皇太子(徳仁親王)殿下がフランス訪問を前に記者会見(2018年9月)

 皇太子殿下(徳仁親王 : なるひと : Crown Prince Naruhito : His Imperial Highness The Crown Prince of Japan)が、明日【2018年9月7日】出発のフランス共和国訪問を前に、記者会見をおこないました。

 

 フランスご訪問に際し(平成30年) – 宮内庁
 皇太子さまフランス訪問を前に会見 | NHKニュース

今回の訪問は,1858年に日仏修好通商条約が締結されてから160周年という節目の年に行われます。歴史をたどれば,両国民が初めて接点を持ったのは,伊達政宗の派遣した支倉常長が率いる慶長遣欧使節が,1615年に南フランスのサン・トロペに偶然立ち寄ったときであるとされます。

天皇皇后両陛下には,平成6年に国賓としてフランスをご訪問になったほか,天皇陛下には皇太子でいらっしゃった昭和28年にも同国をご旅行になっており,その際の訪問先でのことや,お会いになった人々の優しさ,心温まるおもてなしなどについては,折に触れて両陛下より伺っております。また,1921年にフランスをご訪問になった皇太子時代の昭和天皇は,エッフェル塔に登られ,パリ市街を眺められたと伺っておりますが,今回私は,エッフェル塔のライトアップの点灯式に際し,対岸のシャイヨー宮からエッフェル塔を見上げることになります。

愛子は,先日の英国でのサマースクールへの参加を通じて,様々な貴重な経験を積んできたようです。私自身,英国への留学を始め,外国での生活を経験することで,それまで日本にいるだけでは気が付かなかったことにも気付き,考えを深めることができました。愛子も,今回の英国滞在によって,より幅広い視野を身に付けてくれたのではないかと思いますし,そうした経験を,今後の人生に,そして,皇族としての役割を果たしていく中でいかしていってほしいと思っています。

 

続報:
 皇太子(徳仁親王)殿下がフランス訪問へ出発(2018年9月)

 

冷泉家第23代当主 冷泉為臣(1944年戦死) が翻刻を手掛けていた「俊頼髄脳」の「定家本」(藤原定家らが書写)が出版される模様(2018年9月)

 藤原定家写本の歌学書翻刻出版へ 冷泉家時雨亭文庫が発表 : 京都新聞

 

 「俊頼髄脳」というのは、歌人であった源俊頼みなもと の としより)が、鳥羽天皇(当時上皇)の皇后だった高陽院藤原泰子に献上した作歌のための文書のようです。
 「俊頼口伝」「俊秘抄」という別名もある模様。

 藤原泰子は、関白藤原忠実の娘。

 この「俊頼髄脳」の最古の写本が、有名な藤原定家らによるものらしいのですが(「定家本」と記事にありますが、それは別の有名なものと混同するのでは……)、それの翻刻(出版できるように原稿を準備したということだと思います)を手掛けていたのが、1944年に中国で戦死した冷泉家第23代当主の冷泉為臣(れいぜい ためおみ)で、戦死のため「定家本」もどこにいったかわからなくなっていたようです(2005年発見……)。
 冷泉家は藤原定家の子孫の系統です。

 また、江戸時代の冷泉家第14代当主冷泉為久が「為久本」と呼ばれるものを出しているようです(写本??)。

 今回、冷泉為臣が生前に完成近くまで進めていたものを、学者らがチェックして仕上げたということになりそうです。

 冷泉為臣は父の冷泉家第22代当主冷泉為系伯爵に先立って亡くなっており、また父も隠居していたという情報もないので、「当主」であった時期はないのかと思います(数え方の問題)。
 ただ、上記の記事によれば、同家の典籍公開のために時雨亭文庫の一巻目の刊行を主導したのが為臣のようです。

 

追記:
 リンクをひとつ追加しておきます。

 「俊頼髄脳」の翻刻本出版 冷泉家23代当主・為臣氏の遺稿が76年ぶりに日の目(1/2ページ) – 産経WEST

 

ナイジェリア伝統的君主:デルタ州のオボトベ王国の王にエマニュエル・ワレウェイミ・アリカウェイ陛下が戴冠した模様(2018年8月)

