2020年1月2日、英国の連合王国準男爵“サー”・ジョン・ヘンリー・ホールダー準男爵【第4代】(Sir John Henry Holder Bt : 4th Baronet)が卒去したようです。
1928年生まれの91歳。
卒去に伴い、子息のナイジェル・ホールダー(Nigel Holder)が第5代準男爵となります。
(英語:情報が表示されない場合があります)HOLDER – Deaths Announcements – Telegraph Announcements
2020年1月2日、英国の連合王国準男爵“サー”・ジョン・ヘンリー・ホールダー準男爵【第4代】(Sir John Henry Holder Bt : 4th Baronet)が卒去したようです。
1928年生まれの91歳。
卒去に伴い、子息のナイジェル・ホールダー(Nigel Holder)が第5代準男爵となります。
(英語:情報が表示されない場合があります)HOLDER – Deaths Announcements – Telegraph Announcements
2020年1月10日(11日との報道もあります)、オマーン国のスルタン カブース・ビン・サイード・アル・サイード陛下(His Majesty Sultan Qaboos bin Said al Said of Oman)が崩御した模様です。
1940年11月18日生まれの79歳。
関連:
ベルギー王国で治療を受ける予定だったオマーンのスルタン(国王)カブース・ビン・サイード陛下(カブース国王)が帰国。母国での最期を望んでのことと一部報道(2019年12月)
次期スルタンですが、王族のうち「狭義の王族(統治王族)」の協議がおこなわれる一方、スルタンが意中の候補を封した文書があります(あるはずです)。
協議で速やかに決まらない場合、文書の公開となるものと思われますが……。
続報:
オマーンの新しいスルタン【国王】にオマーン遺産文化相ハイサム・ビン・ターリク・アル・サイード殿下(故カブース陛下の従弟)が即位したとの報道(2020年1月)
葬儀(2020年1月11日):オマーンのスルタン(国王)カブース・ビン・サイード陛下(カブース国王)の葬儀がおこなわれる
更新中:各国君主・王族からの、オマーンのスルタン(国王)カブース・ビン・サイード陛下(カブース国王)への弔意の表明(2020年1月)
(英語)Diwan of Royal Court Issues Obituary
(英語)Defence Council Issues Statement
(英語)Sultan Qaboos of Oman dies aged 79 – Al Arabiya English
(英語)His Majesty Sultan Qaboos passes away: Royal Court statement – Times Of Oman
(英語)His Majesty Sultan Qaboos passes away: Royal Court statement
The late Sultan #Qaboos, 79, had ruled the Gulf Arab state of Oman since he took over in a bloodless coup in 1970 with the help of Oman’s former colonial power Britain.https://t.co/hfcTj6658m pic.twitter.com/eWiDm5Pal6
— Al Arabiya English (@AlArabiya_Eng) January 11, 2020
※やや古い記事ですが、↓の時期の後継候補について引用しておきます。
オマーン遺産文化相のハイサム・ビン・ターリク・アル・サイード殿下(スルタンの従弟で、後継候補に名のあがっていた一人)が、キリスト教/シリア正教会アンティオキア総主教イグナティウス・アフレム2世聖下と会見(2018年5月)
もともと後継として名前が挙がっていたのは、カブース陛下即位後から現在まで50年近く副首相(閣議担当副首相)を務めているファハド・ビン・マフムード・アル・サイード殿下(His Hihgness Sayyid Fahd bin Mahmoud al Said)です。
オマーンでは首相などをスルタンを務めるため、副首相はナンバー2。
そして、ファハド殿下は、カブース陛下の先祖のスルタンの兄の子孫です。
ここでオマーン王室の中の王族分類について。
オマーンでは王族に、狭義の王族と広義の王族が存在します(ほかの国にもあったりしますが)。
オマーン関係の資料だと、前者を「統治王族」、後者を「一般王族」と呼んでいたりしますが、ともあれ、スルタンは前者から出ます。
ここの区別を知らないで、系統もよくわからない事業家の人物を後継者候補などとする記述があったりしますが、上記のルールから考えれば父親が誰かの情報もない人物が継承できると考えるのは無理があります(そもそも広義の王族にすら入っているのかどうかすらわかりませんし)。
※ザンジバルを統治していた系統は後者になります。
ファハド殿下は、前者の中の年長系の一族の一人であり、そのため、過去の世代の継承問題と関連して後継者として正統とされているのではないかという見方がありました。
しかし、生まれた年代がカブース陛下とほぼ変わらない(同年という説も)ファハド殿下が本当に後継者なのかという疑問はありました。
そして、それに次いで名前が挙がっていたのは、カブース陛下の従弟にあたる“三兄弟”、今回の記事のハイサム殿下、前出の弟のアスアド殿下、そして同じく弟の“サイイド”・シハーブ・ビン・ターリク・アル・サイード殿下(His Hihgness Sayyid Shihab bin Tariq Al Said)です。
