訃報(2020年12月1日):英国の(元)連合王国最高裁判所裁判官・一代貴族ケアー・オブ・トナーモア男爵ブライアン・ケアー閣下が卒去(1948~2020)1876年上訴管轄権法で最後に叙爵された男爵

 2020年12月1日、英国の一代貴族ケアー・オブ・トナーモア男爵ブライアン・ケアー閣下(Brian Kerr, Baron Kerr of Tonaghmore : ケアー・オブ・トナーモア卿 : The Right Honourable The Lord Kerr of Tonaghmore PC)が卒去した模様。
 1948年2月22日生まれの72歳。

 2004年~2009年まで北アイルランド裁判所長官。
 2009年の連合王国最高裁判所創設時に裁判官(今年退官)、同年一代貴族に叙されています。1876年上訴管轄権法による一代貴族としては最後の叙爵。

 

 (英語)Lord Kerr of Tonaghmore: Former Supreme Court judge dies at 72 – BBC News
 (英語)Former Lord Chief Justice for Northern Ireland Sir Brian Kerr, has died – Armagh I

 (英語:英国議会 公式サイト)Parliamentary career for Lord Kerr of Tonaghmore – MPs and Lords – UK Parliament
 (英語:連合王国最高裁判所 公式サイト)Lord Kerr RIP – The Supreme Court

 (英語)Peerage News: Lord Kerr of Tonaghmore 1948-2020

 

連合王国最高裁判所長官/一代貴族リード・オブ・アラーミュア男爵ロバート・リード閣下(Robert Reed, Baron Reed of Allermuir : The Right Honourable The Lord Reed of Allermuir PC FRSE : リード・オブ・アラーミュア卿)による弔意表明/
UKSupremeCourt(連合王国最高裁判所 公式チャンネル):
Lord Kerr RIP – YouTube

 

婚約(2020年12月):英国のサフィールド男爵の長男サミュエル・ハーボード=ハモンド閣下と、ド・ラムジー男爵の次女フローラ・フェローズ閣下が婚約

 英国のグレートブリテン貴族/第13代サフィールド男爵ジョン・ハーボード=ハモンド閣下の長男で継嗣のサミュエル・ハーボード=ハモンド閣下(The Honourable Samuel Harbord-Hamond)と、連合王国貴族/第4代ド・ラムジー男爵ジョン・フェローズ閣下の次女フローラ・フェローズ閣下(The Honourable Flora Fellowes)が婚約したようです。

 

 (英語)The Hon S.C.A. Harbord-Hamond and the Hon F.M. Fellowes – Engagements Announcements – Telegraph Announcements

 (英語)Peerage News: Harbord-Hamond/Fellowes engagement

 

インデペンデントなどの主要株主エフゲニー・レベデフ氏が英国の一代貴族の男爵に叙爵される(2020年11月)

 2020年11月19日付で、インデペンデントなどの主要株主エフゲニー・アレクサンドロヴィチ・レベデフ氏(Evgeny Alexandrovich Lebedev)が一代貴族の男爵に叙爵されたようです。
 レベデフ氏は、レベデフ男爵(Baron Lebedev : The Right Honourable The Lord Lebedev : レベデフ卿)となりました。
 細かく確認していませんが、ロシア連邦と英国の二重国籍のようで、爵位の説明に付く地名にロシア連邦シベリアが付加されています。

 所属党派としてはクロスベンチ(中立)になったようです。

 ボリス・ジョンソン首相の意思での叙爵決定ですが、批判も多い模様。

 

 (英語)Crown Office | The Gazette
 (英語:英国議会 公式サイト)Contact information for Lord Lebedev – MPs and Lords – UK Parliament
 (英語)Peerage News: The Baron Lebedev, of Hampton in the London Borough of Richmond upon Thames and of Siberia in the Russian Federation

 

英国王室のケント公爵家マイケル王子殿下の妻、マリー妃殿下が新型コロナウイルス感染症【COVID-19】を発症、高熱と激しい疲労感との報道(2020年11月)

 The Sun によりますと、英国王室のケント公爵家マイケル王子殿下(His Royal Highness Prince Michael of Kent)の妻マリー・クリスティン妃殿下(Marie Christine : Her Royal Highness Princess Michael of Kent)が新型コロナウイルス感染症【COVID-19】で発症、関係者によると高熱と激しい疲労感を患っているとのことです。

 

 (英語)Princess Michael of Kent diagnosed with Covid & suffering from 'severe fatigue'

 

 妃殿下の家政婦が三週ほど前に発病したため、妃殿下も検査を受けたところ陽性となったようです。
 自主隔離に入っているようですが、(関係者による情報が本当だとすると)年齢(75歳)を考えると即入院したほうが良いのでは……。英国の病床の状況がそこまで厳しいということかもしれませんが。
 なお、マイケル王子殿下は感染が確認されていません。

 

追記:

 (英語)British royal has COVID-19 and is self-isolating at Kensington Palace | HELLO!

 

訃報(2020年11月14日):英国の一代貴族(元・労働党)/ストッダート・オブ・スウィンドン男爵デービッド・ストッダート閣下が卒去(1926~2020)

 2020年11月14日、英国の一代貴族ストッダート・オブ・スウィンドン男爵デービッド・ストッダート閣下(David Stoddart, Baron Stoddart of Swindon : ストッダート・オブ・スウィンドン卿 : The Right Honourable The Lord Stoddart of Swindon PC)が卒去した模様。
 1926年5月4日生まれの94歳。

 庶民院(下院)議員を経て、1983年に一代貴族のストッダート・オブ・スウィンドン男爵に叙爵。
 労働党所属でしたが、選挙での支持を巡って、会派から除籍されました。
 また、いわゆる EU 懐疑派の政治家の一人でした。

 

 (英語:英国議会 公式サイト)Parliamentary career for Lord Stoddart of Swindon – MPs and Lords – UK Parliament

 (英語)Former Reading councillor Lord Stoddart of Swindon passes away at 94 – Berkshire Live
 (英語)Tributes paid as former Swindon MP dies | Swindon Advertiser