旧ルーマニア王ミハイ1世陛下の葬儀に参列予定の王室関係者(2017年12月)

 (ルーマニア語:ルーマニア正教会通信)Case regale care au confirmat prezenţa la funeraliile Regelui Mihai – Basilica.ro
 (ルーマニア語:ルーマニア王室公式ニュース配信サイト)Familiile Regale participante la funeraliile Regelui Mihai I | Familia Regală a României / Royal Family of Romania

 

 上のリンク先によりますと、以下のようになります(順番は勝手に整理)。

 

英国王室(ウィンザー家):
 ウェールズ公チャールズ皇太子殿下(Prince Charles : His Royal Highness The Prince of Wales)、

スウェーデン王室(ベルナドッテ家):
 スウェーデン王カール16世グスタフ陛下(Carl XVI Gustaf of Sweden : His Majesty The King)、
 スウェーデン王妃シルヴィア陛下(シルビア王妃 : Queen Silvia of Sweden : Her Majesty The Queen)、

スペイン王室(ブルボン家):
 前スペイン王ファン・カルロス1世陛下(His Majesty King Juan Carlos I of Spain)、
 前スペイン王妃ソフィア陛下(Her Majesty Queen Sofía of Spain)、

バーレーン王室(ハリーファ家):
 “シャイフ【シェイク】”・ラーシド・ビン・ハリーファ・アル・ハリーファ閣下(His Excellency Shaikh Rashid bin Khalifa al Khalifa)、

ベルギー王室(ベルギー家【ザクセン=コーブルク=ゴータ家】):
 ベルギー王女アストリッド殿下(オーストリア=エステ大公妃 : オーストリア皇子妃 : ハンガリー王子妃 : ベーメン王子妃 : モデナ公妃 : Her Imperial and Royal Highness Princess Astrid of Belgium, Archduchess of Austria-Este, Princess Imperial of Austria, Princess Royal of Hungary and Bohemia, Duchess of Modena)、
 オーストリア=エステ大公/ベルギー王子ローレンツ殿下(ロレンツ大公 : オーストリア皇子 : ハンガリー王子 : ベーメン王子 : モデナ公 : His Imperial and Royal Highness Prince Lorenz of Belgium, Archduke of Austria-Este, Prince Imperial of Austria, Prince Royal of Hungary and Bohemia, Duke of Modena)、

ヨルダン王室(ハーシム家):
 前国王夫人ムナー・アル=フセイン妃殿下(Her Royal Highness Princess Muna al-Hussein)、
 アリー王子夫人リム・アル=アリー妃殿下(Her Royal Highness Princess Rym al-Ali)、

リヒテンシュタイン公室(リヒテンシュタイン家):
 (?)イザベレ殿下(Her Serene Highness Princess Isabelle of Liechtenstein)、

ルクセンブルク大公室(ナッサウ家):
 ルクセンブルク大公アンリ殿下(Henri : His Royal Highness The Grand Duke of Luxembourg)、

 

(旧)アルバニア王室(ゾグー家):
 アルバニア皇太子レカ2世殿下(His Royal Highness Crown Prince Leka II of the Albanians)、
 アルバニア皇太子妃エリア殿下(His Royal Highness Crown Princess Elia of the Albanians)、

(旧)イタリア王室(サヴォイア家):
 ヴェネツィア公/ピエモンテ公/サヴォイア公子エマヌエーレ・フィリベルト殿下(His Royal Highness Prince Emanuele Filiberto of Savoy, Prince of Venice and Piedmont)、

(旧)ヴュルテンベルク王室(ヴュルテンベルク家):
 ヴュルテンベルク公子エーバーハルト殿下(His Royal Highness Duke Eberhard of Württemberg)

