2020年7月18日、イアン・アレクサンダー・ベイカー氏(Ian Alexander Baker)とライニンゲン公女ナディア殿下(Her Serene Highness Princess Nadia of Leiningen : ナディア・プリンツェッシン・ツー・ライニンゲン : Nadia Prinzessin zu Leiningen)が結婚したようです。
2020年7月18日、イアン・アレクサンダー・ベイカー氏(Ian Alexander Baker)とライニンゲン公女ナディア殿下(Her Serene Highness Princess Nadia of Leiningen : ナディア・プリンツェッシン・ツー・ライニンゲン : Nadia Prinzessin zu Leiningen)が結婚したようです。
報道によりますと、オーストリア共和国に滞在しているハノーファー王室当主エルンスト・アウグスト殿下(His Royal Highness The Prince of Hanover : Prince Ernst August of Hanover)が病院に収容された模様です。
下記記事によりますと、殿下は、体調不良(?)のため救急を読んだところ、なぜか警察に襲われたと主張。警官が酔っぱらっていたのではないかなどと語っているようです。
一方、警察は、救助を求める電話に応えて救急と駆け付けたら殿下が暴れたとしています(文中には日本語で言う「自傷他害の恐れ」に相当しそうなものがあり、要するにそういう判断でしょう)。
(ドイツ語)In Österreich: Polizeieinsatz bei Ernst August von Hannover
殿下は警察を訴えると息まいているようですが……。
続報:
ハノーファー王室当主エルンスト・アウグスト王子殿下が野球のバットを持って警察署へおもむき警察官へ暴言との報道(2020年7月)
ハノーファー王室当主エルンスト・アウグスト王子殿下に執行猶予10ヶ月と最低3年の(事件が起きた)居館での居住を禁止(2021年3月)
2020年7月12日に、レベッカ・ベッタリーニ嬢(Rebecca Bettarini)がキリスト教/東方正教会/ロシア正教会に改宗し、ヴィクトリア・ロマノヴナ(Victoria Romanovna)を洗礼名(聖名)として選んだようです。
同日、ロシア正教会/サンクトペテルブルク・ラドガ府主教ヴァルソノフィー座下(His Eminence Metropolitan Varsonofy of St. Petersburg and Ladoga)の礼拝に参列した模様。
ヴィクトリア・ロマノヴナ・ベッタリーニ嬢は、ロシア大公ゲオルギー殿下(His Imperial Highness The Heir, Tsesarevich, and Grand Duke George of Russia : プロイセン王子 : Prince of Prussia)の恋人です。
ロシア帝室は結婚に関する身分要件に極めて厳しく、昨年にはロシア帝室ロマノフ家当主/ロシア女大公マリヤ殿下(Head of the Russian Imperial House : Her Imperial Highness The Grand Duchess Maria Wladimirovna of Russia)がキリスト教/東方正教会/ロシア正教会の首座/モスクワ・ロシア全土【ルーシ全土】総主教キリル聖下(キリール総主教 : His Holiness Kirill, Patriarch of Moscow and all Russia【Rus’】)に継承法の変更の承認を求めているという情報が出ました。
今回の改宗で、二人の婚約発表が近づいたのではないかと思われます。
※今回、マリヤ殿下自身は、新型コロナウイルス感染の予後(?)のため、参列していません。
(ロシア語:ロシア帝室公式 フェースブック アカウント)Russian Imperial House of Romanov \ Российский Императорский Дом Романовых公開グループ | Facebook
ロシア正教会サンクトペテルブルク府主教区公式サイトでは、ゲオルギー大公殿下来訪は記載しているもののの、レベッカ嬢に関しては言及はありません。
ゲオルギー大公殿下とヴァルソノフィー府主教の写真が掲載されています(別の写真が表示されている場合、右端から二枚目と三枚目をご覧ください):
(ロシア語:サンクトペテルブルク府主教区公式サイト)"День ангела города" – сайт Санкт-Петербургской митрополии