 2018年8月31日、ナイジェリア連邦共和国デルタ州の伝統的君主、オボトベ王国(Obotobe Kingdom)の王(Ebenanawei?)に、エマニュエル・ワレウェイミ・アリカウェイ陛下(His Royal Majesty【HRM】 Emmanuel Wareweimi Arikawei)が戴冠した模様です。

 

 (英語)Delta community gets new monarch – The Nation Nigeria

 

 狭い地域、そしてなんの職かわからない固有名詞など、現地の状況がほぼわかりませんが、いっぽう「oil-rich」と記されているので、すでに石油利権があるか、これからの産油が期待されているのかと思います。

 以下の二人の人物が気になりました。
 トゥンデ・スムース(High Chief Tunde Smooth JP.)は(The Bolouwei (traditional Prime Minister) of Obotobe Kingdom)、つまり「オボトベ王国伝統的首」ですが……「宰相」とでも思っておきましょうか。
 いっぽう、ジェームズ・イェイナマグネガ(Chief James Yeinamagnegha JP.)は(The Regent)つまり「摂政」です。

 摂政の代理として宰相が役割を果たしたようですが、摂政はなにをしているのか(病気とか?)や、摂政は「Chief」なのに今回の代理役の宰相のほうが「High Chief」と上級になっていることも気になります。
 宰相は世襲の上級首長で、摂政はオボトベ王不在のときに臨時に宰相家よりも下位の首長から指名されたとかそういうことなのかとも思いますが、すいません全部妄想ですね

 なお、どちらにも付いている「JP.」は治安判事(Justice of the peace)ではないかと思いますが……。

 

タイ王国のソムサワリー王女殿下が脳への血液供給不足(?)により公務を全面取りやめの模様(2018年8月)ラーマ10世陛下の元妻。「王女」ではなく「妃」のような気もしますが外務省表記に従っておきます

 タイ王室のソムサワリー王女殿下(Her Royal Highness Princess Soamsawali)が、脳への血液供給不足(?)により公務を全面的に取りやめて、入院を続ける模様です。

 

 (英語)Princess Soamsawali in Chulalongkorn Hospital for medical treatment |
 (英語)Princess Soamsawali of Thailand admitted to hospital – Royal Central

 

※正直、どういう問題かいまいち理解していませんが。

 もともと別の問題と思われていたものが、新たに別の症状が出たため、検査をおこなったところ発覚したようです。

 

 ラーマ10世陛下の皇太子時代の元妻で、称号については結婚と同時に与えられているため、「王女」ではなく「妃」ではないかとも思いますが、とりあえず外務省表記に従っておきます。

タイ基礎データ | 外務省

2009年1月 ソムサワリー王女殿下

※タイ王室の称号は複雑怪奇なので、あまり考えたくありません。

 

 陛下の従妹で、シリキット皇太后陛下の姪にあたります。

 

インタビュー記事(ポルトガル語):フランス王室オルレアン派のアンジュー公妃/第11代カダヴァル女公爵ディアナ・アルヴァレス・ペレイラ・デ・メロ殿下へのインタビュー(2018年8月)

 ブラジルのメディア「Globo」が、ポルトガル貴族の第11代カダヴァル女公爵で、フランス王室オルレアン派のアンジュー公妃ディアナ・アルヴァレス・ペレイラ・デ・メロ殿下(Diana Álvares Pereira de Melo, 11th Duchess of Cadaval : Her Royal Highness The Duchess of Anjou)へインタビューをおこなったようです。

 

 (ポルトガル語)Duquesa e escritora Diana de Cadaval ensina como tradição e modernidade podem reinar juntas – Jornal O Globo

 

 かなりの長文ですが、内容は、夫のオルレアン公子シャルル=フィリップ殿下の話(最後のほうに一緒に旅行するとえらいめにばかり遭うという話が)や、居城であるカダヴァル宮殿や同家(カダヴァル家(名称がいまいちよくわかりませんが)はブラガンサ王朝分家)の歴史や、現在の妃殿下の活動などです。

 ディアナ妃殿下は、2001年の父の薨去に伴い、異母姉と爵位などの相続を争いましたが、ポルトガル王室(ブラガンサ家)当主のブラガンサ公爵ドゥアルテ・ピオ殿下(His Royal Highness Duarte Pio, Duke of Braganza)の裁定によりカダヴァル公爵位を継承しています。