ロシア外務省公式サイト)Press release on Deputy Foreign Minister Mikhail Bogdanov’s meeting with Lebanese Democratic Party leader and Acting Minister of the Displaced Talal Arslan – News – The Ministry of Foreign Affairs of the Russian Federation

 

インタビュー記事(イタリア語):イタリア王室(直系)継嗣ヴェネツィア公エマヌエーレ・フィリベルト殿下へのインタビュー記事(2018年7月)政党設立の話は先送り(たぶんしないと思いますが……)

 イタリアの「Libero」のサイトに、2018年7月12日付の記事で、イタリア王室継嗣のヴェネツィア公/ピエモンテ公/サヴォイア公子エマヌエーレ・フィリベルト殿下(His Royal Highness Prince Emanuele Filiberto of Savoy, Prince of Venice and Piedmont)へのインタビュー記事があるのを見つけたのでリンクしておきます。

 

 (イタリア語)Emanuele Filiberto: "Gli italiani mi vogliono re, occhio che torno in politica" – Libero Quotidiano

 

 こちらの記事によると、(イタリア語を読み間違えていなければ)最近さる機関がおこなった世論調査で、「もし君主政主義者政党がイタリアにあったら投票するか」という問いに、「必ず投票する」「たぶん投票する」と答えたのが全体の15%、そして同じく全体の8%がエマヌエーレ・フィリベルト殿下を支持するとの回答らしいですが……。
 記事中でも言及されている通り、前回の選挙で15%の票が取れていれば、(政党連合はともかく)第三党になれているわけで、率直な話、絶対そんなことはないと思うんですが……。

 かなり前から話が出ていた政党設立の話は、またも引き延ばされているようです。単なる話題作り、だと思ってるんですが、どうなんでしょう。
 同盟(北部同盟)については、君主政主義者を支持する可能性のある層の票が彼らへ投じられ、その躍進につながったとの分析の話もあります(真偽不明)。

 

 殿下による欧州懐疑派とみられる発言もこれまで報じられてきましたが、今回は「正反対で、私は欧州支持派」「メルケルやマクロンの召使になるのではなく、イタリアが先頭に立つ強いヨーロッパを望んでいる」というような回答です。ただ、またなにか別のことをおっしゃるかもしれません。

 

ナイジェリア伝統的君主:約70年間空位だったトゥオモ王の選出がおこなわれ、ジョゼフ・ボソン陛下【エスク2世】が戴冠。別勢力が元・最高裁判所裁判官のタバイ判事閣下を選出しこちらも戴冠した模様(2018年8月)

 ナイジェリア連邦共和国デルタ州のトゥオモ王国で、ジョゼフ・ボソン氏(Commissioner Joseph Boson)が、トゥオモ王(Ebenanaowei of Tuomo Kingdom)に選出された模様です。
 記事では、ジョゼフ・ボソン陛下【エスク2世】(His Royal Majesty, Joseph Boson, Esuku II)と記述されています。

 

 (英語)BREAKING: Boson coronated as Esuku II in Tuomo Kingdom, Delta State  – Liberator News  | The Liberator Nigeria
 (英語)​Joy in Tuomo Kingdom as Boson emerges King elect 69 years after – Liberator News  | The Liberator Nigeria

 

 こちらの記事によれば、1949年より空位であり、69年ぶりの君主ということです。

 

 いっぽう、別の勢力(別の地域?)が、元・最高裁判所裁判官フランシス・フェドデ・エモモティミ・タバイ判事閣下(The Honourable Justice Francis Fedode Emomotimi Tabai CON)を選出し、戴冠。こちらを報じる記事は空位期間を72年としているようです(情報がどちらも正しいとすると、その頃から対立があった可能性も)。

GBARAMATU VOICE TELEVISION:
HOW JUSTICE TABAI WAS SELECTED BY KINGMAKERS AS NEW PERE OF TUOMO (WATCH VIDEO) – YouTube

 (英語)Supreme Court Justice emerges Paramount Ruler of Tuomo Kingdom – GbaramatuVoice Newspaper
 (英語)Retired Supreme Court Justice Emerges Paramount Ruler Of Tuomo Kingdom – The Metro Lawyer
 (英語)Delta community without ruler for 72 years gets ex-Supreme Court justice as king – Daily Post Nigeria

GbaramatuVoice Newsさんのツイート: "HOW JUSTICE TABAI WAS SELECTED BY KINGMAKERS AS NEW PERE OF TUOMO (WATCH VIDEO) https://t.co/jBJroSJdV5 via @GbaramatuVoice Newspaper"

The Metro Lawyerさんのツイート: "Retired Supreme Court Justice Emerges Paramount Ruler Of Tuomo Kingdom https://t.co/Yhx6cWSV4M… "
https://twitter.com/themetrolawyer/status/1029451000246149121

