2019年11月21日に、ルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下(Her Majesty Margareta, the Custodian of the Crown of Romania : ルーマニア皇太子マルガレータ殿下 : Her Royal Highness Crown Princess Margareta of Romania)は外交団と会見しましたが、その際、第二次世界大戦を引き合いに出し、ロシア連邦によるジョージア【グルジア】およびウクライナなどへの侵攻を批判しました。
この件に対しルーマニア駐箚のロシア連邦の大使館が陛下を非難するコメントを Facebook のアカウントに投稿していましたが、さらにそれに対し王党派や西側諸国に近い立場を取る政治家などからロシア大使を批判する動きがとられていました。
2019年9月16日~9月19日にかけて、(旧)ルーマニア王室のルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下の夫であるルーマニア王子ラドゥ殿下(His Royal Highness Prince Radu of Romania)がトルコ共和国を訪問しています。
欧州連合隣接地域とルーマニアの間の関係整備のためのルーマニア王室外交の一環のようです。
トルコ国会議長、国家教育相、赤新月社、パラリンピック関係者を訪問したようです。
ラドゥ・ドゥダ氏(当時)はルーマニア王女マルガレータ殿下(当時)と結婚する際に、ルーマニア王室の本家筋にあたるホーエンツォレルン公室(プロイセン王室とは別系統の同族)に(ここで認識がわかれていますが)称号あるいは名を与えてくれるよう頼みました。ホーエンツォレルン公フリードリヒ・ヴィルヘルム殿下(当時・故人)は「ホーエンツォレルン=フェリンゲン(Hohenzollern-Veringen)」の名を許可しますが、これに対し、ラドゥ氏は「ホーエンツォレルン=フェリンゲン公(子)(英語:Prince of Hohenzollern-Veringen)」を称し始めます。しかし、フリードリヒ・ヴィルヘルム殿下は名を許可しただけで称号を与えたわけではないと訴訟が起き、またそもそもドイツは共和国なので称号を与えることはできないとコメントしていました。
この件はこじれますが、2007年末に(故・旧)ルーマニア王ミハイ1世陛下が新たな王室法を制定し、それを根拠としてラドゥ王子殿下は「ルーマニア王子」の称号を使用し始めます(ホーエンツォレルン=フェリンゲンの称号は使用されなくなります)。
ルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下(Her Majesty Margareta, the Custodian of the Crown of Romania : ルーマニア皇太子マルガレータ殿下 : Her Royal Highness Crown Princess Margareta of Romania)は、祖母のルーマニア皇太后エレナ陛下(Her Majesty Helen【Elena】, Queen Mother of Romania)の遺骸をスイス連邦ローザンヌのボワ=ド=ヴォー墓地からルーマニア国内のクルテア・デ・アルジェシュ大聖堂に移すことを決定したようです。
ルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下(Her Majesty Margareta, the Custodian of the Crown of Romania : ルーマニア皇太子マルガレータ殿下 : Her Royal Highness Crown Princess Margareta of Romania)は、2015年より務めているルーマニア赤十字の総裁に再任された模様です。
ローマ教皇聖座駐箚ハンガリー特命全権大使の、オーストリア大公エドゥアルト殿下(オーストリア皇子 : ハンガリー王子 : ベーメン王子 : His Imperial and Royal Highness Archduke Eduard of Austria, Prince Imperial of Austria, Prince Royal of Hungary and Bohemia : エドゥアルト・フォン・ハプスブルク : Eduard von Habsburg : エドゥアルト・ハプスブルク=ロートリンゲン : Eduard Habsburg-Lothringen)が、2019年5月末~6月頭に予定されているキリスト教/ローマ・カトリック教会の首座/ローマ教皇聖座およびバチカン市国の絶対君主/ローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis)のルーマニア訪問への喜びを語っています。
ハンガリー系コミュニティなどへの訪問予定があるようです。