結婚予定(2023年1月):ブルネイのアゼマ・ニマトウル・ボルキア王女殿下と いとこ のバハル・ボルキア王子殿下

 ブルネイ・ダルサラーム国スルタン“ハッジ”・ハサナル・ボルキア陛下(ハサナル・ボルキア国王 : His Majesty Sultan Haji Hassanal Bolkiah, Sultan and State Sovereign of Brunei Darussalam)の娘であるアゼマ・ニマトウル・ボルキア王女殿下(Her Royal Highness Princess ‘Azemah Ni’matul Bolkiah)と いとこ のバハル・ボルキア王子殿下(Bahar Bolkiah : Yang Amat Mulia Pengiran Muda Bahar ibni His Royal Highness Prince Haji Jefri Bolkiah)が2023年1月に結婚予定と発表されています。

 

 Jan 8 marks start of royal wedding celebration | Borneo Bulletin Online

Borneo Bulletin – The events for the royal wedding… | Facebook

 

 2023年1月8日から祝賀行事が始まりますが、何日も続くので、いつ結婚したことになるのかよくわかりません。

 アゼマ王女殿下は上述の通りスルタンの娘です。母親は元・第二夫人のマリアム元妃。

 バハル王子殿下は、王女のいとこ=スルタンの甥になります。父親は、スルタンの弟で、いろいろとしでかしてきたことで有名な“ハッジ”・ジェフリ・ボルキア王子殿下(His Royal Highness Prince Haji Jefri Bolkiah)。
 称号と敬称ですが、(父と違い)英語の Royal Highness や Prince は用いられていません。ただ格は下のものの、王族の敬称と称号だと思うので、王子と殿下にしておきます。

結婚・宗教婚(2022年9月17日):メクレンブルク公世子アレクサンダー殿下とハンデ・マシット嬢

 すでに民事婚がおこなわれているメクレンブルク公世子アレクサンダー殿下(Duke Alexander of Mecklenburg : His Highness The Hereditary Prince)とハンデ・マシット嬢(Hande Macit)の宗教婚(カトリック)が2022年9月17日におこなわれたようです。

 式の中では、9月8日に崩御した英国女王エリザベス2世陛下への弔意の黙祷もおこなわれたようです。

 

 (英語:メクレンブルク=シュトレーリッツ家 公式サイト)Religious wedding of the Hereditary Prince and Hereditary Princess – House of Mecklenburg-Strelitz
 (英語:メクレンブルク=シュトレーリッツ家 公式サイト)Official wedding portraits – House of Mecklenburg-Strelitz

 (動画あり:ドイツ語)Hochzeitsglocken: ▶ Und sie hat „Ja” gesagt – Adlige Hochzeit in der Stadtkirche Neustrelitz | Nordkurier.de
 (ドイツ語)Royale Märchenhochzeit: Erbprinz Georg Alexander zu Mecklenburg heiratet seine Hande in Neustrelitz | Nordkurier.de
 (ドイツ語)Georg Alexander zu Mecklenburg-Strelitz: Er hat geheiratet | BUNTE.de
 (ドイツ語)Erbprinz Georg Alexander in Neustrelitz getraut | NDR.de – Nachrichten – Mecklenburg-Vorpommern

 

Ostsee-Zeitung – Standesamtlich geheiratet wurde bereits… | Facebook

 

https://www… – Das Großherzogliche Haus Mecklenburg-Strelitz | Facebook

 

Herzlichen… – Das Großherzogliche Haus Mecklenburg-Strelitz | Facebook

 

NettyRoyalさんはTwitterを使っています: 「Copyrighted by me … Religious wedding of Alexander Erbprinz zu Mecklenburg-Strelitz and Hande Macit, Neustrelitz, 17 September 2022 https://t.co/zNeYvwGly4」 / Twitter

 

Haus Mecklenburg-StrelitzさんはTwitterを使っています: 「Photos by Ines Jung, official photographer at the religious wedding of Hereditary Prince Alexander and Hereditary Princess Hande, have been released https://t.co/IpUkpbQZqK https://t.co/cEXLacHkt5」 / Twitter

 

Photos by… – Das Großherzogliche Haus Mecklenburg-Strelitz | Facebook

結婚(2022年9月3日):ヨルダンのガジ・ビン・ムハンマド王子殿下が、タルノヴォ公妃(未亡人)/ブルガリア王子妃ミリアム殿下と結婚

 2022年9月3日、ヨルダン王の いとこ ガジ・ビン・ムハンマド・ビン・タラール王子殿下(His Royal Highness Prince Ghazi bin Muhammad bin Talal)が、(旧)ブルガリア王室のタルノヴォ公妃(未亡人)/ブルガリア王子妃ミリアム殿下(Her Royal Highness Princess Miriam of Bulgaria, Princess of Tarnovo, Princess of Saxe-Coburg and Gotha, Duchess in Saxony)と結婚したようです。

 ガジ王子は一度離婚を経験しています。

 ミリアム妃殿下はスペイン出身で、貴族の家柄です(細かいことはあまり説明されてませんが……)。
 ブルガリア王室継嗣だった故・タルノヴォ公カルダム王子殿下の未亡人です。

 

 (英語)Jordan News Agency (Petra) | Prince Ghazi weds Princess Miriam

 (英語:シメオン2世王 公式サイト)ON 3 SEPTEMBER 2022, IN THE CITY OF AMMAN, IN THE PRESENCE OF THE KING OF THE HASHEMITE KINGDOM OF JORDAN, ABDULLAH II, HER ROYAL HIGHNESS PRINCESS MIRIAM MARRIED HIS ROYAL HIGHNESS PRINCE GHAZI BIN MUHAMMAD « H.M. King Simeon II

