婚約発表(2019年9月):英国王室のベアトリス王女殿下(ヨーク公爵家)とエドアルド・マペッリ・モッツィ氏。挙式は2020年

 英国王室のヨーク公爵家ベアトリス王女殿下(Her Royal Highness Princess Beatrice of York)と、エドアルド・マペッリ・モッツィ氏(Edoardo Mapelli Mozzi)の婚約が発表されました。

続報:
 結婚式(2020年7月17日):英国王室のベアトリス王女殿下(ヨーク公爵家)とエドアルド・マペッリ・モッツィ氏が結婚

※いくつかの報道ではエドアルド氏または父に Count (伯爵【子】)の称号を使用しています。イタリア貴族のマペッリ家のなかで、モッツィを姓に追加している系統ではないかと思われます。

 また、エドアルド氏には、ウォルフィーWolfie)という名前の子供がいるようです。

 

 (英語:英国王室公式サイト)Her Royal Highness Princess Beatrice of York and Mr. Edoardo Mapelli Mozzi are engaged to be married | The Royal Family

The Royal FamilyさんはTwitterを使っています: 「The Duke and Duchess of York are delighted to announce the engagement of Princess Beatrice to Mr Edoardo Mapelli Mozzi. Read the full announcement here: https://t.co/E7VRBC7H96 https://t.co/7sSIVy8Kmj」 / Twitter

The Royal FamilyさんはTwitterを使っています: 「@TheDukeOfYork Princess Beatrice and Mr. Edoardo Mapelli Mozzi said; “We are extremely happy to be able to share the news of our recent engagement. We are both so excited to be embarking on this life adventure together and can’t wait to be married." 📷 © Princess Eugenie https://t.co/dEfVQPjFNh」 / Twitter

The Duke and Duchess of York are… – The Royal Family | Facebook

 

 (英語:ヨーク公爵アンドルー王子殿下公式サイト)HRH PRINCESS BEATRICE OF YORK AND MR. EDOARDO MAPELLI MOZZI ARE ENGAGED TO BE MARRIED | The Duke of York

The Duke of YorkさんはTwitterを使っています: 「The Duke and Duchess of York are delighted to announce the engagement of Princess Beatrice to Mr Edoardo Mapelli Mozzi. Her Royal Highness and Mr Mapelli Mozzi became engaged while away for the weekend in Italy earlier this month: https://t.co/HQ2DDObVWY 📷Princess Eugenie https://t.co/oMvVdBWj5H」 / Twitter
https://twitter.com/TheDukeOfYork/status/1177163970756657154

The Duke of YorkさんはTwitterを使っています: 「@yorkiebea “We share so many similar interests and values and we know this will stand us in great stead for the years ahead, full of love and happiness.” – Princess Beatrice and Edo Mapelli Mozzi.」 / Twitter
https://twitter.com/TheDukeOfYork/status/1177164103808356357

 

妹のユージェニー王女殿下のアカウント:
Princess EugenieさんはInstagramを利用しています:「Beabea – wow! I'm so happy for you my dearest big sissy and dear Edo. It's been a long time coming and you two are meant to be. 📷 by me!!…」

 

 (英語)Princess Beatrice has become engaged to tycoon Edoardo Mapelli Mozzi | Daily Mail Online

 

婚約発表(2019年9月):英国在住で近隣住民とのトラブルの報道がされたばかりのロスティスラフ・ロマノフ公子殿下が、フォテイニ・ゲオルガンタと婚約。二人の間には、すでに子息あり

 先頃、近隣住民から「ロシアへ帰れ!」などという暴言や妨害行為を受けて一時的にいずこかへ移ったというニュースが出たばかりのロスティスラフ・ロスティスラヴォヴィチ・ロマノフ公子殿下(His Highness Prince Rostislav Rostislavovich Romanov【Romanoff】)ですが、婚約が発表されました。
 相手は、フォテイニ・ゲオルガンタFoteini Georganta)というギリシャ系の人物で、二人の間には、ロスティスラフ、またはミハイル(マイケル)、レオン、というどれかの名前を持ったり呼ばれたりしている子供がいるようです(2013年誕生)。

 ロスティスラフ殿下は、ニコライ2世の妹クセニア大公女と、一族のアレクサンドル・ミハイロヴィチ大公の間の子孫ですが、途中に貴賤結婚とされるものを含んでいます。しかし、1970年以降に生まれた男系男子では最も年長系統です。
※この問題はややこしく、また、状況に進展がありそうなため、今回は割愛します。

 なお二人の結婚に伴い、息子のロスティスラフは準正され、ロスティスラフ・ロマノフの名を名乗るかもしれません。
 しかし、欧州では伝統的に準正による権利の発生はない場合はほとんであり、この件(ロシア皇帝位継承者)もそうでしょう。
 しかし、にも関わらず、プリンス称号で呼ばれる可能性はそれなりにあり(メディアがそう呼べばそれが一般的になる可能性は高い)、またロシア皇帝位継承者として将来的に扱われる可能性がないわけではありません。
※例えば、両シチリア王室カラブリア系統は、準正された長男に後をつがせようとしているとみられています。

 

 (英語:閲覧できない場合があります)Prince Rostislav Romanoff and Miss F.M.C. Georganta – Engagements Announcements – Telegraph Announcements

 (英語)Peerage News: Romanov [Russia]/Georganta engagement

 

続報:
 結婚(2019年10月27日):ロスティスラフ・ロマノフ公子殿下とフォテイニ・ゲオルガンタ

 

英国王室のサセックス公爵ヘンリー王子殿下【ハリー王子】夫妻の南アフリカ共和国訪問始まる(2019年9月)

