訃報(2022年10月25日?):エスワティニ王国(スワジランド王国)のマシツェラ王子殿下が薨去(?~2022)ムスワティ3世陛下の兄

 2022年10月25日の夜中、エスワティニ王国(スワジランド王国)のマシツェラ王子殿下(His Royal Highness Prince Masitsela)が薨去したと報道されています。
 92歳。

 エスワティニ王ムスワティ3世陛下(His Majesty King Mswati III of Eswatini)の兄です。

 

 (英語)CONDOLENCES CONTINUE TO POUR IN FOR THE LATE PRINCE MASITSELA – Eswatini Positive News

Eswatini Positive News | Facebook

 

 (英語)News :: The Swaziland News :: Senior Prince Masitsela dies.

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ルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下夫妻らが王室列車に(2022年10月)ルーマニア王フェルナンド1世戴冠100周年

 2022年10月14日より、ルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下(Her Majesty Margareta, the Custodian of the Crown of Romania : ルーマニア皇太子マルガレータ殿下 : Her Royal Highness Crown Princess Margareta of Romania)と夫のルーマニア王子ラドゥ殿下(His Royal Highness Prince Radu of Romania)、陛下の妹のルーマニア王女ソフィア殿下(Her Royal Highness Princess SofiaSophie】 of Romania)は、ルーマニア王室列車に乗車し、各地を移動しました。
 ルーマニア王フェルディナンド1世マリア王妃(英国王女)戴冠式100周年ということです。

※大規模過ぎて、なにがおこなわれたのか全部は把握できません。

 

 (ルーマニア語:ルーマニア王室 公式サイト)Trenul Regal, 14 octombrie 2022 – Casa Majestății Sale
 (ルーマニア語:ルーマニア王室 公式サイト)Centenarul Încoronării de la Alba Iulia – Casa Majestății Sale

 (ルーマニア語:ルーマニア王室 公式ニュース配信サイト)Trenul Regal, 14 octombrie 2022 | Familia Regală a României / Royal Family of Romania
 (ルーマニア語:ルーマニア王室 公式ニュース配信サイト)Centenarul Încoronării de la Alba Iulia | Familia Regală a României / Royal Family of Romania
 (ルーマニア語:ルーマニア王室 公式ニュース配信サイト)VIDEO Cluj: Sute de persoane au condus-o spre trenul regal pe Majestatea Sa Margareta, Custodele Coroanei Române | AGERPRES • Actualizează lumea.

 

Familia Regală(ルーマニア王室 公式チャンネル):
Plecarea Custodelui Coroanei României cu trenul regal spre Alba Iulia – YouTube

 

Familia Regală(ルーマニア王室 公式チャンネル):
Trenul Regal a plecat întro călătorie simbolică – YouTube

 

Familia Regală(ルーマニア王室 公式チャンネル):
100 de ani de la încoronarea Regelui Ferdinand şi a Reginei Maria – YouTube

 

Familia Regală(ルーマニア王室 公式チャンネル):
Trenul Regal, Centenarul Încoronării, 14 octombrie 2022 – YouTube

 

 大聖堂では、陛下らや、キリスト教/東方正教会/ルーマニア正教会の首座/ルーマニア正教会総主教ダニエル聖下(ブカレスト大主教 : ムンテニア・ドブロジャ府主教 : カエサレア・カッパドキアエ首座代行 : His Beatitude Daniel, Archbishop of Bucharest, Metropolitan of Muntenia and Dobrudgea, Locum tenens of the throne of Caesarea Cappadociae, Patriarch of the Romanian Orthodox Church)臨席のもと、式典がおこなわれました。

TRINITAS TV:
Centenarul Încoronării sărbătorit la Alba Iulia – YouTube

エスワティニ王【スワジランド王】ムスワティ3世陛下が、中華民国(台湾)総統 蔡英文 閣下と会見(2022年10月)

 2022年10月21日、エスワティニ王ムスワティ3世陛下(His Majesty King Mswati III of Eswatini)は台湾に到着、中華民国(台湾)総統蔡英文閣下(Her Excellency Dr Tsai Ing-wen)と会見しました。

