訃報(2021年7月21日):英国の第9代アントリム伯爵アレクサンダー・マクドネル閣下が薨去(1935~2021)

 2021年7月21日、英国のアイルランド貴族/第9代アントリム伯爵アレクサンダー・マクドネル閣下(Alexander McDonnell, 9th Earl of Antrim, FRSA : アントリム卿 : Lord Antrim)が薨去した模様です。
 1935年2月3日生まれの86歳。

 薨去に伴い、子息のダンルース子爵ランダル・マクドネルRandal McDonnell, Viscount Dunluce)が第10代伯爵となります。
 また、その子息のアレクサンダー・マクドネルが儀礼称号として新たにダンルース子爵を称するでしょう。

 なお、現在のアントリム伯爵の男系は、ロージアン侯爵などを保有するケアー家の傍系なので、同侯爵位などの継承順位に並んでいます。

 

 (英語)9th Earl of Antrim passes away after short illness – BelfastTelegraph.co.uk

Belfast TelegraphさんはTwitterを使っています 「9th Earl of Antrim passes away after short illness https://t.co/9C6TCyO5d4」 / Twitter

 

 (英語)Peerage News: The 9th Earl of Antrim 1935-2021

訃報(2021年3月?)英国の第7代ビュート侯爵ジョン・クライトン=ステュアート閣下【ジョニー・ダンフリーズ】が薨去(1958~2021)F1ドライバー、英国F3チャンピオン、ルマン24時間レース優勝者。スコットランド王ロバート3世、英国王ウィリアム4世の子孫

 第7代ビュート侯爵ジョン・(コラム)・クライトン=ステュアート閣下(John Colum Crichton-Stuart, 7th Marquess of Bute : The Most Honourable The Marquess of Bute : ジョニー・ダンフリーズJohnny Dumfries)が薨去した模様です。
 1958年4月26日生まれの62歳。

 レーシングドライバーで、1980年代に英国F3チャンピオン、F1ロータスでアイルトン・セナのチームメート、ルマン24時間レースで優勝などの経歴があります。
 スコットランド王ロバート3世の庶子の男系男子、また英国王ウィリアム4世の庶子を通じてその子孫でもあります。

 薨去に伴い、子息のマウント・ステュアート卿ジョン・(ブライソン)・クライトン=ステュアートJohn Bryson Crichton-Stuart, Lord Mount Stuart)が第8代ビュート侯爵・第13代ダンフリーズ伯爵となります。1989年生まれ。
 新侯爵・伯爵は子供がいないようなので、侯爵位は叔父のアントニー・クライトン=ステュアート卿(Lord Anthony Crichton-Stuart)が、伯爵位は姉のカロリン・クライトン=ステュアート令嬢(Lady Caroline Crichton-Stuart)が現在のところ継承順位第一位ということになるかと思われます。

 

 (英語)Ex-Formula 1 driver Marquess of Bute dies aged 62 – STV News
 (英語)Ex-racing driver Marquess of Bute dies aged 62 of 'cancer' | Daily Mail Online

 (英語)Peerage News: The 7th Marquess of Bute 1958-2021

 【訃報】ロータスでF1に参戦したジョニー・ダンフリーズが62歳で死去 | F1 | autosport web
 ジョニー・ダンフリーズ、死去 | F1News | Formula Web -F1総合情報サイト-

訃報(2020年10月26日):英国のダファリン=エヴァ侯爵夫人リンジー・ハミルトン=テンプル=ブラックウッド閣下が薨去(1941~2020)

 2020年10月26日、英国のダファリン=エヴァ侯爵夫人リンジー・ハミルトン=テンプル=ブラックウッド閣下(Lindy Hamilton-Temple-Blackwood : The Most Honourable The Marchioness of Dufferin and Ava : セリーナ・ベリンダ・ローズマリー・ハミルトン=テンプル=ブラックウッドSerena Belinda Rosemary Hamilton-Temple-Blackwood)が薨去したようです。
 1941年3月25日生まれの79歳。
 ギネス家の出身です。

 故・第5代ダファリン=エヴァ侯爵シェリダン・ハミルトン=テンプル=ブラックウッドの妻(未亡人)です。

※同侯爵位は、第5代侯爵薨去に伴い消滅。ダファリン=クランボイ男爵位が傍系に引き継がれています。

 

 (英語)Marchioness of Dufferin and Ava dies aged 79 after short illness – BelfastTelegraph.co.uk

Belfast TelegraphさんはTwitterを使っています 「Marchioness of Dufferin and Ava dies aged 79 after short illness https://t.co/YDRYRNuGDT https://t.co/6PNvQQILQv」 / Twitter

 

 (英語)Lady Dufferin has died aged 79 – The Irish News
 (英語)Lady Dufferin death announced as locals remember her kindness, humour and love of animals – Belfast Live

 (英語)Peerage News: The Marchioness of Dufferin & Ava 1941-2020

 

誕生(2020年3月24日):イヴ・フィッツジェラルド嬢。エドワード・フィッツジェラルド氏(リンスター公爵の甥で推定相続人)夫妻の第一子・長女

 2020年3月24日、エドワード・フィッツジェラルド氏(Edward FitzGerald)とフロー・フィッツジェラルド夫人(Flo FitzGeraldローラ・キャロライン・テルライトLaura Caroline Tellwright)の間の第一子・長女となるイヴ・フィッツジェラルド嬢(Eve FitzGerald)が誕生しました。

 

 (英国)FitzGerald – Births Announcements – Telegraph Announcements

 

 エドワード・フィッツジェラルド氏は、第9代リンスター公爵モーリス・フィッツジェラルド閣下の甥で、推定相続人です。おそらく公爵位を継承し、そして傍系の若い男子はいないと見られています。

 

1974年に殺人事件の中で失踪し2016年に死亡認定された英国の(故?)第7代ルーカン伯爵ジョン・ビンガム閣下について、被害者の息子がオーストラリアで伯爵を発見したと主張(2020年1月)仏教徒となり体調を崩し手術を待っているとの話

 1974年に、自らの息子の乳母が殺害された事件の中で失踪し、2016年に死亡認定された英国のアイルランド貴族/第7代ルーカン伯爵ジョン・ビンガム閣下(John Bingham, 7th Earl of Lucan : The Right Honourable The Earl of Lucan : ルーカン卿 : Lord Lucan)ですが、このほど被害者の子息ニール・ベリマン氏(Neil Berriman)がオーストラリアで伯爵を発見したと主張しています。
 主張によれば、伯爵は仏教徒となっており、現在では体調を崩し手術がおこなわれるのを待っているとのことです。

 なお、ニール・ベリマン氏は、2016年に伯爵が死亡認定された際に「死んでいると思う」と語ったと報道されています。

 

 (英語)Son of Lord Lucan's murdered nanny claims to have found missing Earl alive – Mirror Online
 (英語)Lord Lucan 'FOUND by son of nanny he murdered' in Australia | Daily Mail Online

 

既報:
 死亡認定(2016年2月3日):イギリスの第7代ルーカン伯爵ジョン・ビンガム閣下(1934~?)
 ほんまかいなという話:1974年に失踪したイギリスの第7代ルーカン伯爵ジョン・ビンガム閣下は殺人の後に自殺して虎のエサになったという証言者が出現したとの報道(2016年1月)