訃報(2022年7月15日):ブラジル帝室ヴァソウラス系統当主ルイス殿下が薨去(1938~2022)ブラジル大統領府は公式服喪の宣言

 2022年7月15日、(旧)ブラジル帝室ヴァソウラス系統当主オルレアン=ブラガンサ公子ルイス殿下(His Imperial and Royal Highness Prince Dom Luiz of Orleans-Bragança, Head of the Imperial House of Brazil : ドンルイス・デ・オルレアンス・イ・ブラガンサDom Luiz de Orleans e Bragança)が薨去した模様です。
 1938年6月6日生まれの84歳。

 

Pró MonarquiaさんはTwitterを使っています: 「Cumprimos o doloroso dever de comunicar o falecimento de Sua Alteza Imperial e Real o Príncipe Dom Luiz de Orleans e Bragança, Chefe da Casa Imperial do Brasil, ocorrido hoje, dia 15 de julho de 2022, na cidade de São Paulo, aos 84 anos de idade. https://t.co/hi7p3M6QxH」 / Twitter

 

 薨去に伴い、ブラジル連邦共和国大統領府はブラジル帝室当主の死に対して一日間の公式服喪を宣言しています。

 (ブラジル・ポルトガル語)D11134

Declara luto oficial pelo falecimento de Dom Luiz Gastão Maria José Pio Miguel Gabriel Rafael Gonzaga de Orleans e Bragança, Chefe da Casa Imperial do Brasil.

「ブラジル帝室当主ドン・ルイス・ガスタン・マリア・ジョゼ・ピオ・ミゲル・ガブリエル・ラファエル【ハファエル】・ゴンザーガ・デ【ジ】・オルレアンス・イ・ブラガンサの死に対する公式服喪を宣言する」

政府公式ツイッターでもブラジル帝室当主の死に対する追悼を表明:
Secretaria Especial de Comunicação SocialさんはTwitterを使っています: 「O Governo Federal manifesta pesar pela perda de S. A. I. R. Dom Luiz de Orleans e Bragança, chefe da Casa Imperial do Brasil, e deseja consolo ao coração de seus familiares e amigos. Homem de muito respeito, fé e erudição, preservou o modelo de nobreza de seus antepassados. https://t.co/mN8wIvdwkR」 / Twitter
https://twitter.com/gov_dobrasil/status/1548063356891721730

 

ルイス殿下は未婚で子供がいないため、弟のベルトランド殿下があらたにブラジル帝室当主となります。81歳。
Pró MonarquiaさんはTwitterを使っています: 「Sua Alteza Imperial e Real o Príncipe Dom Bertrand de Orleans e Bragança, Chefe da Casa Imperial do Brasil. https://t.co/IyJGjfYrFr」 / Twitter

 

ベルトランド殿下も未婚で子供がいないため、さらに弟のアントニオ殿下が継嗣となります。
※すでにブラジル皇太子(Prince Imperial of Brazil)と表記されています。
Pró MonarquiaさんはTwitterを使っています: 「Sua Alteza Imperial e Real o Príncipe Imperial do Brasil, Dom Antonio de Orleans e Bragança. https://t.co/F8z6hIKvVX」 / Twitter

 

アントニオ殿下の次男(長男は飛行機事故ですでに薨去)ラファエル殿下(ハファエル)がさらにその継嗣となります。
※すでに、グラン=パラ公(Prince of Grão-Pará)と表記されています。
Pró MonarquiaさんはTwitterを使っています: 「Sua Alteza Imperial e Real o Príncipe do Grão-Pará, Dom Rafael de Orleans e Bragança. https://t.co/Bw9CfBNqGN」 / Twitter

訃報(2022年7月2日):ジョー・グラハム(・ブルック?)、急死(?~2022)サラワク王国白人王の子孫

 2022年7月2日に、ジョー・グラハム(・ブルック?)氏(Joe Graham Brooke?)が急死したことが異母兄弟であるジェイソン・デズモンド・アントニー・ブルック氏(Jason Desmond Anthony Brooke FRAS)により明らかになっています。
 生年不明。故人には一子オーウェンOwen)がいるようです。