 

presidentialoffice(中華民国【台湾】総統府 公式サイト):
20221021 總統主持「軍禮歡迎史瓦帝尼王國國王恩史瓦帝三世暨王妃瑪希娃瑪」 – YouTube

 

presidentialoffice(中華民国【台湾】総統府 公式サイト):
20221021 總統與史瓦帝尼王國國王恩史瓦帝三世雙邊會晤暨見證「兩國簽署聯合聲明」 – YouTube

presidentialoffice(中華民国【台湾】総統府 公式サイト):
20221021 總統國宴宴請史瓦帝尼王國國王恩史瓦帝三世暨王妃瑪希娃瑪 – YouTube

 

 (英語:中華民国【台湾】総統府 公式サイト)President Tsai welcomes King Mswati III of Eswatini to Taiwan
 (英語:中華民国【台湾】総統府 公式サイト)President Tsai welcomes King Mswati III and Inkhosikati LaMashwama of Eswatini with full military honors
 (英語:中華民国【台湾】総統府 公式サイト)President Tsai and King Mswati III of Eswatini hold bilateral talks, witness the signing of joint declaration
 (英語:中華民国【台湾】総統府 公式サイト)President Tsai hosts state banquet for King Mswati III and Inkhosikati LaMashwama of Eswatini

 

 (英語)President Tsai welcomes King Mswati III of Eswatini to Taiwan – EIN Presswire
 (英語)President Tsai welcomes King Mswati III and Inkhosikati LaMashwama of Eswatini with full military honors – EIN Presswire
 (英語)President Tsai and King Mswati III of Eswatini hold bilateral talks, witness the signing of joint declaration
 (英語)President Tsai hosts state banquet for King Mswati III and Inkhosikati LaMashwama of Eswatini

 

蔡英文 Tsai Ing-wenさんはTwitterを使っています: 「Delighted to once again welcome King Mswati of #Eswatini to #Taiwan. We are grateful for your longstanding support for our country & look forward to further deepening our wide-ranging bilateral cooperation. https://t.co/9Ddn6Onnhe」 / Twitter

マルタ騎士団副長(総長の代行職)が、聖ヨハネ騎士団同盟との協議会に(2022年10月)聖ヨハネ騎士団ブランデンブルク大管区管長/プロイセン王子オスカー殿下らが臨席

 2022年10月7日から、マルタ騎士団(=聖ヨハネ騎士団)と、マルタ騎士団が認める聖ヨハネ騎士団の4つの後継(あるいは分枝)騎士団、聖ヨハネ騎士団ブランデンブルク大管区、スウェーデン聖ヨハネ騎士団、オランダ聖ヨハネ騎士団、英国の聖ヨハネ騎士団、との協議会がおこなわれました。

 マルタ騎士団は主権実体として外交関係を持つ国々もあり、スウェーデン聖ヨハネ騎士団とオランダ聖ヨハネ騎士団、英国の聖ヨハネ騎士団は微妙に位置付けが異なるもののそれぞれの国の君主からの庇護や叙勲がなされています。
 聖ヨハネ騎士団ブランデンブルク大管区はすでに統治している君主とは関連のない団体ですが、もともとここからスウェーデンとオランダの騎士団がわかれたこともあり、ドイツ以外の国々にも支部を持っています。

 マルタ騎士団とこれらの騎士団は共同で慈善活動をおこなっています。

 マルタ騎士団からは、総長代行の副長“フラー”・ジョン・ダンラップ(Lieutenant of Grand Master Fra' John Dunlap)、
 聖ヨハネ騎士団ブランデンブルク大管区管長プロイセン王子オスカー殿下(His Royal Highness Prince Oskar of Prussia, the Herrenmeister of the Johanniterorden : Oskar Prinz von Preußen【Preussen】オスカー・プリンツ・フォン・プロイセン)、
 英国の聖ヨハネ騎士団から副長のマーク・コンプトン教授(the Lord Prior of the Most Venerable Order of Saint John, Mark Compton)、
 スウェーデン聖ヨハネ騎士団司令官でスウェーデン無爵位貴族のオットー・ドレイケンベリ(the Commander of the Order of Saint John in Sweden, Otto Drakenberg)、
 オランダ聖ヨハネ騎士団の評議会の議長(?)でオランダ貴族のエルンスト・カレル・グレーヴェン(Coadjutor of the Order of Saint John in the Netherlands, Ernst Karel Greven)、
 らが臨席。

