訃報(2020年1月8日):スペイン王女ピラール殿下が薨去(1936~2020)前スペイン王ファン・カルロス1世陛下の姉

 2020年1月8日、スペイン王女ピラール殿下(バダホス女公爵 : ラ・トーレ子爵未亡人 : Her Royal Highness Infanta Pilar of Spain, Duchess of Badajoz, Dowager Viscountess of La Torre)が薨去した模様。
 1936年7月30日生まれの83歳。

 結腸癌との闘病を続けており、直近では 三日前【1月5日】の入院 が報じられていました。

 

 (英語)Spanish royals: Infanta Pilar has died at age 83
 (スペイン語)Muere la Infanta Pilar de Borbón, hermana mayor de Don Juan Carlos, a los 83 años
 (スペイン語)Muere Pilar de Borbón, hermana del rey Juan Carlos, a los 83 años | Gente y Famosos | EL PAÍS
 (スペイン語)Muere la infanta Pilar, tía de Felipe VI

 (スペイン語:聖ゲオルギオス神聖コンスタンティヌス騎士団【カラブリア系統】公式ウェブサイト)Obituario: S.A.R. la Infanta Doña Pilar, Duquesa de Badajoz, Dama Gran Cruz de Justicia de la Orden Constantiniana – Orden Constantiniana – SACRA Y MILITAR ORDEN CONSTANTINIANA DE SAN JORGE

 

スペイン王女ピラール殿下が入院(2020年1月)前スペイン王ファン・カルロス1世陛下の姉

 スペイン王女ピラール殿下(バダホス女公爵 : ラ・トーレ子爵未亡人 : Her Royal Highness Infanta Pilar of Spain, Duchess of Badajoz, Dowager Viscountess of La Torre)が入院したようです。

 昨年【2019年】の夏以来になるかと思いますが、入院日が前スペイン王ファン・カルロス1世陛下の誕生日(1月5日)ということもあるのか、やや緊迫感もあります。

 

 (スペイン語)Infanta Pilar: preocupación por su estado de salud tras ser ingresada de nuevo

 

続報:
 訃報(2020年1月8日):スペイン王女ピラール殿下が薨去(1936~2020)前スペイン王ファン・カルロス1世陛下の姉

 

動画(スペイン語):スペイン王フェリペ6世陛下のクリスマスメッセージ映像(2019年12月)

 スペイン王フェリペ6世陛下(King Felipe VI : His Majesty The King of Spain)のクリスマス・メッセージ映像が公開されています。

 

casarealtv(スペイン王室公式サイト):
Mensaje de Navidad de S. M. el Rey 2019 – YouTube

 

 (スペイン語:スペイン王室公式サイト)Inicio – Actividades y Agenda – Mensaje de Navidad de Su Majestad el Rey

 

訃報(2019年11月11日):両シチリア王子アントワーヌ【アントニオ】殿下、薨去(1929~2019)スペイン王室からも称号を得ていた故ガブリエーレ殿下の長男

 2019年11月11日、両シチリア王子アントワーヌ【アントニオ】殿下(His Royal Highness Prince AntoineAntonio】 of Bourbon-Two Sicilies)が薨去した模様です。
 1929年1月20日生まれの90歳。

 

 (英語:両シチリア王室カストロ系統の騎士団の公式サイト)HRH PRINCE ANTOINE OF BOURBON TWO SICILIES' DEMISE – Sito Ufficiale del Sacro Militare Ordine Costantiniano di San Giorgio – Official Site of the Sacred Military Constantinian Order of St George
 (英語)Eurohistory: Death of Prince Antonio of Bourbon-Two Sicilies (1929-2019)

 

 亡父のガブリエーレ殿下は、スペイン帰化によりスペイン王室よりブルボン公子(Prince of Bourbon)及び殿下(Royal Highness)を得ており、長男のアントワーヌ殿下を含むガブリエーレ殿下の子供たちはこの称号と敬称も有効です。

 

