訃報(2021年3月?)英国の第7代ビュート侯爵ジョン・クライトン=ステュアート閣下【ジョニー・ダンフリーズ】が薨去(1958~2021)F1ドライバー、英国F3チャンピオン、ルマン24時間レース優勝者。スコットランド王ロバート3世、英国王ウィリアム4世の子孫

 第7代ビュート侯爵ジョン・(コラム)・クライトン=ステュアート閣下(John Colum Crichton-Stuart, 7th Marquess of Bute : The Most Honourable The Marquess of Bute : ジョニー・ダンフリーズJohnny Dumfries)が薨去した模様です。
 1958年4月26日生まれの62歳。

 レーシングドライバーで、1980年代に英国F3チャンピオン、F1ロータスでアイルトン・セナのチームメート、ルマン24時間レースで優勝などの経歴があります。
 スコットランド王ロバート3世の庶子の男系男子、また英国王ウィリアム4世の庶子を通じてその子孫でもあります。

 薨去に伴い、子息のマウント・ステュアート卿ジョン・(ブライソン)・クライトン=ステュアートJohn Bryson Crichton-Stuart, Lord Mount Stuart)が第8代ビュート侯爵・第13代ダンフリーズ伯爵となります。1989年生まれ。
 新侯爵・伯爵は子供がいないようなので、侯爵位は叔父のアントニー・クライトン=ステュアート卿(Lord Anthony Crichton-Stuart)が、伯爵位は姉のカロリン・クライトン=ステュアート令嬢(Lady Caroline Crichton-Stuart)が現在のところ継承順位第一位ということになるかと思われます。

 

 (英語)Ex-Formula 1 driver Marquess of Bute dies aged 62 – STV News
 (英語)Ex-racing driver Marquess of Bute dies aged 62 of 'cancer' | Daily Mail Online

 (英語)Peerage News: The 7th Marquess of Bute 1958-2021

 【訃報】ロータスでF1に参戦したジョニー・ダンフリーズが62歳で死去 | F1 | autosport web
 ジョニー・ダンフリーズ、死去 | F1News | Formula Web -F1総合情報サイト-

誕生(2020年9月8日):ロサリオ・フィツ=ハメス・ストゥアルト・イ・パラスエロ閣下。スペイン貴族ウエスカル公爵夫妻の第一子・長女。アルバ公爵の孫

 2020年9月8日、スペイン貴族の第15代ウエスカル公爵フェルナンド・フィツ=ハメス・ストゥアルト閣下(Fernando Fitz-James Stuart, 15th Duke of Huéscar, : The Most Excellent The Duke of Huéscar, Grandee of Spain)とウエスカル公爵夫人ソフィア閣下の間の第一子・長女となるロサリオ・フィツ=ハメス・ストゥアルト・イ・パラスエロ閣下(The Most Excellent Rosario Fitz-James Stuart y Palazuelo)が誕生したようです。

 第15代ウエスカル公爵は、第19代アルバ公爵カルロス・フィツ=ハメス・ストゥアルト閣下(Carlos Fitz-James Stuart, 19th Duke of Alba : The Most Excellent The Duke of Alba)の継嗣であり、今回誕生したロサリオ閣下は将来的にアルバ公爵位を含む多数の称号を継承する見込みです。

 

 (スペイン語)Casa de Alba: Sofía Palazuelo y el duque de Huéscar, padres de su primera hija, Rosario
 (スペイン語)Sofía Palazuelo y Fernando Fitz-James Stuart, padres por primera vez
 (スペイン語)Los duques de Huéscar presentan a su hija Rosario
 (スペイン語)Duques de Huéscar: todo sobre el bautizo de su hija Rosario

 

結婚式(2018年10月6日):スペインの第15代ウエスカル公爵フェルナンド・フィツ=ハメス・ストゥアルト閣下とソフィア・パラスエロ嬢。前スペイン王妃ソフィア陛下、旧ブルガリア王シメオン2世陛下夫妻、現在スペインで最多称号を保持する第20代メディナセリ女公爵殿下(21歳)らが参列

 2018年10月6日、スペイン貴族の第15代ウエスカル公爵フェルナンド・フィツ=ハメス・ストゥアルト閣下(Fernando Fitz-James Stuart, 15th Duke of Huéscar, : The Most Excellent The Duke of Huéscar, Grandee of Spain)とソフィア・パラスエロ嬢(Sofía Palazuelo)の結婚式が執りおこなわれたようです。

 フェルナンド・フィツ=ハメス・ストゥアルト閣下は、1990年9月14日生まれの28歳。
 すでにウエスカル公爵号を譲られていますが、第19代アルバ公爵カルロス・フィツ=ハメス・ストゥアルト閣下(Carlos Fitz-James Stuart, 19th Duke of Alba : The Most Excellent The Duke of Alba)の継嗣です。

 

¡HOLA!:
La boda de SOFÍA PALAZUELO y FERNANDO FITZ-JAMES STUART – YouTube

 