 

 ヨルダンの報道では、
 ヨルダン・ハシェミット王国国王アブドッラー2世・イブン・アル・フセイン陛下(アブドゥッラー2世アブドラ国王 : King Abdullah II bin Al-Hussein : His Majesty the King of the Hashemite Kingdom of Jordan)、
 国王の叔父の元ヨルダン皇太子/エル・ハッサン・ビン・タラール王子殿下(His Royal Highness Prince El Hassan bin Talal)、
 新郎の兄のタラール・ビン・ムハンマド王子殿下(His Royal Highness Prince Talal bin Muhammad)、
 が結婚式に参列しています。
 また、ミリアム妃殿下の結婚後の表記として、 Princess Miriam Ghazi (ミリアム・ガジ王子妃)となっています。

 一方、旧ブルガリア王シメオン2世陛下の公式サイトでは、上記の情報の他、ガジ王子の経歴や、ブルガリア王室との関連なども述べられているほか、ミリアム妃殿下が東方正教会(ブルガリア正教会)の信徒であり続けることも書かれています。
 これが今後も妃殿下がブルガリア関連の式典や礼拝に臨席することを示しているのかどうかは不明ですが、少なくとも結婚式にブルガリア王室側からの参列者はいないようです。

※故カルダム殿下とミリアム妃殿下の子供のボリス殿下が将来的なブルガリア王室当主です。

結婚・民事婚(2022年6月17日):メクレンブルク公世子アレクサンダー殿下とハンデ・マシット嬢

 すでに婚約が発表されていたメクレンブルク公世子アレクサンダー殿下(Duke Alexander of Mecklenburg : His Highness The Hereditary Prince)とハンデ・マシット嬢(Hande Macit)の民事婚が2022年6月17日におこなわれたようです。

 

 (英語:メクレンブルク=シュトレーリッツ家 公式サイト)Civil marriage of Hereditary Prince Alexander and Hande Macit – House of Mecklenburg-Strelitz

 

Haus Mecklenburg-StrelitzさんはTwitterを使っています: 「The Duke proudly announces, that today the civil marriage of his eldest son HH Duke Georg Alexander with Miss. Hande Macit took place in the Great Hall in the Palace of Mirow at 2 pm. TH The Duke and the Duchess and HH Duke Michael were present. Official photo will follow.」 / Twitter

 

Haus Mecklenburg-StrelitzさんはTwitterを使っています: 「Hereditary Prince Alexander and Hande Macit after their civil wedding at Mirow today https://t.co/P3Sg1QZMWg」 / Twitter

 

続報:

A Haber:
Mersin-Tarsuslu Hande, Mecklenburg düşesi oldu – YouTube

 

 結婚・宗教婚(2022年9月17日):メクレンブルク公世子アレクサンダー殿下とハンデ・マシット嬢

結婚(2021年11月?):ホーエンツォレルン公世子アレクサンダー殿下が父の許可なしに結婚。ジグマリンゲン系統の継嗣から外れるとの観測

 ホーエンツォレルン公カール・フリードリヒ殿下(Karl Friedrich : His Highness The Prince of Hohenzollern)の唯一の男子で継嗣のアレクサンダー公世子殿下が(His Serene Highness Hereditary Prince Alexander of Hohenzollern)が、当主である父の許諾を受けないまま、アメリカ人女性と結婚したとのことです。

 民事婚については不明ですが、カトリックの宗教婚が2021年11月。

 事情を知る人たちが多くを語ろうとしないので、なにがあったのかよくわかりませんが、アレクサンダー殿下は後継から外れるという観測は一致しています。

 これにより、継承順位を考えればカール・フリードリヒ殿下の長弟アルプレヒト殿下、次弟フェルディナント殿下、フェルディナント殿下の長男アロイス殿下、次男フィデリス殿下、となります。
 仮に年長順に亡くなるとした場合、弟二人が相続していくと相続税が多額になるため、甥のアロイス殿下が直接継ぐという見込みもあります(一家はベルリン在住だと思います)。

 それにしても……。
 分家の(旧)ルーマニア王室の故ミハイ1世に男子がおらず、君主政の復活を望む人々の一部から本家筋のホーエンツォレルン公室から後継者を指名してほしいという要望が出ていた(らしい)のが1990年代。
 その時にはホーエンツォレルン公室は男子が多いため、そのような発想もあったのでしょうが、気づけば若い世代の継承可能な男子は、上記のアロイス殿下とフィデリス殿下の他には二人の はとこ のニコラス殿下の、未婚の三人という状況です。

 また、上記の(旧)ルーマニア王室絡みの話ですが、1938年のルーマニア王国憲法によれば、王室の男系男子が途絶えたときはホーエンツォレルン公室から後継者を迎えることになります。これはルーマニア側から人物を指名するのではなく、年長系統から優先、従って当主から順になりますが、本人が拒否すればその人物は対象になりません。
 カール・フリードリヒ殿下がルーマニアに興味がないと明言しているので(文書をルーマニアに出したわけではないので有効ではないかもしれませんが)その場合、次の候補者はアレクサンダー殿下となります。
 今回の結婚により、アレクサンダー殿下がホーエンツォレルン公室から外れるのか否かがまだよくわかりません。が、そもそもホーエンツォレルン公室のメンバーであることを条件にしていないようにも読める(書かなくても当然という前提かもしれませんが)ので、どうなるのかまったくわかりません。