 (旧)両シチリア王室は、権利を放棄したとされる年長系統のカラブリア系統(同系統の主張は、権利放棄はスペイン王位を継承した場合に起こるものとのこと)と、その次の年長系統であるカストロ系統の争いが続いていますが、カストロ系統の当主である両シチリア王室当主/カストロ公爵/ブルボン=両シチリア王子カルロ殿下(His Royal Highness Prince Charles【Carlo】 of Bourbon-Two Sicilies, Duke of Castro)は子息がおらず、自身の二人の娘に継承権を与える宣言をしています。なお、これは自身の子孫に関してのみであり、カストロ系統よりも傍系に関しては男系男子限定のルールは変更されていません
 この一件は年来の支持者からも反発を受けているようではあります(どの程度かはよくわかりませんが)。
 娘への継承権付与を無効と考える場合、故ガブリエーレ殿下の系統が権利を持つという考えが一般的で、今回薨去したアントワーヌ殿下は両シチリア王子継承順位第一位だったことになります。
 当人からは生前にコメントはなかったようですが、こういう問題はコロリと状況が変わることもあり、気になるところです。

 

天皇(徳仁)陛下の「即位礼正殿の儀」に、スウェーデン王夫妻、スペイン王夫妻、ベルギー王夫妻、ルクセンブルク大公、デンマーク皇太子夫妻、が参列との報道(2019年9月)

 スペインの「Monarquía Confidencial」によりますと、2019年10月22日におこなわれる天皇陛下(徳仁なるひと : Emperor Naruhito : His Majesty【His Imperial Majesty】 The Emperor)の「即位礼正殿の儀」に、
 スウェーデン王カール16世グスタフ陛下(Carl XVI Gustaf of Sweden : His Majesty The King)及びスウェーデン王妃シルヴィア陛下(シルビア王妃 : Queen Silvia of Sweden : Her Majesty The Queen)、
 スペイン王フェリペ6世陛下(King Felipe VI : His Majesty The King of Spain)とスペイン王妃レティシア陛下(Queen Letizia : Her Majesty The Queen of Spain)、
 ベルギー王フィリップ陛下(Philippe of Belgium : Philippe de Belgique : Filip van België : Philipp von Belgien : His Majesty The King of the Belgians)とベルギー王妃マティルド陛下(Queen Mathilde of Belgium : Her Majesty The Queen of the Belgians)、
 ルクセンブルク大公アンリ殿下(Henri : His Royal Highness The Grand Duke of Luxembourg)、
 デンマーク皇太子フレデリック殿下(フレデリク皇太子 : モンペザ伯爵 : Frederik : His Royal Highness The Crown Prince of Denmark, Count of Monpezat)とデンマーク皇太子妃メアリー殿下(モンペザ伯爵夫人 : Mary : Her Royal Highness The Crown Princess of Denmark, Countess of Monpezat)、
 が参列の予定だそうです。

 

 (スペイン語)Felipe VI estará con el Príncipe de Gales, los reyes de Bélgica y el Duque de Luxemburgo en Japón

 

 なお、上記記事にはありませんが、いくつかの場で、
 ブータン王ジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク陛下(Jigme Khesar Namgyal Wangchuck : His Majesty The King of Bhutan)及びブータン王妃ジェツン・ペマ陛下(Her Majesty Queen Jetsun Pema)、
 の参列の情報が出ています。

 

 「即位礼正殿の儀」の王室関係者の参列については、すでに、
 英国王室のウェールズ公チャールズ皇太子殿下(Prince Charles : His Royal Highness The Prince of Wales : (英国女王エリザベス2世陛下の名代))、
 オランダ王室のオランダ王ウィレム=アレクサンダー陛下(Willem-Alexander : His Majesty The King of the Netherlands)とオランダ王妃マクシマ陛下(Máxima : Her Majesty the Queen of the Netherlands)
 ノルウェー皇太子ホーコン殿下(Crown Prince Haakon of Norway : His Royal Highness The Crown Prince)
 が明らかになっていました。

 

関連:
 オランダ王ウィレム=アレクサンダー陛下夫妻が、天皇(徳仁)陛下の「即位礼正殿の儀」に参列と発表(2019年8月)
 ノルウェー皇太子ホーコン殿下が、天皇(徳仁)陛下の「即位礼正殿の儀」に参列と発表(2019年9月)