¡HOLA!:
SOFÍA PALAZUELO y FERNANDO FITZ-JAMES STUART ya son marido y mujer – YouTube

 

大昔の映画みたいな画質ですが……/
JRR Mundo:
Los duques de Huéscar se dan el «sí, quiero» – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=yAK7HQunVhM

 

La Vanguardia:
El vals nupcial de Fernando Fitz-James Stuart y Sofía Palazuelo – YouTube

 

Invitados a la boda de Fernando Fitz James Stuart y Sofía Palazuelo – 動画 Dailymotion

 

Fernando Fitz-James y Sofía Palazuelo, tras darse el 'sí, quiero' – 動画 Dailymotion

 

La llegada de Sofía Palazuelo al altar – 動画 Dailymotion

 

 (スペイン語)Así ha sido la gran boda de Fernando Fitz-James Stuart y Sofía Palazuelo
 (スペイン語)La larga lista de invitados a la boda del duque de Huéscar y Sofía Palazuelo – Foto
 (スペイン語)Radiante enlace del duque de Huéscar y Sofía Palazuelo
 (スペイン語)Boda del duque de Huéscar y Sofía Palazuelo: errores y aciertos de estilo
 (スペイン語)La Reina Sofía asiste a la boda del duque de Huéscar y Sofía Palazuelo | Gente | Agencia EFE
 (スペイン語)Las imágenes oficiales de la boda de Sofía Palazuelo y Fernando Fitz-James Stuart
 (スペイン語)Imágenes boda de Fernando Fitz-James Stuart y Sofía Palazuelo

 (英語:ブルガリア王室公式サイト)HIS MAJESTY KING SIMEON AND QUEEN MARGARITA WERE GUESTS AT THE WEDDING OF THE YEAR IN SPAIN « H.M. King Simeon II

 

 (写真)Fotos: Los invitados a la boda del duque de Huéscar y Sofía Palazuelo, en imágenes | Gente y Famosos | EL PAÍS

 (写真一覧)画像と写真 | Getty Images

 

※王室・貴族関係者などだけ貼り付けておきます。

前スペイン王妃ソフィア陛下(Her Majesty Queen Sofía of Spain):
Queen Sofia attends the wedding of Fernando Fitz-James Stuart and… ニュース写真 | Getty Images
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旧ブルガリア王シメオン2世陛下(His Majesty King【Tsar】 Simeon II of the Bulgarians : 元ブルガリア共和国首相シメオン・サクスコブルクゴツキSimeon Saxe-Coburg-GothaSimeon Sakskoburggotski)と旧ブルガリア王妃マルガリータ陛下(Her Majesty The Queen【Tsaritsa】Margarita of the Bulgarians : マルガリータ・サクスコブルクゴツカMargarita Saxe-Coburg-GothaMargarita Sakskoburggotska):
Simeon of Bulgaria and wife Margarita Gomez Acebo attend the wedding… ニュース写真 | Getty Images
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現在スペインで最多称号を保持する、21歳の第20代メディナセリ女公爵/ホーエンローエ=ランゲンブルク公女ビクトリア殿下(Her Serene Highness Princess Victoria of Hohenlohe-Langenburg, 20th Duchess of Medinaceli):
Duchess of Medinaceli Victoria de Hohenlohe-Langenburg attends the… ニュース写真 | Getty Images
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向かって左がカラブリア公爵未亡人アナ殿下(Her Royal Highness Princess Anne of Orléans, Duchess of Calabria : フランス王女オルレアン公女アンヌ殿下)、向かって右がテッサ・デ・バビエラTessa de Bavieraマリア・テレサ・デ・バビエラMaria Teresa de Baviera : スペイン王室女系子孫で、スペイン王子の称号を得たバイエルン王子の男系子孫):
Princess Ana of France and Tessa of Baviera attend the wedding of… ニュース写真 | Getty Images
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フランス貴族系第4代アーレンベルク公爵/アーレンベルク公子ピエール殿下(His Serene Highness Prince Pierre of Arenberg, 4th French Duke of Arenberg):
Pierre d’Arenberg attends the wedding of Fernando Fitz-James Stuart… ニュース写真 | Getty Images
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新郎の従弟で、シルエラ伯爵(グランデ)の継嗣ハコボ・フィツ=ハメス・ストゥアルト閣下(The Most Excellent Jacobo Fitz-James Stuart)とアセラ・ペレス・ベセリル夫人(Asela Pérez Becerril):
Jacobo Fitz-James Stuart and Asela Perez Becerril attends the wedding… ニュース写真 | Getty Images
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新郎の従妹ブリアンダ・フィツ=ハメス・ストゥアルト閣下(The Most Illustrious Brianda Fitz-James Stuart):
Brianda Fitz-James Stuart attends the wedding of Fernando Fitz-James… ニュース写真 | Getty Images
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パナギュリシテ公妃/ブルガリア王子妃カルラ殿下(Her Royal Highness Princess Carla of Bulgaria, The Princess of Panagyurishte, Princess of Saxe-Coburg and Gotha, Duchess of Saxony):
CarlaBulgariaさんはInstagramを利用しています:「Hace 25 años la Duquesa De Alba asistió a nuestra boda. Hoy me hace especial ilusión asistir a la de su nieto Fernando. Felicidades y todas…」

