ブラジル帝室(ヴァソウラス系統)当主/ルイス殿下が、ブラジル独立宣言196周年のメッセージ(2018年9月)

 2018年9月7日、ブラジル帝室(ヴァソウラス系)当主のブラジル皇子/オルレアン=ブラガンサ公子ルイス殿下(His Imperial and Royal Highness Prince Luiz of Brazil, Prince of Orléans-Braganza, Head of the Imperial House of Brazil)によるブラジル独立宣言196周年のメッセージが公開されています。

 

Pró Monarquia – MENSAGEM OFICIAL DO CHEFE DA CASA IMPERIAL… | Facebook

 

インタビュー記事(ポルトガル語):フランス王室オルレアン派のアンジュー公妃/第11代カダヴァル女公爵ディアナ・アルヴァレス・ペレイラ・デ・メロ殿下へのインタビュー(2018年8月)

 ブラジルのメディア「Globo」が、ポルトガル貴族の第11代カダヴァル女公爵で、フランス王室オルレアン派のアンジュー公妃ディアナ・アルヴァレス・ペレイラ・デ・メロ殿下(Diana Álvares Pereira de Melo, 11th Duchess of Cadaval : Her Royal Highness The Duchess of Anjou)へインタビューをおこなったようです。

 

 (ポルトガル語)Duquesa e escritora Diana de Cadaval ensina como tradição e modernidade podem reinar juntas – Jornal O Globo

 

 かなりの長文ですが、内容は、夫のオルレアン公子シャルル=フィリップ殿下の話(最後のほうに一緒に旅行するとえらいめにばかり遭うという話が)や、居城であるカダヴァル宮殿や同家(カダヴァル家(名称がいまいちよくわかりませんが)はブラガンサ王朝分家)の歴史や、現在の妃殿下の活動などです。

 ディアナ妃殿下は、2001年の父の薨去に伴い、異母姉と爵位などの相続を争いましたが、ポルトガル王室(ブラガンサ家)当主のブラガンサ公爵ドゥアルテ・ピオ殿下(His Royal Highness Duarte Pio, Duke of Braganza)の裁定によりカダヴァル公爵位を継承しています。

 

ブラジル帝室が、ブラジル独立200周年の2022年9月までいろいろと式典をおこなったり参加したりする模様(2018年8月)

 スペインの「Monarquía Confidencial」によりますと、ブラジル帝室(ヴァソウラス系)が、ブラジル独立200周年の2022年9月までいろいろと式典をおこなったり参加したりする模様です。

 

 (スペイン語)La Casa Imperial de Brasil empieza a celebrar el bicentenario de la independencia

 

 同記事によれば、2018年8月19日、ブラジル皇太子ベルトランド殿下(オルレアン=ブラガンサ公子 : Prince Bertrand of Orléans-Braganza : His Imperial and Royal Highness The Prince Imperial of Brazil)はサンパウロ郊外にておこなわれた開始式典に臨席した模様(なお、ベルトランド殿下のことを現在ブラジル皇帝位を主張している人物と勘違いしているようですが、兄のルイス殿下が現在のブラジル皇帝位継承者です。記事内容もどれだけあてになるのかよくわかりません)。

 

 また、いつのことだかよくわかりませんが、ロンドニア州の州都ポルト・ヴェーリョでは、二人の弟であるブラジル皇子/オルレアン=ブラガンサ公子アントニオ殿下(His Imperial and Royal Highness Prince Antonio of Brazil, Prince of Orléans-Braganza)とベルギー貴族出身の妻クリスチャーニ妃殿下(Christine)が君主政支持者らの会合に臨席するなどしたようです。

Pró Monarquia – O I ENCONTRO MONÁRQUICO DE RONDÔNIA No… | Facebook

 ルイス殿下とベルトランド殿下には子供がいないため、アントニオ殿下とクリスチャーニ殿下の間の子息ラファエル殿下が将来のブラジル帝室当主と目されています。

 

1908年に暗殺されたポルトガル王カルロス1世陛下と皇太子ルイス・フィリペ殿下の追悼礼拝がおこなわれる(2018年2月)

 2018年2月1日の、ポルトガル共和国ポルトのサン・ジョゼ・ダス・タイパス聖堂(Igreja de São José das Taipas)での追悼礼拝の映像のようです。

 

monarquia.tv:
Missa de Sufrágio pelas Almas de S M F el Rei Dom Carlos I e S A R o Príncipe Dom Luís Filipe | – YouTube

 

 110年前の1908年2月1日、ポルトガル・アルガルヴェ王カルロス1世陛下(Carlos I of Portugal : His Majesty The King of Portugal and the Algarves)と、長男のブラガンサ公爵/ポルトガル皇太子ルイス・フィリペ殿下(Luís Filipe : His Royal Highness The Prince Royal of Portugal, Duke of Braganza)は、共和政主義者によって暗殺されました。

インタビュー動画(英語、字幕はポルトガル語):ハワイ王女オワナ・サラザール殿下へのインタビュー動画(2017年3月)

 ハワイ王女オワナ・サラザール殿下(Her Roya Highness Princess Owana Salazar of Hawaii)へのインタビュー動画(応答は英語、字幕はポルトガル語)がアップロードされています。

 ハワイ王室の現在の(というかかなり前の世代からの)状況は混沌としており、複数系統の複数人の当主が挙げられています。
 オワナ・サラザール殿下の系統はカメハメハ1世の異母兄から女系を介して外国人との結婚もあっての子孫ですが、この系統の現在の当主についても主張が割れています。

 今回、動画をアップロードしている(=おそらくインタビューしている)のは、ブラガンサ公爵ドゥアルテ・ピオ殿下を支持するポルトガル共和国の王党派団体だと思うのですが、同団体がオワナ・サラザール殿下をハワイの王女と言及していることは重要です(ポルトガル王室がそう認識していると考えてよいと思います)。

 また、動画中では、ポルトガル王ルイス1世や、カメハメハ3世カラカウアなどの名が挙げられ、ポルトガルとハワイの歴史につながりがあるかのように語られるのですが、細かいことはよくわかりません。

 

monarquia.tv:
ENTREVISTA A SAR A PRINCESA OWANA SALAZAR DO HAWAI. – YouTube