(英語)Royal Musings: Rebecca Bettarini received into Russian Orthodox church
(英語)Eurohistory: A Russian Imperial Marriage On The Horizon: Rebecca Bettarini Converts to Russian Orthodoxy
(英語)Visit of the Grand Duke to St. Petersburg with the Director of the Russian Imperial Foundation — The Russian Legitimist
続報:
婚約~婚約発表~婚約儀式(2020年12月~2021年1月):ロシア帝室ロマノフ家継嗣/ロシア大公ゲオルギー殿下とレベッカ・ベッタリーニ嬢
ロシア帝室ロマノフ家継嗣/ロシア大公ゲオルギー殿下とレベッカ・ベッタリーニ嬢の結婚式は2021年10月1日、ロシア・サンクトペテルブルクにておこなわれると発表(2021年3月)
※ものすごく久しぶりの更新となります(更新再開できるかわかりません)。
スペイン語圏メディアの報道によりますと、ハノーファー王子クリスティアン殿下(His Royal Highness Prince Christian of Hanover, Duke of Brunswick and Lüneburg, Prince of Great Britain and Ireland : クリスティアン・プリンツ・フォン・ハノーファー : Christian Prinz von Hannover)とハノーファー王子妃アレッサンドラ殿下(Her Royal Highness Princess Alessandra of Hanover : アレッサンドラ・デ・オスマ : Alessandra de Osma)の二人の第一子(長男)・第二子(長女)となる双子が誕生した模様です。
ハノーファー王子ニコラス殿下(His Royal Highness Prince Nicolás of Hanover, Duke of Brunswick and Lüneburg, Prince of Great Britain and Ireland : ニコラス・プリンツ・フォン・ハノーファー : Nicolás Prinz von Hannover)、
ハノーファー王女ソフィア殿下(Her Royal Highness Prince Sofía of Hanover, Duke of Brunswick and Lüneburg, Prince of Great Britain and Ireland : ソフィア・プリンツ・フォン・ハノーファー : Sofía Prinzessin von Hannover)、
となります。
(スペイン語)Nicolás y Sofía Hannover de Osma: Nacen los gemelos de los príncipes Alessandra y Christian Hannover – COSAS.PE
(スペイン語)Alessandra de Osma y Christian de Hannover han sido padres de mellizos
※なお、ハノーファーの長い名乗りだと、Prinz(Prinzessin) von Hannover Herzog(Herzogin) zu Braunschweig und Lüneburg Königlicher Prinz(Prinzessin) von Großbritannien und Irland(プリンツ【プリンツェッシン】・フォン・ハノーファー・ヘルツォーク【ヘルツォーギン】・ツー・ブラウンシュヴァイク・ウント・リューネブルク・ケーニグリッヒャー・プリンツ【プリンツェッシン】・フォン・グロースブリタニエン・ウント・イールラント)と、ブラウンシュヴァイク=リューネブルク、および英国の称号が名前に入ります。
なお、ハノーファー王室の将来の状況はいまひとつはっきりしません。
クリスティアン殿下の兄であるハノーファー王世子エルンスト・アウグスト殿下(Prince Ernst August of Hanover : His Royal Highness The Hereditary Prince of Hanover : エルンスト・アウグスト・エルププリンツ・フォン・ハノーファー : Ernst August Erbprinz von Hannover)とハノーファー王世子妃エカテリナ殿下(Ekaterina : Her Royal Highness The Hereditary Princess of Hanover : エカテリナ・プリンツェッシン・フォン・ハノーファー : Ekaterina Prinzessin von Hannover)の結婚が、父である当主のほうのエルンスト・アウグスト殿下から承認を得ていなかったというのが一般的な見解のようであり、ハノーファー王室法を厳密に考えると、この二人の間の子供はハノーファー王室のメンバーではないということになります(ルールを詳細に読んでないので称号については不明)。
