ポルトガル/ヴィゼウの王党派団体25周年記念昼食会(?)。ポルトガル王室当主ブラガンサ公爵ドゥアルテ・ピオ殿下が一時臨席(2018年3月)

 2018年3月24日、ポルトガル共和国のヴィゼウで、王党派団体【Da Real Associação de Viseu】の25周年記念昼食会が催され、ポルトガル王室(ブラガンサ家)当主のブラガンサ公爵ドゥアルテ・ピオ殿下(His Royal Highness Duarte Pio, Duke of Braganza)が一時臨席された模様です(告知では13:00となっていました)。

※記事タイトルに「?」をつけたのは、この団体の公式Facebook(なぜか二つある)でこの催しがまったく取り扱われていないため(他の地域の王党派団体のブログでは告知が出ていました)。

 なお、この【Da Real Associação De Viseu】が独立した団体なのか、全国的な王党派団体の支部的なものなのかはよくわかりません。

 

動画より/
ブラガンサ公爵ドゥアルテ・ピオ殿下:

monarquia.tv:
25 ANOS DA REAL ASSOCIAÇÃO DE VISEU | ALMOÇO COMEMORATIVO | CLUB DE VISEU | VISEU 24 03 2018 – YouTube

2018年2月25日に誕生したユーゴスラビア王子【セルビア王子】ステファン殿下の動画・写真が公開される(2018年3月)

 2018年2月25日に誕生したユーゴスラビア王子【セルビア王子】ステファン殿下(His Royal Highness Prince Stefan of Yugoslavia / Serbia)の動画・写真が公開されています。

 ステファン殿下は、現在セルビア王室を称する(旧)ユーゴスラヴィア王室当主/ユーゴスラヴィア皇太子【セルビア皇太子】アレクサンダル2世殿下(His Royal Highness Crown Prince Alexander II of Yugoslavia / Serbia)の次男ユーゴスラビア王子【セルビア王子】フィリップ殿下(His Royal Highness Prince Philip of Yugoslavia / Serbia : フィリプ・カラジョルジェヴィッチFilip Karađorđević)とユーゴスラビア王子妃【セルビア王子妃】ダニカ殿下(Her Royal Highness Princess Danica of Yugoslavia / Serbia : ダニカ・マリンコヴィッチDanica Marinković)の第一子・長男です。

 

Телевизија Храм:
Принц Стефан први пут представљен јавности – YouTube

※キリスト教/東方正教会/セルビア正教会系メディア

 

 (英語:セルビア王室公式サイト)THE FIRST PHOTOGRAPH OF HRH PRINCE STEFAN | The Royal Family of Serbia

 

 (写真一覧)Prince Philip Of Serbia And Wife Danica Marinkovic Present Newborn Son Stefan In Belgradeの写真およびイメージ | ゲッティイメージズ

 

Baby Stefan Karadjordjevic is presented by his parents Prince Philip… ニュース写真 | Getty Images
Embed from Getty Images

 

Prince Philip Of Serbia and wife Danica Marinkovic present their baby… ニュース写真 | Getty Images
Embed from Getty Images

 

Princess Katarina Karadjordjevic, Crown Prince Aleksadar… ニュース写真 | Getty Images
Embed from Getty Images
向かって左から:
 (現在のアレクサンダル2世殿下の妻)ユーゴスラヴィア皇太子妃【セルビア皇太子妃】カタリナ殿下(英語ではキャサリン皇太子妃 : Her Royal Highness Crown Princess Katherine of Yugoslavia / Serbia)、
 ユーゴスラヴィア皇太子【セルビア皇太子】アレクサンダル2世殿下(His Royal Highness Crown Prince Alexander II of Yugoslavia / Serbia)、
 (アレクサンダル2世殿下の元妻・フィリップ王子殿下の母で、今回誕生のステファン王子殿下には祖母にあたる)セゴルベ公爵夫人/オルレアン=ブラガンサ公女マリア・ダ・グロリア殿下(Her Royal Highness Princess Maria da Glória of Orléans-Braganza, The Duchess of Segorbe)、
 ユーゴスラビア王子【セルビア王子】フィリップ殿下(His Royal Highness Prince Philip of Yugoslavia / Serbia : フィリプ・カラジョルジェヴィッチFilip Karađorđević)とユーゴスラビア王子妃【セルビア王子妃】ダニカ殿下(Her Royal Highness Princess Danica of Yugoslavia / Serbia : ダニカ・マリンコヴィッチDanica Marinković)、ユーゴスラビア王子【セルビア王子】ステファン殿下(His Royal Highness Prince Stefan of Yugoslavia / Serbia)、
 ダニカ妃殿下の父、ミラン・マリンコヴィッチ氏(Milan “Cile” Marinković)、
 ダニカ妃殿下の母、ベバ・マリンコヴィッチ夫人(Beba Marinković)。

