訃報(2018年2月25日):“サー”・ジョナサン・ノース準男爵(第2代)、卒去(1931~2018)第8代ギルフォード伯爵の孫

 2018年2月25日、“サー”・ジョナサン・ノース準男爵(Sir Jonathan North, 2nd Baronet)が卒去した模様です。
 1931年2月6日生まれの87歳。
 卒去に伴い、子息の“サー”・ジェレミー・ノースSir Jeremy North, 3rd Baronet)が第3代準男爵となっているものと思われます。

 初代準男爵“サー”・ウィリアム・ヒッキングSir William Hicking, 1st Baronet)は1917年に連合王国準男爵に叙されていますが、息子がいなかったため、こちらの準男爵位はその死をもって消滅。
 1920年にも準男爵に叙されていますが、こちらが娘の子供に継承を許す特殊なリメインダーとなっており、その結果、娘のジョージアナ・ノース閣下(ジョージアナ・ヒッキングGeorgiana Hicking)とその夫のジョン・ノース閣下(The Honourable John North)の息子である“サー”・ジョナサン・ノースが準男爵位を継承したようです。
 また、ジョン・ノース閣下は、第8代ギルフォード伯爵フレデリック・ノース閣下の次男です。

 

 (英語)NORTH – Deaths Announcements – Telegraph Announcements

訃報(2018年2月23日? 25日?):ホーエンツォレルン公子カルロス・パトリック殿下がホテルの21階から転落死。警察は事故の可能性を排除(自殺か殺人)。殿下は投資詐欺で逮捕され仮釈放されていたとの話も(1978~2018)

 ホーエンツォレルン公子カルロス・パトリック殿下(His Serene Highness Prince Carlos Patrick of Hohenzollern : カルロス・パトリック・プリンツ・フォン・ホーエンツォレルンCarlos Patrick Prinz von Hohenzollern)が、フランクフルトのインターコンチネンタルホテルの21階から転落死した模様です。
 1978年12月4日生まれの39歳。

 亡くなった日付ですが、Bunteの現在の記事では 23日 となっています。

 警察は事故の可能性を排除しており、自殺か殺人ということになるでしょう(たぶん)。
 殿下は投資詐欺で逮捕され先週に(去年?)仮釈放されていたとの話もあります。

 カルロス・パトリック殿下は、(旧)プロイセン王室/ドイツ皇帝のホーエンツォレルン家とは別系統の系譜です。
 また、一族とみなされていないとの話もあり、称号と敬称が使用されるのが適切かどうかもわかりません。
 含まれている場合、ホーエンツォレルン公位(ホーエンツォレルン=ジグマリンゲン公位)継承順位の最後。
 そして、同家から君主が出たルーマニア王室のルーマニア王国時代の継承法の継承順位を適用した場合に最後となっていました。

 

 (英語)German prince falls to his death from Frankfurt hotel roof | Daily Mail Online
 (ドイツ語)Carlos von Hohenzollern (†39): Todes-Drama um den Skandal-Prinzen! | BUNTE.de
 (ドイツ語)Carlos Prinz von Hohenzollern tot: Skandal-Royal stirbt nach Sturz aus 21. Stock | news.de
 (英語)† Prince Carlos of Hohenzollern | Royal Travel and Events

追加リンク:
 (ドイツ語)Carlos von Hohenzollern (†39): Polizei: „Wir gehen von Suizid aus“ | BUNTE.de
 警察は自殺と見ている模様。

訃報(2018年2月21日?):ナイジェリア伝統的君主/ザムファラ州/ビルニン・マガジ首長アフマド・ウマル・ウスマン殿下、薨去(1957~2018)

 おそらく2018年2月21日だと思われますが、ナイジェリア連邦共和国ザムファラ州の伝統的君主、ビルニン・マガジ首長“アルハッジ”・アフマド・ウマル・ウスマン殿下(His Royal Highness Alhaji Ahmad Umar Usman, The Emir of Birnin Magaji)が薨去した模様です。
 1957年生まれの61歳と報じられています。

 

 (英語)Emir Umar Usman is dead – Daily Post Nigeria

 (記事の掲載が終了しています)(英語)Emir of Birnin Magaji dies at 61
掲載時URL:https://www.dailytrust.com.ng/emir-of-birnin-magaji-dies-at-61.html

