訃報(2021年5月15日):英国の第7代ブラウンロウ男爵エドワード・カスト閣下が卒去(1936~2021)

 2021年5月15日、英国のグレートブリテン貴族/第7代ブラウンロウ男爵エドワード・カスト閣下(Edward Cust, 7th Baron Brownlow : ブラウンロー卿 : Lord Brownlow)が卒去したようです。
 1936年3月25日生まれの85歳。

 卒去に伴い、子息のペレグリン・カスト閣下(The Honourable Peregrine Cust)が爵位を継承します。

 

 (英語)BROWNLOW – Deaths Announcements – Telegraph Announcements

 (英語)Peerage News: The 7th Baron Brownlow 1936-2021

訃報(2021年4月29日?):南アフリカ伝統的君主/ズールー摂政(王妃)マントフォンビ陛下が崩御(1953~2021)ズールー王の崩御の翌月。南ア大統領は弔意を表明。エスワティニ王(スワジランド王)ムスワティ3世陛下の姉

 2021年4月29日、南アフリカ共和国のズールー王国摂政(王妃)マントフォンビ・ドラミニ陛下(Her Majesty Queen Regent Mantfombi Dlamini)が崩御した模様です。
 1953年2月15日生まれの68歳。
 エスワティニ王(スワジランド王)ムスワティ3世陛下(His Majesty King Mswati III of Eswatini)の姉です。
 
 マントフォンビ陛下は、2021年3月12日の南アフリカ共和国の伝統的君主/ズールー王グッドウィル・ズウェリティニ陛下(His Majesty King Goodwill Zwelithini of Zulu)の崩御を受けてもっとも格の高い王妃(Great Wife : 他の王室出身を示す)であったことにより摂政に就任し、次の王の即位まで務める予定でした。
 後継王は、故両陛下の長男であるミスズールー・ズールー王子殿下(His Royal Highness Prince Misuzulu Zulu)が確実視されていましたが、次の摂政も含めて混沌としてきました。
追記:
 マントフォンビ陛下が生前に、ミスズールー王子に摂政を“譲位”したという情報が出ていますが、本当かどうか、有効かどうか、不明です。

 また、故ズールー王と第一王妃(マントフォンビ陛下とは別人)の長男レツクツラ・ズールー王子殿下(His Royal Highness Prince Lethukuthula Zulu)が2020年11月に殺害されたこともあり、一連の経緯について陰謀論なども出始めており、マントフォンビ陛下の死因についても毒殺ではないかとの声もあります。
 もちろん、すべて胡散臭いですが、王の長男と王と摂政が半年も経たずに死んでいくという状況では仕方ないかもしれません。

 また、南アフリカ共和国大統領マタメーラ・シリル・ラマポーザ閣下(Matamela Cyril Ramaphosa)は摂政王妃の崩御に弔意を表明しました。

 

eNCA:
AmaZulu Queen Regent has passed away – YouTube

 

eNCA:
Tributes pour in for AmaZulu regent – YouTube

 

 (英語)Zulu Queen Shiyiwe Mantfombi Dlamini Zulu, Regent of the Zulu Nation, has died | Witness

 (英語)Zulu Queen Mantfombi Dlamini dies a month after becoming regent – BBC News

 (英語)Zulu nation shocked as Queen Shiyiwe Mantfombi Dlamini Zulu dies

 

 (英語:南アフリカ共和国大統領府 公式サイト)President mourns passing of Her Majesty Queen Shiyiwe Mantfombi Dlamini Zulu, Regent of the Zulu nation | The Presidency

Presidency | South Africa 🇿🇦さんはTwitterを使っています 「President mourns passing of Her Majesty Queen Shiyiwe Mantfombi Dlamini Zulu, Regent of the Zulu nation https://t.co/f1q8RgJ3fd」 / Twitter

訃報(2021年4月29日):ヨルダンのムハンマド・ビン・タラール王子殿下が薨去(1940~2021)ヨルダン王の叔父

 2021年4月29日、ヨルダン・ハシェミット王国のムハンマド・ビン・タラール王子殿下(His Royal Highness Prince Muhammed bin Talal)が薨去したようです。
 1940年10月2日生まれの80歳。

 ヨルダン・ハシェミット王国国王アブドッラー2世・イブン・アル・フセイン陛下(アブドゥッラー2世アブドラ国王 : King Abdullah II bin Al-Hussein : His Majesty the King of the Hashemite Kingdom of Jordan)の叔父です。
 アブドッラー2世陛下は、七日間の服喪を指示しました。

 

 (英語)Statement by the Royal Hashemite Court | Royal Hashemite Court
 (英語)Statement by the Royal Hashemite Court | Royal Hashemite Court

訃報(2021年4月17日):“サー”・デービッド・フィンレー準男爵(第2代)が急死(1963~2021)フィンレー準男爵は1964年叙爵(サッチャー準男爵以外では今のところ最後の叙爵の年)

 2021年4月17日、英国の連合王国準男爵“サー”・デービッド・フィンレー準男爵【第2代】(Sir David Finlay, Bt : 2nd Baronet)が卒去したようです。
 1963年11月16日生まれの57歳。
 Telegraph Announcements では急死とされています。

 フィンレー準男爵は、1964年に叙爵された準男爵位の一つで、1990年叙爵のサッチャー準男爵を除くとこの年を最後に準男爵位の叙爵がなくなっているという状況です。また、細かい日付ではフィンレー準男爵を1964年の最後とするものがありますので、最後から二つ目の準男爵位という言い方もできるでしょう。もちろん、これからの叙爵が絶対にないわけではありませんが……。

 卒去に伴い、子息のトリスタン・フィンレーTristan Finlay)が第3代準男爵となります。

 

 (英語)FINLAY – Deaths Announcements – Telegraph Announcements
 (英語)Peerage News: Sir David Ronald James Bell Finlay, 2nd Baronet 1963-2021

訃報(2021年4月17日):英国の一代貴族(労働党)/ジャッド男爵フランク・ジャッド閣下が卒去(1935~2021)1973年~1974年にフェビアン協会会長を務める

 2021年4月17日、英国の一代貴族(労働党)ジャッド男爵フランク・ジャッド閣下(Frank Judd, Baron Judd : ジャッド卿 : The Right Honourable The Lord Judd FRSA)が卒去した模様。
 1935年3月28日生まれの86歳。

 庶民院(下院)議員、閣外相などを務めた後、1991年に一代貴族のジャッド男爵に叙爵。
 1973年~1974年にフェビアン協会会長を務めていたようです。

 

 (英語)Frank Judd: Former Labour minister and peer dies aged 86 – BBC News

 (英語)Peerage News: The Lord Judd 1935-2021

 (英語:英国議会 公式サイト)Contact information for Lord Judd – MPs and Lords – UK Parliament
 (4月19日議会において訃報通達:英語:英国議会 公式サイト)Death of a Member: Lord Judd – Monday 19 April 2021 – Hansard – UK Parliament