ルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下夫妻が、キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下を訪問(2022年11月)

 2022年11月10日、ルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下(Her Majesty Margareta, the Custodian of the Crown of Romania : ルーマニア皇太子マルガレータ殿下 : Her Royal Highness Crown Princess Margareta of Romania)と夫のルーマニア王子ラドゥ殿下(His Royal Highness Prince Radu of Romania)は、キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下(ローマ法王フランシスコ台下 : His Holiness Pope Francis)を訪問しました。

 

 (ルーマニア語:ルーマニア王室 公式サイト)Vizită regală la Vatican, 10 noiembrie 2022 – Casa Majestății Sale
 (ルーマニア語:ルーマニア王室 公式ニュース配信サイト)Vizită regală la Vatican, 10 noiembrie 2022 | Familia Regală a României / Royal Family of Romania

 (ルーマニア語:バチカンニュース)Papa Francisc a primit vizita Majestății Sale Margareta (PHOTOGALLERY) – Vatican News

 

Familia Regală(ルーマニア王室 公式チャンネル):
Familia Regală a României în vizită la Vatican © Vatican Media – YouTube

 

Familia Regală(ルーマニア王室 公式チャンネル):
Familia Regală a României primită de Papa Francisc – YouTube

 

Familia Regala RomaniaさんはTwitterを使っています: 「His Holiness Pope Francis received today Her Majesty Margareta and the Prince Consort at the Apostolic Palace in a private audience https://t.co/E0HtOSUTJb」 / Twitter
https://twitter.com/FamiliaRegala/status/1590698475322081280

 

Familia Regala RomaniaさんはTwitterを使っています: 「Her Majesty The Custodian of the Romanian Crown and HRH the Prince Consort were received today at the Apostolic Palace by His Holiness Pope Francis in a private audience. https://t.co/fq4GKTEjPe https://t.co/FHN9gVyy5b」 / Twitter
https://twitter.com/FamiliaRegala/status/1590695829710336000

ルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下夫妻がモルドバ大統領マイア・サンドゥ閣下らと会見(2022年10月)

 2022年10月27日~10月28日、ルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下(Her Majesty Margareta, the Custodian of the Crown of Romania : ルーマニア皇太子マルガレータ殿下 : Her Royal Highness Crown Princess Margareta of Romania)と夫のルーマニア王子ラドゥ殿下(His Royal Highness Prince Radu of Romania)は、モルドバ共和国を訪問しました。

 モルドバ共和国大統領マイア・サンドゥ閣下(Her Excellency Mrs Maia Sandu)や、モルドバ共和国議会議長イゴル・グロス閣下(Igor Grosu)と会見しています。

 

Președinția Republicii Moldova(モルドバ共和国大統領府 公式チャンネル)
Președinta Maia Sandu s-a întâlnit cu Majestatea Sa Margareta, Custodele Coroanei Române – YouTube

 

Familia Regală(ルーマニア王室 公式チャンネル):
Majestatea Sa Margareta și Principele Radu s-au întâlnit la Chișinău cu Doamna Președinte Maia Sandu – YouTube

 

Familia Regală(ルーマニア王室 公式チャンネル):
Familia Regală a României în vizită la Chișinău – YouTube

 

Familia Regală(ルーマニア王室 公式チャンネル):
Familia Regală a României sprijină parcursul european al Republicii Moldova – YouTube

 

 (ルーマニア語:モルドバ大統領府 公式サイト)Președinta Maia Sandu s-a întâlnit cu Majestatea Sa Margareta, Custodele Coroanei Române — Președinția Republicii Moldova

 (ルーマニア語:ルーマニア王室 公式サイト)Vizită regală în Republica Moldova, octombrie 2022 – Casa Majestății Sale
 (ルーマニア語:ルーマニア王室 公式サイト)Președintele Parlamentului Moldovei la Palatul Elisabeta, noiembrie 2022 – Casa Majestății Sale
 (ルーマニア語:ルーマニア王室 公式ニュース配信サイト)Vizită regală la Chișinău, octombrie 2022 | Familia Regală a României / Royal Family of Romania
 (ルーマニア語:ルーマニア王室 公式ニュース配信サイト)Președintele Parlamentului Moldovei la Palatul Elisabeta, noiembrie 2022 | Familia Regală a României / Royal Family of Romania

