ガーナ伝統的君主/ガ王タッキー・テイコ・ツル2世陛下が新型コロナウイルス・ワクチンを接種(2021年3月)

 2021年3月2日、ガーナ共和国グレーター・アクラ州【大アクラ州】の伝統的君主の一人、ガ王タッキー・テイコ・ツル2世陛下(His Royal Majesty King Tackie Teiko Tsuru II, Gã Mantse【King of the Ga State】)が、同州の病院で新型コロナウイルス・ワクチンを接種したようです。

 同共和国では COVAX ファシリティからのワクチン供給が始まっており、アストラゼネカ(AstraZeneca)製ワクチンが60万回分到着しているようです。

 

 (英語)Ga Mantse takes coronavirus vaccine

クウェート首長ナッワーフ殿下がアメリカ合衆国に到着(2021年3月)定期的な健康診断の模様

 2021年3月4日、クウェート国首長“シャイフ【シェイク】”・ナッワーフ・アル・アハマド・アル・ジャービル・アル・サバーハ殿下(His Highness the Amir Sheikh Nawaf Al-Ahmad Al-Jaber Al-Sabah)は、アメリカ合衆国に到着しました。
 アメリカ合衆国駐箚クウェート国特命全権大使“シャイフ【シェイク】”・サーレム・アブドッラー・アル・ジャービル・アル・サバーハ閣下(Sheikh Salem Abdullah Al-Jaber Al-Sabah)らが出迎えました。

 

 (英語)KUNA : Kuwait's Amir arrives in United States – diwan – 05/03/2021

 今のところ、定期的な健康診断という情報以外は見当たりません。

 

関連:
 アメリカ合衆国にて健康診断を受けていたクウェート首長ナッワーフ殿下が欧州への私的訪問へ出発(2021年3月)

婚約(2021年2月):フレデリック・ウェルズリー卿(ウェリントン公爵次男)とキャサリン・ランバート嬢(チャールズ2世子孫)が婚約

 2021年2月25日、フレデリック・ウェルズリー卿(Lord Frederick Wellesley)とキャサリン・ランバート嬢(Katherine Lambert)の婚約が発表されています。

 フレデリック・ウェルズリー卿は、第9代ウェリントン公爵チャールズ・ウェルズリー閣下の次男。
 キャサリン・ランバート嬢はチャールズ2世の子孫ということです。

 なお、二人とも軍関係に勤務のようで Telegraph Announcements では Capt (Captain)と表記されています。
 大尉でいいのかどうか、専門でないのでいまいちわかりませんが。

 

 (英語)Capt F.C. Wellesley and Capt K.E. Lambert – Engagements Announcements – Telegraph Announcements

 (英語)Royal Musings: Lord Frederick Wellesley to marry

訃報(2020年12月23日):コンゴ伝統的君主/ロアンゴ王 モエ・マコソ4世 陛下が崩御(1944~2020)

 2020年12月23日、ロアンゴ王モエ・マコソ4世陛下(His Majesty Moé Makosso IV, King of Loango)が、モロッコ王国のラバトで崩御したようです。
 1944年5月1日生まれの76歳。

 体調不良のため、ラバトで治療を受けていたようです。

 

 (フランス語)Décès du Roi Ma Loango Moé Makosso IV – Congo Media Time

 

 上記記事にはコンゴ共和国のジャン=クロード・ガコソ外相(Jean-Claude Gakosso)の名前が出るなど、コンゴ共和国で君主として扱われているようです。

 ロアンゴ王国の領域は、現在のコンゴ共和国の一部だけでなくコンゴ民主共和国の一部を含むと思いますが、後者のほうでの認識はわかりません。

現在セルビア王室を称するユーゴスラビア王室のフィリップ王子殿下が、先祖のモンテネグロ王ニコラ1世崩御100周年についてコメント(2021年3月)

 近代に成立したモンテネグロ王国の唯一の王ニコラ1世の崩御が1921年3月1日。
 2021年3月1日は100周年となります。

 現在セルビア王室を称する(旧)ユーゴスラヴィア王室のユーゴスラビア王子【セルビア王子】フィリップ殿下(His Royal Highness Prince Philip of Yugoslavia / Serbia : フィリプ・カラジョルジェヴィッチFilip Karađorđević)がコメントをしています。

 内容ですが、もちろんというか、ニコラ1世を称えるものです。

 

Facebook

 崩御は、「聖サヴァの腕の中へ」と表現されています。
 聖サヴァ(聖サワ : セルビア大主教 : Saint Sava)はセルビア正教会の初代首座です。

 

 このコメントについて、キリスト教/東方正教会/セルビア正教会のモンテネグロ・沿海府主教庁が一部を抜粋する形で紹介。

 (セルビア語:モンテネグロ・沿海府主教庁 公式サイト)Принц Филип: Прошло је 100 година од упокојења Краља Николе али вредности које су биле део његовог живота су вечне | Православна Митрополија црногорско-приморска (Званични сајт)

 

 なお、(おそらくですが)フィリップ殿下と現在のセルビア正教会の中でのニコラ1世の位置づけですが、セルビア正教会の敬虔なる信徒であり、セルビア人の近代化やセルビアの独立を達成した偉大なる人物、ということになるかと思います。

 

 フィリップ殿下は、現在の当主アレクサンダル2世殿下の次男で、ニコラ1世の孫の孫の子供にあたります(ニコラ1世の娘がカラジョルジェヴィッチ家と婚姻)。

 

※なお、現在、アレクサンダル2世殿下夫妻はアメリカ合衆国に滞在しており(モデルナのワクチンを接種したとのこと)、セルビア正教会の新・総主教ポルフィリイェ聖下の着座式にもフィリップ王子夫妻が参列しています。

 

関連(キリスト教 高位聖職者のニュース):
 着座式(2021年2月19日):キリスト教/セルビア総主教ポルフィリイェ聖下の着座式

 セルビア政府公式サイトにも、夫妻の参列が記載されています。

 (セルビア語:セルビア政府 公式サイト)Устоличен нови патријарх српски Порфирије

принц Филип и принцеза Даница Карађорђевић

 やや判断が早いかもしれませんが、夫妻には一子ステファン王子殿下が誕生していることもあり、フィリップ王子殿下のセルビアでの重要性が増しているのかもしれません。