訃報(2021年3月31日):ハディウィノト王子、薨去(1948~2021)インドネシアのジョグジャカルタのスルタン(ジョクジャカルタ特別州知事)の弟

 2021年3月31日、インドネシア共和国ジョグジャカルタ特別州のハディウィノト王子(Prince Hadiwinoto)が薨去しました。
 1948年8月9日生まれの72歳。

 

 (インドネシア語)Kabar Duka, KGPH Hadi Winoto Tutup Usia

 

 王子は、インドネシア共和国ジョグジャカルタのスルタン(ジョグジャカルタ特別州知事)ハメンクブウォノ10世の弟です。

 スルタンは娘しかおらず、法を無視して長女ペンバユン王女を後継に指名し、マンクブミ(Mangkubumi)という伝統的な呼称を与えました。
 当時、スルタンの弟らはこの動きに反対し、中でもハディウィノト王子は次のスルタンの有力候補と考えられていました。
 結局スルタンの意向がそのまま通る形になってはいますが、ジョグジャカルタ特別州知事の地位も含め、最終的にどうなるかはその時の状況次第ということになるでしょう。

訃報(2021年3月24日):アラブ首長国連邦【UAE】ドバイ副首長ハムダーン・ビン・ラーシド殿下が薨去(1945~2021)

 2021年3月24日、アラブ首長国連邦【UAE】財務大臣/ドバイ副首長“シャイフ”・ハムダーン・ビン・ラーシド・アル・マクトゥーム殿下(His Highness Sheikh Hamdan bin Rashid Al Maktoum, Deputy Ruler of Dubai and Minister of Finance of the United Arab Emirates)が薨去したようです。
 1945年12月25日生まれの75歳。

 現ドバイ副首長の異母兄で、連邦の財務大臣とドバイの副首長を務めました。

 

HH Sheikh MohammedさんはTwitterを使っています 「إنا لله وإنا إليه راجعون … رحمك الله يا أخي وسندي ورفيق دربي.. وأحسن مثواك .. وضعت رحالك عند رب كريم رحيم عظيم .. https://t.co/xAw3rXIwoj」 / Twitter

 

 (英語)Dubai’s deputy ruler Sheikh Hamdan bin Rashid Al Maktoum dies aged 75 – Independent.ie
 (英語)Sheikh Hamdan bin Rashid, Deputy Ruler of Dubai, passes away

 

مكتب أبوظبي الإعلاميさんはTwitterを使っています 「May God have mercy on Sheikh Hamdan bin Rashid Al Maktoum, who devoted years of his life in service to the nation and its people. Our sincere condolences to his immediate family, the esteemed Al Maktoum family, and the people of the UAE at this time of great sadness. https://t.co/YkaRS73iPi」 / Twitter

訃報(2021年3月?)英国の第7代ビュート侯爵ジョン・クライトン=ステュアート閣下【ジョニー・ダンフリーズ】が薨去(1958~2021)F1ドライバー、英国F3チャンピオン、ルマン24時間レース優勝者。スコットランド王ロバート3世、英国王ウィリアム4世の子孫

 第7代ビュート侯爵ジョン・(コラム)・クライトン=ステュアート閣下(John Colum Crichton-Stuart, 7th Marquess of Bute : The Most Honourable The Marquess of Bute : ジョニー・ダンフリーズJohnny Dumfries)が薨去した模様です。
 1958年4月26日生まれの62歳。

 レーシングドライバーで、1980年代に英国F3チャンピオン、F1ロータスでアイルトン・セナのチームメート、ルマン24時間レースで優勝などの経歴があります。
 スコットランド王ロバート3世の庶子の男系男子、また英国王ウィリアム4世の庶子を通じてその子孫でもあります。

 薨去に伴い、子息のマウント・ステュアート卿ジョン・(ブライソン)・クライトン=ステュアートJohn Bryson Crichton-Stuart, Lord Mount Stuart)が第8代ビュート侯爵・第13代ダンフリーズ伯爵となります。1989年生まれ。
 新侯爵・伯爵は子供がいないようなので、侯爵位は叔父のアントニー・クライトン=ステュアート卿(Lord Anthony Crichton-Stuart)が、伯爵位は姉のカロリン・クライトン=ステュアート令嬢(Lady Caroline Crichton-Stuart)が現在のところ継承順位第一位ということになるかと思われます。

 

