”元ルーマニア王子”ニコラエ・メドフォース=ミルズ氏夫妻の宗教結婚式に、伯母のルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下や、母のルーマニア王女エレーナ殿下は参列予定なしとの報道(2018年9月)

 ルーマニアの報道によりますと、2018年9月30日に予定されている”元ルーマニア王子”のニコラエ・メドフォース=ミルズ氏(Nicolae Medforth-Millsニコラス・メドフォース=ミルズ氏 : Nicholas Medforth-Mills)とアリナ夫人の宗教結婚式に、伯母のルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下(Her Majesty Margareta, the Custodian of the Crown of Romania : ルーマニア皇太子マルガレータ殿下 : Her Royal Highness Crown Princess Margareta of Romania)や母のルーマニア王女エレーナ殿下(Her Royal Highness Princess Elena of Romania)は参列予定がないとのことです。

 

 (ルーマニア語)Reacţia fostului principe Nicolae, după ce s-a aflat că nimeni din Casa Regală nu va participa la nunta lui. Ce s-a întâmplat cu invitaţia trimisă – Mediafax

 

 妹のエリサベタ・カリナ・デ・ロムニエ・メドフォース=ミルズ嬢(Elisabeta Karina de Roumanie Medforth-Mills)は参列するとのことですが……。

 マルガレータ陛下だけが出ないというのであれば、ニコラエ氏の処遇を最終的に妹に任せるとも取れますが、エレーナ殿下まで参列しないとなると、エレーナ殿下にもニコライ氏の王室成員への再編入という考えはないとも受け取れます。

 一方、このままでは将来的には妹のエリサベタ嬢がルーマニア王室当主となることになりますが、そのような準備がなされているという情報はまったくありません。ほかに次世代でルーマニア王位継承権を保有しているのは兄妹の従妹のエリサベタ・マリア・ビアルネイシ嬢(Elisabeta Maria Biarneix)だけです。

 ルーマニア王室は一体なにがしたいのかわかりませんが……。

 

 しかし、いずれにせよ、ニコラエ氏のいうように、「まだ時間はある」ので、最終的にどうなるかはわかりません。

 

ルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下が、キリスト教/ルーマニア総主教ダニエル聖下と会見(2018年9月)

※この記事はキリスト教 高位聖職者のニュースと重複します。

 

 2018年9月15日、ルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下(Her Majesty Margareta, the Custodian of the Crown of Romania : ルーマニア皇太子マルガレータ殿下 : Her Royal Highness Crown Princess Margareta of Romania)は、キリスト教/東方正教会/ルーマニア正教会の首座/ルーマニア正教会総主教ダニエル聖下(ブカレスト大主教 : ムンテニア・ドブロジャ府主教 : カエサレア・カッパドキアエ首座代行 : His Beatitude Daniel, Archbishop of Bucharest, Metropolitan of Muntenia and Dobrudgea, Locum tenens of the throne of Caesarea Cappadociae, Patriarch of the Romanian Orthodox Church)と会見しました。

 夫のルーマニア王子ラドゥ殿下(His Royal Highness Prince Radu of Romania)や、
 ルーマニア正教会の、トゥルゴヴィシュテ大主教ニフォン座下(個人の称号として府主教 : His Eminence Hon Metropolitan Nifon, Archdiocese of Targoviste)、
 プロイェシュティ主教ヴァルラアム座下(His Grace Varlaam, Bishop of Ploiești)、
 らが同席。

 

 (ルーマニア語:ルーマニア王室公式ニュース配信サイト)Custodele Coroanei s-a întâlnit cu Patriarhul Daniel | Familia Regală a României / Royal Family of Romania

 (ルーマニア語:ルーマニア正教会通信)Custodele Coroanei s-a întâlnit cu Patriarhul României – Basilica.ro
 (英語:ルーマニア正教会通信)Crown Princess Margareta meets with Patriarch Daniel of Romania – Basilica.ro

 

Familia Regalăさんのツイート: "Her Majesty had a meeting with the Patriarch of the Romanian Orthodox Church https://t.co/NzhggWWplU… "
https://twitter.com/casamsregelui/status/1041337771657445376

 

Basilica.roさんのツイート: "Întâlnirea a avut loc la Mănăstirea Caraiman cu prilejul evenimentelor religioase şi comemorative desăfăşurate în jud. Prahova, la care a participat Familia Regala a Romaniei. https://t.co/tc2QTx2RTR"

