ナイジェリア伝統的君主:オヨ王 ラミディ・オライウォラ・アデイェミ3世 陛下が、政治家たちがヨルバ系君主間の関係を悪化させていると批判(2020年10月)

 ナイジェリア伝統的君主の中でも有力な君主の一人、オヨ王“オバ”・ラミディ・オライウォラ・アデイェミ3世陛下(His Royal Majesty【His Imperial Majesty】 Oba Lamidi Olayiwola Adeyemi III, J.P, CFR, LL.D, The Alaafin of Oyo)は、政治家たちがヨルバ系君主間の関係を悪化させていると批判したようです。

 

 (英語)Division among Yoruba traditional rulers caused by politicians – Alaafin

 

 批判の前提となる詳細がよくわかりませんが……。
 ナイジェリアでは州政府が伝統的君主を公認し、第一級伝統的統治者(First class traditional ruler)や第二級伝統的統治者(Second class traditional ruler)などに認定します。
 これはナイジェリア連邦共和国憲法に規定されていることらしいのですが、詳細がまったくわからず、州知事の意向で適当に決めているとしか思えないケースすらあります。
 今回の批判は、州政府はもちろん州の政治家の意向というか政策というかに左右されますので、政治家たちがこれを悪用(?)して離間の策をおこなっているということになるのでしょうか。

 上記の記事ではイウォ王“オバ”・アブドゥルラシード・アデウェール・アカンビ陛下(テル1世 : His Royal Majesty Oba Abdulrasheed Adewale Akanbi, Telu I, The Oluwo of Iwo)がオヨ王にリーダーシップを発揮するよう要請したりしています。
 この人物も有力な君主らしいですが、変人ではないかと思われる情報が多々あり、いろいろ謎です。
関連:
 ナイジェリア伝統的君主:ヨルバ人君主の一人/イウォランド王アブドゥルラシード・アデウェール・アカンビ陛下が、自身の称号を伝統的な(Oluwo of Iwoland)から北部イスラム圏風の首長(Emir)にすると宣言(2018年3月)
 ナイジェリア伝統的君主:イウォランド王が連邦政府に同国の伝統的君主団が南アフリカのズールー王と会談することを提案(2019年9月)ナイジェリア系住民が南アフリカで大規模な排他的攻撃を受けて両国関係などが極度に悪化している件
 ナイジェリア伝統的君主:イウォランド王が自らのインスタグラムアカウントに、呪文を唱えて降雨を止める映像を公開(2019年9月)空が白くてよくわかりませんが……

 

 それはそれとして、82歳のオヨ王(元ボクサー?)が、サンドバッグでトレーニングする映像を載せている記事があったのでリンクしておきます。

 (英語)ROYAL JABS: Alaafin works out with a punching bag

Vanguard News | Facebook

 

正統派フランス王位継承者ルイ20世ことアンジュー公ルイ殿下が、オテル・デ・ザンヴァリッドを訪問(2020年9月)

 2020年9月13日、正統派フランス王位継承者ルイ20世Louis XX)ことアンジュー公ルイ・ド・ブルボン殿下(Louis de Bourbon : Monseigneur The Duke of Anjou : ルイス・アルフォンソ・デ・ボルボン・マルチネス=ボルディウ閣下 : The Most Excellent Luis Alfonso de Borbón Martínez-Bordiú)は、オテル・デ・ザンヴァリッド(アンヴァリッド旧・軍病院)を訪問しました。

 この施設は、ルイ14世が傷病兵看護のために計画したものです。
 1671年から計画は始まっていて、動画の表記など見ると、350周年記念式典となっています(一年早い気もしますが、詳細は不明)。

 

Louis de Bourbon, Duc d’Anjou(アンジュー公ルイ・ド・ブルボン 公式チャンネル):
350ème anniversaire de la Fondation des Invalides – YouTube

 

Louis de Bourbon, Duc d’AnjouさんはTwitterを使っています 「Un mois après ma venue, je suis heureux de partager avec vous ces images. Depuis Louis XIV, voilà 350 ans que les invalides sont honorés et soignés à Paris. Je remercie à nouveau le Général de Saint Chamas, gouverneur des Invalides, pour son invitation et son chaleureux accueil https://t.co/QgSX6NLlE8」 / Twitter

 

 (フランス語:正統派のサイト)350 ans de la fondation de l'Hôtel des Invalides – Message de Mgr le Duc d'Anjou

 

