ガーナ共和国のアシャンティ王オトゥムフォ・ナナ・オセイ・トゥトゥ2世陛下が、汚職などの罪でアチュイマ首長を廃位? 廃位の報を受けてアチュイマ首長支持者のうち三人が倒れこみ死亡……え? なにがなにやら(2018年4月)

※正直、いろいろな意味でなにがなにやらですので、内容には一切責任が持てません。

 

 (英語)Atwima Royals appeal to Asantehene to reinstate their disposed chief | Otec FM Online

 上記記事によりますと、2018年4月16日、ガーナ共和国のアシャンティ王オトゥムフォ・ナナ・オセイ・トゥトゥ2世陛下(アシャンティ皇帝 : His Royal Majesty Otumfuo Nana Osei Tutu II, King【Emperor】 of the Ashanti Kingdom【Empire of Ashanti】【Asantehene of Asante】, Kumasehene of Kumasi)は、マンヒヤ宮殿【マンヒア宮殿】にて、おそらくアシャンティ王の下位に位置するということになっているアチュイマ首長ナナ・アンチュイ・アギエイ・ブレンポン2世(Atwimahene【Atwima Traditional Chief】 Nana Antwi Agyei Brempong II)を廃位したということです。
 理由は正直記事を読んでもよくわからないのですが、汚職や詐欺みたいなことが複数示されているのだと思います

 また、この廃位の報を受けて、(元)アチュイマ首長の支持者三人が倒れこんで死亡したのが確認されたということです。って、え? え?

 そして上記記事は4月21日付けのものなのですが、アチュイマ首長一族と同地区の住民が、廃位の撤回を請願ないしは要求しているとのことです。

↓ 記事中の写真の一つがツイッターにも(これはもしやアフリカでよくある踊ってるだけに見えるやつでは……)。
OTEC FM 102.9MHzさんのツイート: "Atwima Traditional Area Royals appeal to Asantehene to reinstate their disposed chief… "

 

 なにが起きているのがよくわからないのですが、一連の動きについて、アシャンティ王を根本的に批判するブログなどを複数見かけたのですが……前提から事態の認識まで上記記事とは食い違っているところもあり……もちろんガーナのニュースサイトがどこまで信用に足るのかという問題もありますが。

 今回の件にからめたアシャンティ王批判についてどこか全部まとめている人がいればそこへリンクしますが、とりあえず彼らの主張をまとめて整理しますと、

 1. そもそもアシャンティ王の汚職のほうがひどいわ!
 2. そもそもアシャンティ王には(法的には)なんの権限もないわ!(日本語文献でいう文化的指導者というよく考えると謎の単語みたいなことをいいたいのでしょう)
 3. 今回起きているのは請願ではなく、暴動に近いアシャンティ王への抗議行動だ!
 4. アシャンティ王はガーナ共和国大統領ナナ・アド・ダンクワ・アクフォ=アド閣下(His Excellency Nana Addo Dankwa Akufo-Addo)へ“暴徒”鎮圧を要請しているようだが、大統領閣下は法治と民主主義(というか抗議行動の自由)を重んじる方なのでそんなことをするものか!

 ということになりそうです。

 いろいろあるのですが、アシャンティ王がそこまで悪い人物でかつなんの権限もなく、ガーナ大統領がそこまですばらしい方ならば、なぜアシャンティ王が逮捕されていないのか、という根本的な疑問がわきます。
 また、今回の請願だか抗議行動をしている人たちは、なんの権限もないアシャンティ王に対して、なぜそんなことをしているのか、という全般的な構図が無意味となる疑問も出てきます。
 (もちろんこれらについてはガーナに法治が浸透していない結果とみることもできますが、アフリカやガーナの専門家でもなんでもない身にはそうなのかどうか判断できません)

 

 いやそんなことより、三人の死因だけは本気で気になるんですが……。

 

ガーナ共和国のアシャンティ王オトゥムフォ・ナナ・オセイ・トゥトゥ2世陛下が、ミュージシャン(?)の Stonebwoy と会見(2018年4月)

 2018年4月8日、ガーナ共和国のアシャンティ王オトゥムフォ・ナナ・オセイ・トゥトゥ2世陛下(アシャンティ皇帝 : His Royal Majesty Otumfuo Nana Osei Tutu II, King【Emperor】 of the Ashanti Kingdom【Empire of Ashanti】【Asantehene of Asante】, Kumasehene of Kumasi)は、マンヒヤ宮殿【マンヒア宮殿】にて、アーティスト/ミュージシャンの Stonebwoy と会見したようです。

 

Stonebwoy – With His Royal Majesty King Of The Ashanti… | Facebook

 

STONEGODさん(@stonebwoyb) • Instagram写真と動画
https://www.instagram.com/p/BhUuW8mFDOy/?taken-by=stonebwoyb

 

追加リンク:
 同日(?)に陛下の会見がほかにもあったようです。
 (英語)Zylofon Media applauded at Manhyia palace over Akwasidae | Entertainment 2018-04-10

 (記事の掲載が終了しています)(英語)(Photos) When Zylofon Media Stars Met Otumfuo Osei Tutu II – Ghafla! Ghana
掲載時URL:http://www.ghafla.com/gh/photos-when-zylofon-media-stars-met-otumfuo-osei-tutu-ii/

ロシア帝室【ロマノフ家】のマリヤ女大公殿下とゲオルギー大公殿下の新年と降誕祭のメッセージ(2018年1月)

 ロシア帝室【ロマノフ家】当主/ロシア女大公マリヤ・ウラジーミロヴナ殿下(Her Imperial Highness the Grand Duchess Maria Wladimirovna of Russia, The Head of the Russian Imperial House)と、
 継嗣のロシア大公ゲオルギー殿下(His Imperial Highness the Heir, Tsesarevich, and Grand Duke George of Russia)
 の、新年と降誕祭のメッセージが掲載されています。

 

 (ロシア語:ロシア帝室公式サイト)Российский Императорский Дом – С РОЖДЕСТВОМ ХРИСТОВЫМ И НОВОЛЕТИЕМ!

