ベルギー王子オスカル殿下の姓が、オヘア(O’Hare)から、オヘア・ド・サクス=コブール(O’Hare de Saxe-Cobourg)に変更された模様(2024年11月)

 2024年12月6日のベルギー王国官報によりますと、2024年11月20日に、ベルギー王子オスカル殿下(His Royal Highness Prince Oscar of Belgium : オスカル・オヘア : Oscar O’Hare)の姓を、オヘア(O’Hare)から、オヘア・ド・サクス=コブール(O’Hare de Saxe-Cobourg)に変更する許可が出たようです。

 オスカル殿下の母は、ベルギー王女デルフィーヌ殿下(Her Royal Highness Princess Delphine of Belgium)で、デルフィーヌ殿下は、アルベール2世の婚外子です。
関連:
 前ベルギー王アルベール2世陛下の娘であることが確定したデルフィーヌ・ボエルがベルギー王女に(2020年10月)子供二人もジョゼフィーヌ王女殿下とオスカル王子殿下に

 デルフィーヌ殿下は、親子関係の確定後、ド・サクス=コブール(de Saxe-Cobourg)を姓としていましたが、子供たちは父方のオヘア(O’Hare)のままでした。
 今回、第二子のオスカル殿下の姓が組み合わせ式のオヘア・ド・サクス=コブール(O’Hare de Saxe-Cobourg)となったようです。
 姉のジョゼフィーヌ殿下の姓の変更も申請されているようですが、特に問題はないと思われ、申請時に成年に達しているかどうかで手続きが違うのではないかと思います(ジョゼフィーヌ殿下は21歳、オスカル殿下は16歳)。

 

 (ベルギー王国官報 2024年12月6日:該当箇所は520ページ目:132098の下部)06_1.pdf
オランダ語:

Bij koninklijk besluit van 20 november 2024 is machtiging verleend aan de genaamde O’Hare, Oscar John Patrick Tobias Léopold Michel, Prins van België, geboren te Ukkel op 28 april 2008, er wonende, om zijn naam in die van “O’Hare de Saxe-Cobourg” te veranderen.

フランス語:

Par arrêté royal du 20 novembre 2024 le nommé O’Hare, Oscar John Patrick Tobias Léopold Michel, Prince de Belgique, né à Uccle le 28 avril 2008, y résidant, est autorisé à substituer à son nom celui de “O’Hare de Saxe-Cobourg”.

ベルギー王室継嗣/ブラバント女公/ベルギー王女エリザベート殿下らが、欧州議会選挙などで投票(2024年6月)

 2024年6月9日、ベルギー王室の継嗣/ブラバント女公/ベルギー王女エリザベート殿下(Princess Elisabeth of Belgium : Her Royal Highness The Duchess of Brabant)、ベルギー王子ガブリエル殿下(His Royal Highness Prince Gabriel of Belgium)、ベルギー王子エマニュエル殿下(His Royal Highness Prince Emmanuel of Belgium)、ベルギー王女エレオノール殿下(Her Royal Highness Princess Eléonore of Belgium)ら国王夫妻の四子は、ブリュッセル近郊のラーケンにて、選挙の投票をおこないました。

 エリザベート殿下、ガブリエル殿下、エマニュエル殿下は、ベルギー連邦選挙と地方選挙、加えて欧州議会選挙の投票をおこないました。
 エレオノール殿下は年齢による選挙権が欧州議会選挙のみのため、同選挙のみ投票をおこなったようです(ベルギー王国の欧州議会議員選挙の選挙権は 16歳 から)。

 なお、ベルギー国王夫妻は、政治的中立を保つため、選挙での投票はおこないません。

 

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フランシスクス【フランス】・ラウタ・ファン・アイスマ氏が貴族証明書を受ける(2022年9月)オランダ貴族の承認は20年ぶり

 2022年9月26日、フランシスクス・ラウタ・ファン・アイスマ氏(Franciscus Lauta van Aijsmaフランス・ラウタ・ファン・アイスマFrans Lauta van Aijsma)は、オランダの貴族に関する機関である Hoge Raad van Adel(貴族最高法院)より貴族証明書を受け取りました。
 これにより同氏は、ヨンクヒール(Jonkheer)号と紋章を使用することが出来ます。
 オランダ王ウィレム=アレクサンダー陛下は3月8日に勅令により承認をしています。
 オランダ貴族の承認は20年ぶりとのことです。
(承認は、新しく本人への授与、外国の貴族の編入、古い貴族の子孫であることを認定してのもの、の三種類があり、今回は三つ目ということになるのでしょう)

