高円宮家の絢子女王殿下と守谷慧 氏の「納采の儀」がおこなわれる(2018年8月)

 2018年8月12日、高円宮家の絢子女王殿下(あやこ : Her Imperial Highness Princess Ayako of Takamado)と、守谷慧氏(もりや けいKei Moriya)の「納采の儀」がおこなわれました。

※「納采の儀」の日時は予定通り。

 

 納采の儀 – 宮内庁

 絢子さまと守谷さん 結納にあたる「納采の儀」 | NHKニュース

高円宮家の三女の絢子さまと、東京の大手海運会社に勤務する守谷慧さんの結納にあたる「納采の儀」が行われ、お二人の婚約が正式に決まりました。

「納采の儀」は、一般の結納にあたる皇室の行事で、12日午前10時前、守谷さんの使いで親族の近藤達也さんがモーニング姿で高円宮邸に到着しました。続いて、薄い水色のシルクのワンピースを着た絢子さまと、母親の久子さまが待たれる故高円宮さまの肖像画のある応接室で、「納采の儀」が行われました。

 

 絢子女王殿下と憲仁親王妃久子殿下(ひさこHisako : Her Imperial Highness The Princess Takamado)は、天皇陛下(明仁あきひと : Emperor Akihito : His Majesty【His Imperial Majesty】 The Emperor)と皇后陛下(美智子みちこMichiko : Her Majesty【Her Imperial Majesty】 The Empress)に「納采の儀」をおこなったことを報告。
 夕方には、守谷慧氏ら父子が両陛下を訪問。

 結婚式は今年【2018年】10月29日に明治神宮にておこなわれる予定。

 

スペイン王フェリペ6世陛下のカタルーニャ訪問をひかえ、スペイン君主政連合が「カタルーニャは王とともに」をモットーに支持行進を呼びかけ(2018年8月)

 2018年8月17日に、スペイン王フェリペ6世陛下(King Felipe VI : His Majesty The King of Spain)は、カタルーニャのバルセロナでのテロ事件(17-A)より1年の追悼式典に参列するため、同地を訪問予定。

 カタルーニャ自治政府は、もちろんのこと、訪問を歓迎しません

 スペイン君主政連合(La Unión Monárquica de España)という団体は、「カタルーニャは王とともに」をモットーに支持行進を呼びかけているとのこと。
※同組織は、1978年憲法と立憲君主制の護持を目的に近年設立されたもののようですが、規模や実際の影響力などはわかりません。

 

 (スペイン語:スペイン君主政連合公式サイト)Convocatoria, Barcelona :: Unión Monárquica de España

 (スペイン語)“Cataluña con su rey”. Monárquicos recibirán a Felipe VI en Barcelona antes del homenaje por el atentado

Monarquía Confidencialさんのツイート: "“Cataluña con su rey”. Monárquicos recibirán a Felipe VI en Barcelona antes del homenaje por el atentado https://t.co/pFe0hXS18J… https://t.co/Mb8dwoAXS6"

 

 以前のスペインの報道によりますと、カタルーニャでは役所なども含めて、フェリペ6世陛下を批判するビラが貼られまくっているような有様のようです。

 なにか事件が起きるのではないかという気がしますが……。

 

Royal Central によると、アルバニア王室当主レカ2世殿下が、新聞(?)のインタビューに対し「アルバニアとコソボを統合し、君主政国家になるべき」と発言したとのこと(2018年8月)

 (英語)Crown Prince Leka: “Kosovo and Albania should be united under a monarchy” – Royal Central

 

 英国の王室情報ニュースサイト「Royal Central」によりますと、アルバニア王室当主/アルバニア皇太子レカ2世殿下(His Royal Highness Crown Prince Leka II of the Albanians)が、同国の新聞かなにか(メディアを特定できませんでした)のインタビューで「アルバニアとコソボを統合し、君主政国家にするべき」と発言したとのことです。

 元ネタのはアルバニアメディアがよくわからないうえ、 Royal Central は時々信用できない記事を出すので、とりあえず話半分くらいの気持ちです。

 

 いちおう簡単な政治的な背景や、かつてのアルバニア王国との絡みで少し話を。

 旧ユーゴスラビア紛争を経て、コソボ共和国は独立しましたが、独立を承認していない国々からはセルビア共和国内のコソボ・メトヒヤ自治州とみなされています。
 アルバニア人が多数。