誕生(2018年2月【スペイン時間21日】【ブラジル時間20日】):ニコラス・スピアマン。オルレアン=ブラガンサ公女アメリア殿下とアレクサンダー・ジェームズ・スピアマン氏【スピアマン準男爵の一族】の次男

 2018年2月の、スペイン時間で21日、ブラジル時間で20日、ニコラス・スピアマンNicholas Spearman)が、スペイン王国マドリードで誕生したとの情報が出ています。

 (旧)ブラジル帝室ヴァソウラス系のオルレアン=ブラガンサ公女アメリア殿下(Her Royal Highness Princess Amélia of Orléans-Braganza)とアレクサンダー・ジェームズ・スピアマン氏(Alexander James Spearman)の次男になります。

※アレクサンダー・ジェームズ・スピアマン氏については、アレクサンダー・スピアマンとだけ表記されている場合と、ジェームズ・スピアマンとだけ表記されている場合があるので、とりあえず両方とも書きました。長男もアレクサンダー・スピアマンですし、一族に多数のアレクサンダー・スピアマンがいます。

 アメリア公女殿下は、結婚に伴い、(旧)ブラジル皇帝位継承権の放棄と、ブラジル皇女【Princess of Brazil】の称号の剥奪がおこなわれており(同等身分結婚=君主の家同士の結婚ではないため)、今回産まれたニコラス・スピアマンにもブラジル皇帝位継承権はありません。
 アレクサンダー・ジェームズ・スピアマン氏は、英国の連合王国準男爵/スピアマン準男爵の一族で、(おそらく)子息ともども準男爵位のリメインダー(継承順位)に並んでいるものと思われます。

 

 (ポルトガル語:ブラジル帝室公式フェースブックアカウント)Pró Monarquia – NASCE O SEGUNDO FILHO DA PRINCESA DONA… | Facebook

1908年に暗殺されたポルトガル王カルロス1世陛下と皇太子ルイス・フィリペ殿下の追悼礼拝がおこなわれる(2018年2月)

 2018年2月1日の、ポルトガル共和国ポルトのサン・ジョゼ・ダス・タイパス聖堂(Igreja de São José das Taipas)での追悼礼拝の映像のようです。

 

monarquia.tv:
Missa de Sufrágio pelas Almas de S M F el Rei Dom Carlos I e S A R o Príncipe Dom Luís Filipe | – YouTube

 

 110年前の1908年2月1日、ポルトガル・アルガルヴェ王カルロス1世陛下(Carlos I of Portugal : His Majesty The King of Portugal and the Algarves)と、長男のブラガンサ公爵/ポルトガル皇太子ルイス・フィリペ殿下(Luís Filipe : His Royal Highness The Prince Royal of Portugal, Duke of Braganza)は、共和政主義者によって暗殺されました。

インタビュー記事(ポルトガル語):ポルトガル王室当主のブラガンサ公爵ドゥアルテ・ピオ殿下へのインタビュー(2017年12月)

 D. Duarte: ″Para muitos espanhóis não faz sentido a independência de Portugal″

 

 「多くのスペイン人にとって、ポルトガルの独立は無意味(?」というようなタイトルが付けられたポルトガル王室(ブラガンサ家)当主のブラガンサ公爵ドゥアルテ・ピオ殿下(His Royal Highness Duarte Pio, Duke of Braganza)へのインタビュー記事です。
 また、ページ下部では、長男で継嗣のベイラ公/バルセロス公爵/ポルトガル王子アフォンソ殿下(Infante Dom Afonso : His Royal Highness The Prince of Beira, The Duke of Barcelos)へもインタビューされています(動画あり)。インタビューは初めてということです。

 

 以下、気になった内容だけ書いておきます(すごいざっくりと書いた部分ありますけど)。

 ドゥアルテ・ピオ殿下:
「ポルトガル共和国の人々の 30% が大統領制より王制を望んでおり、 70% (先の 30% とあわせて?)が国家は王室に公的な地位を与えるべきと考えている」
※どこの調査の数字かはわかりません。

「(ポルトガルの)王政のモデルはベルギーが良い。王は政府が危機に陥った時に良く動いている」

「(EUの統合が進んで各国の主権が失われていっても)王政は続く」

「カタルーニャの件はポルトガルとは違うが注目している」

「あるポルトガルの政治家が、(スペイン王)ファン・カルロスに『今こそイベリア統合国家の時期では?』(スペインとポルトガルの統合)と要望したが、答えは『それよりもスペインの統合を心配している』だった」
※いつの時期か不明。

(子供たちのうちで君主政に否定的なものはいるか?という質問に)
「いない。私の子供たちはみな賢い」

 

 アフォンソ殿下:
「ポルトガル人は政体を選ぶ権利を持つべき」

(王政復古の国民投票を支持するかという質問に)
「もちろん。ポルトガルは民主政国家」

(選挙にいっているかという質問に)
「王は政治に介入すべきとは考えていない(が)、投票にいけるときはいっている。しかし大統領選挙は別だ」