デンマーク女王マルグレーテ2世陛下と妹のデンマーク王女ベネディクテ殿下、旧ギリシャ王妃アンナ=マリア陛下が、王室船に乗船(2018年5月)

 2018年5月4日、デンマーク女王マルグレーテ2世陛下(Margrethe II of Denmark : Her Majesty The Queen)、デンマーク王女ベネディクテ殿下(Her Royal Highness Princess Benedikte of Denmark : ザイン=ヴィトゲンシュタイン=ベルレブルク公妃【未亡人】 : Princess of Sayn-Wittgenstein-Berleburg)、デンマーク王女/旧ギリシャ王妃アンナ=マリア陛下(Anne-Marie : Her Majesty The Queen of the Hellenes, Princess of Denmark)の三姉妹は、デンマークの王室船に乗船しました。

 

Det danske kongehus(デンマーク王室公式チャンネル):
Med Kongeskibet Dannebrog til søs – YouTube

 

 翌5月5日に、カリン港(Kolding Harbor : コリング港)に到着。
 式典参列と、宝石や勲章などのエキシビジョンに臨席した模様。

 
 
 (デンマーク語:デンマーク王室公式サイト:エキシビジョン展示品の写真?)"Magtens Smykker" | Kongehuset

 

Vanity Fair(英語)記事:“There’s Nothing Wrong with Falling from Grace”(2018年)君主政復活・王室支持の話と、エチオピア帝室のエルミアス・サーレ=セラシエ皇子殿下とニコライ・トルストイ伯爵子の話題など

 (英語)“There’s Nothing Wrong with Falling from Grace”: The Global Network of Monarchists Helping Deposed Kings and Queens | Vanity Fair
 (英語:上記からニコライ・トルストイ伯爵子に関する部分の一部を抜き出したもの)Count Nikolai Tolstoy on Russian Monarchy and the Romanovs | Royal Russia News

 

 冒頭は、ルーマニア王女マルガレータ殿下(当時)から連絡を受けた人物の話、君主政復活・王室支持の話と、エチオピア帝室のエルミアス・サーレ=セラシエ皇子殿下(His Imperial Highness Prince Ermias Sahle-Selassie)とニコライ・トルストイ伯爵子(Count Nikolai Tolstoy)の話題などが中心となっています。

 

 エルミアス・サーレ=セラシエ皇子殿下は故エチオピア皇帝ハイレ・セラシエ1世陛下の孫ですが、一般的にエチオピア帝室の当主とされていません。
 しかし、この記事のように、帝室の代表者として活動しているとみる立場もあるようです。

 

 ニコライ・トルストイ伯爵子の話の一部には、“Pretender【プリテンダー】”という用語に関するものがあります。
 いうまでもなくこの言葉は中立的ではないものですが、Wikipedia英語版のせいか、この言葉が使用されるケースが多い気します(上記の記事すらそうなのですが)。
 そのもっともアホらしい例は、リトアニアの王位継承者を称して活動を始めたウラッハ公子イニゴ閣下(His Serene Highness Prince Inigo of Urach)のものらしきサイト(すぐに更新止まりましたけれど)に、イニゴ閣下をリトアニア王位の“legitimate pretender”とする表記があったことです。もちろんこれは、イニゴ閣下を正当な王位継承者と表現したかったのでしょうが、pretenderに「不当」である意味がありlegitimateに「正当」である意味があることを考慮すれば、ギャグのような言葉の並びです。
 中立的というかなんと表現すればいいのかわかりませんが、“Claimant【クレイマント】”という用語がありますが、一般的の人にはなじみがなく、また、正直これが本当に中立な用語なのか首をかしげるときもあります。日本語で“王位請求者”と(訳して)書いている例がありますが……コメントは避けます
 伯爵子は“Heir【エア】”を使っているようですが、当方でも「(王位)継承者」などこの用語を意識して書いています。この用語が実は一番便利です。曖昧さを許容するという意味でも。pretenderはそもそも本人が称していないのにこう書くのは名誉棄損みたいなものですし、claimantも本人が称していない場合はどうなのか、よくわからない部分があります。

 

英国王室のウィリアム王子殿下&キャサリン妃殿下の第三子(次男)の新王子殿下の名前発表「ルイ・アーサー・チャールズ(Louis Arthur Charles)」。ケンブリッジ公爵家ルイ王子殿下(His Royal Highness Prince Louis of Cambridge)と呼ばれることになります(2018年4月)