 アイスマ家(Aijsma : Aysma)は、シェルテ・ファン・アイスマSchelte van Aysma)という、16世紀~17世紀の人物がそこそこ有名らしく、オランダ王国成立後の1825年に子孫にあたる三人の兄弟がオランダ貴族として承認されています。フランス・ラウタ・ファン・アイスマの先祖はその三兄弟の異母弟のようです。
 2018年にシェルテ・ファン・アイスマの再埋葬がおこなわれた際にDNA鑑定がおこなわれています(これがシェルテの遺骨を特定するためだったのか、フランスがシェルテの子孫であることを証明するためだったのかよくわかりませんが……)。

 今回の貴族証明書は“ヨンクヒール”・フランス・ラウタ・ファン・アイスマとその男系子孫に影響を与えるもので、娘は“ヨンクフラウ”・ミランダ・ラウタ・ファン・アイスマ(Jonkvrouw Miranda Lauta van Aijsma)となります。彼の姉妹も生存しているという話があるのですが、書き方を見ると対象とはならないようです。

 

 (オランダ語)Adelsdiploma voor jonkheer Frans Lauta van Aijsma | Nieuwsbericht | Hoge Raad van Adel
 (オランダ語)Erkenning adeldom: jonkheer Frans Lauta van Aijsma – Adel in Nederland
 (オランダ語)Een adellijke titel krijgen kan nog steeds: 'Het is geen bevroren instuut' – EenVandaag

EenVandaagさんはTwitterを使っています: 「Een adellijke titel krijgen kan nog steeds: 'Het is geen bevroren instuut' https://t.co/sfM8vlW7qW」 / Twitter

ベルギー王フィリップ陛下夫妻が9月6日までの公務を中止・延期(2021年9月)名前は非公表ながら王室内で新型コロナウイルス感染が確認された方がいる模様

 ベルギー王フィリップ陛下(Philippe of Belgium : Philippe de Belgique : Filip van België : Philipp von Belgien : His Majesty The King of the Belgians)とベルギー王妃マティルド陛下(Queen Mathilde of Belgium : Her Majesty The Queen of the Belgians)が、2021年9月2日~9月6日の公務の中止・延期を発表しています。

 名前は非公表ながら、王室内で、新型コロナウイルスへの感染が確認された方がいるようです。

 

 (オランダ語:ベルギー王室 公式サイト)Covid-19 | De Belgische Monarchie

2 september 2021 tot 6 september 2021
Naar aanleiding van een bevestigd Covid-19-geval binnen de Koninklijke Familie hebben Hunne Majesteiten de Koning en de Koningin besloten om uit voorzorg hun contacten in de komende dagen te beperken, in overeenstemming met de geldende gezondheidsvoorschriften. De activiteiten op de agenda van de Koning en de Koningin deze week en volgende week maandag worden daarom uitgesteld of afgelast.

訃報(2021年8月29日?30日?):アンリ・デュデケム・ダコ伯爵が薨去(1933~2021)ベルギー王妃マティルド陛下の伯父

 2021年8月29日~30日の間に、アンリ・デュデケム・ダコ伯爵(Count Henri d’Udekem d’Acoz)が薨去した模様です。
 1933年11月27日生まれの87歳。

 同家はもともと政治方面の家系で、故・伯爵も市議会議員や市長を務めていたようです。

 故・伯爵はシャルル・デュデケム・ダコ男爵の長男で、父の生前に男爵の称号を許されていたという話もありますが詳細は不明。
 姪の現・ベルギー王妃マティルド陛下と現・ベルギー王フィリップ陛下が結婚したことにより、弟二人と共に伯爵に叙されています。もともとの男爵は同家の当主(相当の人物:最年長系統の男系男子)が帯びるものでしたが、伯爵号に関しては男系子孫全員に継承されます。
 伯爵に叙された年は2000年としているものがありますが、ドキュメントを見ると当時のベルギー王アルベール2世陛下による1999年11月8日付の勅令で同年12月4日から効力を発するとしています。

 

 (オランダ語)Graaf Henri d'Udekem d'Acoz, de oom van koningin Mathilde, is overleden | VRT NWS: nieuws
 (オランダ語)Graaf 'nonkel' Henri d'Udekem d'Acoz overleden | De Tijd
 (オランダ語)Henri d’Udekem d’Acoz (88), oud-burgemeester en oom van koni… (Poperinge) – Het Nieuwsblad

 

Nieuwsblad.beさんはTwitterを使っています 「Henri d’Udekem d’Acoz (88), oud-burgemeester en oom van koningin Mathilde, overleden https://t.co/4rjOKvKo0v」 / Twitter

 

Nieuwsblad.beさんはTwitterを使っています 「PORTRET. Nonkel Henri is overleden, de man die de familie van koningin Mathilde de bijnaam d’Udekem d’Ambras bezorgde https://t.co/7178w42Efo」 / Twitter