(旧)オーストリア帝室・ハンガリー王室(ハプスブルク=ロートリンゲン家):
 ハプスブルク=ロートリンゲン家当主/オーストリア大公カール殿下(His Imperial and Royal Highness Archduke Karl of Austria, Prince Imperial of Austria, Prince Royal of Hungary and Bohemia)、
 オーストリア大公ゲオルク殿下(His Imperial and Royal Highness Archduke Georg of Austria, Prince Imperial of Austria, Prince Royal of Hungary and Bohemia)、
 オーストリア=エステ大公マルティン殿下(オーストリア皇子 : ハンガリー王子 : ベーメン王子 : モデナ公子 : His Imperial and Royal Highness Archduke Martin of Austria-Este, Prince Imperial of Austria, Prince Royal of Hungary and Bohemia, Duke of Modena)、
 オーストリア=エステ大公妃カタリナ殿下(イーゼンブルク公女 : オーストリア皇子妃 : ハンガリー王子妃 : ベーメン王子妃 : モデナ公子妃 : Her Imperial and Royal Highness Archduchess Katharina of Austria-Este, Princess Imperial of Austria, Princess Royal of Hungary and Bohemia, Duchess of Modena, Princess of Isenburg)、
(旧)トスカナ大公室系:
 故ルーマニア王女イレアナの娘でルーマニア王室関連の行事に参列の多いオーストリア大公女マリア・マグダレーナ殿下(“マギー”【Magi】 : オーストリア皇女 : ハンガリー王女 : ベーメン王女 : トスカナ大公女 : Her Imperial and Royal Highness Archduke Maria Magdalena of Austria, Princess Imperial of Austria, Princess Royal of Hungary and Bohemia, Princess of Tuscany)、
 オーストリア大公ドミニク殿下(His Imperial and Royal Highness Archduke DominicNiki” of Austria, Prince Imperial of Austria, Prince Royal of Hungary and Bohemia, Prince of Tuscany)、
 オーストリア大公妃エマヌエッラ殿下(Her Imperial and Royal Highness Archduchess EmmanuellaNella” of Austria, Princess Imperial of Austria, Princess Royal of Hungary and Bohemia, Princess of Tuscany)、

(旧)ギリシャ王室(グリュックスブルク家【グリクシンブルグ家】):
 旧ギリシャ王妃アンナ=マリア陛下(Her Majesty Queen Anne-Marie of Greece : デンマーク王室出身)、
 ギリシャ・デンマーク王女イリニ殿下(Her Royal Highness Princess Irene of Greece and Denmark)、
 ギリシャ・デンマーク王子ニコラオス殿下(His Royal Highness Prince Nikolaos of Greece)、

(旧)ドイツ帝室/プロイセン王室(ホーエンツォレルン家):
 プロイセン公ゲオルク・フリードリヒ殿下(His Imperial and Royal Highness Georg Friedrich, Prince of Prussia)、

(旧)バーデン大公室(バーデン家、ツェーリンゲン家):
 バーデン辺境伯マクシミリアン殿下(His Royal Highness Maximilian, Margrave of Baden)、
 バーデン辺境伯妃ヴァレリー殿下(トスカナ系ハプスブルク家出身 : Her Imperial and Royal Highness Archduchess Valerie, Margravine of Baden)、

(旧)フランス王室(ブルボン家【ブルボン=オルレアン家】):
 ヴァンドーム公爵/フランス王子ジャン殿下(オルレアン公子 : His Royal Highness Prince Jean of France, Prince of Orléans, Duke of Vendôme)、
 フランス王女シャンタル殿下(オルレアン公女 : Her Royal Highness Princess Chantal of France, Princess of Orléans)、

(旧)ブルガリア王室(ザクセン=コーブルク=ゴータ家):
 旧ブルガリア王シメオン2世陛下(His Majesty King Simeon II of the Bulgarians : 元ブルガリア共和国首相シメオン・サクスコブルクゴツキ : Simeon Saxe-Coburg-Gotha)、

(旧)ポルトガル王室(ブラガンサ家):
 ブラガンサ公爵ドゥアルテ・ピオ殿下(His Royal Highness Duarte Pio, Duke of Braganza)、

(旧)ユーゴスラビア王室(カラジョルジェヴィッチ家):
 現在セルビア王室を称する、
 ユーゴスラヴィア皇太子アレクサンダル2世殿下(His Royal Highness Crown Prince Alexander II of Yugoslavia / Serbia)、
 ユーゴスラヴィア皇太子妃カタリナ殿下(英語ではキャサリン皇太子妃 : Her Royal Highness Crown Princess Katherine of Yugoslavia / Serbia)、