 (英語)Christmas and New Year Greetings from the Head of the Imperial House — The Russian Legitimist

 

イタリア王ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世陛下夫妻の遺体がイタリアに“帰国”する(2017年12月)

 2017年12月15日、故イタリア王妃エレナ陛下(Her Majesty Queen Elena of Italy : モンテネグロ出身)の遺体がフランスのモンペリエからイタリア内に移された模様。
 また12月17日には、イタリア王ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世陛下(His Majesty King Vittorio Emanuele III of Italy)の遺体もエジプトのアレクサンドリアからイタリアへ。
 ともにイタリア北部のヴィコフォルテの聖堂墓所に再埋葬。

 曾孫のヴェネツィア公/ピエモンテ公/サヴォイア公子エマヌエーレ・フィリベルト殿下(His Royal Highness Prince Emanuele Filiberto of Savoy, Prince of Venice and Piedmont)は、「イタリア王にふさわしい墓所はローマのパンテオン」と話しているということです。

 

Redazione Il Nazionale:
Vicoforte: l'arrivo delle spoglie di Vittorio Emanuele III presso il Santuario – YouTube

 

News Tv2000:
Il feretro di Vittorio Emanuele III in Italia (tra le polemiche). La voce della Comunità Ebraica – YouTube

 

インタビュー記事(英語【訳?】):セルビアの旧ユーゴスラビア皇太子アレクサンダル2世殿下へのインタビュー記事。例によって君主政がうまくいっている例として「Japan」が挙がる(2017年11月)

 現在セルビア王室を称する(旧)ユーゴスラビア王室の、
 ユーゴスラヴィア皇太子アレクサンダル2世殿下(His Royal Highness Crown Prince Alexander II of Yugoslavia / Serbia)、
 ユーゴスラヴィア皇太子妃カタリナ殿下(英語ではキャサリン皇太子妃 : Her Royal Highness Crown Princess Katherine of Yugoslavia / Serbia)、
 へのインタビュー記事が、王室公式サイトに掲載されています。
 もとの記事はセルビアの地方紙かなにかでしょうか。よくわかりません。

 

記事:
 (英語:セルビア王室公式サイト)Crown Prince Alexander and Crown Princess Katherine Interview for Kurir newspaper – We are ready for the return of the monarchy | The Royal Family of Serbia

 

 内容ですが、まずは、アレクサンダル殿下と先妻の間の次男、フィリップ王子殿下(His Royal Highness Prince Philipフィリプ・カラジョルジェヴィッチFilip Karađorđević)と、ダニカ・マリンコヴィッチ嬢(Danica Marinković)の結婚。
 今年(2017年)10月にベオグラードの聖天使首ミハイル大聖堂にて挙式。
 例によって、キリスト教/東方正教会/セルビア正教会(当然のことながら発言などではセルビア王室構成員を称号・敬称つきで言及しています)のセルビア総主教イリネイ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness Irinej, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)が司式。
 なお、ダニカ妃殿下の懐妊も伝えられています。
 関連して、カタリナ皇太子妃殿下の前夫との二人の子供、デイヴィッド・アンドルーズDavid Andrews)・アリソン・アンドルーズAlison Andrews)もそれぞれ子供がおり、今回の結婚に至るまで、アリソンが気をまわしたらしいようなコメントがあります(なお、アリソン・アンドルーズは、王室関連行事への出席がそれなりに多いです)。
 さらに家族が増えることを喜んでいるようです。
 また記事中にはありませんが、セルビア王室近親以外の王室関連出席者として

  • スウェーデン皇太子ヴィクトリア殿下
  • 前スペイン王妃ソフィア陛下
  • カラブリア公爵未亡人アナ殿下(オルレアン家出身で(旧)両シチリア王室カラブリア系に嫁ぎ、夫はスペイン王子の称号を保有していた)

 らが参列した模様。

 また、アレクサンダル皇太子殿下は、セルビアのEU加盟を重視しているようなのと、西欧へのあこがれのようなもので若者がセルビアを捨てていっている現状への強い警戒も示しています。

 白宮殿【White Palace】にかかわること、ペータル2世アレクサンダル1世マリア王妃トミスラヴ王子アンドレイ王子などへも言及があります。

 そして、セルビア共和国のほか、ボスニア・ヘルツェゴビナのスルプスカ共和国【セルビア人共和国】への言及。セルビアは現体制・現政権、セルビア正教会、旧ユーゴスラビア王室、とあらゆる分野を通じてスルプスカ共和国への影響を強めていますが、今回は特にさほどその話は出ていません。

 やはり出てきたのは、君主政復活と、「~のような国々はうまくいっているじゃないか」という話。

The most successful states are constitutional monarchies, the Scandinavian countries are an excellent example of this, and not forget Japan.

適当訳:「もっとも成功している国々は立憲君主制国家、北欧の各国はそのすばらしい成功例だ、日本も忘れてはいけない
 ということなのですが、日本とセルビアでは……状況が違いすぎて……。

 そのほか、英国のエリザベス2世陛下と夫のエディンバラ公爵フィリップ王子殿下の結婚70周年式典に出席予定の話(なお、無事出席があり、もう式典は終わりました)。
 ここでジョージ6世の名前も言及されています。

 そのほか、ミハイロ王子殿下(1985年生まれの方)とリュビツァ・リュビサヴリェヴィッチ妃殿下の名前や、ペータル3世王世子殿下の名前も少し出ています。