 

Președintele Republicii… – Președinția Republicii Moldova | Facebook

 

La Palatul Prezidențial din… – Familia Regala a Romaniei | Facebook

 

Igor GrosuさんはTwitterを使っています: 「M-am bucurat să-i întâlnesc pe Majestatea Sa Margareta, Custodele Coroanei Române, și Alteța Sa Regală, Principele Radu. I-am mulțumit Majestății Sale pentru suportul imens al #României în parcursul european al #RM, dar și sprijinul în actuala criză energetică prin care trecem. https://t.co/bp590KgQAj」 / Twitter

ドイツのライヒスビュルガー(Reichsbürger : 過激な君主政主義者)などに関するやや雑多な記事(英語)(2022年11月)ドイツ人の約10%が君主政支持、34歳未満では20%近くが支持(本当?)

 (英語)The march of Germany’s extreme monarchists | The Spectator

While this kind of extremism is still rare, there has long been residual monarchism in Germany. Around 10 per cent of Germans support the restoration of the royals; among those under 34, that number is nearly one in five.

 さて、実は記事の本筋とはさほど関係ありませんが、上記の部分。

「このような種類の過激主義はまだ稀だが、ドイツには君主政主義の残滓が長く残っている。約10%のドイツ人が、34歳未満では5人に1人近く(=20%近く)が、君主政復古を支持している」

 どこから出た数字なのかわからないのですが(そういえば最近のドイツの世論調査はまったく見ていませんでしたが)、34歳未満で5人に1人近くが支持というのは??? これ自体が高過ぎではということもありますが……。あなたがドイツに旅行して、34歳未満のドイツ人を5人見たら、そのうち1人はドイツ帝国復活を支持、というのが現実……?
 さらにいうと、この世代では、移民・難民やその子孫も多く含まれているでしょうし、彼らがドイツ帝国の復活を望む理由はまったく想像がつきません。
 となると、(正確で政治的に問題のない表現が思いつかないので適当な文章になりますが)昔からドイツにいるようなドイツ人の34歳未満の人々の中での割合はそれ以上になるということでしょう。そういう人々の間では、3人か4人に1人は君主政復活が支持されている、というのはにわかには信じがたい……。

 

 それはそれとして

 この記事の内容ですが。

・ライヒスビュルガー(Reichsbürger)という、過激な君主政支持者のグループがいて、彼らは違法行為や、陰謀論を繰り広げているよ。
・ドイツのための選択肢(AfD)も危険だよ。
・左派党の人が、政府がライヒスビュルガーなどの危険度を軽視していると指摘しているよ。
・ただ対策は丁寧にやらないと、危険度があがりかねないよ。

 みたいなことです。

 ライヒスビュルガーはまとまった集団ではないので、グループは色々あるはずです。
 その共通する主張の一つは、ドイツ帝国の解体が無効なので、ドイツ連邦共和国は政府でも何でもない、というものです。したがってその法律は法律でも何でもないので破っても良い、ということになるので破って捕まります
 なお、ドイツ連邦共和国は政府でも何でもない、という発想自体は君主政支持者でなくても使える発想なので、皇帝とかになんの興味もない人がまじっていたりするという話もあります(すみません、あまり詳しくありません)。

 

関連:
 ロイス公子 ハインリヒ13世 殿下らが、ドイツでクーデターを計画したとして逮捕(2022年12月)
 スピーチ映像(英語 2019年):ロイス公子 ハインリヒ13世 殿下によるスピーチ映像(2022年12月)

オランダ世論調査(2022年9月):オランダでの王政継続を支持するのは51%まで低下。18歳~54歳では43%

 (オランダ語)Peiling Ipsos: slechts 51 procent van Nederland steunt monarchie

 

