結婚予定(2023年1月):ブルネイのアゼマ・ニマトウル・ボルキア王女殿下と いとこ のバハル・ボルキア王子殿下

 ブルネイ・ダルサラーム国スルタン“ハッジ”・ハサナル・ボルキア陛下(ハサナル・ボルキア国王 : His Majesty Sultan Haji Hassanal Bolkiah, Sultan and State Sovereign of Brunei Darussalam)の娘であるアゼマ・ニマトウル・ボルキア王女殿下(Her Royal Highness Princess ‘Azemah Ni’matul Bolkiah)と いとこ のバハル・ボルキア王子殿下(Bahar Bolkiah : Yang Amat Mulia Pengiran Muda Bahar ibni His Royal Highness Prince Haji Jefri Bolkiah)が2023年1月に結婚予定と発表されています。

 

 Jan 8 marks start of royal wedding celebration | Borneo Bulletin Online

Borneo Bulletin – The events for the royal wedding… | Facebook

 

 2023年1月8日から祝賀行事が始まりますが、何日も続くので、いつ結婚したことになるのかよくわかりません。

 アゼマ王女殿下は上述の通りスルタンの娘です。母親は元・第二夫人のマリアム元妃。

 バハル王子殿下は、王女のいとこ=スルタンの甥になります。父親は、スルタンの弟で、いろいろとしでかしてきたことで有名な“ハッジ”・ジェフリ・ボルキア王子殿下(His Royal Highness Prince Haji Jefri Bolkiah)。
 称号と敬称ですが、(父と違い)英語の Royal Highness や Prince は用いられていません。ただ格は下のものの、王族の敬称と称号だと思うので、王子と殿下にしておきます。

マレーシア国王アブドゥラ陛下夫妻が、英国王チャールズ3世陛下を訪問(2022年10月)

 2022年10月10日~16日の予定で訪英中のマレーシア第16代国王アブドゥラ陛下(His Majesty Al Sultan Abdullah Ri’ayatuddin Al-Mustafa Billah Shah Ibni Sultan Haji Ahmad Shah Al-Musta’in Billah, The Yang di-Pertuan Agong XVI : パハン州スルタン)およびマレーシア王妃“トゥンク”・アジザー・アミナー・マイムナー・イスカンダリアー陛下(Her Majesty Seri Paduka Baginda The Permaisuri Agong Tunku Hajah Azizah Aminah Maimunah Iskandariah Binti Almarhum Al-Mutawakkil Alallah Sultan Iskandar Al-Haj : パハン州スルタン第一夫人)は、10月12日、バッキンガム宮殿を訪問、英国王チャールズ3世陛下(King Charles III : His Majesty The King)と会見しました。

 報道などでも映像を見かけない(写真のみ)なので、動画は撮影されていないのではないかと思います。

 

The Royal FamilyさんはTwitterを使っています: 「🇲🇾 Today at Buckingham Palace, The King received The Yang di-Pertuan Agong of Malaysia and The Raja Permaisuri Agong. https://t.co/EamFqh4wTO」 / Twitter

 

Astro AWANI:
Kunjungan Hormat | Agong, Permaisuri bertemu Raja Charles III – YouTube

ヨルダン王アブドッラー2世陛下が、オマーンのスルタン【国王】ハイサム陛下を訪問(2022年10月)

 2022年10月4日~5日の期間で、ヨルダン・ハシェミット王国国王アブドッラー2世・ビン・アル・フセイン陛下(アブドゥッラー2世アブドラ国王 : King Abdullah II bin Al-Hussein : His Majesty the King of the Hashemite Kingdom of Jordan)はオマーン国を訪問しました。
 ヨルダンからはヨルダン王妃ラーニア・アル・アブドッラー陛下(Queen Rania Al Abdullah : Her Majesty The Queen of the Hashemite Kingdom of Jordan)、ヨルダン皇太子アル・フセイン・ビン・アブドッラー2世殿下(His Royal Highness Crown Prince Al Hussein bin Abdullah II)が同行。