 

Техни Величества Царят и Царицата бяха… – Н.В. Цар Симеон ІІ | Facebook

 

訃報(2018年?月):リヒテンシュタイン公女エリザベート殿下、薨去(1932~2018)イタリアのウィンスピア男爵家の系統に嫁ぐ、映画関係者のエドアルド・ウィンスピアは子息

 正確な月日が不明ですが、リヒテンシュタイン公女エリザベート殿下(ウィンスピア男爵子夫人 : Her Serene Highness Princess Elisabeth of Liechtenstein, Baroness Winspeare : Ihre Durchlaucht Prinzessin Elisabeth von und zu Liechtenstein)が薨去したと報道されています。
 1932年1月17日生まれ(2月としている記事もありますが、1月が正しいのではないかと)。

 愛称は「Guky」(グキー?)。

 

 (イタリア語)Morta la mamma di Edoardo Winspeare | Il Gallo
 (イタリア語)E' morta la baronessa Winspeare, origini viennesi e una vita a Depressa

 

 1814年に男爵号(ナポリ?)を授けられているウィンスピア家の、グイチャルディ系統の一員、故リカルド・ウィンスピア・グイチャルディRicardo Winspeare Guicciardi)と結婚、映画関係者のエドアルド・ウィンスピア・グイチャルディEdoardo Winspeare Guicciardi)、フランチェスコ・ウィンスピア・グイチャルディFrancesco Winspeare Guicciardi)、クララ・ポリッセナ・ウィンスピア・グイチャルディClara Polissena Winspeare Guicciardi)の三人の子供あり。

 ウィンスピア家自体は英国のカトリックで、ステュアート王朝崩壊後にイングランドを出たようです。

 

Vanity Fair(英語)記事:“There’s Nothing Wrong with Falling from Grace”(2018年)君主政復活・王室支持の話と、エチオピア帝室のエルミアス・サーレ=セラシエ皇子殿下とニコライ・トルストイ伯爵子の話題など

 (英語)“There’s Nothing Wrong with Falling from Grace”: The Global Network of Monarchists Helping Deposed Kings and Queens | Vanity Fair
 (英語:上記からニコライ・トルストイ伯爵子に関する部分の一部を抜き出したもの)Count Nikolai Tolstoy on Russian Monarchy and the Romanovs | Royal Russia News

 

 冒頭は、ルーマニア王女マルガレータ殿下(当時)から連絡を受けた人物の話、君主政復活・王室支持の話と、エチオピア帝室のエルミアス・サーレ=セラシエ皇子殿下(His Imperial Highness Prince Ermias Sahle-Selassie)とニコライ・トルストイ伯爵子(Count Nikolai Tolstoy)の話題などが中心となっています。

 

 エルミアス・サーレ=セラシエ皇子殿下は故エチオピア皇帝ハイレ・セラシエ1世陛下の孫ですが、一般的にエチオピア帝室の当主とされていません。
 しかし、この記事のように、帝室の代表者として活動しているとみる立場もあるようです。

 

 ニコライ・トルストイ伯爵子の話の一部には、“Pretender【プリテンダー】”という用語に関するものがあります。
 いうまでもなくこの言葉は中立的ではないものですが、Wikipedia英語版のせいか、この言葉が使用されるケースが多い気します(上記の記事すらそうなのですが)。
 そのもっともアホらしい例は、リトアニアの王位継承者を称して活動を始めたウラッハ公子イニゴ閣下(His Serene Highness Prince Inigo of Urach)のものらしきサイト(すぐに更新止まりましたけれど)に、イニゴ閣下をリトアニア王位の“legitimate pretender”とする表記があったことです。もちろんこれは、イニゴ閣下を正当な王位継承者と表現したかったのでしょうが、pretenderに「不当」である意味がありlegitimateに「正当」である意味があることを考慮すれば、ギャグのような言葉の並びです。
 中立的というかなんと表現すればいいのかわかりませんが、“Claimant【クレイマント】”という用語がありますが、一般的の人にはなじみがなく、また、正直これが本当に中立な用語なのか首をかしげるときもあります。日本語で“王位請求者”と(訳して)書いている例がありますが……コメントは避けます
 伯爵子は“Heir【エア】”を使っているようですが、当方でも「(王位)継承者」などこの用語を意識して書いています。この用語が実は一番便利です。曖昧さを許容するという意味でも。pretenderはそもそも本人が称していないのにこう書くのは名誉棄損みたいなものですし、claimantも本人が称していない場合はどうなのか、よくわからない部分があります。