訃報(2018年3月7日):英国の第3代プリマス伯爵アザー・ウィンザー=クライヴ閣下が薨去(1923~2018)

 2018年3月7日、訃報(2018年3月7日):英国の第3代プリマス伯爵アザー・ウィンザー=クライヴ閣下(Other Windsor-Clive, 3rd Earl of Plymouth : The Right Honourable The Lord Plymouth : プリマス卿)が薨去した模様。
 1923年10月9日生まれの94歳。
 薨去に伴い、子息のウィンザー子爵アイヴァー・ウィンザー=クライヴIvor Windsor-Clive, Viscount Windsor)が第4代伯爵となっているものと思われます。

※英国王室ウィンザー王朝と関係ある血統ではありません。

 プリマス伯爵(第三次叙爵)は、1905年叙爵の連合王国貴族。
 男系先祖がポウィス伯爵のようなので、ポウィス伯爵位の継承順位にも並んでいるはずです。

 

 (英語)Plymouth : Earl of Other Robert Ivor Windsor-Clive – Deaths Announcements – Telegraph Announcements
 (英語)PLYMOUTH, EARL – Death Notices – Shropshire Star Announcements – Shropshire Star

訃報(2018年3月6日)シェンク・フォン・シュタウフェンベルク伯爵女マリー=ガブリエル、薨去(1914~2018)ヒトラー暗殺計画のクラウス・フォン・シュタウフェンベルクの従兄の子で、事件後に収容される

 2018年3月6日、シェンク・フォン・シュタウフェンベルク伯爵女マリー・ガブリエル(Countess Marie-Gabriele Schenk von Stuaffenberg : マリー=ガブリエル・シェンク・グレフィン・フォン・シュタウフェンベルクMarie-Gabriele Schenk Gräfin von Stauffenberg)が、ドイツ連邦共和国バイエルンのイェッティンゲン=シェパッハで薨去したようです。
 1914年7月18日生まれの103歳。

 長い歴史を持つシェンク・フォン・シュタウフェンベルク家のアーメルディンゲン系のうち、バイエルンで伯爵位をえた系統の一員。

 父の従弟が、第二次世界大戦中にアドルフ・ヒトラーAdolf Hitler)暗殺を計画したシェンク・フォン・シュタウフェンベルク伯爵子クラウス(Count Claus Schenk von Stuaffenberg : クラウス・シェンク・グラーフ・フォン・シュタウフェンベルクClaus Schenk Graf von Stauffenberg)で、マリー・ガブリエル伯爵女も事件後に大戦終了まで収容されていたようです。

 

 (ドイツ語)Nachruf: Gräfin von Stauffenberg mit 103 Jahren gestorben – Nachrichten Günzburg – Augsburger Allgemeine

 

追加リンク:
 (ドイツ語:葬儀に関する記事)Jettingen-Scheppach: Gräfin von Stauffenberg: Abschied von einer Zeitzeugin – Nachrichten Günzburg – Augsburger Allgemeine

訃報(2018年3月4日):“サー”・ウィリアム・マカルパイン準男爵閣下、卒去(1936~2018)

 2018年3月4日、“サー”・ウィリアム・マカルパイン準男爵閣下(Sir William McAlpine, 6th Baronet : The Honourable Sir William Hepburn McAlpine Bt FRSE)が卒去した模様。
 1936年1月12日生まれの82歳。
 この三ヶ月、敗血症の治療を受けていたようです。

 卒去に伴い、子息のアンドルー・マカルパイン氏が準男爵位を継承するものと思われます。

 マカルパイン準男爵は、サー・ロバート・マカルパイン社を創設しコンクリート・ボブ(”Concrete Bob”)とあだなされた“サー”・ロバート・マカルパイン準男爵(Sir Robert McAlpine, 1st Baronet)を初代としています。
 “サー”・ウィリアムは、その曾孫にあたるようです。

 “サー”・ウィリアムの父で先代(第5代)準男爵の故エドウィン・マカルパイン閣下(Edwin McAlpine, Baron McAlpine of Moffat)は、一代貴族のマカルパイン・オブ・モファット男爵に叙されていたため、“サー”・ウィリアムは男爵の息子である“The Honourable”をつけて称されます(Honourable系統の単語は当サイトでは“閣下”と訳しています。ほかに日本語の訳語もないため)。
 また、“サー”・ウィリアムの弟アリスター・マカルパインAlistair McAlpine, Baron McAlpine of West Green)も一代貴族のマカルパイン・オブ・ウェスト・グリーン男爵に叙されています。

 

 (英語)Saviour of Flying Scotsman dies – Henley Standard
 (英語)Obituary: Sir William McAlpine – 1936-2018 – Henley Standard
 (英語)Flying Scotsman saviour dies aged 82
 (英語)Tributes pour in for 'gentle and generous' multi-millionaire railway enthusiast Sir William McAlpine | Bucks Free Press

 (英語)McALPINE – The Hon. Sir William Hepburn, Bt. – Deaths Announcements – Telegraph Announcements

訃報(2018年3月3日):英国の一代貴族(保守党)/スチュワートビー男爵イアン・スチュワート閣下が卒去(1935~2018)

 2018年3月3日、英国の一代貴族(保守党)のスチュワートビー男爵イアン・スチュワート閣下(Ian Stewart, Baron Stewartby : The Right Honourable The Lord Stewartby PC, FSA, FRSE, FBA : スチュワートビー卿)が卒去したようです。
 1935年8月10日生まれの82歳。

 保守党の庶民院議員としてサッチャー政権で複数の閣外大臣を経験。

 

 (英語)STEWARTBY, Lord – Deaths Announcements – Telegraph Announcements

訃報(2018年2月25日):“サー”・ジョナサン・ノース準男爵(第2代)、卒去(1931~2018)第8代ギルフォード伯爵の孫

 2018年2月25日、“サー”・ジョナサン・ノース準男爵(Sir Jonathan North, 2nd Baronet)が卒去した模様です。
 1931年2月6日生まれの87歳。
 卒去に伴い、子息の“サー”・ジェレミー・ノースSir Jeremy North, 3rd Baronet)が第3代準男爵となっているものと思われます。

 初代準男爵“サー”・ウィリアム・ヒッキングSir William Hicking, 1st Baronet)は1917年に連合王国準男爵に叙されていますが、息子がいなかったため、こちらの準男爵位はその死をもって消滅。
 1920年にも準男爵に叙されていますが、こちらが娘の子供に継承を許す特殊なリメインダーとなっており、その結果、娘のジョージアナ・ノース閣下(ジョージアナ・ヒッキングGeorgiana Hicking)とその夫のジョン・ノース閣下(The Honourable John North)の息子である“サー”・ジョナサン・ノースが準男爵位を継承したようです。
 また、ジョン・ノース閣下は、第8代ギルフォード伯爵フレデリック・ノース閣下の次男です。

 

 (英語)NORTH – Deaths Announcements – Telegraph Announcements