 英国王室のサセックス公爵ヘンリー王子殿下(Prince Henryハリー王子 : Prince Harry : His Royal Highness The Duke of Sussex)とサセックス公爵夫人メーガン妃殿下(Meghan : Her Royal Highness The Duchess of Sussex)の南アフリカ共和国訪問が始まっているようです。

 

The Royal Family Channel:
The Duke and Duchess of Sussex Begin Royal Tour in South Africa – YouTube

 

The Royal Family Channel:
Duke and Duchess of Sussex Go For Royal Walkabout in Cape Town – YouTube

 

The Royal Family Channel:
The Duke and Duchess of Sussex On Their South Africa Tour (Full Interview) – YouTube

 

The Royal Family Channel:
The Duke and Duchess of Sussex Show Off Their Dance Moves on Visit to Cape Town's Monwabisi Beach – YouTube

 

英国在住のロスティスラフ・ロマノフ公子殿下が所有する家への道路を舗装しようとしたところ、近隣の農場主(牧場主?)から「うちの所有地を含んでいる」「村一番の嫌われ者」「環境破壊者」「ロシアへ帰れ」などと妨害され訴訟とのこと(2019年9月)

 現在英国に在住している、ロシア帝室ロマノフ家の貴賤結婚の男系男子ロスティスラフ・ロスティスラヴォヴィチ・ロマノフ公子殿下(His Highness Prince Rostislav Rostislavovich Romanov【Romanoff】)ですが、 Daily Mail Online によりますと、近隣の住民アンドルー・ダンロップ氏(Andrew Dunlop)とトラブルを抱え(というか攻撃され)、一時的によそに移ったようです。

 

 (英語)Farmer tells Tsar's great great nephew to return to Russia over land dispute | Daily Mail Online

 

 このロスティスラフ公子は、1985年生まれの人物で、ロマノフ家の男系男子で一定程度以上若い人物では、もっとも年長系統となります(ひらたくいえば将来的にロシア皇帝位継承者の一人とみなされる可能性が高い)。
 アメリカ合衆国出身で、一時期ロシア連邦に居住し、ロマノフ家協会(Romanov Family Association)の一員として活動していましたが、現在はそちらのほうはどうなっているのかわかりません。

 近隣の住民のダンロップ氏ですが、 farmer と書いてあるので単純に農場主というかそういう職業かと思いましたが、牧羊で表彰されているようなので、正確になにをしているのかはわかりません。

 今回、ロスティスラフ公子は、所有する家への道を舗装しようとしたところ、このダンロップ氏から妨害行為や、「うちの所有地を含んでいる」「村一番の嫌われ者」「環境破壊者」「ロシアへ帰れ」などと暴言を受け、一時的に他所へ移り、提訴をおこなったようです。
※なお、判事の言葉が「They」となっているので、ダンロップ氏と行動を共にする人々がいるのではないかと思います。

 公子の母アムトヒル男爵夫人クリスティア・ラッセル閣下(ティア・ロマノフTia Romanovクリスティア・ロマノフ公子妃殿下 : Her Highness Princess Christia Romanov【Romanoff】)は、この事態を「 absolute nightmare 」(とんでもない悪夢、とでもいうか)とし、息子は M25 のようなものを作ろうとしているわけではない、としています。
※ M25 というのはロンドンのほうにある環状高速道路のようです。余談ですが、外国のこういう表現をみると、どれだけ深刻なのかかえってわからなくなります。

 

 ロスティスラフ公子は、男系では傍系ですが、曽祖父が一族であるクセニア大公女殿下(ニコライ2世の妹)と結婚しているため、その血統で言及されることが多いです。

 また、ロスティスラフ公子には子息があり、誕生の情報が出たときは、「将来のロシア皇帝位継承者だ!」と盛り上がる人もいましたが、どうもその子供を出産した相手と結婚していないのではないかという話も出て(確定していませんが:追記:二人の婚約の発表が出たのでしてなかったということになります)、それであれば一般的にロシア皇帝位の継承者とはなりえません。

 また、その子供の名前も、ロスティスラフ説が有力ですが、ミハイル説というのも過去にあり、また、今回の記事では、

According to Tatler, the prince has one son, Leon, who lives with his mother in Hastings but he has split from the mother.

 タトラー誌(Tatler)の情報として、レオンLeon)という名前を出しています。

 

関連:
 婚約発表(2019年9月):英国在住で近隣住民とのトラブルの報道がされたばかりのロスティスラフ・ロマノフ公子殿下が、フォテイニ・ゲオルガンタと婚約。二人の間には、すでに子息あり

 

訃報(2019年9月18日?):アン・ベリー令夫人が卒去(1919~2019)英国の第5代オーフォード伯爵の娘(伯爵位はすでに消滅)。ウォルポール家出身で、ウォルポール首相の弟の孫の孫の孫

 2019年9月18日、アン・ベリー令夫人(Lady Anne Berry : アン・パルマー令夫人 : Lady Anne Palmer : アン・ウォルポール令嬢 : Lady Anne Walpole)がニュージーランドのギズボーンで卒去したようです。

 英国の連合王国貴族/故・第5代オーフォード伯爵(第三次叙爵)ロバート・ウォルポール閣下の娘です(伯爵の薨去に伴い伯爵位は消滅)。
 レディー・アンは、初代オーフォード伯爵(第二次叙爵)ロバート・ウォルポール閣下(第一大蔵卿【首相】)の弟の孫の孫の孫にあたるようです。

 

 (英語:閲覧できない場合があります)BERRY – Deaths Announcements – Telegraph Announcements

 (英語)Peerage News: The Lady Anne Sophia Berry 1919-2019