 現在、マレーシアの一部になっているサラワク州などの領域にあったサラワク王国を統治した白人王の子孫です。

 ジェイソン氏とジョー氏の父親、ジェームズ・ブルック氏はアントニー・ブルック殿下。アントニー殿下の父がベルトラム殿下でその兄がヴァイナー殿下です。
 つまり、
 初代サラワク王ジェームズ・ブルック殿下
 の甥が第二代サラワク王チャールズ・ブルック殿下
 の息子が第三代で最後のサラワク王ヴァイナー・ブルック殿下
 の弟がバートラム・ブルック殿下で推定相続人の称号(Tuan Muda of Sarawak)が使用されていますが、
 一方でバートラム殿下の長男のアントニー・ブルック殿下が法定推定相続人の称号(Rajah Muda of Sarawak)を与えられており、継嗣であるように思われますが、二度、剥奪されています。
 つまるところ、サラワク王位継承のルールがはっきり決まっていないのですが。
 アントニー殿下の子息がジェームズ氏であり、ジェームズ氏の長男がローレンス・ブルック氏、次男がジェイソン・ブルック氏。
 この次男のジェイソン・ブルック氏がサラワクに関わって精力的に活動している模様。今回亡くなったジョー氏は父の婚外子ではないか、ということです。

 

Sending all our love and… – Jason Desmond Anthony Brooke | Facebook

訃報(2022年6月22日):フロリアン神父が帰天(1957~2022)バイエルン王子

 2022年6月22日、キリスト教/ローマ・カトリック教会/ベネディクト会(聖ベネディクト修道会)のフロリアン神父(Father Florian OSB : フロリアン・プリンツ・フォン・バイエルン神父 : Pater Florian Prinz von Bayern : バイエルン王子フランツ=ヨーゼフ殿下 : His Royal Highness Prince Franz-Josef of Bavaria)が、ケニア共和国で帰天しました。
 1957年9月21日生まれの64歳。
 1996年から同地で活動していました。

 

 (ドイツ語)Benediktinerpater Florian Prinz von Bayern in Kenia gestorben
 (ドイツ語)Pater Florian von Bayern: Nachfahr von König Ludwig I. ist tot – München – SZ.de

 

+PAX Dear Confreres and… – Benedictine Monks, Tigoni Abbey | Facebook

訃報(2022年6月15日):ザルム=ライファーシャイト=ライツ伯女マリー・エリザベート、薨去(1931~2022)

 2022年6月15日、ザルム=ライファーシャイト=ライツ伯女マリー・エリザベート(Countess Marie Elizabeth of Salm-Reifferscheidt-Raitz : マリー・エリザベート・アルトグレフィン・ツー・ザルム=ライファーシャイト=ライツMarie Elisabeth Altgräfin zu Salm-Reifferscheidt-Raitz)がウィーンで薨去したようです。
 1931年8月17日生まれの90歳。

 ザルム=ライファーシャイト=ライツ公ヒューゴ殿下の伯母です(伯女の弟も父もヒューゴ公でしたが)。

 

 (動画あり:チェコ語)Ve Sloupu se loučili s hraběnkou Salmovou. Ostatky uložili na tamním hřbitově – Blanenský deník

訃報(2022年6月7日):ヴュルテンベルク王室当主/ヴュルテンベルク公カール殿下が薨去(1936~2022)

 2022年6月7日、ヴュルテンベルク王室当主/ヴュルテンベルク公カール殿下(Carl : His Royal Highness The Duke of Württemberg : カール・ヘルツォーク・フォン・ヴュルテンベルクCarl Herzog von Württemberg)が薨去しました。
 1936年8月1日生まれの85歳。

 1959年の兄の権利放棄にともない、ヴュルテンベルク王室当主の地位を継承することになりました。
 2018年に長男で継嗣のフリードリヒ殿下が交通事故で急死、そのためカール殿下の薨去に伴いヴュルテンベルク王室当主の地位は故フリードリヒ殿下の子息でカール殿下の孫にあたるヴュルテンベルク公子ヴィルヘルム殿下(His Royal Highness Duke Wilhelm of Württemberg : ヴィルヘルム・ヘルツォーク・フォン・ヴュルテンベルクWilhelm Herzog von Württemberg)が継承します。同殿下は1994年8月13日生まれの27歳です。

 

 (ドイツ語)Adel – Ravensburg – Carl Herzog von Württemberg gestorben – Panorama – SZ.de

 (ドイツ語)Carl Herzog von Württemberg ist in Altshausen gestorben – SWR Aktuell

 

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