訃報(2021年4月4日):ベントハイム=シュタインフルト公子ラインハルト・ゲオルク殿下、薨去(1934~2021)

 2021年4月4日、ベントハイム=シュタインフルト公子ラインハルト・ゲオルク殿下(His Serene Highness Prince Reinhard Georg of Bentheim-Steinfurt : ラインハルト・ゲオルク・プリンツ・ツー・ベントハイム・ウント・シュタインフルトReinhard Georg Prinz zu Bentheim und Steinfurt)が薨去したようです。
 1934年3月27日生まれの87歳。

 ベントハイム=シュタインフルト公クリスティアン殿下のすぐ下の弟で、長男カール・フェルディナント殿下はクリスティアン殿下の養子となっているようです(クリスティアン殿下には実子は無く、養女が二人いるとのこと)。

 

 (ドイツ語)Traueranzeigen von Reinhard Georg Prinz zu Bentheim und Steinfurt | www.trauer.ms

ハノーファー王室当主エルンスト・アウグスト王子殿下に執行猶予10ヶ月と最低3年の(事件が起きた)居館での居住を禁止(2021年3月)

 オーストリア共和国の地方裁判所で、ハノーファー王室当主エルンスト・アウグスト殿下(His Royal Highness The Prince of Hanover : Prince Ernst August of Hanover)に、執行猶予10ヶ月と最低3年の(事件が起きた)居館での居住を禁止する判決が出たようです。
 おそらく殿下による上訴がなされるでしょう。

 

 (ドイツ語)Welfenprinz reagierte entsetzt: Ernst August von Hannover zu zehn Monaten auf Bewährung verurteilt – FOCUS Online

FOCUS OnlineさんはTwitterを使っています 「Welfenprinz reagierte entsetzt: Ernst August von Hannover zu zehn Monaten auf Bewährung verurteilt https://t.co/ELpN4XkSbR」 / Twitter

 

 なんの事件か説明がないのですが、昨年の件ではないでしょうか。
関連:
 ハノーファー王室当主エルンスト・アウグスト王子殿下が病院に収容された模様(2020年7月)殿下「調子が悪いので助けを呼んだら、なぜか警察に襲われた!」、警察「救助を求める電話に応えて救急と駆け付けたら暴れた」
 ハノーファー王室当主エルンスト・アウグスト王子殿下が野球のバットを持って警察署へおもむき警察官へ暴言との報道(2020年7月)

訃報(2021年3月14日?):トゥルン・ウント・タクシス公子マックス=エマヌエル殿下、薨去(1965~2021)新型コロナウイルス感染症【COVID-19】軽症との情報の数日後

 2021年3月14日(13日としているところもあり)、トゥルン・ウント・タクシス公子マックス=エマヌエル殿下(His Serene Highness Prince Max-Emanuel of Thurn-Taxis : マックス=エマヌエル・プリンツ・フォン・トゥルン・ウント・タクシスMax-Emanuel Prinz von Thurn und Taxis)が薨去したようです。
 1965年6月8日生まれの55歳。
 新型コロナウイルス感染症【COVID-19】で軽症との情報が出て数日後とのことです。

 

 (ドイツ語)Society trauert – „Dosen-Prinz“ Max Thurn und Taxis stirbt an Corona | krone.at
 (ドイツ語)Society-Legende Max Thurn und Taxis stirbt an Corona – People | heute.at
 (ドイツ語)Prinz Max Thurn und Taxis an Corona verstorben | PULS 24

 

※なお、傍系で一般的に貴賤結婚の子孫とされているはずですが、称号付きで言及されていることもあるので、そうしておきます。

追記:
 上記の貴賤結婚の件ですが、現在では(やや特殊なことになっている一系統を除き)欧州で出される王侯貴族一覧の書籍や、なんらかの集いなどにおいて、トゥルン・ウント・タクシス一族内に扱いの差は見られないようです。

ルーマニア王子ラドゥ殿下が、ルーマニア駐箚のチュニジア大使と会見(2021年3月)

 2021年3月15日、ルーマニア王子ラドゥ殿下(His Royal Highness Prince Radu of Romania)は、エリサベタ宮殿にて、ルーマニア駐箚チュニジア共和国特命全権大使ラジャ・ジヒナウイ・ベン・アリー閣下(Her Excellency Mrs Raja Jhinaoui Ben Ali)と会見しました。
 ルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下(Her Majesty Margareta, the Custodian of the Crown of Romania : ルーマニア皇太子マルガレータ殿下 : Her Royal Highness Crown Princess Margareta of Romania)の名代としてのようですが、前回(エジプト大使)に引き続き、陛下自身が臨席していない理由は不明です。

 

 (ルーマニア語:ルーマニア王室 公式サイト)Ambasadoarea Tunisiei la Palatul Elisabeta | Familia Regală a României / Royal Family of Romania

 

Familia RegalăさんはTwitterを使っています 「On behalf of Her Majesty the Custodian of the Romanian Crown, His Royal Highness Prince Radu received today at Elisabeta Palace HE Mrs. Raja Jhinaoui Ben Ali, Ambassador of the Republic of Tunisia to Bucharest. https://t.co/rVQ2MFJjht」 / Twitter

結婚・民事婚(2021年3月5日):ポンテコルヴォ公ジョアシャン・ミュラ殿下(ナポリ王ジョアシャン・ミュラとカロリーヌ・ボナパルトの子孫)とヤスミン・ロレーヌ・ブリキ嬢が結婚。ロシア帝室ロマノフ家継嗣/ロシア大公ゲオルギー殿下が参列

 2021年3月5日、ポンテコルヴォ公ジョアシャン・ミュラ殿下(His Highness Prince Joachim Murat, Prince of Pontecorvo)とヤスミン・ロレーヌ・ブリキ嬢(Yasmine Lorraine Briki)の民事婚の結婚式がおこなわれたようです。

 ジョアシャン・ミュラ殿下は、第8代ミュラ公ジョアシャン・ミュラ殿下の継嗣で、ナポリ王ジョアシャン・ミュラとフランス皇帝ナポレオン1世の妹カロリーヌ・ボナパルトの子孫になります。

 ヤスミン・ロレーヌ・ブリキ嬢は、イエメンの方に存在した Principauté Al Breik (ブレイク公国??)の創始者の子孫と書かれていますが、この国(?)についてはさっぱりわかりません。

 

 (フランス語)Joachim Murat, un mariage princier – Point de Vue

 

 婚約が発表されているロシア帝室継嗣のロシア大公ゲオルギー殿下(His Imperial Highness The Heir, Tsesarevich, and Grand Duke George of Russia : プロイセン王子 : Prince of Prussia)とキリスト教/東方正教会/ロシア正教会に改宗し、ヴィクトリア・ロマノヴナVictoria Romanovna)の名をえているレベッカ・ベッタリーニ嬢(Rebecca Bettarini)が参列しています。

 パンデミック下のため、大きな集まりはなかったのだろうと思いますが、ゲオルギー殿下の参列の理由は不明です。
 深読みすれば、結婚式に向けて話題を作っておきたいロシア帝室と、ナポレオンの縁戚で君主格の家柄という主張を続けているミュラ家側の利害が一致したということでしょうか。とりあえずフランス語メディアでは話題になっています。

 

Point de VueさんはTwitterを使っています 「😍Le prince Joachim Murat a épousé Yasmine Lorraine Briki, le 5 mars dernier 💍 >> https://t.co/zW7WuHy7Kx #wedding #joachimmurat #Napoleon #prince https://t.co/DBfOPXdvZd」 / Twitter

 

Point De Vue(@pointdevue) • Instagram写真と動画