45歳(2021年4月10日):ナイジェリア伝統的君主/イカテ=エレグシ王サヒード・アデモラ・エレグシ陛下【クセンラ3世】が45歳を迎える。君主・セレブ・政財界の大物らが祝宴に参列(コロナ対策せず)

 ナイジェリア連邦共和国ラゴス州の伝統的君主の一人、イカテ=エレグシ王サヒード・アデモラ・エレグシ陛下(His Royal Majesty Alaiyeluwa Oba Saheed Ademola Elegushi, Elegushi of Ikate-Elegushi Kingdom : クセンラ3世Kusenla III)が45歳を迎えました。

 二日間おこなわれた祝宴では、君主・セレブ・政財界の大物らが参列しましたが、要求されている新型コロナウイルス感染症【COVID-19】対策はまったくもっておこなわれなかった模様。君主だけ見ても対策しそうにない方々ばかり来ている感もありますが……。
 ラゴス州はナイジェリアの感染の中心地ですが、ナイジェリア自体の発表感染者数は日本よりはるかに少ないです(信用できるかはわかりませんが)。

 

祝宴の参列者:
 イフェ王【オオニorオニ】オジャジャ2世、“オバ”・アデイェイェ・エニタン・オグンウシ陛下(His Royal Majesty Oba Adeyeye Enitan Ogunwusi, Ojaja II, The Ooni of Ife : His Imperial Majesty Alayeluwa Arole Oduduwa Olofin Adimula, Ọ̀ọni Adeyẹ́yẹ̀ Ẹnitan Bàbátunde Ògúnwusi Ọjàjà II, Ooni of Ife)、
 イウォ王“オバ”・アブドゥルラシード・アデウェール・アカンビ陛下(テル1世 : His Royal Majesty Oba Abdulrasheed Adewale Akanbi, Telu I, The Oluwo of Iwoland【Iwo Land】)
 イル王“オバ”・アブドゥルワシウ・オモグボラハン・ラワル陛下(His Royal Majesty Oba Abdulwasiu Omogbolahan Lawal, The Oniru of Iru : アビソグン2世Abisogun II
 イカテ王“オバ”・ラティーフ・アタンダ・アビオドゥン・アダムス陛下(His Royal Majesty Oba Lateef Atanda Abiodun Adams, the Onikate of Ikate)
 イララ王“オバ”・オルフォラリン・オルカヨデ・オグンサンウォ陛下(His Royal Majesty Oba Olufolarin Olukayode Ogunsanwo, Alara of Ilara : テラデ4世Telade IV
 ナイキ・オクンダイェ首長(Chief Nike Okundaye

 

 (英語)Monarchs, Socialites Ignore Covid-19 Protocols at HRM Saheed Elegushi’s 45th Birthday Party

THEWILL NEWSPAPERさんはTwitterを使っています 「Monarchs, Socialites Ignore Covid-19 Protocols at HRM Saheed Elegushi’s 45th Birthday Party https://t.co/kGQ1cNK3Jh https://t.co/3ShVbDvsV6」 / Twitter

 

ヨルバ系君主の最高権威イフェ王【オオニorオニ】オジャジャ2世、“オバ”・アデイェイェ・エニタン・オグンウシ陛下と:
Oba Elegushi of Ikate Kingdom(@hrmsaelegushi) • Instagram写真と動画

 

ハディザト・アデショラ・エレグシ第二王妃(Queen【Olori】 Hadizat Adeshola Elegushi)と:
Oba Elegushi of Ikate Kingdom(@hrmsaelegushi) • Instagram写真と動画

 

セキナト・アラミデ・エレグシ第一王妃(Queen【Olori】 Sekinat Aramide Elegushi)らと:
Oba Elegushi of Ikate Kingdom(@hrmsaelegushi) • Instagram写真と動画

