結婚予定(2021年8月20日):ナイジェリア伝統的君主/ビチ首長の娘がブハリ大統領の息子と結婚予定(2021年8月)ブライダルシャワーでのドレスについてイスラム法警察が苦言

 2021年8月20日に、ナイジェリア連邦共和国カノ州の伝統的君主のひとりビチ首長“アルハッジ”・ナシル・アド・バイェロ殿下(His Royal Highness Alhaji Nasiru Ado Bayero, Emir of Bichi)の娘ザハラ・ナシル・バイェロ王女(Princess Zahra Nasir Bayero)と、ナイジェリア連邦共和国大統領ムハンマド・ブハリ閣下(His Excellency Muhammadu Buhari GCFR)の子息ユスフ・ブハリ氏(Yusuf Buhari)が結婚予定だそうです。
 8月3日にブライダルシャワー(女性側の友人などの身内の祝い)がおこなわれたようですが、そこでのザハラ王女のドレス(肩と腕が見えている)についてソーシャルメディアで批判が広がりイスラム法警察(Hisbah)が苦言(「あなたは法を超えた存在ではない」)を呈する事態となっています。

 ナイジェリアの北部の州ではシャリーア(イスラム法)が敷かれており、伝統的君主はイスラム教の裁判官の役割を務めることもあります。
 ザハラ王女の父、ナシル殿下は(新設の)第2代ビチ首長ですが、初代ビチ首長でもある伯父のアミヌ殿下がその地位にあるカノ首長は北部で第二位の権威を持つと言われるものです。またザハラ王女の祖父・故アド・バイェロ首長は長期に渡りカノ首長を務めていました。
 この状況下で、ザハラ王女がシャリーアに従っていないというのは、やや困る話ではあります。
 この話は今のところこれ以上の拡大は見られませんが、結婚相手が大統領の息子ということもあるため、予定外のところに飛び火する可能性もあります。

 結婚式は8月20日にビチ首長の宮殿でおこなわれる予定です。
関連:
 結婚式(2021年8月20日):ナイジェリア伝統的君主/ビチ首長の娘ザハラ・ナシル・バイェロ王女と大統領の息子ユスフ・ブハリ氏。大統領、ジョナサン(元)大統領、イフェ王など多数の参列

 

 (英語)All is Set for Yusuf Buhari’s High Octane Wedding | THISDAYLIVE

 

 (英語)Zahra not above the law – Hisbah slams Yusuf Buhari fiancee's bridal gown – Daily Post Nigeria

Daily Post NigeriaさんはTwitterを使っています 「Zahra not above the law – Hisbah slams Yusuf Buhari fiancee’s bridal gown https://t.co/BvoxMQKycN」 / Twitter

 

 (英語)'You're not above the law' – Hisbah kicks over Yusuf Buhari's fiancée bridal shower gown – TheCable Lifestyle

TheCable LifestyleさんはTwitterを使っています 「‘You’re not above the law’ — Hisbah kicks over Yusuf Buhari’s fiancée bridal shower gown | TheCable Lifestyle https://t.co/0I9k4QmpXr https://t.co/GN8VueRyjB」 / Twitter

訃報(2021年7月20日):エルジュビェタ・ラジヴィウ公女、薨去(1917~2021)世界遺産「ネスヴィジ城」に居住していたことがある最後の一人

 2021年7月20日、エルジュビェタ・ラジヴィウ公女(Princess Elżbieta Radziwiłł)が薨去したようです。
 生年は複数の情報がありますが、1917年の9月以降だろうということで、103歳となります。
 ポーランド・リトアニアの名族、ラジヴィウ家の一員で、現在のベラルーシにある世界遺産「ネスヴィジ城」に居住していたことのある人物では最後の一人のようです。ソ連軍(赤軍)による城の接収時には、父の故アルプレヒト・アントニ・ラジヴィウ公子が所有していたと思われます(当時は父母の離婚により公女は定住していなかったのではないかと)。

