誕生(2015年7月?):ミハエル・プリンツ・フォン・ザクセン=マイニンゲン

 2015年7月に、ザクセン=マイニンゲン公室のザクセン=マイニンゲン公コンラート殿下の甥にあたるコンスタンティン・プリンツ・フォン・ザクセン=マイニンゲンConstantin Prinz von Sachsen-Meiningen)に、第一子となる男子(ミハエル・プリンツ・フォン・ザクセン=マイニンゲンMichael Prinz von Sachsen-Meiningen)が誕生したとの情報が出ています。

 コンスタンティン氏は、ザクセン=マイニンゲン公コンラート殿下の亡父ベルンハルト殿下の貴賤結婚(1回目の結婚)で権利を得ていない異母兄フリードリヒ・エルンストの子であり(従って“公子”でも“殿下”でもありませんが、そう称されていることも多く詳細は不明)、現在のルールではザクセン=マイニンゲン公位の継承者とはなれませんが(そもそも父が祖父の後を継いでいない時点でダメですが)、コンラート殿下に子供がいないことと、他に近い男系男子がいないことから、ルール変更などにより後継者となるであろうとみられています(仮にならなくても他に近親がいないので家産を継承するでしょう)。また、コンスタンティン殿下の母はザクセン=コーブルク=ゴータ公室出身(ザクセン=コーブルク=ゴータ公女ベアトリーツェ・シャルロッテ殿下)のため、やや特殊な継承に対して他のエルネスティン家2家より異論が出る可能性も低いのではないかと思います。

 しかし、今回誕生したミハエルの母ゾフィア・ルプスSophia Lupus)とコンスタンティン氏が結婚していないという情報もあり、その場合は、コンスタンティン氏自身の問題とは別に、ミハエルの継承権が存在していないという問題が発生します(もちろんのことですが、可能になるようにルール変更をおこなったという主張が将来出ることはありえます)。

 ちなみに、ザクセン=マイニンゲンの元々のルールに基づくと、継承者が存在しなくなった場合、ザクセン=コーブルク=ゴータのもっとも直系に近い男子に権利があることになるようです。
 現在のところ、ザクセン=コーブルク=ゴータ公アンドレアス殿下となりますが、(ザクセン=コーブルク=ゴータ公室を離れている)英国王室のグロスター公爵リチャード王子殿下が該当すると見る人もいます。

 

記事:
 (英語)EuropeanRoyalHistoryJournal.blogspot.com: Meiningen: A New Baby Heir
 (英語)Royal Musings: A new baby in the House of Saxe-Meingen
 
 

訃報(2015年6月1日):ハノーファー王子妃アレクサンドラ殿下、薨去(1937~2015)

 2015年6月1日、ハノーファー王子妃アレクサンドラ殿下(Her Royal Highness Princess Alexandra of Hanover : アレクサンドラ・プリンツェッシン・フォン・ハノーファーAlexandra Prinzessin von Hannover)が薨去した模様です。
 1937年10月23日生まれの77歳。

 メディアタイズド・ハウス(陪臣化された神聖ローマ帝国領邦国家君主の家柄)の一つ、イーゼンブルク=ビューディンゲン家出身です。

 ドイツ・キリスト教民主同盟(CDU)からフランクフルト・アム・マイン郡独立市の議員を務めていました。

 

記事:
 (ドイツ語)Journal Frankfurt Nachrichten – Frankfurt trauert um Alexandra Prinzessin von Hannover – Charity Lady ist gestorben
 (英語)Royal Musings: The death announcement for HRH Princess Alexandra of Hanover

 

オルレアン公女クロード殿下とシャンタル殿下のインタビュー映像(2015年5月)

 dailymotionに投稿されている、(旧)フランス王室オルレアン派当主/パリ伯アンリ殿下(フランス公爵 : Henri : Monseigneur The Count of Paris, Duke of France : オルレアン派フランス王位継承者アンリ7世Henry VII)の妹の、オルレアン公女クロード殿下(Her Royal Highness Princess Claude of Orléans : フランス王女 : Princess of France : フランス語/Son Altesse Royale la Princesse Claude d’Orléans, Princesse de France)オルレアン公女シャンタル殿下(Her Royal Highness Princess Chantal of Orléans : フランス王女 : Princess of France : フランス語/Son Altesse Royale la Princesse Chantal d’Orléans, Princesse de France)のインタビュー映像を貼り付けておきます。

 

Peinture, une histoire de Princesses (Alsace) – 動画 Dailymotion

 

動画より/クロード公女殿下:

動画より/シャンタル公女殿下:

 

ルーマニア皇太子マルガレータ殿下が名誉博士号を受ける(2015年5月)

 2015年5月29日、(旧)ルーマニア王室のルーマニア皇太子マルガレータ殿下(ルーマニア王位守護者 : マルガレータ王女 : Her Royal Highness Crown Princess Margareta of Romania, Custodian of the Romanian Crown : ルーマニア語/Alteța Sa Regală Margareta, Principesa Moștenitoare a României, Custode al Coroanei României)が、名誉博士号を受けたようです。
 「Universitatea de Științe Agricole și Medicină Veterinară a Banatului din Timișoara(英語/Banat University of Agricultural Sciences and Veterinary Medicine)」という大学からで、この大学は元々は1945年にマルガレータ殿下の父ルーマニア王ミハイ1世陛下の勅令によって設立されたものが母体となっており、今年が70周年のようです。

 

Principesa Margareta, Doctor Honoris Causa – YouTube

 

動画より/
マルガレータ殿下:

肩書き表示は「Principesa Moștenitoare Margareta a României」(ルーマニア皇太子マルガレータ)。
皇太子の称号は近年に父ミハイ1世陛下より授けられたものですが、メディアの多くがこの表記を使い、ルーマニア大統領府サイトなどもこの称号で表記するなどしています。

 

30歳(2015年4月1日):ルーマニア王子ニコラエ殿下が30歳に

 2015年4月1日、(旧)ルーマニア王室の、ルーマニア王子ニコラエ殿下(ニコラス王子 : His Royal Highness Prince Nicholas[Nicolae] of Romania)が30歳を迎えました。
 エリサベタ宮では祝賀会が行われ、伯母のルーマニア皇太子マルガレータ殿下(マルガレータ皇太子マルガレータ王女 : Her Royal Highness Crown Princess Margareta of Romania)らが出席。

 

Principele Nicolae, 30 de ani – YouTube

 

Aniversarea Principelui Nicolae, la Palatul Elisabeta – YouTube