つまり王世子殿下の第二子・長男のヴェルフ・アウグスト殿下がハノーファー王室当主の位を継承することはないということになります(ざっくり言えば、当主が継承するはずの財産が継承されません)。
関連:
誕生(2018年2月22日?):ハノーファー王女エリザベト殿下(?)、正式発表はまだながらも写真が出ています
誕生?(2019年3月14日?):ハノーファー王世子エルンスト・アウグスト殿下とエカテリナ妃殿下の間の第二子・長男が誕生との一部報道
そうであれば、クリスティアン殿下および今回誕生したニコラス殿下が将来的にハノーファー王室の当主となっていきそうですが……。
もし一族内でそうなることが決定しているのであれば、ニコラスではなくエルンスト・アウグストと命名されそうでもあり、まだ引き延ばされることかもしれません(泥沼裁判になるかもしれません)。
また、仮にハノーファー王室法が結婚に当主の許諾が必要と定めていても、現在ハノーファー王室が継承しているブラウンシュヴァイク=リューネブルク公室の法がそれと違うルールを定めている可能性もあり、場合によっては継承がわかれる可能性もないわけではありません。
加えて、これまでのハノーファー王室当主は、1917年に剥奪された英国貴族のカンバーランド・ティヴィオットデイル公爵位について回復を請願できる立場にありましたが、同公爵位はハノーファー王室法とは何の関係もない 爵位が叙された時の Remainder によって継承が決まるため、王室当主の地位が傍系に移っても、直系がその権利を維持します。
当主のほうのエルンスト・アウグスト殿下の非常に残念な近況:
ハノーファー王室当主エルンスト・アウグスト王子殿下が病院に収容された模様(2020年7月)殿下「調子が悪いので助けを呼んだら、なぜか警察に襲われた!」、警察「救助を求める電話に応えて救急と駆け付けたら暴れた」
ハノーファー王室当主エルンスト・アウグスト王子殿下が野球のバットを持って警察署へおもむき警察官へ暴言との報道(2020年7月)
2020年7月6日、ミルバッハ=ゲルデルン=エグモント伯爵子/ホーエンローエ=ヤクストベルク公子ヨハネス殿下(His Serene Highness Count Johannes of Mirbach-Geldern-Egmont, Prince of Hohenlohe-Jagstberg : ヨハネス・グラーフ・フォン・ミルバッハ=ゲルデルン=エグモント・プリンツ・ツー・ホーエンローエ=ヤクストベルク : Johannes Graf von Mirbach-Geldern-Egmont Prinz zu Hohenlohe-Jagstberg)が薨去したと報道されています。
1939年12月2日生まれの80歳。
新型コロナウイルスに感染していたとの情報もあります。
ヨハネス殿下は、父方つまり男系はホーエンローエ=ヤクストベルク家ですが、母方の伯父ラディスラウス伯爵子の養子となり、ミルバッハ=ゲルデルン=エグモント伯爵子の名(とおそらく地所)を継承しています。
また、ラディスラウス伯爵子の男系は、エグモント家(エフモント家)の婚姻外の子孫(?)の系統であるゲルデルン=エグモント家ですが、ラディスラウス伯爵子の父アルフォンス伯爵子が、母のガブリエレ・フライイン・フォン・ミルバッハ(Gabriele Freiin von Mirbach)を通じて地所を得て、バイエルン王ルートヴィヒ2世の許諾によりミルバッハ=ゲルデルン=エグモントの名前を許されたようです。ただ、ラディスラウス伯爵子までは、長男(あるいは地所所有者といいますか)のみがこの名前(ミルバッハを頭につけたもの)を使用していますが、他のメンバーはこの名前を使用していなかったようで、ここの事情やこだわりはわかりません。ただ今回亡くなった、ヨハネス殿下の系統は、みなこの名前(ミルバッハ=ゲルデルン=エグモント)を使用しているようです。
(ドイツ語)Ein Meister der Lebenskunst – Fränkische Nachrichten
(ドイツ語)Johannes Graf von Mirbach-Geldern-Egmont Prinz zu Hohenlohe-Jagstberg : Traueranzeige : Frankfurter Allgemeine Zeitung