 英国王室のケンブリッジ公爵ウィリアム王子殿下(Prince William : His Royal Highness The Duke of Cambridge)とケンブリッジ公爵夫人キャサリン妃殿下(Catherine : Her Royal Highness The Duchess of Cambridge)の間に誕生した第三子(次男)の名前が発表となりました。

 

Kensington Palaceさんのツイート: "The Duke and Duchess of Cambridge are delighted to announce that they have named their son Louis Arthur Charles. The baby will be known as His Royal Highness Prince Louis of Cambridge.… https://t.co/OXOFqHqdlk"

 

 「Louis Arthur Charles」ということで、ルイ・アーサー・チャールズ。
 このうち先頭の名前を通常用いて、ケンブリッジ公爵家ルイ王子殿下(His Royal Highness Prince Louis of Cambridge)と呼ばれることになります。

※「Loius」はルイスではないのかという疑問のある方もいるかもしれませんが、「Louis」はウィリアム王子殿下自身の名前にも含まれており、その昔本人は「s」を発音していなかったため、気が変わっていなければ、「ルイ」表記でよいと思います。

 

ルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下夫妻が、マグレレにある核物理研究所(IFIN-HH)を訪問(2018年4月)

 2018年4月24日、ルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下(Her Majesty Margareta, the Custodian of the Crown of Romania : ルーマニア皇太子マルガレータ殿下 : Her Royal Highness Crown Princess Margareta of Romania)と夫のルーマニア王子ラドゥ殿下(His Royal Highness Prince Radu of Romania)は、同国マグレレにある核物理研究所(IFIN-HH)を訪問したようです。

 

CasaRegalaaRomaniei(ルーマニア王室公式チャンネル):
Familia Regală a vizitat Institutul de Fizică Nucleară de la Măgurele – YouTube

 

Familia Regalăさんのツイート: "Majestatea Sa Margareta și ASR Principele Radu au fost oaspeții Institutului Național pentru Fizică și Inginerie Nucleară Horia Hulubei din Măgurele. https://t.co/5sklMg3QWl… https://t.co/aFtZhDL4Mu"
https://twitter.com/casamsregelui/status/989369459960840192

 

 (ルーマニア語:ルーマニア王室公式ニュース配信サイト)Vizită regală la Institutul de Fizică Nucleară | Familia Regală a României / Royal Family of Romania

 

 この研究所ですが、昔は(旧)ソ連の核融合炉かなにかがあったみたいですが、それは現在はない、のかなあ……(すいません、よくわかりませんでした)。

 また、現在一番重要視されていると思われるのが「Extreme Light Infrastructure – Nuclear Physics (ELI-NP)」という欧州連合【EU : ヨーロッパ連合】も絡んでいる(らしい)研究部門のようです(なにをしているのかはわかりません)。

 

 (英語版:ELI-NP公式サイト) Visits at ELI-NP
※同一ページの上に最新情報を載せていく形式のようで、現在は一番上に掲載されています(老婆心ながら最新鋭の研究をしているところが、この更新方法でいいのだろうかとは思いました)。
記事見出しが、

24.04.2018 – Visit of Her Majesty Queen Margareta, Custodian of the Romanian Crown, together with His Royal Highness, Prince Radu


 「Her Majesty Queen Margareta」とマルガレータ女王陛下と書いてしまっていますが……EUも絡んでいる研究部門のサイトでどうどうと書いていいんでしょうか。

 

 ちなみに、王室公式サイトの記事末尾に「各国から様々な年代の研究者が」というようなことが書いてあるのですが、「まさか、ルーマニアの片隅にそんなまさか」と思ったら……

 

 [FAQ] ELI-NPの人事募集/ – 瀬戸 慧大 (SETO Keita) の個人ページ

 

 そこで研究をしている日本人の方のページを見つけてしまいました。

 ちなみになにを研究しているところなのかというと、

光を用いた核物理部門

 だそうです。

 

デンマーク女王マルグレーテ2世陛下の棺がロスキレ大聖堂に設置される(2018年4月)

 デンマーク女王マルグレーテ2世陛下(Margrethe II of Denmark : Her Majesty The Queen)の棺が完成し、ロスキレ大聖堂に設置された模様です。

 

Det danske kongehus(デンマーク王室公式チャンネル):
H.M. Dronningens gravmæle – YouTube

 

 (英語:デンマーク王室公式サイト)HM The Queen’s sepulchral monument is now set up at Roskilde Cathedral | The Danish Monarchy – Front Page