 国王不在のヨルダンでは、王弟のファイサル・ビン・アル・フセイン王子殿下(His Royal Highness Prince Faisal【Feisal】 bin Al-Hussein)が摂政を務めました。

 オマーン側では、オマーン国スルタン【国王】 “サイイド”・ハイサム・ビン・ターリク・アル・サイード陛下(His Majesty Sayyid Haitham bin Tariq Al Said, Sultan of Oman)と弟の国防担当副首相“サイイド”・シハーブ・ビン・ターリク・アル・サイード殿下(His Highness Sayyid Shihab Bin Tariq Al Said)らが出迎えました。
 また、その後に、スルタンの妻“サイイダ”・アハド・ビント・アブドッラー・アル・ブーサイーディーヤ妃殿下(Sayyida Ahad bint Abdullah Al Busaidiyah : Her Highness the Honourable Lady Assayida Spouse of His Majesty the Sultan)らの出迎えも受けています。

 公式会談では、ヨルダン側が国王と皇太子、オマーン側は、スルタンの次から並んでいるのは、
 スルタンの一族の長老的存在の副首相(閣議担当) “サイイド”・ファハド・ビン・マフムード・アル・サイード殿下(His Hihgness Sayyid Fahd bin Mahmoud Al Said, Deputy Prime Minister for the Council of Ministers)
 スルタンの弟の副首相(国際関係・協力担当)兼スルタン特別代理“サイイド”・アスアド・ビン・ターリク・アル・サイード殿下(His Hihgness Sayyid Asaad bin Tariq Al Said, Deputy Prime Minister for International Relations and Cooperation Affairs, Personal Representative of His Majesty the Sultan) 
 スルタンの弟の副首相(国防担当)“サイイド”・シハーブ・ビン・ターリク・アル・サイード殿下(His Highness Sayyid Shihab Bin Tariq Al Said, Deputy Prime Minister for Defence Affairs)
 スルタンの長男で皇太子に指名されたと報道された文化・スポーツ・青年大臣 “サイイド”・ジーヤザン・ビン・ハイサム・アル・サイード殿下(His Highness Sayyid Theyazin【Dhi Yazan】 bin Haitham Al Said, Minister of Culture, Sports and Youth)
 と並んでおり、こちらは即位後から変わらない上位三者に長男を加えた序列が続いています。
 ジーヤザン殿下の皇太子指名は公式ではいまだに情報が出ていません。ヨルダン側の情報でもジーヤザン殿下に皇太子の称号は使用されていません。
 一方、もう一つ会談がおこなわれており、そちらはヨルダン王・オマーンのスルタンの二者に、ヨルダンのフセイン皇太子殿下とジーヤザン殿下が加わる形になっています。

 ヨルダン王の帰国時には、アスアド殿下が見送っています。
 シハーブ殿下が出迎え時にスルタンと共に出ており、公式会談ではファハド殿下の席次がもちろんスルタンの次で、見送りはアスアド殿下。ジーヤザン殿下は上記のもう一つの会談に(ヨルダン皇太子のカウンターパートとして)出る、とオマーン側は有力者それぞれが目立つ場をわけたようにも見えます。その中でもジーヤザン殿下の露出が確実に増えています。

 

RHC JO(ヨルダン王室 公式チャンネル):
من زيارة جلالة الملك عبدالله الثاني الرسمية إلى سلطنة عُمان – YouTube

 

 (英語:アブドッラー2世王 公式サイト)King departs for Oman | King Abdullah II Official Website
 (英語:アブドッラー2世王 公式サイト)King arrives in Oman | King Abdullah II Official Website
 (英語:アブドッラー2世王 公式サイト)King holds talks with Oman sultan in Muscat | King Abdullah II Official Website
 (英語:アブドッラー2世王 公式サイト)King, Oman sultan exchange medals | King Abdullah II Official Website
 (英語:アブドッラー2世王 公式サイト)King, Oman sultan hold bilateral talks in Muscat | King Abdullah II Official Website
 (英語:アブドッラー2世王 公式サイト)King visits Oman National Museum, House of Musical Arts at Royal Opera House in Muscat | King Abdullah II Official Website
 (英語:アブドッラー2世王 公式サイト)Joint communiqué released at conclusion of King’s official visit to Oman | King Abdullah II Official Website
 (英語:アブドッラー2世王 公式サイト)King returns to Jordan after Oman visit | King Abdullah II Official Website