(旧)ロシア帝室(ロマノフ家):
 ロシア女大公マリヤ・ウラジーミロヴナ殿下(Her Imperial Highness the Grand Duchess Maria Wladimirovna of Russia)

 

君主家ではありませんが、
リーニュ家(ベルギー貴族):
 リーニュ公女アン閣下(Her Highness Princess Anne of Ligne)、

ラジヴィウ家:
 タティアナ・ラジヴィウ公女(Princess Tatiana Radziwiłł)、

 

 ほか、バーレーン王室と日本の皇室から誰か来るかもみたいなことが書いてあります。
 バーレーンのハリーファ家はいくらでも人がいますが、皇室は人数不足なので、大使か誰か代理で参列するのか、それとも急遽日程を組むのかはよくわかりません(日本はこういうところであまり気を使わない気もします)。

追記:
 バーレーン王室からはおひとりリストに名前が出ましたが、皇室からは参列はなさそうです。

 

続報:
 旧ルーマニア王ミハイ1世陛下の葬儀はじまる(2017年12月)

 

ベルギー王子ロラン殿下「私への予算を減らすのは人権侵害」(2017年12月)

 ベルギー王子ロラン殿下(His Royal Highness Prince Laurent of Belgium)が、殿下一家への予算を減らされたり活動を制限されたりされそうなので、シャルル・ミシェル首相に対し弁護士などを通じて抗議をおこなっているようです。

 特に外国からの訪問者との会見を制限するのは、“社会的孤立の強要”であり、欧州人権条約(ECHR)に違反しているとし、その他今までの活動に制限があったことを考慮して金をよこせようするに普通に生きていくことを許されず、公務をこなすために自分で仕事を選んで経験をつんでいくことも許されなかったのに、いきなり「もう金をやらん」といわれても困る、ということだと思いますが)と主張しているようです。

 もともと問題児な人ですが、ここまでストレートに「金よこし続けろ!」というのは初めてで(王子への予算を減らすと欧州人権条約違反!)、ベルギーはまたひとつどうでもいい問題に対応する必要が出てきました。

 

もう少し詳細:
 ベルギー王子ロラン殿下の予算が15%減らされる模様。政府に断りなく行動を続けたのが問題視。殿下は決定を不服とし提訴も考えている模様(2017年12月)

 

ベルギー王フィリップ陛下がリトアニアを訪問、大統領と会見、同国に配備されたベルギー軍の部隊を訪問(2017年5月)

 ベルギー王フィリップ陛下(PhilippeFilip : His Majesty The King of the Belgians)は、リトアニア共和国を訪問しました。
 リトアニア共和国大統領ダリア・グリバウスカイテ博士閣下(グリボウスカイテ大統領:Her Excellency Dr Dalia Grybauskaitė)と会見したほか、北大西洋条約機構(NATO)指揮下で同共和国に配備されているベルギー軍の部隊を訪問したようです。

 

PresidentofLithuania(リトアニア大統領府公式チャンネル):
Prezidentė susitinka su Belgų Karaliumi Philippe’u – YouTube

 

 

記事:
 (オランダ語:ベルギー王室公式サイト)Litouwen | De Belgische Monarchie
 (英語:リトアニア大統領府公式サイト)Belgian soldiers help to ensure Lithuania's security | President of the Republic of Lithuania

 

Belgian Royal Palaceさんのツイート: "Bezoek aan #Litouwen begint met audiëntie met President @Grybauskaite_LT in #Vilnius @NATO @Defensie_BE https://t.co/uC4DBS0CYV"

 

Belgian Royal Palaceさんのツイート: "Meet & Greet met Belgische militairen in #Rukla #Litouwen #BattleGroup #EuropeanUnion @NATO @BelgiumDefence https://t.co/tyWcJi4Iw2"

 

