ベルギー王国大審院が前ベルギー王アルベール2世陛下の DNA 検査の結果公開を決定。デルフィーヌ・ボエルとの親子関係に関する真偽についての最終局面に(2019年12月)

 2019年12月13日、ベルギー王国大審院は、前ベルギー王アルベール2世陛下(His Majesty King Albert II of Belgium)の DNA 検査の結果公開を決定した模様です。
 この後、下級審の上訴裁判所のほうでなにか手続きがあるようですが、アルベール2世の私生児であることを主張しているデルフィーヌ・ボエルDelphine Boël)との親子関係に関する真偽に関して結論が出ます(とっくの昔から娘なんだろうなと確信されていることではありますが……)。

 

 大どんでん返し(実は娘ではなかった)がなければ、親子関係が証明されることになります。
 特にこれによっても、デルフィーヌ・ボエルの身分になにかが生じるわけではありませんが、彼女自身が自らの姓(ボエル)を本当の父親に関連したものに変更することを求めることはできるでしょう(ベルギー由来の名称にするのか、ザクセン=コーブルク=ゴータにするのか、などこの段階でもまだまだ面倒ですが)。

 結果が出れば、軽いノリのタブロイドなどは「“デルフィーヌ王女(Princess Delphine)”」と書いたりもしそうですが、親子関係があるだけでは称号がついたりはしません。
 現君主のベルギー王フィリップ陛下(Philippe of Belgium : Philippe de Belgique : Filip van België : Philipp von Belgien : His Majesty The King of the Belgians)は、称号や敬称を叙したりも可能ですが、そういったことがあるのかも注目です。

 

続報:
 前ベルギー王アルベール2世陛下が弁護士を通じて、 DNA 検査の結果はデルフィーヌ・ボエルの生物学上の父がアルベール2世であることを示していることを発表(2020年1月)

 

キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下が、ローマ教皇聖座駐箚ジョージア【グルジア】大使に任命(二度目)されたケテヴァン・バグラチオン・デ・ムフラニ公女を接受、信任状の捧呈を受けた模様(2019年12月)ローマ教皇聖座公式サイトは(以前の通りに)殿下(Her Royal Highness)を使用

※この記事はキリスト教 高位聖職者のニュースと重複します。

 

 2019年12月12日、キリスト教/ローマ・カトリック教会の首座/ローマ教皇聖座およびバチカン市国の絶対君主/ローマ教皇フランシスコ聖下(ローマ法王フランシスコ台下 : His Holiness Pope Francis)は、ローマ教皇聖座駐箚ジョージア【グルジア】大使に任命(二度目)されたケテヴァン・バグラチオン・デ・ムフラニ公女(Princess Khétévane Bagration de Moukhrani)を接受、信任状の捧呈を受けた模様です。

 

 (英語)Pope meets with Princess Khétévane Bagrationi, new ambassador of Georgia | ROME REPORTS

ROME REPORTS in English:
Pope meets with Princess Khétévane Bagrationi, new ambassador of Georgia – YouTube

 

 (英語:ローマ教皇聖座公式サイト)Audiences, 12.12.2019

Today the Holy Father received in audience:
Her Royal Highness the Princess Khétévane Bagration de Moukhrani, ambassador of Georgia to the Holy See, presenting her credential letters;

 

 ローマ教皇聖座公式サイトは(以前の通りに)殿下(Her Royal Highness)を使用。

 一方、ジョージア外務省などでは、殿下ではなく閣下(H.E. : Her Excellency)であり、 Princess 称号も記載されていません。

 (英語)საქართველოს საგარეო საქმეთა სამინისტრო – Holy See

H.E. Khétévane Bagration de Moukhrani – 2019-to date

H.E. Ketevan Bagrationi of Mukhrani 2004-2014

※なぜ綴りが変わっているのか困惑しますが、フランス語型表記と英語型表記ということでしょう。

 (英語)Embassy of Georgia to the Holy See | Georgia has new Ambassador to the Holy See

 

