冷泉家での調査で、藤原定家が古今和歌集の歌の解釈を記した注釈書が見つかったそうです。
冷泉家【上冷泉家】第25代当主冷泉為人氏(れいぜい ためひと)がコメントしています。
藤原定家が古今和歌集の歌の解釈記した注釈書 原本が見つかる | NHK | 文芸
「もうあまり大したものは入っていないだろうと思っていた」800年続く京都・冷泉家の当主が、藤原定家直筆の書物発見の経緯を語った | 文春オンライン
冷泉家での調査で、藤原定家が古今和歌集の歌の解釈を記した注釈書が見つかったそうです。
冷泉家【上冷泉家】第25代当主冷泉為人氏(れいぜい ためひと)がコメントしています。
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同志社大学が、宮廷文化研究センターの開設を発表しています。
(準備中)同志社大学 宮廷文化研究センター
同志社大学宮廷文化研究センターの開設について|2021年度のニュース一覧|同志社大学
また構内に屋敷があった二条家・山科家や隣接する冷泉家と連携して活動を行います。
二条家・山科家・冷泉家と連携するとしており、また(少なくとも)二条家と山科家の当主は直接会合に出ることがあるようです。
2019年9月7日の、NHK「ブラタモリ」で、冷泉家【上冷泉家】第25代当主冷泉為人氏(れいぜい ためひと)がタモリ一行と会見したようです。
『ブラタモリ』登場の藤原定家の子孫・冷泉家 「京都に残ってよかった」の声続出 – ニュースサイトしらべぇ
そんな冷泉家の25代目当主・冷泉為人氏がタモリ一行をお出迎え。為人氏は、財団法人冷泉家時雨亭文庫を設立した24代当主・冷泉為任の娘婿で、理事長を務めている人物だ。
和歌を切り口に、これからの都市と地域の暮らしや文化を考える「島の文化会議」を京都で初開催 – ENSO ANGO – Dispersed Hotel in Kyoto
歌聖・後鳥羽上皇ゆかりの離島で、地方創生・地域活性化の先進地域とされる島根県隠岐郡海士町と共に、公家の伝統を継承している冷泉家の御当主夫妻を招き、伝統文化・和歌の感性を現代の暮らしや文化に甦らせる方法を考える「島の文化会議」を開催いたします。
日程
2019年8月31日(土) 13:30-16:30
規模
定員25名
冷泉 為人(冷泉家25代当主)
冷泉 貴実子(公益財団法人 冷泉家時雨亭文庫 常務理事)
内容がはっきりとはわからないのですが、告知を見つけたのでリンクしておきます。
藤原定家写本の歌学書翻刻出版へ 冷泉家時雨亭文庫が発表 : 京都新聞
「俊頼髄脳」というのは、歌人であった源俊頼(みなもと の としより)が、鳥羽天皇(当時上皇)の皇后だった高陽院藤原泰子に献上した作歌のための文書のようです。
「俊頼口伝」「俊秘抄」という別名もある模様。
藤原泰子は、関白藤原忠実の娘。
この「俊頼髄脳」の最古の写本が、有名な藤原定家らによるものらしいのですが(「定家本」と記事にありますが、それは別の有名なものと混同するのでは……)、それの翻刻(出版できるように原稿を準備したということだと思います)を手掛けていたのが、1944年に中国で戦死した冷泉家第23代当主の冷泉為臣(れいぜい ためおみ)で、戦死のため「定家本」もどこにいったかわからなくなっていたようです(2005年発見……)。
冷泉家は藤原定家の子孫の系統です。
また、江戸時代の冷泉家第14代当主冷泉為久が「為久本」と呼ばれるものを出しているようです(写本??)。
今回、冷泉為臣が生前に完成近くまで進めていたものを、学者らがチェックして仕上げたということになりそうです。
冷泉為臣は父の冷泉家第22代当主冷泉為系伯爵に先立って亡くなっており、また父も隠居していたという情報もないので、「当主」であった時期はないのかと思います(数え方の問題)。
ただ、上記の記事によれば、同家の典籍公開のために時雨亭文庫の一巻目の刊行を主導したのが為臣のようです。
追記:
リンクをひとつ追加しておきます。
「俊頼髄脳」の翻刻本出版 冷泉家23代当主・為臣氏の遺稿が76年ぶりに日の目(1/2ページ) – 産経WEST