誕生(2020年11月18日):ナイジェリア伝統的君主/イフェ王オジャジャ2世陛下に長男が誕生した模様

 公式発表とそれを参照した報道によりますと、2020年11月18日、イフェ王【オオニorオニ】オジャジャ2世、“オバ”・アデイェイェ・エニタン・オグンウシ陛下(His Royal Majesty Oba Adeyeye Enitan Ogunwusi, Ojaja II, The Ooni of Ife : His Imperial Majesty Alayeluwa Arole Oduduwa Olofin Adimula, Ọ̀ọni Adeyẹ́yẹ̀ Ẹnitan Bàbátunde Ògúnwusi Ọjàjà II, Ooni of Ife)とナオミ・シレクノラ妃(Queen Naomi Silekunola)の間に、イフェ王の長男が誕生したようです。
 名前はまだ発表されていません。
追記:
 タデニカウォ・アデソジ王子(Prince Tadenikawo Adesoji)と発表されています。

 イフェ王は、ヨルバ人の君主の中の最高権威です(ヨルバ系君主の中で対立は多々ありますが)。

※イフェ王の他の子供は、他の女性との間に生まれたアデオラ王女だけではないかと思います。

 

Ooni Enitan OgunwusiさんはTwitterを使っています 「To God be the glory great things he has done. Hearty congratulations to the entire House of Oduduwa and Olori Silekunola who today birthed a Prince to the Royal throne of Oduduwa. Mother and child are doing well to the glory of God Almighty. https://t.co/ulcywahBrT」 / Twitter

 

THE HEIR TO THE THRONE OF ODUDUWA IS… – Ooni Adeyeye Enitan Ogunwusi, Ojaja ll | Facebook

 

 (英語)Ooni of Ife, his wife, Queen Silekunola, welcome newborn prince
 (英語)Ooni of Ife welcomes son with wife – Punch Newspapers
 (英語)Ooni Oba Adeyeye Enitan Ogunwusi and Queen Silekunola Naomi welcome their first child. – THE AFRICAN ROYAL FAMILIES

 

関連:
 結婚(2018年10月):ナイジェリアの伝統的君主でヨルバ人最高権威のイフェ王が、キリスト教系団体の女指導者(? Prophetessと書いてあります)を三人目の妻に迎えた模様

 

追記:
 信頼性はわかりませんが、下記記事によると、イフェ王自身は、ヨルバ系君主の伝統により、三ヶ月間は自分の長男に会わないのではないかとのことです。

 (英語)Ooni Of Ife May Not See His Newly Born Baby Till February 2021, See Why

 

ナイジェリア伝統的君主:オヨ王 ラミディ・オライウォラ・アデイェミ3世 陛下が、政治家たちがヨルバ系君主間の関係を悪化させていると批判(2020年10月)

 ナイジェリア伝統的君主の中でも有力な君主の一人、オヨ王“オバ”・ラミディ・オライウォラ・アデイェミ3世陛下(His Royal Majesty【His Imperial Majesty】 Oba Lamidi Olayiwola Adeyemi III, J.P, CFR, LL.D, The Alaafin of Oyo)は、政治家たちがヨルバ系君主間の関係を悪化させていると批判したようです。

 

 (英語)Division among Yoruba traditional rulers caused by politicians – Alaafin

 

 批判の前提となる詳細がよくわかりませんが……。
 ナイジェリアでは州政府が伝統的君主を公認し、第一級伝統的統治者(First class traditional ruler)や第二級伝統的統治者(Second class traditional ruler)などに認定します。
 これはナイジェリア連邦共和国憲法に規定されていることらしいのですが、詳細がまったくわからず、州知事の意向で適当に決めているとしか思えないケースすらあります。
 今回の批判は、州政府はもちろん州の政治家の意向というか政策というかに左右されますので、政治家たちがこれを悪用(?)して離間の策をおこなっているということになるのでしょうか。