 アルバニアがその周辺への影響力を強め、統合していく大アルバニア主義への警戒と、実際にはそのような傾向は見られないという指摘は、2000年前後からゼロ年代後半までありましたが、その後、コソボの状況の改善が見られず、また近年の世界各地の紛争や独立運動の遠因をコソボ独立に求める考えなど、ややこしい状況は続いてます。

 いっぽう、セルビア共和国側は隣接するセルビア人居住地方及び伝統的にセルビアに属すると認識されている領域への影響力拡大を目指しているのは明らかで、またキリスト教のセルビア正教会は、自身の正式名称に「ペーチ総主教庁」を加えることを議論(ペーチ【ペヤ】はコソボ領)するなど、剣呑な雰囲気もあります(そもそも同教会の現在の正式名称が人によって違ったりするのですが、とりあえず近年の正式名称はセルビア正教会でよかったのではないかと思っています。が違うかもしれません)。

 また、コソボ独立を認めることと、コソボとアルバニアの統合を認めることは別であり、これが国際的に認められるのは厳しいのではないかと思われます。

 一方、かつてのアルバニア王国は、コソボのある程度を領有していた時期があり、またアルバニア王ゾグ1世陛下は、自身の息子であるアルバニア皇太子レカ【1世】殿下が生まれる前、女系の甥タティ殿下に、コソボ公(Prince of Kosovo)の称号を与え継嗣としていました。
 このような経緯から、現在のアルバニア王室当主であるレカ2世殿下が、アルバニアとコソボの統合と君主政復活を主張するのは、政治的な緊張感が高まる可能性をスルーすれば、特に不思議はありません。

 

オランダ王の従弟、バルディ伯爵/ブルボン=パルマ公子ハイメ【ジャコモ】殿下が、UNHCR【国際連合難民高等弁務官事務所】へ派遣されるとオランダ外務省が発表したとの報道(2018年8月)

 オランダ王国外務省は、オランダ王の従弟で、パルマ公の弟、バルディ伯爵/ブルボン=パルマ公子ハイメジャコモ】殿下(His Royal Highness Prince JaimeGiacomo】 of Bourbon-Parma, Count of Bardi)をUNHCR【国際連合難民高等弁務官事務所】へ派遣すると発表したと報道されています。

 

 (オランダ語)Prins Jaime gaat van Vaticaan naar UNHCR – Dagblad070

 (スペイン語:カルリスタ団体の一つのサイト)ACNUR será el nuevo destino de Don Jaime «Espacio Legitimista Carlista Espacio Legitimista Carlista

 

 ハイメ公子殿下は、今年【2018年】3月に、ローマ教皇聖座駐箚オランダ王国特命全権大使の任を終えたと報道されていました。

 

記事(アル・アラビーヤ):サウジアラビア王サルマン陛下と孫のアブドルアジーズ王子殿下の写真(2018年8月)

 アル・アラビーヤの記事に、サウジアラビア王国の二聖モスクの守護者国王サルマン・ビン・アブドルアジーズ・アル・サウードサルマーン国王 : The Custodian of the Two Holy Mosques King Salman bin Abdul Aziz Al Saud of Saudi Arabia)と、孫のアブドルアジーズ・ビン・ハーリド・ビン・サルマン・ビン・アブドルアジーズ・アル・サウード王子殿下(His Royal Highness Prince Abdul Aziz bin Khalid bin Salman bin Abdul Aziz Al Saud)の写真が、「Heartwarming ~」と題されて掲載されています。

 

 (英語)Heartwarming pictures show Saudi King Salman with his grandson – Al Arabiya English

※記事中には別のカラーの写真もあります。

Al Arabiya Englishさんのツイート: "Heartwarming pictures show Saudi Arabia's #KingSalman with his grandson Abdul Aziz bin Khalid bin Salman. https://t.co/3Guh4G0ieI… https://t.co/2bGXHdEuXp"

 

 このアブドルアジーズ王子殿下の父は、ハーリド・ビン・サルマン・ビン・アブドルアジーズ・アル・サウード王子殿下(His Royal Highness Prince Khalid bin Salman bin Abdul Aziz Al Saud)で、現在、アメリカ合衆国駐箚サウジアラビア王国特命全権大使。
 ムハンマド・ビン・サルマン・ビン・アブドルアジーズ・アル・サウード皇太子殿下(His Royal Highness Crown Prince Mohammed bin Salman bin Abdul Aziz Al Saud)の全弟にあたるようです。