Louis de Bourbon, Duc d’AnjouさんはTwitterを使っています 「J'ai maintenu la tradition malgré la situation sanitaire en souvenir de mon ancêtre Louis XIV qui a créé l'institution des Invalides il y a 350 ans. https://t.co/MtrwVBuJ8o」 / Twitter

 

La LégitimitéさんはTwitterを使っています 「Le Prince @louisducdanjou était présent aujourd’hui, en tant qu’aîné des Capétiens et héritier de son ancêtre #LouisXIV, au 350ème anniversaire de la Fondation des Invalides. ••• #France @diocese_armees @INI_Invalides @CEMAT_FR @armeedeterre @EtatMajorFR @Malte_France https://t.co/FOGGFRPaZE」 / Twitter

 

83歳(2020年10月27日):カメルーン伝統的君主/バムン王イブラヒム・ンボンボ・ンジョーヤ陛下が83歳を迎える

 2020年10月27日、カメルーン伝統的君主の一人、バムン王イブラヒム・ンボンボ・ンジョーヤ陛下(His Majesty, Ibrahim Mbombo Njoya, The Sultan King of Bamum【Bamoun】)は、83歳を迎えました。

 

 (英語)Sultan King Ibrahim Mbombo Njoya of Bamoun, Cameroon celebrates 83rd birthday – THE AFRICAN ROYAL FAMILIES

 

※記事の主要な話は UNESCO のリストへの登録に関する話などのようですが、最後に83歳になったことに関する一文があります:
 (フランス語)Patrimoine immatériel de l’humanité : le Nguon dans la course

 

77歳(2020年10月29日):ナイジェリア伝統的君主/ラゴス王リルワン・アキオル陛下が77歳を迎える。ナイジェリア大統領ブハリ閣下が祝福

 2020年10月29日、ナイジェリア連邦共和国の伝統的君主の一人、ラゴス王リルワン・アキオル陛下(His Royal Majesty Oba Rilwan Akiolu, The Oba Lagos)が77歳を迎えました。

※名前の表記が結構色々あるので頭が痛いところですが。

 ナイジェリア連邦共和国大統領ムハンマド・ブハリ閣下(His Excellency Muhammadu Buhari GCFR)から祝福があったようです。

 なお、一週間ほど前に、ラゴス王の宮殿に暴徒だか反・治安警察抗議活動(いわゆる #EndSARS )の一環だかよくわからないのですが、ともあれ多数からなる集団が押し入り、物資やら伝統的な品々を奪い去るという出来事がありました。新型コロナウイルス感染症【COVID-19】対策のための医薬品がこっそり隠されていたという情報も出たりしましたが、正直なにがなにやらです。ともあれ奪われたもののある程度は押収されて戻ったようです。

 

 (英語)Buhari greets Oba of Lagos at 77 [ARTICLE] – Pulse Nigeria
 (英語)Buhari congratulates Oba of Lagos at 77 – Punch Newspapers

“The President recalled his long… – Punch Newspapers | Facebook

 

結婚(2020年9月15日):英国の第5代コールリッジ男爵ウィリアム・コールリッジ閣下(83歳:すでに2回結婚)と元エクスマス子爵夫人ローズマリー(78歳:すでに2回結婚)が結婚した模様

 2020年9月15日、第5代コールリッジ男爵ウィリアム・コールリッジ閣下(William Coleridge, 5th Baron Coleridge)と元エクスマス子爵夫人ローズマリーRosemary, Viscountess Exmouth)が結婚したようです。

 第5代コールリッジ男爵は、1937年6月18日生まれの83歳。
 これまでに二回結婚しており、二人目の妻とは死別しています。
関連:
 訃報(2018年8月12日):英国のコールリッジ男爵夫人パメラ・コールリッジ閣下が卒去(?~2018)

 また、コールリッジ男爵家は、詩人のサミュエル・テイラー・コールリッジと同族です。

 

 元エクスマス子爵夫人は、1941年12月10日生まれの78歳。
 これまでにバーフォード伯爵(現在の第14代セント・オールバンズ公爵マレー・ボークラーク閣下)、第10代エクスマス子爵ポール・ペリュー閣下と結婚し、それぞれ離婚しています。

※なお、エクスマス子爵は、スペイン貴族のオリアス侯爵号を有しています。

 

 (英語)Lord Coleridge and Rosemary, Viscountess Exmouth – Marriages Announcements – Telegraph Announcements

 (英語)Peerage News: Lord Coleridge, 83, marries Rosemary, Viscountess Exmouth, 78