ベルギー王ボードワン陛下没後25周年式典・ミサ(2018年9月)

 2018年9月8日、ベルギー王ボードワン陛下没後25周年の式典・ミサがおこなわれました。

 ベルギー王フィリップ陛下(Philippe of Belgium : Philippe de Belgique : Filip van België : Philipp von Belgien : His Majesty The King of the Belgians)とベルギー王妃マティルド陛下(Queen Mathilde of Belgium : Her Majesty The Queen of the Belgians)はじめベルギー王室の方々、そして近親のルクセンブルク大公室や、リヒテンシュタイン公室からも参列がありました。
 両陛下は、ボードワン陛下及びファビオラ王妃陛下の陵へ献花。

 ミサは、キリスト教/ローマ・カトリック教会のメヘレン=ブリュッセル大司教ヨーゼフ・デ・ケーセル枢機卿座下(His Eminence Josef Cardinal De Kesel, Archbishop of Mechelen-Brussel)が司式。

 

 (フランス語:ルクセンブルク大公室公式サイト)Messe d’action de grâce à l’occasion du 25ème anniversaire du décès du Roi Baudouin – Cour Grand-Ducale de Luxembourg – Septembre 2018

 (オランダ語)Homilie bij de gedachtenis van koning Boudewijn | Kerknet
 (オランダ語)25ste verjaardag overlijden van koning Boudewijn herdacht | Kerknet

 (英語)In pictures: Mass held to commemorate the 25th anniversary of King Baudouin’s death – Royal Central

 

 (写真一覧)画像と写真 | Getty Images
 (写真一覧)PPE Agency | 61 foto’s gevonden met “08-09-2018 Laken”
 (写真一覧)Photos, news, video | Te Deum ceremony to commemorate 25 anniversary of the death of King Baudouin

 

ベルギー王フィリップ陛下とベルギー王妃マティルド陛下:
King Philip of Belgium and Queen Matthilde arrive prior to attend a… ニュース写真 | Getty Images
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両陛下の子供たち、ベルギー王子エマニュエル殿下、ベルギー王子ガブリエル殿下、ベルギー王女エレオノール殿下:
Prince Emmanuel of Belgium, Prince Gabriel of Belgium and Princess… ニュース写真 | Getty Images
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フィリップ陛下の妹、ベルギー王女アストリッド殿下(オーストリア=エステ大公妃):
Princess Astrid of Belgium, Prince Lorenz of Belgium, Prince Amadeo… ニュース写真 | Getty Images
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アストリッド殿下の夫、ベルギー王子ローレンツ殿下(ハプスブルク家のオーストリア=エステ大公):
Prince Lorenz of Belgium leaves a mass to remember the 25th… ニュース写真 | Getty Images
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アストリッド殿下とローレンツ殿下の長男ベルギー王子アメデオ殿下とエリザベッタ妃殿下:
Prince Amedeo of Belgium and Princess Elisabetta leave the mass to… ニュース写真 | Getty Images
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アストリッド殿下とローレンツ殿下の長女・次女のベルギー王女マリア・ラウラ殿下とベルギー王女ルイサ・マリア殿下:
Princess Maria Laura of Belgium and Princess Louisa Maria of Belgium… ニュース写真 | Getty Images
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ベルギー王子ロラン殿下:
Prince Laurent of Belgium leaves a the mass to remember the 25th… ニュース写真 | Getty Images
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ルクセンブルク大公アンリ殿下と、子息のルクセンブルク大公子ルイ殿下:
Prince Louis of Luxembourg and Grand Duke Henri of Luxembourg arrive… ニュース写真 | Getty Images
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ルクセンブルク大公子ギヨーム殿下と大公子妃シビラ殿下:
Prince Guillaume, Hereditary Grand Duke of Luxembourg and Princess… ニュース写真 | Getty Images
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ルクセンブルク大公女マリー・アストリッド殿下と夫のオーストリア大公カール・クリスティアン殿下(ハプスブルク家)、妹のルクセンブルク大公女マルガレータ殿下(リヒテンシュタイン公子妃):
Marie Astrid of Luxembourg, Archduke Karl Christian of Austria and Margarete of Luxembourg
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ルクセンブルク大公女マルガレータ殿下と夫のリヒテンシュタイン公子ニコラウス殿下:
Princess Margaretha of Liechtenstein and Prince Nikolaus of… ニュース写真 | Getty Images
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↑の二人の子供たち、
リヒテンシュタイン公女マリア・アヌンチャータ殿下、リヒテンシュタイン公女マリー=アストリッド殿下、リヒテンシュタイン公子ヨーゼフ=エマヌエル殿下:
Maria-Anunciata of Liechtenstein, Marie-Astrid of Liechtenstein and… ニュース写真 | Getty Images
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その他の参列者:
 ナッサウ公子ポール=ルイ殿下
 ナッサウ公子レオポルド殿下
 ナッサウ公女シャルロット殿下
 ベルギー王子妃(未亡人)レア殿下(Her Royal Highness Princess Léa of Belgium)と子息のルノー・ビシャラ氏(Renaud Bichara)、
  エレーヌ・ヴェストゥルHélène Vestur : 元ルクセンブルク大公子妃)、