Întâlnirea a avut loc la Mănăstirea… – Agenția de știri Basilica | Facebook

 

Getty Images:”元ルーマニア王子”ニコラエ・メドフォース=ミルズ氏夫妻の夏の写真【35枚】(2018年)なんのためらいもなく「Prince」「Princess」とキャプション

 「Getty Images」に、”元ルーマニア王子”のニコラエ・メドフォース=ミルズ氏(Nicolae Medforth-Millsニコラス・メドフォース=ミルズ氏 : Nicholas Medforth-Mills)とアリナ夫人の夏の写真35枚が掲載されています。

 

 (写真一覧)Prince Nicholas Romania Alina Summer Photo Session 画像と写真 | Getty Images

Prince Nicholas Of Romania and Princess Alina Of Romania visit the… ニュース写真 | Getty Images
Embed from Getty Images

Prince Nicholas Of Romania and Princess Alina Of Romania

 

 なんのためらいもなく「Prince」「Princess」とキャプションされています。

 

※ちなみに上に貼り付けた写真は、ニコラエ氏の高祖母ルーマニア王妃マリア(英国王室出身)に関する展示会を訪問した時のもののようです。

 

訃報(2018年9月2日):マヌエラ・フライフラウ・フォン・ペルファル・デ・ザイフ・ナセリ、卒去(1952~2018)バイエルンのグライフェンベルク城の所有者一族

 2018年9月2日、ドイツ連邦共和国バイエルン州のグライフェンベルクで、グライフェンベルク城を所有してきたペルファル家の一員のマヌエラ・フライフラウ・フォン・ペルファル・デ・ザイフ・ナセリManuela Freifrau von Perfall de Seif Nasseri)が卒去した模様です。
 1952年7月25日生まれの66歳。
 犬が好きで、著書もあったようです(Amazon.co.jp 「Manuela von Perfall」の検索結果)。

 名前ですが、長めの表記だと上記のようになっていますが、下記記事などでは短く「マヌエラ・フライフラウ・フォン・ペルファルManuela Freifrau von Perfall)」となっています。
 ザイフ・ナセリはすでになくなっている夫の姓のようなので、結婚時にこのようにしたのではないかと思います。

 ペルファル家はバイエルンの古い貴族の家柄で、同地を入手してから長期間統治していました。
 兄二人とその子孫が存命とのことで、グライフェンベルク城自体は兄が所有しているのではないかと思います。

 

 (ドイツ語)Manuela Freifrau von Perfall aus Greifenberg gestorben | Landsberg

 

長文インタビュー記事(ドイツ語):リヒテンシュタイン公国国家元首代行リヒテンシュタイン公世子アロイス殿下へのインタビュー記事(2018年9月)

 スイスのメディアによる、リヒテンシュタイン公国国家元首代行のリヒテンシュタイン公世子アロイス殿下(アロイス皇太子アロイス摂政Alois : His Serene Highness The Hereditary Prince of Liechtenstein : His Serene Highness The Prince Regent of Liechtenstein)への長文インタビュー記事が掲載されています。

 

 (ドイツ語)Thronfolger von Liechtenstein: «Monarchie hat auch Vorteile – leider sind sie wenig bekannt» – Ausland – az Aargauer Zeitung

 

 アロイス殿下は、君主(の代行及び継嗣)、政治家、投資家、経営者、大金持ち、といろいろな側面を持ちますが、今回のインタビューは興味深い点がいくつもあります。
 それほど深く掘り下げられてはいませんが、君主政の長所(自らの実例を交えて)から、仮想通貨(暗号通貨)への評価と対応まで話は幅広いです。
 個々の部分部分は他の人物でも語れる内容かもしれませんが、一人の人物がそのすべてを語るということは他にはないのではないでしょうか。

 

 そのほか、欧州王室の連携は今でもあるのかという問いに、デンマーク皇太子フレデリク殿下の誕生日に集まった件、が述べられています(ハリー王子の結婚式はいきましたか?とも聞かれてますが、欧州の王室はスルーでした)。

 そして、長男のヨーゼフ・ヴェンツェル殿下は、アロイス殿下の役割を受け継いでいく意思があるようです。