ナミビア伝統的君主:フィレモン・シュウムブワ・ナンゴロ陛下がオンドンガ王と認められた模様(2019年6月)

 2019年3月に、ナミビア共和国の伝統的君主の一人である前オンドンガ王のイマニュエル・カウルマ・エリファス陛下(King Omukwaniilwa Immanuel Kauluma Elifas)が崩御し、4月には甥のフィレモン・シュウムブワ・ナンゴロFillemon Shuumbwa Nangolo)が王として選ばれていました。
 一方、新王のおじのコニサ・カレンガKonisa Kalenga)が同じく王を称していたらしいのですが、それはともかく、管轄大臣のナミビア共和国/都市・農村開発大臣ペヤ・ムシェレンガ閣下(Peya Mushelenga)により前者が王として認められたようです。

 

 (英語)Mushelenga recognises Shuumbwa as Ondonga king – The Namibian

 

※「王」というより「大首長」のほうが適当ではないかという気がしましたが、記事中に「king」及び大文字で始まる「King」はあるものの、「chief」系の表記がないので、「王」にしておきます。

 

ルクセンブルク政府が大公室人事問題の調査へ(2019年8月)大公妃マリア・テレサ殿下が人事に大幅に介入していた結果問題が生じているという情報

 ルクセンブルク大公国首相グザヴィエ・ベッテル閣下(His Excellency Mr Xavier Bettel)は、ルクセンブルク大公室の人事問題の調査のための特別代理を任命したようです。

※ざっくりいうと日本の宮内庁職員のような部署の人々に起こっていることでしょう。

 これは、2015年から30人もの人々が短い勤務期間で解雇もしくは退職しているという状況のほか、ルクセンブルク大公妃マリア・テレサ殿下(Maria Teresa : Her Royal Highness The Grand Duchess of Luxembourg)が(本来権限がないのに)人事に大幅に介入している疑惑の調査、そして税金から予算が組まれているのにこのような問題が生じている以上政府はコントロールを強める責任がある、ということのようです。

 

 (ドイツ語)Regierung kontrolliert Personalpolitik des großherzoglichen Hofes – REPORTER

 

 記事中には、マリア・テレサ妃殿下が、個人的に(妃殿下に)従っているわけではないと表明した者に対して面接をおこなっている、またルクセンブルク大公アンリ殿下(Henri : His Royal Highness The Grand Duke of Luxembourg)がこの人事問題にさしたる興味がないとの証言もあるようです。

 

続報:
 今のところまともに受け取られていない噂:ルクセンブルク大公アンリ殿下に退位の可能性ありとの報道(2020年1月)大公妃マリア・テレサ殿下の行動と政権との衝突
 ルクセンブルク大公アンリ殿下がメッセージを公開(2020年1月)大公妃マリア・テレサ殿下に関する否定的な報道を強く非難するもの。フランス語の他、ルクセンブルク語、英語、スペイン語が用意され異例

 

越前松平家系統の前橋松平家【松平大和守家】第17代当主 松平直泰 氏が映画「引っ越し大名!」の特別試写会に臨席(2019年8月)

 2019年8月21日、前橋松平家【松平大和守家】第17代当主松平直泰氏(まつだいら なおやす)が、群馬県前橋市のユナイテッド・シネマ前橋でおこなわれた映画「引っ越し大名!」の特別試写会に臨席したそうです。

 

 前橋で「引っ越し大名!」試写会 松平家17代当主ら登壇|文化・イベント|上毛新聞ニュース

 

上毛新聞さんはTwitterを使っています: 「前橋で「引っ越し大名!」試写会 松平家17代当主ら登壇 | 2019/8/22 – 上毛新聞ニュース #上毛新聞 #群馬県 #引っ越し大名 https://t.co/WGfet7uY5E」 / Twitter

 

 映画『引っ越し大名!』 公式サイト

 

アルバニア王室当主/アルバニア皇太子レカ2世・ゾグー殿下が、アルバニア共和国の政局混乱を理由に「政党の禁止」を提案(2019年8月)

 アルバニア王室当主/アルバニア皇太子レカ2世・ゾグー殿下(His Royal Highness Crown Prince Leka II Zogu of the Albanians)が、本人のツイッターアカウントで次のようにコメントしています。

 

Princ LekaさんはTwitterを使っています: 「My grandfather,founded both the first Republic & Monarchy,parliamentary delegates were voted-in by a democratic and free process.But he banned political parties,(1930-s so to hinder the creation of the Fascist party).This idea is starting to look good.What a mess we have at home!」 / Twitter

 

 祖父のアルバニア王ゾグ1世陛下の時代は、国会議員は民主的で自由な選挙により選出された。しかしファシズムの時代だったので陛下はファシスト政党を防ぐために政党を禁止した。現在のアルバニア共和国の政局的混乱を見ると、このアイディアを適用してはどうか、というような話で、どこまで本気なのかわかりませんが……。

 

 アルバニアの歴史など良く知りませんが、いつ暗殺されてもおかしくなかったといわれるゾグ1世の時代に、政党が禁止されていたのに民主的で自由な選挙がおこなわれたなどというのはムチャな話もいいところなのでは。
 また、アルバニアの最大の懸案がイタリア王国だったことを考えると、ファシスト政党を防ぐためという表現が、単純にアルバニア国内のファシスト勢力の結集を防ぐということなのか、イタリアの影響を防ぐということなのか、その辺りもよくわからないところです(ツイッターの表示情報によると、今回の殿下のツイートがイタリアにいるときになされているというのもなんともいえない気持ちにさせられます)。

 

葬儀:元ヨルダン王妃のディーナ・アブドゥル・ハミード妃殿下の葬儀(2019年8月)ヨルダン王アブドッラー2世陛下及びフセイン皇太子殿下、元皇太子のハッサン王子殿下らが参列

 2019年8月21日に薨去した元ヨルダン王妃のディーナ・アブドゥル・ハミード妃殿下(Her Highness Princess Dina Abdul Hamid)の葬儀がおこなわれたようです。

 ヨルダン・ハシェミット王国国王アブドッラー2世・ビン・アル・フセイン陛下(アブドゥッラー2世アブドラ国王 : King Abdullah II bin Al-Hussein : His Majesty the King of the Hashemite Kingdom of Jordan)、
 ヨルダン皇太子アル・フセイン・ビン・アブドッラー2世殿下(His Royal Highness Crown Prince Al Hussein bin Abdullah II)、
 国王の叔父で元ヨルダン皇太子のエル・ハッサン・ビン・タラール王子殿下(His Royal Highness Prince El Hassan bin Talal)、
 ら多数の王族が参列したようです。

 

 (英語)King participates in Princess Dina Abdul Hamid’s funeral | King Abdullah II Official Website
 (英語)King participates in Princess Dina Abdul Hamid’s funeral

 

RHCさんはTwitterを使っています: 「His Majesty King Abdullah II and His Royal Highness Crown Prince Al Hussein bin Abdullah II participate in the funeral of Her Highness Princess Dina Abdul Hamid at the Royal Cemetery #Jordan https://t.co/OOf67ShwUY」 / Twitter

 

 掲載された写真から、ハッサン元皇太子殿下がアブドッラー2世陛下と同じく“最前列”(あるいは単独の最前列)にいることがわかります。