 (英語)Ex-Formula 1 driver Marquess of Bute dies aged 62 – STV News
 (英語)Ex-racing driver Marquess of Bute dies aged 62 of 'cancer' | Daily Mail Online

 (英語)Peerage News: The 7th Marquess of Bute 1958-2021

 【訃報】ロータスでF1に参戦したジョニー・ダンフリーズが62歳で死去 | F1 | autosport web
 ジョニー・ダンフリーズ、死去 | F1News | Formula Web -F1総合情報サイト-

訃報(2021年2月26日):ホーエンベルク公子アルプレヒト閣下、薨去(1931~2021)オーストリア系金羊毛騎士団員。ハプスブルク家のフランツ・フェルディナント大公の孫

 2021年2月26日、ホーエンベルク公子アルプレヒト閣下(His Serene Highness Prince Albrecht of Hohenberg : アルプレヒト・フュルスト・フォン・ホーエンベルクAlbrecht Fürst von Hohenbergアルブレヒト・ホーエンベルクAlbrecht Hohenberg)が薨去したようです。
 1931年2月4日生まれの90歳。

 オーストリア系金羊毛騎士団員。
 オーストリア=エステ大公フランツ・フェルディナント殿下の貴賤結婚の孫で、男系孫としては生存していた最後の人物になるでしょう。

 

 (ドイツ語)Nachruf: Albrecht Hohenberg (90) ist unerwartet verstorben « kleinezeitung.at

 (ドイツ語:死亡告知書や葬儀の様子など)Verabschiedung von seiner Durchlaucht Albrecht Fürst von Hohenberg in der Basilika Maria Taferl – Generaladjutantur

訃報(2021年3月14日):モンテネグロのジョルジェ=ジョコ・ペトロヴィッチ・ニェゴシュ氏が死去(1936?~2021)新型コロナウイルス感染症【COVID-19】?

 2021年3月14日、モンテネグロのジョルジェ=ジョコ・ラドヴ・ペトロヴィッチ・ニェゴシュ氏(Đorđije-Đoko Radov Petrović Njegoš)が死去したという情報が出ています。
 1936年生まれの85歳。

 同家はセルビアに発し、モンテネグロにおいて聖職者と君主を兼ね、近代では公国・王国を成立させますが、同氏は王室からはかなり遠い系統のようです。

※下記の訃報告知(一番上)で、ペトロヴィッチとニェゴシュの間にハイフンがないので、とりあえずこれを表記としておきます。

 

 (セルビア語ラテン文字【モンテネグロ語】)ĐORĐIJE – ĐOKO Radov PETROVIĆ NJEGOŠ – Umrli.me

 (セルビア語:セルビア正教会モンテネグロ・沿海府主教庁 公式サイト)Крај цркве Светог Саве на Његушима сахрањен Ђорђије Петровић Његош | Православна Митрополија црногорско-приморска (Званични сајт)

※上記のセルビア正教会モンテネグロ府主教庁 公式サイトを引用する形で情報を出した、あまり学術的ではないサイト/
 (フランス語)Mort du prince George Radov Petrović Njegoš du Monténégro
おきます。

 

Краљевски дом Карађорђевића 🇷🇸はInstagramを利用しています:「У недељу 14. марта 2021. године, преминуо је кнез Ђорђије Радов Петровић Његош, потомак светородне владарске династије Петровић Његош, која…」

 

 セルビア正教会モンテネグロ府主教庁 公式サイトによりますと、ウイルスが原因としているので、新型コロナウイルス感染症【COVID-19】によると思われます。
 系譜として、ヴァシリイェ・ペトロヴィッチ(モンテネグロ府主教ヴァシリイェ3世)の直系子孫とし、イヴァンという子息がいるようです(細かい系譜は不明)。
追記:
 ヴァシリイェ3世の兄の子孫ではないかと思いますが……。

 また、2020年11月20日に永眠したキリスト教/東方正教会/セルビア正教会の重鎮、モンテネグロおよび沿海の府主教アンフィロヒイェ座下(His Eminence Metropolitan Amfilohije of Montenegro and the Littoral)の右腕だったと書かれています。

 

関連:
 訃報(2020年10月30日):キリスト教/セルビア正教会の重鎮/モンテネグロおよび沿海の府主教アンフィロヒイェ座下が永眠(1938~2020)新型コロナウイルス感染症【COVID-19】の治療で入院との既報 – キリスト教 高位聖職者のニュース