 ローツ=コルスヴァレム伯子妃アクセル殿下(Countess Axelle of Looz-Corswarem)、

 ベルギー貴族のジャン・シャルル・ユーレンス・ド・スホーテン・ホウェットノール伯爵とカトリーヌ=マリー・ユーレンス・ド・スホーテン・ホウェットノール伯爵夫人
 (伯爵の母は、マデレーン・ベルナドット伯爵女で、祖父は故・元スウェーデン王子カール

 

その他の参列予定者で欠席した方と、意外な欠席者:
 ブラバント女公爵/ベルギー王女エリザベート殿下、
 前ベルギー王アルベール2世陛下と前ベルギー王妃パオラ陛下の夫妻、
 ルクセンブルク大公妃マリア・テレサ殿下、

 

その他の参列予定者(参列したかしてないか不明):

 ラ・プランセス・マリア=テレザ・ド・ブルボンLa Princesse Maria-Teresa de Bourbon)、
※ブルボンのどの系統かもわかりません。

 

その他:
 ベルギー王女アストリッド殿下は、孫(2歳)のオーストリア=エステ大公女アナ・アストリッド殿下について語っていたとのこと。

 

Kerknetさんのツイート: "25ste verjaardag van overlijden van #koning #Boudewijn herdacht https://t.co/I5dImjWcpk"

 

Belgian Royal Palaceさんのツイート: "Messe d’action de grâce à l’occasion du 25ème anniversaire du décès du Roi Baudouin #25ans #MonarchieBe… "

 

Belgian Royal Palaceさんのツイート: "Eucharistieviering tgv de 25ste verjaardag van het overlijden van Koning Boudewijn #25jaar #MonarchieBe… "

 

Eucharistieviering tgv de 25ste… – Belgische Monarchie Monarchie belge Belgian Monarchy | Facebook

 

ブルガリアの裁判所が、旧ブルガリア王シメオン2世陛下に対してヴラナ宮殿を政府に“返還”するよう判断(1946年に共産党政権が強制的に接収し、1990年代に憲法裁判所により王室に返還されていた)。陛下と対立している首相の意向を裁判所が丸飲みか。陛下は「またも亡命に追い込まれようとしている」と欧州司法裁判所に提訴を準備(2018年9月)

 ブルガリア語の記事はよくわからなかったので Royal Central の英語の記事になりますが、ここは時々いい加減なことを書くので、注意しつつ情勢を見ていきます。

 

 (英語)Tsar Simeon: “I am being forced into exile again” – Royal Central

 

 Royal Central は完全に旧ブルガリア王シメオン2世陛下(His Majesty King【Tsar】 Simeon II of the Bulgarians : 元ブルガリア共和国首相シメオン・サクスコブルクゴツキSimeon Saxe-Coburg-GothaSimeon Sakskoburggotski)の側を支持しています。