 

 (英語:マルタ騎士団 公式サイト)Alliance of the Orders of Saint John Meeting – Sovereign Order of Malta

Order of MaltaさんはTwitterを使っています: 「With speeches by Lieutenant of Grand Master Fra' John Dunlap, Herrenmeister Oskar Prinz von Preussen, Lord Prior Mark Compton, Commander Otto Drakenberg and Coajutor Ernst Karel Greven, the conference with the Council of the Alliance of the Orders of St. John began today in Rome. https://t.co/59rTpZrgcM」 / Twitter

南アフリカ伝統的君主/“雨の女王”継承問題:「マサラナボ王女は雨の女王になることに興味はあるのか」と問われた国会議員が「彼女に選択の余地はない」と回答(2022年10月)南アフリカ「共和国」の未成年女子なんですが……

 延々と続いているこの問題ですが、軽くまとめたという感じの英語記事がありました。 
 内容自体は既出のものばかりですが(既出のものが混乱しているという問題はありますけれど)、以下の部分は注目に値すると思います。

 

 (英語)Battle for Modjadji Rain Queen crown is ongoing | Letaba Herald

When asked if Mosalanabo is interested in becoming the Rain Queen, Motshekga said that she does not have a choice as it is her bloodline.

「マサラナボ(王女)が雨の女王になることに興味があるかどうか尋ねられた時に、モツェクガ議員(モチェハ)は彼女の血統がそうなので彼女に選択に余地はないと言った」。

 

 なぜそこで「もちろんだ。彼女は常にそう望んできた」と言えないのか、と困惑させられます。
 王女本人は興味がないと白状しているようなものなのでは。

 

 南アフリカ共和国は国内の伝統的君主の承認をしているとはいえ、それぞれは一市民であるという前提も当然あります。
 各部族の王族かどうかという基準もあるようです(はっきりとしたことはわからないのですが、「王として認めろ」と主張して「王族ですらない」と判決を受けていた例もあるので、なにかあるのだと思ってます)。
 マサラナボ王女は王族として承認されている範囲でしょうし、継承者として認められていましたが、本人が望んでいない状況ではどうするのか。
 未成年女子(現在17歳)に女王になるのを強制するような発言が国会議員から出るようでは、民主主義の共和国ではなく、なんだかよくわからない国です。いやもう、なんだかよくわからない国なんですが

 兄のレクケラ王をたてたモジャジ王室評議会の(動機の根本はともかくとしても)政治家に引き取られたマサラナボ王女が地元にずっとおらず、儀式についても学んでおらず、その状態で来年から女王です、では伝統的でもなんでもないというのは理解できるところです。

 

 とはいうものの、公平に言って、王女は、兄やおじを含む相手と争いになっているような状況で、あえて興味があるとも言いにくいのだという可能性もあります、
 プレトリアにある高等裁判所が彼女自身が(他の関係者を除いて)相談をできる弁護士を選出するよう求めているのも現時点での彼女の考えを早く引き出さないとこの件を終わらせられないからでしょう。

 王女が女王になることを望んでいると回答した場合、モジャジ王室評議会との法廷闘争に入ります。「伝統的指導権と政府の間の枠組みに関する法律」から考えると、王室評議会による君主に関する事項を一方的に変更した決定は同法に違反している可能性は高いので、レクケラ王即位は無効と判断されるかもしれません。

 いずれにせよ、王女がどう考えているか、になるんですが……。

 

関連:
 (インデックス)(2021年)南アフリカ伝統的君主:ロベドゥ人の君主モジャジ(雨の女王)にレクケラ王子殿下が選出された件に関する記事