Dalia Grybauskaitėさんのツイート: "United by common challenges & determination to protect our people. #Lithuania & #Belgium #AlliedStrong w/ HM King Philippe of the Belgians https://t.co/JYQipQLp77"

 

インタビュー動画(英語、字幕はポルトガル語):ハワイ王女オワナ・サラザール殿下へのインタビュー動画(2017年3月)

 ハワイ王女オワナ・サラザール殿下(Her Roya Highness Princess Owana Salazar of Hawaii)へのインタビュー動画(応答は英語、字幕はポルトガル語)がアップロードされています。

 ハワイ王室の現在の(というかかなり前の世代からの)状況は混沌としており、複数系統の複数人の当主が挙げられています。
 オワナ・サラザール殿下の系統はカメハメハ1世の異母兄から女系を介して外国人との結婚もあっての子孫ですが、この系統の現在の当主についても主張が割れています。

 今回、動画をアップロードしている(=おそらくインタビューしている)のは、ブラガンサ公爵ドゥアルテ・ピオ殿下を支持するポルトガル共和国の王党派団体だと思うのですが、同団体がオワナ・サラザール殿下をハワイの王女と言及していることは重要です(ポルトガル王室がそう認識していると考えてよいと思います)。

 また、動画中では、ポルトガル王ルイス1世や、カメハメハ3世カラカウアなどの名が挙げられ、ポルトガルとハワイの歴史につながりがあるかのように語られるのですが、細かいことはよくわかりません。

 

monarquia.tv:
ENTREVISTA A SAR A PRINCESA OWANA SALAZAR DO HAWAI. – YouTube

 

誕生(2015年7月?):ミハエル・プリンツ・フォン・ザクセン=マイニンゲン

 2015年7月に、ザクセン=マイニンゲン公室のザクセン=マイニンゲン公コンラート殿下の甥にあたるコンスタンティン・プリンツ・フォン・ザクセン=マイニンゲンConstantin Prinz von Sachsen-Meiningen)に、第一子となる男子(ミハエル・プリンツ・フォン・ザクセン=マイニンゲンMichael Prinz von Sachsen-Meiningen)が誕生したとの情報が出ています。

 コンスタンティン氏は、ザクセン=マイニンゲン公コンラート殿下の亡父ベルンハルト殿下の貴賤結婚(1回目の結婚)で権利を得ていない異母兄フリードリヒ・エルンストの子であり(従って“公子”でも“殿下”でもありませんが、そう称されていることも多く詳細は不明)、現在のルールではザクセン=マイニンゲン公位の継承者とはなれませんが(そもそも父が祖父の後を継いでいない時点でダメですが)、コンラート殿下に子供がいないことと、他に近い男系男子がいないことから、ルール変更などにより後継者となるであろうとみられています(仮にならなくても他に近親がいないので家産を継承するでしょう)。また、コンスタンティン殿下の母はザクセン=コーブルク=ゴータ公室出身(ザクセン=コーブルク=ゴータ公女ベアトリーツェ・シャルロッテ殿下)のため、やや特殊な継承に対して他のエルネスティン家2家より異論が出る可能性も低いのではないかと思います。

 しかし、今回誕生したミハエルの母ゾフィア・ルプスSophia Lupus)とコンスタンティン氏が結婚していないという情報もあり、その場合は、コンスタンティン氏自身の問題とは別に、ミハエルの継承権が存在していないという問題が発生します(もちろんのことですが、可能になるようにルール変更をおこなったという主張が将来出ることはありえます)。

 ちなみに、ザクセン=マイニンゲンの元々のルールに基づくと、継承者が存在しなくなった場合、ザクセン=コーブルク=ゴータのもっとも直系に近い男子に権利があることになるようです。
 現在のところ、ザクセン=コーブルク=ゴータ公アンドレアス殿下となりますが、(ザクセン=コーブルク=ゴータ公室を離れている)英国王室のグロスター公爵リチャード王子殿下が該当すると見る人もいます。

 

記事:
 (英語)EuropeanRoyalHistoryJournal.blogspot.com: Meiningen: A New Baby Heir
 (英語)Royal Musings: A new baby in the House of Saxe-Meingen