訃報(2020年12月8日):エアバッハ=シェーンベルク公子マイノルフ殿下、薨去(1936~2020)

 2020年12月8日、エアバッハ=シェーンベルク公子マイノルフ殿下(His Serene Highness Prince Maynolf of Erbach-Schönberg : マイノルフ・プリンツ・ツー・エアバッハ=シェーンベルクMaynolf Prinz zu Erbach-Schönberg)が薨去したようです。
 1936年5月13日生まれの84歳。

 現在のエアバッハ=シェーンベルク公ディートリヒ殿下の叔父で、同殿下に男子がいないため、公位継承順位第一位だったかと思われます。
 薨去に伴い、子息のペーター公子殿下が第一位になり、その子息のサンドロ殿下(Sandro)が第二位となっているのでしょう。
 また、ペーター公子殿下には、二人目の妻との間に次男のフリッツ殿下(Fritz)が生まれているとの情報を載せているところもありますが、情報元によってはこの子供は掲載していません。

 

 (ドイツ語)Traueranzeigen von Maynolf Prinz zu Erbach-Schönberg | Trauerportal Ihrer Tageszeitung

婚約(2021年1月):英国の第11代ロクスバラ公爵チャールズ・イネス=カー閣下とアナベル・グリーン嬢

 英国のスコットランド貴族/第11代ロクスバラ公爵チャールズ・イネス=カー閣下(Charles Innes-Ker, 11th Duke of Roxburghe : His Grace The Duke of Roxburghe)とアナベル・グリーン嬢(Annabel Greenアニー・グリーンAnnie Green)の婚約が発表されました。

 公爵は1981年生まれ、アナベル・グリーン嬢は1989年生まれ。

 

 (英語)The Duke of Roxburghe and Miss A. Green – Engagements Announcements – Telegraph Announcements

 (英語)Britain's most eligible bachelor, Duke of Roxburghe, is now engaged | Tatler

 (英語)Peerage News: Duke of Roxburghe engaged

婚約(2021年3月):クリスティアン・フォン・セルシング氏(スウェーデン貴族)とフィリッパ・カドガン閣下(英国のカドガン伯爵の孫)

 クリスティアン・フォン・セルシング氏(Christian von Celsing)とフィリッパ・カドガン閣下(The Honourable Philippa Cadogan)の婚約が発表されています。

 クリスティアン・フォン・セルシング氏は1992年生まれで、スウェーデン貴族の家系。
 フィリッパ・カドガン閣下も同じく1992年生まれ、父はチェルシー子爵エドワード・カドガンで、第8代カドガン伯爵チャールズ・カドガンの継嗣です。

 

 (英語)Mr C. von Celsing and the Hon Philippa Cadogan – Engagements Announcements – Telegraph Announcements

 (英語)Peerage News: von Celsing/Cadogan engagement

インタビュー動画:ヨルダン皇太子フセイン殿下へのインタビュー動画(2021年3月)ヨルダン軍の“アラブ化”65周年

 ヨルダン皇太子アル・フセイン・ビン・アブドッラー2世殿下(His Royal Highness Crown Prince Al Hussein bin Abdullah II)へのインタビューがおこなわれたようです。

 ヨルダンの軍は1920年に設置されましたが、1956年に英国の将校を除外して改名する“アラブ化”がおこなわれ、今年が65周年だそうです。
 フセイン皇太子殿下は、祖父である故・フセイン王の軍に関するこの決定、軍では皇太子でなく中尉であることや父も自分も軍人であること、軍隊における友情の醸成というのは他では見当たらないことや新たに開始される軍のプログラムについて、フセイン王と同じ名前であるが表面的なことではなく思考を継承していくことの重要性について、新型コロナウイルス感染症【COVID-19】の大流行やワクチンの接種や製造の遅れについて、ソーシャルメディアは重要だが現実の人間に触れていくことも大事だということ、特に間違ったニュースが拡散される問題(自分が婚約したとか結婚したとかそういう情報を自分の携帯電話で時々見るそうです)などについて語っています。

 

RHC JO(ヨルダン王室 公式チャンネル):
لقاء سمو ولي العهد مع التلفزيون الأردني بمناسبة ذكرى تعريب قيادة الجيش العربي – YouTube

 

 (英語:フセイン皇太子殿下 公式サイト)Crown Prince speaks to Jordan Television in interview | HRH Crown Prince Al-Hussein bin Abdullah II

ガーナ伝統的君主:アシャンティ王オトゥムフオ・オセイ・トゥトゥ2世陛下夫妻が、宮殿で新型コロナウイルス感染症【COVID-19】のワクチンを接種(2021年3月)元・摂政のマンポン公も接種

 2021年3月2日、ガーナ共和国の伝統的君主/アシャンティ王オトゥムフオ・オセイ・トゥトゥ2世陛下(アシャンティ皇帝 : His Royal Majesty Otumfuo Osei Tutu II, King【Emperor】 of the Ashanti Kingdom【Empire of Ashanti】【Asantehene of Asante】, Kumasehene of Kumasi)とジュリア・オセイ・トゥトゥ令夫人(Lady Julia Osei Tutu)は、マンヒヤ宮殿【マンヒア宮殿】にて、新型コロナウイルス感染症【COVID-19】のワクチンを接種しました。

 陛下自身の精神を浄める儀式の後に接種したと報道されていますが、ガーナで一斉に接種が始まった日なので、単に日が重なっただけなんでしょうか。

 下記の記事と Facebook の投稿によると、陛下と令夫人の他に重要人物らしき二名の名があります。

Photos have popped up showing Otumfuo, Lady Julia, Mamponhene Daseebre Nana Osei Bonsu II, and Mamponhemaa Nana Agyakoma Difie II, taking turns to take the vaccine

Today, March 2, 2021, Otumfuo Osei Tutu II, Asantehene; Lady Julia Osei Tutu, wife of Asantehene; Daasebre Nana Osei Bonsu II, Mamponghene, and Nana Agyakoma Difie II, Queen mother of Mampong took the covid-19 vaccine at the Manhyia Palace, Kumasi – Ghana.

 このうち、ダアセブレ・ナナ・オセイ・ボンス2世Daasebre Nana Osei Bonsu II, Mamponghene)は20世紀末にアシャンティの摂政を務めていた人物です。
 マンポン(Mampong)というところの伝統的君主で、アシャンティ王の麾下ととらえればマンポン公、アシャンティ皇帝の麾下ととらえればマンポン王となるでしょう。
 
 もう一人のナナ・アグヤコマ・ディフィエ2世Nana Agyakoma Difie II, Mamponhemaa【Queen mother of Mampong】)は片方では Queen mother(クイーン・マザー)と書かれています。
 マンポン公の母ではないと思いますが……。
 アフリカでは一族がクイーン・マザーに就任することもあるので、縁者ではあると思います。
 クイーン・マザーと書かれると、やっぱりマンポンとしたほうが良いのかと思ってしまいますが、その場合はアシャンティ皇帝と書かないとあわなくなりますので、ややこしいですね。

 

 (英語)Asantehene Otumfuo Osei Tutu And Wife Lady Julia Take COVID-19 Vaccine Jab After Soul Cleansing ▷ YEN.COM.GH

 

Today, March 2, 2021, Otumfuo Osei Tutu… – Manhyia Palace Events & Photos | Facebook