※ローマ教皇聖座駐箚アメリカ合衆国特命全権大使カリスタ・ギングリッチ閣下(Callista Gingrich)と:
Ambassador Gingrich was honored to… – U.S. Embassy to the Holy See (Vatican) | Facebook

 

高遠藩主内藤家第17代当主 内藤頼誼 氏が高遠城址公園で記念植樹(2019年12月)長男 頼克 氏と孫の 頼隆 氏も同行

 2019年12月10日、高遠藩主内藤家第17代当主 内藤頼誼 氏が、長野県伊那市高遠町の高遠城址公園で記念植樹をおこなった模様。
 長男 内藤頼克 氏と孫の 内藤頼隆 氏も同行したようです。
 最近に限らず、当主の動向や、継嗣が単独で臨席するなどの記事はありますが、三代が名前入りで報じられるのも珍しいのではと思いました。

 

 Nagano Nippo Web » 旧藩主17代当主が記念植樹 高遠城址公園

旧高遠藩主内藤家17代当主の内藤頼誼さん(84)=東京都新宿区=が10日、伊那市の高遠城址公園を訪れ、タカトオコヒガンザクラの記念植樹をした。父親で16代当主の頼博さん(故人)が20年前に植樹した木の近くに白鳥孝市長と苗木を植え、「大変光栄です」と笑顔で語った。

長男の頼克さん、孫の頼隆さんと3代で来訪。

 

訃報(2019年12月9日):英国のスコットランド貴族/第24代サザーランド女伯爵エリザベス・サザーランド閣下が薨去(1921~2019)サザーランド氏族長

 2019年12月9日、英国のスコットランド貴族/第24代サザーランド女伯爵エリザベス・ミリセント・サザーランド閣下(The Right Honourable The Countess of Sutherland : Elizabeth Millicent Sutherland, 24th Countess of Sutherland)が薨去したようです。
 1921年3月30日生まれの89歳。
 サザーランド氏族長でもありました。

 

 (英語)Countess of Sutherland, Elizabeth Millicent Sutherland dies

 

 薨去に伴い、儀礼称号としてストラスネイヴァー卿(Lord Strathnaver)、スコットランド貴族の伝統としてサザーランド総領(Master of Sutherland)などで称されていた長男で継嗣のアリステア・サザーランドAlistair Sutherland)が爵位を継承、その長男のアレクサンダー・サザーランドAlexander Sutherland)が上記の儀礼称号などで称されることになります。

 

庄内藩主酒井家墓所の整備・一般公開のためのクラウドファンディングが開始された模様(2019年12月)

 山形県鶴岡市の、庄内藩主酒井家墓所の整備・一般公開のため、目標額200万円のクラウドファンディングが開始されたようです。
 一般社団法人荘内酒井歴史文化振興会は、庄内藩主酒井家継嗣の酒井忠順氏(さかい ただより)が代表理事を務めている模様(庄内藩主酒井家18代当主酒井忠久氏(さかい ただひさ)が名誉会長)。

 

 『山形サポート』クラウドファンディング挑戦 – 荘内酒井歴史文化振興会

 歴史を未来に繋ぐ。旧荘内藩藩主酒井家墓所を整備して一般公開へ(酒井 忠順(一般社団法人 荘内酒井歴史文化振興会 代表理事) 2019/12/10 公開) – クラウドファンディング READYFOR (レディーフォー)

✔︎第二工程

期間:2020年度内に着工・完了

内容:墓所清掃・草刈、樹木剪定、墓石・石畳の修復

※今回のクラウドファンディングでは第二工程の墓所清掃・草刈、樹木剪定、

 墓石・石畳の修復に係る資金を募ります。

 

 2019年12月11日付け紙面より|荘内日報ニュース−山形・庄内|荘内日報社

 同振興会によると、墓所は同市家中新町の大督寺南側にあり、広さ約7270平方メートル。広大な墓所には、徳川四天王の筆頭とされる初代忠次公から第17代忠明さんまで、歴代の藩主・当主とその夫人らの墓がある。江戸時代の歴代藩主の墓がそろう墓所は全国的にも珍しく、墓石の造りも含め歴史的に貴重な史料とされている。