2021年4月13日に66歳を迎えたばかりのウガンダ共和国の伝統的君主/ブガンダ王ロナルド・ムウェンダ・ムテビ2世陛下(His Majesty Ronald Muwenda Mutebi II, Kabaka【King】 of Buganda)ですが、式典での動作が弱々しかったことから、にわかに健康問題について不安が広がっています。
これについて、式典にも参列していた同王国の首相的役職(Katikkiro)にあるチャールズ・ピーター・マイガ閣下(Charles Peter Mayiga)は「強いアレルギー」とコメントしましたが、納得していない人々が多くいるという状況のようです。同首相が、野党派勢力に接近しているという政治的な背景から不信感が生まれているという指摘もあります。
要人としては、ウガンダ共和国の議会の議長レベッカ・アリトゥワラ・カダガ閣下(The Right Honourable Rebecca Alitwala Kadaga)が懸念を表明する事態となっています。
また、過激派の一部若者が、ブガンダ王国首相の辞任と、ブガンダ王を解放して適切な医療を受けられるようにすることを要求するビラを撒き始めたという報道もされています。この若者集団がどれくらいの規模なのかわかりませんが、王を支持する若者らが暴徒化して大統領を慌てさせたこともあり、今回のビラ撒きはさほどの規模を推測させるものではありませんが、剣呑ではあります。
それにしても、健康問題なのに、新型コロナウイルス感染症【COVID-19】を疑う声を見ないのは不思議にも思いますが……。
(英語)Parliament to engage Buganda Kingdom over Kabaka’s health – 93.3 KFM
(英語)Kabaka’s Health Becomes Lightning Rod for Protests Against Mayiga | ChimpReports
Kabaka Mwenda Mutebi’s Health Becomes Lightning Rod for Protests Against Charles Peter Mayiga#ChimpReportsNews #Uganda @BugandaOfficial @cpmayiga #Newshttps://t.co/n62ZNU94uI pic.twitter.com/yTC0mYZ97g
— ChimpReports (@ChimpReports) April 19, 2021
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