BBC(動画・英語):「Lord Lucan's mysterious disappearance – BBC News」(ルーカン伯爵の謎の失踪)(2016年2月)

 BBC NewsのYouTubeチャンネルにアップロードされた、死亡認定がされたイギリスの第7代ルーカン伯爵ジョン・ビンガム閣下の失踪に関する短い動画です(リンク先記事にも反映済み)。

 

BBC News:
Lord Lucan's mysterious disappearance – BBC News – YouTube

 

死亡認定(2016年2月3日):イギリスの第7代ルーカン伯爵ジョン・ビンガム閣下(1934~?)

 2016年2月3日、イギリスのアイルランド貴族/第7代ルーカン伯爵ジョン・ビンガム閣下(John Bingham, 7th Earl of Lucan : The Right Honourable The Earl of Lucan : ルーカン卿 : Lord Lucan)の死亡認定がなされたようです。
 すでに1999年に死亡扱いとなり遺族が資産などを継承していた模様ですが、死亡認定書が出されておらず、子息のビンガム男爵ジョージ・ビンガムは爵位を継承できていませんでした。
 今回の認定により、ビンガム男爵は第8代ルーカン伯爵閣下となります。

 

BBC News:
Lord Lucan's mysterious disappearance – BBC News – YouTube

 

記事:
 (英語)Lord Lucan death certificate granted – BBC News
 謎の失踪遂げた英伯爵、42年後に死亡認定 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

 

関連:
 結婚(2016年1月7日):イギリスのビンガム男爵ジョージ・ビンガム(1974年に失踪した第7代ルーカン伯爵の継嗣)と、アン=ソフィー嬢
 ほんまかいなという話:1974年に失踪したイギリスの第7代ルーカン伯爵ジョン・ビンガム閣下は殺人の後に自殺して虎のエサになったという証言者が出現したとの報道(2016年1月)

 

続報:
 1974年に殺人事件の中で失踪し2016年に死亡認定された英国の(故?)第7代ルーカン伯爵ジョン・ビンガム閣下について、被害者の息子がオーストラリアで伯爵を発見したと主張(2020年1月)仏教徒となり体調を崩し手術を待っているとの話

 

ほんまかいなという話:1974年に失踪したイギリスの第7代ルーカン伯爵ジョン・ビンガム閣下は殺人の後に自殺して虎のエサになったという証言者が出現したとの報道(2016年1月)

 (英語)Lord Lucan 'shot himself then was fed to this tiger' | Daily Mail Online

 

 子息のビンガム男爵ジョージ・ビンガムが結婚との記事で少し触れましたが、1974年に殺人事件のさなかに失踪した第7代ルーカン伯爵ジョン・ビンガム閣下、その事情を知っているという人物が出現して証言したところによると、

  • 第7代ルーカン伯爵は(妻を殺すつもりで間違えて)ナニー(子供の乳母)を殺してしまった後、銃で自殺
  • 遺体は友人の動物園の虎に食われたために見つからなかった
  • 証言者は、ルーカン伯爵の別の友人に聞いたとのこと(つまり実際に見たわけではない)

 ……ということでほんまかいなという話ですが。

 

関連:
 1974年に殺人事件の中で失踪し2016年に死亡認定された英国の(故?)第7代ルーカン伯爵ジョン・ビンガム閣下について、被害者の息子がオーストラリアで伯爵を発見したと主張(2020年1月)仏教徒となり体調を崩し手術を待っているとの話

 

結婚(2016年1月7日):イギリスのビンガム男爵ジョージ・ビンガム(1974年に失踪した第7代ルーカン伯爵の継嗣)と、アン=ソフィー嬢

 2016年1月7日、ビンガム男爵ジョージ・ビンガムGeorge Bingham, Baron Bingham : ビンガム卿 : Lord Bingham)とアン=ソフィー・フォグスガールド嬢(Anne-Sofie Foghsgaard)が結婚したようです。

 ビンガム男爵は、1974年に殺人事件のさなかに失踪した第7代ルーカン伯爵ジョン・ビンガム閣下の継嗣です。

追記:閣下の死亡が宣告されたとのニュースが入っています。

 

記事:
 (英語)Lord Lucan's heir George Bingham marries Anne-Sofie in London | Daily Mail Online
 (英語)Peerage News: Lucan/Foghsaard marriage

 

誕生(2015年7月?):ミハエル・プリンツ・フォン・ザクセン=マイニンゲン

 2015年7月に、ザクセン=マイニンゲン公室のザクセン=マイニンゲン公コンラート殿下の甥にあたるコンスタンティン・プリンツ・フォン・ザクセン=マイニンゲンConstantin Prinz von Sachsen-Meiningen)に、第一子となる男子(ミハエル・プリンツ・フォン・ザクセン=マイニンゲンMichael Prinz von Sachsen-Meiningen)が誕生したとの情報が出ています。

 コンスタンティン氏は、ザクセン=マイニンゲン公コンラート殿下の亡父ベルンハルト殿下の貴賤結婚(1回目の結婚)で権利を得ていない異母兄フリードリヒ・エルンストの子であり(従って“公子”でも“殿下”でもありませんが、そう称されていることも多く詳細は不明)、現在のルールではザクセン=マイニンゲン公位の継承者とはなれませんが(そもそも父が祖父の後を継いでいない時点でダメですが)、コンラート殿下に子供がいないことと、他に近い男系男子がいないことから、ルール変更などにより後継者となるであろうとみられています(仮にならなくても他に近親がいないので家産を継承するでしょう)。また、コンスタンティン殿下の母はザクセン=コーブルク=ゴータ公室出身(ザクセン=コーブルク=ゴータ公女ベアトリーツェ・シャルロッテ殿下)のため、やや特殊な継承に対して他のエルネスティン家2家より異論が出る可能性も低いのではないかと思います。

 しかし、今回誕生したミハエルの母ゾフィア・ルプスSophia Lupus)とコンスタンティン氏が結婚していないという情報もあり、その場合は、コンスタンティン氏自身の問題とは別に、ミハエルの継承権が存在していないという問題が発生します(もちろんのことですが、可能になるようにルール変更をおこなったという主張が将来出ることはありえます)。

 ちなみに、ザクセン=マイニンゲンの元々のルールに基づくと、継承者が存在しなくなった場合、ザクセン=コーブルク=ゴータのもっとも直系に近い男子に権利があることになるようです。
 現在のところ、ザクセン=コーブルク=ゴータ公アンドレアス殿下となりますが、(ザクセン=コーブルク=ゴータ公室を離れている)英国王室のグロスター公爵リチャード王子殿下が該当すると見る人もいます。

 

記事:
 (英語)EuropeanRoyalHistoryJournal.blogspot.com: Meiningen: A New Baby Heir
 (英語)Royal Musings: A new baby in the House of Saxe-Meingen