訃報(2018年2月18日):ローズマリー・スティール令夫人、卒去。第7代クラレンドン伯爵の妹

 2018年2月18日、ローズマリー・スティール令夫人(Lady Rosemary Steel)が卒去した模様です。
 1935年6月29日生まれの82歳。

 父のハイド男爵ジョージ・ヴィラズGeorge Villiers, Lord Hyde【Baron Hyde】)は若くして卒去し、祖父の第6代クラレンドン伯爵ジョージ・ヴィラズ閣下(George Villiers, 6th Earl of Clarendon)の後は兄が第7代クラレンドン伯爵となっています。
 したがってローズマリー・スティール令夫人は伯爵の娘ではありませんが、1956年に伯爵の娘の格【レディー~】を与えられているようです。

 

 (英語)STEEL – Deaths Announcements – Telegraph Announcements

訃報(2018年2月22日):アメリカ・ロシア貴族協会会長のウラジーミル・ゴリツィン公子が薨去(1942~2018)

 2018年2月22日、アメリカ・ロシア貴族協会会長ウラジーミル・キリロヴィチ・ゴリツィン公子(Prince Vladimir Kirillovich Golitsyn)が薨去した模様です。
 1942年1月29日ベオグラード生まれの76歳。
 リトアニア大公国の君主の地位にあったゲディミナス王朝の分枝/ロシア貴族のゴリツィン家【ガリツィン家】の一員です。
追記:
 名前表記に関する情報。
 ロシア貴族ですが、ユーゴスラビア王国ベオグラード生まれでアメリカへ移民ということで、現在の法律上の名前がどうなっているかの詳細は不明です。ゴリツィンは異表記が極めて多い家系です。
 法律上の名前はともかく、ロシア貴族として表記する場合は、歴史的な名前が選ばれているため、ウラジーミル・キリロヴィチ・ゴリツィンVladimir Kirillovich Golitsyn)でよいかと思います。
 一方、アメリカ・ロシア貴族協会公式フェースブックアカウントや在外ロシア正教会のサイトは「Golitsyn」でなく「Galitzine」を使用しています。これが法律上の名前に関するものなのかどうかはわかりませんが、これを尊重したい場合はウラジーミル・キリロヴィチ・ガリツィン(Vladimir Kirillovich Galitzine)とするべきでしょう。
 そして、葬儀や弔礼に関する情報サイト ObitTree は、Vladimir C. Galitzineと、 Kirillovich が入るべき場所に C. を入れています。この“C.”はおそらく“Cyrillovich”の省略形で、この情報が正確だとすると、アメリカ国民としては Vladimir Cyrillovich Galitzineが正しい表記なのかもしれません。しかし Cyrillovich をどう発音すべきかは(これだけでは)わかりません。

 

 キリスト教/東方正教会/ロシア正教会/在外ロシア正教会【ROCOR】首位/米国東部・ニューヨーク府主教イラリオン座下(His Eminence Metropolitan Hilarion of Eastern America and New York, First Hierarch of the Russian Orthodox Church Outside of Russia)が最初のパニヒダを執り行ったようです。
関連:
 キリスト教/在外ロシア正教会【ROCOR】首位/米国東部・ニューヨーク府主教イラリオン座下が、薨去したアメリカ・ロシア貴族協会会長のウラジーミル・ゴリツィン公子の最初のパニヒダを執り行う(2018年2月) – キリスト教 高位聖職者のニュース

 

 (英語:アメリカ・ロシア貴族協会公式フェースブックアカウント)The Board of the Russian Nobility… – Russian Nobility Association in America | Facebook

 (英語:在外ロシア正教会全体公式サイト)The Russian Orthodox Church Outside of Russia – Official Website
 (英語:在外ロシア正教会米国東部主教区公式サイト)Eastern American Diocese of the Russian Orthodox Church Abroad – New York City: Prince Vladimir Kirillovich Galitzine has reposed in the Lord
 (英語)Prince Vladimir Galitzine reposes in the Lord – News | Orthodoxy Cognate PAGE

 (英語)Vladimir C. Galitzine Obituary – NYACK, NY | ObitTree™

 (英語:↓の訳?)Died President of the Russian nobility Association in America, Vladimir Golitsyn – Russian Reality
 (ロシア語)Умер президент Русского дворянского собрания в Америке Владимир Голицын – Общество – ТАСС
 (ロシア語)В США умер князь Владимир Голицын

 

続報:
 葬儀・埋葬(2018年2月26日):アメリカ・ロシア貴族協会会長ウラジーミル・ゴリツィン公子の葬儀・埋葬。キリスト教/在外ロシア正教会【ROCOR】首位/米国東部・ニューヨーク府主教イラリオン座下が司式