 オランダでの王政継続を支持するのは 51% まで低下し、 18 歳~ 54 歳では 43% であると、オランダの公営放送 NOS が報じています。
 この世論調査は共和政支持者団体が、イプソス(Ipsos)という有名な調査会社に委託したものらしく、依頼元はともかくとしても数値は信頼できるでしょう。

 

 記事によれば今年(2022年)の春には支持は 58% であり、低下の原因はわかりませんが、調査元の共和政支持者団体は、調査日について、予算関連の日に近く、王室予算について意識された(ことがマイナスにつながった)のではないかという指摘をしています。
(つまり、特に問題が起きなければ、次の世論調査ではわずかに上がるのは確実だろうと思います)

 

 また(いまさら意図がよくわからない設問ですが)、君主の長子が自動的に次の君主となるという、継承法についての支持が、 51% だったものが 47% に低下しています。
 これについては「ではなにを望むのか」という回答がない限り判断しようがなく、また、誤差とみてもいいレベルではないかという気もします。
 個人的には気にしていません。

 

 一方、共和政への支持は 24% から 26% への増加にとどまっており、これも誤差の範囲でしょう。
 つまり 25% 程度の人は、「どちらでもない」類の回答をしていることになりますが、その具体的な表現はわかりません。
 (なお、高齢層でも共和制支持がわずかずつ高まってきているというのは近年指摘されています)

 もし共和政になった場合にどのような政体を取るかですが、
  32% が、特に意見はなし
  30% が、ドイツ連邦共和国のような儀礼的大統領
  20% が、大統領のいない共和国(スイス連邦のような、と書かれていますが、スイスにも大統領はいます。ただローテーション制の特殊なものであるのと、国家元首としての規定がありません。外交上、他国の国家元首と同等になる機会は多々ありますが)
  17% が、アメリカ合衆国のような実権を持った大統領
 と回答しています。

 

 オランダの王政支持は、かつては 90% 近くあり、2020年でも 75% 程度あったのですが、
 国民に厳しい新型コロナウイルス【COVID-19】対策を課す中、
 オランダ王ウィレム=アレクサンダー陛下がギリシャで秋の休暇開始→激しい反発で数時間で帰国発表(2020年10月)
 という事件があったのが低下の主原因はないかと思われています。
 とはいえ、ゆるやかな長期的低下にあったことも事実ですし、 COVID-19 から現在のインフレまで社会が大きく揺らいでいるという事情もあるでしょう。

 

 継承法を男女の性別を問わない絶対長幼制にし、王室自体の人数を減らすことによって予算とスキャンダルを減らす、という方針は、ある程度は欧州の(モナコとリヒテンシュタインは除く)君主国にとっての共通方針になりつつあります(スペインは絶対長幼制ではありませんが)。

 しかし、これは成功の秘訣といえるほどのものでもありません。他にもう案がないという現実もあります。

 また、
 オランダ王室のオランニェ女公(オランダ皇太子)カタリナ=アマリア王女殿下が、警備上の理由から学生寮を離れた模様(2022年10月)
 という出来事がありました(世論調査はこれより前)。
 継嗣に対して、攻撃的な行動が(ソーシャルメディアを含め)継続的におこなわれており、同王女を守ることができていない状況です。

ルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下夫妻がウルグアイ大使と会見(2022年10月)

 2022年10月24日、ルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下(Her Majesty Margareta, the Custodian of the Crown of Romania : ルーマニア皇太子マルガレータ殿下 : Her Royal Highness Crown Princess Margareta of Romania)と夫のルーマニア王子ラドゥ殿下(His Royal Highness Prince Radu of Romania)は、ルーマニア駐箚モルドバ共和国特命全権大使ヴィクトル・キリラ閣下(His Excellency Mr Victor Chirilă)と会見しました。

 

 (ルーマニア語:ルーマニア王室 公式サイト)Primire la Palatul Elisabeta, 24 octombrie 2022 – Casa Majestății Sale
 (↑と同文:ルーマニア語:ルーマニア王室 公式ニュース配信サイト)Primire la Palatul Elisabeta, 24 octombrie 2022 | Familia Regală a României / Royal Family of Romania

Facebook