 上記の記事ではイウォ王“オバ”・アブドゥルラシード・アデウェール・アカンビ陛下(テル1世 : His Royal Majesty Oba Abdulrasheed Adewale Akanbi, Telu I, The Oluwo of Iwo)がオヨ王にリーダーシップを発揮するよう要請したりしています。
 この人物も有力な君主らしいですが、変人ではないかと思われる情報が多々あり、いろいろ謎です。
関連:
 ナイジェリア伝統的君主:ヨルバ人君主の一人/イウォランド王アブドゥルラシード・アデウェール・アカンビ陛下が、自身の称号を伝統的な(Oluwo of Iwoland)から北部イスラム圏風の首長(Emir)にすると宣言(2018年3月)
 ナイジェリア伝統的君主:イウォランド王が連邦政府に同国の伝統的君主団が南アフリカのズールー王と会談することを提案(2019年9月)ナイジェリア系住民が南アフリカで大規模な排他的攻撃を受けて両国関係などが極度に悪化している件
 ナイジェリア伝統的君主:イウォランド王が自らのインスタグラムアカウントに、呪文を唱えて降雨を止める映像を公開(2019年9月)空が白くてよくわかりませんが……

 

 それはそれとして、82歳のオヨ王(元ボクサー?)が、サンドバッグでトレーニングする映像を載せている記事があったのでリンクしておきます。

 (英語)ROYAL JABS: Alaafin works out with a punching bag

Vanguard News | Facebook

 

82歳(2020年10月15日):ナイジェリア伝統的君主/オヨ王 ラミディ・オライウォラ・アデイェミ3世 陛下が82歳に

 2020年10月15日、オヨ王ラミディ・オライウォラ・アデイェミ3世陛下(His Royal Majesty【His Imperial Majesty】 Oba Lamidi Olayiwola Adeyemi III, J.P, CFR, LL.D, The Alaafin of Oyo)が82歳を迎えました。

 ヨルバ系君主の中でもっとも格が高い一人で、皇帝格の Imperial Majesty の敬称が用いられることがあります。

 

 (英語)Alaafin feted by wives at 82 – Punch Newspapers

 

“You are not just Oyo’s own but belong… – Punch Newspapers | Facebook

 

十二人(?)の妻の一人、フォラシャデ・アデイェミ王妃(Ayaba【Queen】 Folashade Adeyemi)の Instagram アカウント:
Queen Folashade Adeyemi(@ayaba_folashade) • Instagram写真と動画
https://www.instagram.com/p/CGV3tQHn-a2/

 

ナイジェリアのオスン州裁判所が、ナイジェリア伝統的君主/イグバイエ王エジオル4世陛下の正統性を認めたところ、反対派が抗議活動・対立王を擁立(2020年10月)

 2020年10月13日(?)、ナイジェリア連邦共和国オスン州のイキルンにある州高等裁判所が、イグバイエ王エジオル4世陛下(ジョセフ・モロンフォイエ・オクノラ=オニ : His Royal Majesty Oba Joseph Moronfoye Okunola-Oni JPIL, (Ejiolu IV), the Onigbaye of Igbaye)の正統性をを認める判断を示したところ、反対派が抗議活動を開始、“アルハッジ”・ガニユ・オイエニケAlhaji Ganiyu Oyenike)という人物を擁立したそうです。

 

 (英語)Tension In Igbaye As Indigenes Install Parallel Monarch — OsunDefenderOsunDefender
 (英語)Tension In Igbaye As Indigenes Install Parallel Monarch – Bioreports

 

 この対立王(?)として擁立された人物は、同地の三つの王家の一つに所属しており、裁判所が認めたエジオル4世はいずれの家の出身でもないため資格が無いとしています。

 また、エジオル4世は、2007年に即位してよりオニグイバエ宮殿(Onigbaye palac)に入っていないということです(その割には普通に活動している記事とか出ていたような気もしますが……)。宮殿は先代王ソレドル3世エリシャ・オドゥオイエ・オイエヤンジュOba Elisha Oduoye Oyeyanju, Soledolu III)の崩御以来荒れているようですが、館としての規模はわかりません。

 

 余談というか関連する話題ですが、同地周辺では対立王として名の出ているオイエニケという家は複数の地で君主の家として認識されており、また今回王として認定されたモロンフォイエという名称(人物?)も(王よりは格下として)度々出てきます。

 判断するには情報が少なすぎるのでなんとも言いかねますが、格としてはもともとは上だった方の家が君主の地位を維持できていないために反抗しているのかもしれません。