 ヴラナ宮殿は、1946年に共産党政権が強制的に接収し(シメオン2世陛下は亡命)、共産主義政権崩壊後の1990年代に憲法裁判所により王室に返還されていたようです(陛下と姉のブルガリア王女マリヤ・ルイザ殿下(コハーリ女公 : Her Royal Highness Princess Maria Louise of Bulgaria, Princess of Koháry【Fürstin Koháry】)に返還)。
 その後、公園部分がソフィア市に寄贈。
 シメオン2世陛下と旧ブルガリア王妃マルガリータ陛下(Her Majesty The Queen【Tsaritsa】Margarita of the Bulgarians : マルガリータ・サクスコブルクゴツカMargarita Saxe-Coburg-GothaMargarita Sakskoburggotska)が暮らしています。

 憲法裁判所の判断が覆されたとすると、同じく憲法裁判所の判断なのかと思いますが、上記の記事からははっきりしません。

 また同記事によれば、(今のところなぜか名前をはっきり書いていませんが)、ボイコ・ボリソフ首相(Boyko Borisov)の意向を裁判所が丸飲みしたように受け取れます。

 陛下は「またも亡命に追い込まれようとしている」と発言し、欧州司法裁判所への提訴を準備。
 首相の意向を裁判所が丸飲みしたと判断されれば、権力の分立が崩れており、欧州連合の中で問題視される可能性もあります(今の EU にそんなことしている「体力」があるとも思えませんけれど)。

 はたしてどうなることでしょう。

 

関連:
 インタビュー映像:旧ブルガリア王シメオン2世陛下、ヴラナ宮殿所有問題について(2018年10月)

 

旧ブルガリア王シメオン2世陛下が著書のポルトガル版発行を機に同国を訪問。姪のアレクサンドラ・ナデジダ公女やポルトガル大統領と会見(2018年7月)

 旧ブルガリア王シメオン2世陛下(His Majesty King【Tsar】 Simeon II of the Bulgarians : 元ブルガリア共和国首相シメオン・サクスコブルクゴツキSimeon Saxe-Coburg-GothaSimeon Sakskoburggotski)と旧ブルガリア王妃マルガリータ陛下(Her Majesty The Queen【Tsaritsa】Margarita of the Bulgarians : マルガリータ・サクスコブルクゴツカMargarita Saxe-Coburg-GothaMargarita Sakskoburggotska)は、シメオン2世陛下の著書(自伝)のポルトガル版発行を機にポルトガル共和国を訪問しました。

 姪のアレクサンドラ・ナデジダ公女(Princess Aleksandra Nadejda)や、ポルトガル共和国大統領マルセロ・レベロ・デ・ソウザ教授閣下(マルセロ・ヌノ・ドゥアルテ・レベロ・デ・ソウザ大統領 : His Excellency Prof Marcelo Rebelo de Sousa)と会見した模様。

 シメオン2世陛下は、女系でハンガリー貴族の名門コハーリ家の子孫となっていて、その当主的立場にある、とみなされていたか、本人がそう思っていたか、よくわからないのですが、2012年に出た情報によると、コハーリの称号について、姉のブルガリア王女マリヤ・ルイザ殿下(コハーリ女公 : Her Royal Highness Princess Maria Louise of Bulgaria, Princess of Koháry【Fürstin Koháry】)とその二度目の結婚の子孫に譲ったという状況になっているようです。
 アレクサンドラ・ナデジダ公女はマリヤ・ルイザ殿下の二度目の結婚の第一子で、アレクサンドラ・ナデジダ公女の子供も同じく称号付きで言及されていることがあります。

 

 (英語:旧ブルガリア王シメオン2世公式サイト)THE PRESIDENT OF PORTUGAL H.E. MR. MARCELO REBELO DE SOUSA WAS SPECIAL GUEST TO THE PREMIERE OF THE AUTOBIOGRAPHICAL BOOK OF KING SIMEON IN PORTUGESE « H.M. King Simeon II