スルタンの統治が長くなるにつれ、さらに下の世代が意識され始め、それによりアスアド殿下の子息の“サイイド”・タイムール・ビン・アスアド・ビン・ターリク・アル・サイード殿下(His Hihgness Sayyid Taimur bin Asaad bin Tariq Al Said)の名前が後継候補としてあがってくるようになります。
他の候補だったファハド殿下、ハイサム殿下、シハーブ殿下らの方面では、その子息らが重要視されたり、要職への起用があったりということもないため、アスアド殿下 → タイムール殿下 という順序でのスルタン位の継承が意識され、そしてアスアド殿下の副首相(国際関係・協力担当副首相)兼国王特別代理への起用がその見方を強めています。
とはいえ、これですべて終わりなのかどうかはわかりません。
現在のところ、アスアド殿下が有力ではありますが、外務関係の仕事を長く務め、国際的には知名度もあるハイサム殿下の可能性がないわけではありません。
しかし、ハイサム殿下は60代半ばにさしかかっているはずで、アスアド殿下と違いその後継問題がすぐに俎上にのぼることになるでしょう。
オマーンの新しいスルタン【国王】にオマーン遺産文化相ハイサム・ビン・ターリク・アル・サイード殿下(故カブース陛下の従弟)が即位したとの報道(2020年1月)
2020年1月9日、フランス貴族の第8代ボッフルモン公爵ジャック・ド・ボッフルモン(第10代マルネー公 : Jacques de Bauffremont, 8th Duke of Bauffremont and 10th Prince of Marnay)が薨去した模様です。
1922年2月6日生まれの97歳。
正統派フランス王室支持団体の「Institut de la Maison de Bourbon(IMB)」の前総裁(名誉総裁)でした。
薨去に伴い、正統派フランス王位継承者ルイ20世(Louis XX)ことアンジュー公ルイ・アルフォンス・ド・ブルボン殿下(Louis Alphonse de Bourbon : Monseigneur The Duke of Anjou : ドン・ルイス・アルフォンソ・デ・ボルボン・マルチネス=ボルディウ閣下 : The Most Excellent Don Luis Alfonso de Borbón Martínez-Bordiú)は声明を発出しています。
(フランス語)Message de Monseigneur le Duc d'Anjou suite au décès de Monsieur le duc de Bauffremont
C'est avec tristesse que nous apprenons… – Légitimité – Les français avec Louis XX | Facebook
Avec beaucoup d'émotion et une grande tristesse j'ai appris ce matin la mort de mon cousin, M. le duc de Bauffremont.
Appelé à son service par mon grand-père puis mon père, il a toujours assuré notre famille de son plus profond dévouement. Nous le garderons dans notre souvenir.— Louis de Bourbon, Duc d’Anjou (@louisducdanjou) January 9, 2020
(フランス語・英語:聖ゲオルギオス神聖コンスタンティヌス騎士団【カラブリア系統】公式ウェブサイト)Obituaire: S.E. Le Duc de Bauffremont, Bailli Grand-Croix de Justice de l’Ordre Constantinien – Orden Constantiniana – SACRA Y MILITAR ORDEN CONSTANTINIANA DE SAN JORGE
2019年12月30日、英国の一代貴族(労働党)のウィリアムズ・オブ・エルヴェル男爵チャールズ・ウィリアムズ閣下(Charles Williams, Baron Williams of Elvel : ウィリアムズ・オブ・エルヴェル卿 : The Right Honourable The Lord Williams of Elvel CBE PC)が卒去した模様。
1933年2月9日生まれの86歳。
1985年に一代貴族のウィリアムズ・オブ・エルヴェル男爵に叙され、2013年に枢密顧問官に。
(英語:閲覧できない場合があります)Williams – Deaths Announcements – Telegraph Announcements
(英語)Peerage News: The Baron Williams of Elvel, CBE, PC 1933-2019
(英国議会公式サイト:議員情報)Parliamentary career for Lord Williams of Elvel – MPs and Lords – UK Parliament
2019年12月29日、トゥルン・ウント・タクシス公女マルガレーテ・エレオノーレ殿下(Her Serene Highness Princess Margarete Eleonore of Thurn and Taxis : マルガレーテ・エレオノーレ・プリンツェッシン・フォン・トゥルン・ウント・タクシス : Margarete Eleonore Prinzessin von Thurn und Taxis)が薨去したという記事が出ています。
1933年12月1日生まれの86歳。
先代のトゥルン・ウント・タクシス公ヨハネス殿下の従妹にあたると思われます。
(ドイツ語)Starnberger See – Prinzessin von Thurn und Taxis tot – Starnberg – SZ.de