訃報(2019年3月11日):英国のダンディー伯爵夫人シヴォーン・スクリームジャー閣下が薨去(1949~2019)

 2019年3月11日、英国のダンディー伯爵夫人シヴォーン・スクリームジャー閣下(Siobhan Scrymgeour, The Right Honourable The Countess of Dundee : シヴォーン・メアリー・ルウェリンSiobhan Mary Llewellyn)が薨去したようです。
 1949年6月5日生まれの69歳。

 英国のスコットランド貴族/第12代ダンディー伯爵及びスクリームジャー氏族長アレクサンダー・スクリームジャー閣下の妻。

 

 (英語)DUNDEE – Deaths Announcements – Telegraph Announcements
 (英語)Peerage News: The Countess of Dundee (died 2019)

 

訃報(2019年3月7日):ナイジェル・パーカー閣下、卒去(1931~2019)英国の第7代モーリー伯爵の叔父で伯爵位継承順位第一位

 2019年3月7日、ナイジェル・パーカー閣下(The Honourable Nigel Parker)が卒去した模様です。
 1931年11月18日生まれの87歳。

 1962年に兄が伯父の薨去に伴いモーリー伯爵位(第6代)を継承、翌1963年に伯爵の継嗣以外の敬称として閣下(The Honourable)を許されているようです。
 兄の子である第7代モーリー伯爵には娘しかいないため、伯爵位継承順位第一位でした。
 ナイジェル・パーカー閣下の卒去に伴い、閣下の子息のエドワード・パーカー氏(Edward Parker)が第一位となります。

 

 (英語)PARKER – Deaths Announcements – Telegraph Announcements
 (英語)Peerage News: Hon Nigel Parker 1931-2019

 

英国女王エリザベス2世陛下が、三男のウェセックス伯爵エドワード王子殿下(3月10日に55歳誕生日)に新たに「フォーファー伯爵」の称号を追加で叙爵(2019年3月)スコットランドではこちらを用いる模様

 英国女王エリザベス2世陛下(Elizabeth II : Her Majesty The Queen)は、三男のウェセックス伯爵エドワード王子殿下(Prince Edward : His Royal Highness The Earl of Wessex)に、新たに「フォーファー伯爵(Earl of Forfar)」の称号を追加で叙爵した模様です。

 フォーファー伯爵号は1661年にスコットランド貴族として叙爵され1715年に消滅しており、今回の叙爵は第二次叙爵となります(もちろん今回は連合王国貴族です)。

 

 (英語)TITLE FOR THE EARL OF WESSEX | The Royal Family

The Queen has been pleased to grant The Earl of Wessex the additional title of Earl of Forfar.

 

The Royal Familyさんのツイート: "The Queen has been pleased to grant The Earl of Wessex the additional title of Earl of Forfar. Their Royal Highnesses will use the title The Earl and Countess of Forfar when in Scotland. Read about the history of the title and The Earl in Scotland: https://t.co/6c9ED64ehV… https://t.co/KQuqIqvbCh"

 

 エドワード王子殿下は、父であるエディンバラ公爵フィリップ王子殿下(His Royal Highness The Prince Philip, Duke of Edinburgh)の薨去の後に「エディンバラ公爵」に叙されることが決まっています(と書くと正確な説明ではないのですが、たぶん叙されます)。
 エディンバラはスコットランドにあり、また「ウェセックス伯爵」のウェセックスはイングランド。
 また、子息のジェームズが儀礼称号として使用している「セヴァーン子爵」のセヴァーンはウェールズにあります。
 このように三地域の地名(北アイルランドがないですが)を冠した称号をバランスよく(?)保有することになる予定でしたが、今回、先にスコットランドで使用するための称号が叙爵されました。
 今後は、スコットランド担当王族としての役割が強く求められていくのかもしれません。

 

訃報(2019年2月19日):“サー”・マイルズ・ハンティントン=ホワイトリー準男爵(第4代)、卒去(1929~2019)母方の祖父はスタンリー・ボールドウィン英国首相(伯爵)。モデルのロージーは従弟の孫

 2019年2月19日、英国の連合王国準男爵、“サー”・(ジョン・)マイルズ・ハンティントン=ホワイトリー準男爵(Sir (John) Miles Huntington-Whiteley, 4th Baronet, Lt Cdr RNR, VRD and Two Clasps)が卒去したようです。
 1929年7月18日生まれの89歳。

 第2代準男爵の三男で、母のマーガレットは、英国首相を務めたスタンリー・ボールドウィン(初代ボールドウィン・オブ・ビュードリー伯爵)の娘。
 モデルのロージー・ハンティントン=ホワイトリーRosie Huntington-Whiteley)は従弟の孫のようです。
 初代準男爵の兄は初代マーチャムリー男爵。

 また、1960年に、カステル=リューデンハウゼン伯女ヴィクトリア殿下と結婚しています。

 卒去に伴い、子息のレオポルドLeopold)が第5代準男爵となると思われます。

 

 (英語)HUNTINGTON-WHITELEY – Deaths Announcements – Telegraph Announcements

 

訃報(2019年3月2日):ピーター・ド・スタクプール氏、死去(1924~2019)ローマ教皇貴族の故・第5代スタクプール公爵の子息

 2019年3月2日に、ピーター・ド・スタクプール氏(Peter de Stacpoole)が死去したという掲示があります。
 1924年11月8日生まれの94歳。

 

 (英語)Death Notice of Peter de Stacpoole

 

 ローマ教皇貴族の故・第5代スタクプール公爵ジョージ・ド・スタクプールの三男の模様です。
 この家系はほかに、フランス貴族の称号である伯爵と子爵を保有しているようです。