訃報(2018年8月26日):ナイジェリア/クロスリバー州の伝統的君主の一人で、魔女狩りに関わった疑いで逮捕されていたヘンリー・オコング殿下(70歳)が獄中で死亡。拷問や餓死の疑惑。警察は「独房にいること自体が拷問なのでさらに拷問する方法は無い」と疑惑を否定

 2018年8月26日、ナイジェリア連邦共和国クロスリバー州の、ボキ地域のブアンカーの伝統的君主であるヘンリー・オコング殿下(His Royal Highness Henry Okong)が獄中で薨去したとのことです。

 

 (英語)Cross River monarch dies in police custody – Daily Post Nigeria
 (英語)Police not responsible for Cross River monarch's death in custody – Commissioner – Daily Post Nigeria

 

 「Daily Post Nigeria」以外の記事を見かけないので、全部鵜呑みでいきますが、殿下は、「若者を多数呪い殺した」という疑い(?)のかかっていた老婆への「魔女狩り」に関わった罪で逮捕されていた模様。

 警察による拷問や、食事を与えられずに餓死した、という疑惑が発生しています。

 また、殿下が逮捕される前から病気だった30代の子息も死亡しているとのことです。

 故・殿下らの弁護士が警察を批判(そもそも殿下の事件への関わりから否定)する一方、警察は「独房にいること自体が拷問なのでさらに拷問する方法は無い」などと疑惑を完全に否定。検視解剖がおこなわれるようです。