 

ブルガリア王女カリナ殿下がフランスを訪問、ドルー王室礼拝堂ではオルレアン派フランス王室継嗣ヴァンドーム公爵ジャン王子殿下と会見(2018年6月)

 2018年6月1日~6月3日の日程で、ブルガリア王女カリナ殿下(ザクセン=コーブルク=ゴータ公女 : ザクセン公女 : ムラニー女伯爵 : Her Royal Highness Princess Kalina of Bulgaria, Princess of Saxe-Coburg and Gotha, Duchess in Saxony, Countess of Murany)がフランス共和国を訪問していたようです。

 オルレアン家埋葬地のドルー王室礼拝堂【サン=ルイ王室礼拝堂】では、他の訪問者らとともに、オルレアン派フランス王室のフランス皇太子/ヴァンドーム公爵/フランス王子/オルレアン公子ジャン殿下(Prince Jean of France : His Royal Highness The Dauphin de France, Duke of Vendôme : Prince of Orléans)から案内を受け、礼拝に参列した模様。

 また、映画 “The King” の試写会などを訪問したようです。

 

 (英語:ブルガリア王室公式サイト)Visit of HRH Princess Kalina in France « H.M. King Simeon II

 

関連:
 ブルガリア王フェルディナンド1世の再埋葬(2024年5月)曾孫のカリナ王女殿下の筋肉が一部で話題に……

ロシア帝室ロマノフ家当主/ロシア女大公マリヤ殿下と継嗣のゲオルギー大公殿下が、アメリカ合衆国を訪問(2018年4月~5月)

 ロシア帝室ロマノフ家当主/ロシア女大公マリヤ殿下(Head of the Russian Imperial House : Her Imperial Highness The Grand Duchess Maria Wladimirovna of Russia)と継嗣のロシア大公ゲオルギー殿下(His Imperial Highness The Heir, Tsesarevich, and Grand Duke George of Russia)が、アメリカ合衆国を訪問したようです。

 2018年4月30日には、ニュージャージー州のブルガリア王女マリヤ・ルイザ殿下(コハーリ女公 : Her Royal Highness Princess Maria Louise of Bulgaria, Princess of Koháry【Fürstin Koháry】)を訪問。

 2018年5月3日、「The Versailles Foundation」の晩餐会に。
 現在セルビア王室を称するユーゴスラビア王室のディミトリ王子殿下(1965年生まれの方? : His Royal Highness Prince Dimitri of Yugoslavia)、
 ホーエンツォレルン公カール・フリードリヒ殿下(Karl Friedrich : His Royal Highness The Prince of Hohenzollern)とホーエンツォレルン公妃カタリナ殿下(Katharina : Her Royal Highness Princess of Hohenzollern)、
 などの臨席があったようです(ホーエンツォレルン公室当主夫妻は「Royal Highness」と表記されています。誤記なのか理由があるのか不明)。

 2018年5月6日には、在外ロシア正教会【ROCOR】のサンフランシスコ・米国西部大主教キリル座下(His Eminence Archbishop Kyrill of San Francisco and Western America)の礼拝へ。

 

 (英語:ロシア帝室公式サイト)Russian Imperial House – April 28 – May 7, 2018. The Grand Duchess Maria is the Guest of Honour at the Annual Dinner of The Versailles Foundation in New York City

 (英語)Visit of the Russian Imperial House to New York — The Russian Legitimist
 (英語)T.I.H. Grand Duchess Maria and Grand Duke George visit New York — The Russian Legitimist

 (英語)The Versailles Foundation’s annual dinner honoring Her Imperial Highness The Grand Duchess Maria of Russia | New York Social Diary

 (英語:在外ロシア正教会【ROCOR】公式サイト)The Russian Orthodox Church Outside of Russia – Official Website | Archbishop Kyrill of San Francisco and Western America gives a church award to Grand Duke Georgy Mikhailovich