Daily Post Nigeriaさんのツイート: "Delta community without ruler for 72 years gets ex-Supreme Court justice as king https://t.co/nwJdRzgCG7… "

 

 これらはいずれもローカルの組織(というか集団というか)が「正しい手続きにのっとって王を選んだ」と主張しているものであり、デルタ州知事の承認が必要です。
 また、もちろんのことですが、その判定に対し、関連法に基づいて司法へ提訴することが可能です。
 前者のほうの記事によると、裁判までいくことを想定しているようなので、長い戦いになるかもしれません。

 

 また、これもまた前者の記事からですが、トゥオモ王国関係者の中に Chief (首長としておきましょう)が数名(Chief David Ebikeme、Chief Gilbert Mezeh、Chief S.O Emokpo)いる中に、
 ジョニー・オクパンベニ王子閣下(The Honourable Prince Johnny Okpanbeni)、
 と Prince の称号で言及されている人物がいます(とりあえず王子と書きましたが、本当にプリンスなのかも含めて詳細不明:ぶっちゃけ「プリンス」という名前の可能性もあります)。
 約70年空位だったことから、前の王の子供ということは考えにくいのではないかと思います。
 また、二人の候補に関して(今までの王との)系譜関係に関する言及がまったくないことから、トゥオモ王国は王統というような概念がない場所のように思えますが、だとすると、この Prince 称号がなんなのか気になります。
 また、敬称に The Honourable (閣下)が使われていますが、これが Prince とセットのものなのか(違和感はありますが)、他の地位に付随するものなのかもよくわかりません。

 

(もう独立してませんが)ハワイ王国独立175周年・カメハメハ3世の新しい彫像除幕式にオルレアン派フランス王室長女/リヒテンシュタイン公子妃マリー殿下と娘の公女マルガレーテ殿下が参列。ハワイ王室当主(とされる一人)のハワイ王女オワナ・サラザール殿下の招待(2018年7月)

 2018年7月31日、アメリカ合衆国ハワイ州で、ハワイ王カメハメハ3世の新しい彫像の除幕式がおこなわれました。
 また、ハワイ王国独立175周年を祝う意味もあるようです。

※ハワイ王国の独立ですが、175周年ということは、1843年に独立したということであり、その2月に英国人によるハワイ完全接収方針(?)があり、7月31日にそれが退けられ、11月28日に英語で「Anglo-Franco proclamation(英仏宣言?)」と呼ばれる英国政府とフランス政府によるハワイ独立承認があったようです(詳細は調べていませんが)。
 しかし完全な英国領になってたら、現在時点で独立国家になってたような気もします。

 この式典ですが、現在ハワイ王室当主の一人とされるハワイ王女オワナ・サラザール殿下(Her Roya Highness Princess Owana Salazar of Hawaii)の招待により、オルレアン派フランス王室の長女であるリヒテンシュタイン公子妃マリー殿下(オルレアン公女 : フランス王女 : Her Royal Highness Princess Marie of Liechtenstein, Princess of Orléans, Princess of France)と娘の一人のリヒテンシュタイン公女マルガレーテ殿下(Her Serene Highness Princess Margarete of Liechtenstein)が参列したようです。
※マリー妃殿下は、リヒテンシュタイン公子グンダカル殿下と結婚しています。

 今回、オワナ・サラザール殿下がオルレアンを招待したのは、1843年当時が七月王政だからなのかもしれないと思いますが、下記公式サイトには、フランスのフの字もオルレアンのオの字も、招待した話も名前の表記もありません。

 また、殿下の兄弟としてラアヌイLaanui)とカラニKalani)という名前が(オルレアニストのブログの)記事に見えます。
 この名前を一部に持つ兄弟がいるという情報があるのでその二人でしょうか。

 

 (英語:ハワイ王室【ケオウア・ヌイ家】公式サイト:写真あり)Royal Family of Hawaii Official Website | Unveiling the new statue of King Kamehameha III at Thomas Square Park | July 31, 2018

 (URL移転により記事の掲載が終了しています)(フランス語:フランスのオルレアニストのブログ)La Princesse Marie de France aux 175 ans de la restauration de la Monarchie à Hawaï – Le blog de La Couronne
掲載時URL:http://www.la-couronne.org/actualite-royale/la-princesse-marie-de-france-aux-175-ans-de-la-restauration-de-la-monarchie-a-hawai/

 

中央の女性がオワナ・サラザール殿下、向かって右端がマリー妃殿下母娘:
URL移転により記事の掲載が終了し、関係あるかわかりませんが写真も表示されなくなっています)
La Couronneさんのツイート: "La Princesse Marie de France aux 175 ans de la restauration de la Monarchie à Hawaï https://t.co/JQzUt0Nlc4"

 

オワナ・サラザール殿下関連記事:
 インタビュー動画(英語、字幕はポルトガル語):ハワイ王女オワナ・サラザール殿下へのインタビュー動画(2017年3月)