 (英語)Oman News Agency | King of Jordan Arrives in Oman
 (英語)Oman News Agency | HM The Sultan, King of Jordan Hold Official Talks
 (英語)Oman News Agency | HM The Sultan, King of Jordan Hold Bilateral Meeting
 (英語)Oman News Agency | Jordanian Monarch Leaves Oman

 

RHCさんはTwitterを使っています: 「Their Majesties King Abdullah II and Queen Rania and His Royal Highness Crown Prince Al Hussein are received by Sultan Haitham bin Tarik of #Oman and the Honourable Lady Assayida Ahd Abdullah Al Busaidi, Spouse of the Sultan, upon arrival in Muscat #Jordan 🇯🇴🇴🇲 https://t.co/ZVdRts4ItC」 / Twitter

 

RHCさんはTwitterを使っています: 「مراسم استقبال رسمية لجلالة الملك عبدالله الثاني وسمو الأمير الحسين بن عبدالله الثاني ولي العهد، في قصر العلم العامر بمسقط 🇯🇴🇴🇲 An official welcoming ceremony is held for His Majesty King Abdullah II and His Royal Highness Crown Prince Al Hussein at Al Alam Palace in Muscat https://t.co/gHbGp9JhVe」 / Twitter

 

RHCさんはTwitterを使っています: 「His Majesty King Abdullah II and Sultan Haitham bin Tarik of #Oman hold expanded talks at Al Alam Palace, attended by His Royal Highness Crown Prince Al Hussein #Jordan Details: https://t.co/onrgTb1zby https://t.co/rFnl0bIpSp」 / Twitter

 

RHCさんはTwitterを使っています: 「His Majesty King Abdullah II bestows the Order of the Bejewelled Grand Cordon of Al Nahda (Order of the Renaissance) on Sultan Haitham bin Tarik of #Oman. who bestows on His Majesty the Oman Civil Order of the First Class, in appreciation of the deep ties between #Jordan and Oman https://t.co/gtj4AqyPKQ」 / Twitter

 

RHCさんはTwitterを使っています: 「His Majesty King Abdullah II and Sultan Haitham bin Tarik of #Oman hold bilateral talks at Al Alam Palace, attended by His Royal Highness Crown Prince Al Hussein, to discuss the deep-rooted ties between #Jordan and Oman and the latest regional and international developments https://t.co/fFLfPrzUVe」 / Twitter

 

وكالة الأنباء العمانيةさんはTwitterを使っています: 「https://t.co/odtxFWUfhs」 / Twitter

 

وكالة الأنباء العمانيةさんはTwitterを使っています: 「https://t.co/RqlkBprZmW」 / Twitter

 

Oman News AgencyさんはTwitterを使っています: 「HM Sultan Haitham bin Tarik and King Abdullah II of Jordan have reiterated their keenness on strengthening joint investment in different spheres. They voiced their support for developing economic diversification, private sector partnership. https://t.co/z9L7wtYqFg https://t.co/D3UamC6xHg」 / Twitter

 

記事(英語):ナイジェリアで最も強力な王たち トップ10(2022年9月)

 定期的に見かけるタイプの記事ですが、ナイジェリア連邦共和国で最も影響力のある伝統的君主を10人挙げています。

 

 (英語)Most Powerful Kings in Nigeria (With Pictures): Top 10 – Bscholarly

 

 10人は、

1. Alaafin of Oyo
2. Emir of Kano
3. Sultan of Sokoto
4. Ooni of Ile-Ife:
5. Dein of Agbor
6. Oba of Benin
7. Oba of Lagos
8. Obi of Onitsha
9. Olu of Warri
10. Olubadan of Ibadan