 

 (ポーランド語)Nie żyje Elżbieta Radziwiłł. Ostatnia, dla której zamek w Nieświeżu był po prostu domem – Kresy24.pl – Wschodnia Gazeta Codzienna

Kresy24.plさんはTwitterを使っています 「Nie żyje Elżbieta Radziwiłł. Ostatnia, dla której zamek w Nieświeżu był po prostu domem – https://t.co/4xL7QLVoKR https://t.co/H9EYAl1qcJ」 / Twitter

訃報(2021年8月6日):サピエハ=ロザンスキ公子ヤン・パヴェウ閣下【ジョン・ポール・サピエハ】が薨去(1935~2021)サピエハ家の最年長系統の男系男子

 2021年8月6日、サピエハ=ロザンスキ公子ヤン・パヴェウ閣下(His Serene Highness Prince Jan Paweł Sapieha-Różański)が薨去した模様です。
 1935年8月26日生まれという情報がこれまで出ているものですが、9月26日という可能性も出ています。

 法律上の名前は、英国に移住した時にジョン・ポール・サピエハJohn Paul Sapieha)となったと見られ、またその後にブラジルに移住したときにどうなっているのかは不明です。ただブラジルのポルトガル語系メディアでもジョン・ポール・サビエハと英語式ファーストネームで表記されており(発音はわかりませんが)、変更はないのではないかと思います。

 同公子はリトアニア=ポーランドの名族サピエハ家の最年長系統の男系男子と思われます。
 2回結婚しており、最初の結婚がロンドンでおこなわれ、マイケルMichael)という男子が英国で生まれています。この人物が今後、最年長系統の男系男子ということになるでしょう。
 また2回目の結婚は、(旧)ブラジル帝室ペトロポリス系統の当主の妹であるオルレアン=ブラガンサ公女クリスティーナ殿下が相手で、女子が二人生まれています。次女のパオラ・マリア・ボルボン・デ・オルレアンス・イ・ブラガンサ・サピエハ公女閣下(Her Serene Highness Princess Paola【Paolla】 Maria Bourbon de Orleans e Bragança Sapieha)は工業デザイナーやモデルなどの仕事を経験し、同じくポーランドの名族シフャトペウク=チェトヴェルチンスキ公子コンスタンティン閣下(ティンコ・チェトヴェルチンスキ)と結婚したようです。同閣下はベルギー貴族に編入されており、パオラ公女もベルギー貴族ということになるでしょう。

 

 (ポーランド語)Jan Paweł Sapieha, cała Polska, 13.08.2021 – pozostałe

ロシア帝室ロマノフ家継嗣/ロシア大公ゲオルギー殿下とレベッカ・ベッタリーニ嬢の民事婚は9月24日におこなわれる模様(2021年8月)

 2021年8月5日、10月1日に結婚式(宗教婚)が予定されているロシア帝室継嗣のロシア大公ゲオルギー殿下(His Imperial Highness The Heir, Tsesarevich, and Grand Duke George of Russia : プロイセン王子 : Prince of Prussia)とレベッカ・ベッタリーニ嬢(Rebecca Bettarini)は、モスクワ市庁舎にて結婚予告の申請をおこないました。
 9月24日に民事婚がおこなわれるようです。

 

 (英語)Civil Marriage date set for Grand Duke George Mikhailovich and Victoria Romanovna Bettarini — The Russian Legitimist

 

Rebecca Bettarini(@rebecca_bettarini) • Instagram写真と動画

水戸徳川家第15代当主 徳川斉正 氏が、中国学園大学(岡山市)の国際教養学部 客員教授 に就任(2021年8月)

 水戸徳川家第15代当主徳川斉正氏(とくがわ なりまさ)が、岡山県岡山市にある、中国学園大学の国際教養学部客員教授に就任したようです。

 

 国際教養学部 徳川氏客員教授就任 – 学園からのお知らせ | 未来は自分でつくる 中国学園大学 / 中国短期大学