 となっており、

  1. オヨ王
  2. カノ首長
  3. ソコトのスルタン
  4. (イレ=)イフェ王
  5. アグボー王
  6. ベニン王
  7. ラゴス王
  8. オニチャ王
  9. ワリ王
  10. イバダン王

 いずれも記事などで動静がよく報じられる人物たちです(オヨ王は2022年4月に崩御し、空位)。

 1.のオヨ王と、4.のイフェ王は、ヨルバ系の二大君主です。歴史的にもあまり仲がよろしくありません。
 7.のラゴス王、10.のイバダン王もヨルバ系なので、このトップ10ではヨルバ系君主が4人ということになります。イバダン王は最近崩御があり、先代王と確執・騒動があった人物が新たに王となっています。

 2.のカノ首長は、北部イスラム圏ではナンバー2の君主です。
 大きな影響力を誇った先々代のアド・バイエロの薨去後、長男のサヌシ・アド・バイエロではなく、ムハンマド・サヌシ2世(ジョナサン大統領(当時)と対立した中央銀行総裁(当時))が政治的なバランスも考慮されて州知事から指名されていました。
 しかし結局、廃位され、アド・バイエロの次男(?)のアミヌ・アド・バイエロ(ビチ首長という新設の首長になっていた)が継承しています。ビチ首長自体は弟のナシル・アド・バイエロが継承。
 また先述のサヌシ・アド・バイエロは首長位につけておらず、弟の即位後に評議会のメンバーに選出されていますが、将来の継承に影響が出るのかどうかはわかりません。

 3.のソコトのスルタンは、北部イスラム圏でナンバー1の権威の君主です。
 ナイジェリアからのマッカ(メッカ)巡礼を率いる役割を毎年のように大統領から打診されていますが、これが伝統なのかどうかはよくわかりません。

 5.のアグボー王は、(Dein of Agbor)という称号を用いますが、州の伝統的君主の評議会がこの称号を取り消して他の君主らと同じようなものにしようとした結果、抗議活動が起こったりするなどの出来事がありました。

 6.ベニン王、8.オニチャ王に比べると、9.ワリ王の知名度は低かったように思いますが、昨年の戴冠式に大統領経験者やイフェ王の訪問があったり、関連してベニン王との歴史的つながりがあらためて示されたりということがありました。

訃報(2021年9月9日?):ナイジェリア伝統的君主/コンタゴラ首長サイドゥ・ナマスカ殿下が薨去(1937~2021)

 ナイジェリア連邦共和国ナイジャ州の伝統的君主の一人、第6代コンタゴラ首長“アルハッジ”・サイドゥ・ナマスカ殿下(His Royal Highness Alhaji Saidu Namaska, Emir of Kontagora【Sarkin Sudan of Kontagora】)が薨去したと報じられています。
 1937年生まれの83歳か84歳。日付までの情報では12月31日生まれとしているものがあり、その場合は83歳です。

 1974年より同首長の地位にあったこと。
 そして、ナイジェリア北部イスラム圏の最大権威であるソコトのスルタンの同族だという情報があります。

 

 (英語)Emir of Kontagora, Saidu Namaska, dies at 84

Vanguard NewspapersさんはTwitterを使っています 「Emir of Kontagora, Saidu Namaska, dies at 84 https://t.co/H6tbZ9GGQN #vanguardnews https://t.co/nWKdVGT8Vb」 / Twitter

 

 (英語)Sarkin Sudan of Kotangora, Saidu Namasaka, dies at 84 – Punch Newspapers

Punch NewspapersさんはTwitterを使っています 「Sarkin Sudan of Kotangora, Saidu Namasaka, dies at 84 – Punch Newspapers https://t.co/oVr1tjxsCW」 / Twitter

 

 (英語)Emir of Kontagora is dead | Dailytrust
 (英語)Buhari mourns Emir of Kontagora – Tribune Online