訃報(2021年1月12日):サウジアラビアのハーリド・ビン・アブドッラー王子殿下が薨去(1937~2021)初代王の甥

 2021年1月12日、サウジアラビア王国のハーリド・ビン・アブドッラー・アル・サウード王子殿下(His Highness Prince Khalid bin Abdullah Al Saud)が薨去した模様です。
 1937年生まれ、83歳ではないかということです。

 初代王の甥で、ジュドモント・ファーム(Juddmonte Farm)を所有する競走馬の馬主(ダンシングブレーヴ、エネイブル、フランケルなど)、マワーリド・ホールディング(Mawarid Holding : マワーリド・グループ : Mawarid Group)を所有する投資家でした。

 

 (英語)Legendary Saudi horse-owner Prince Khalid bin Abdullah — owner of Frankel and Enable — dies | Horse-racing – Gulf News
 (英語)Khalid Abdullah, legendary owner-breeder of Frankel, dies aged 83 | Horse Racing News | Racing Post

 

 (英語)Prince Khalid bin Abdullah – Juddmonte

JuddmonteさんはTwitterを使っています 「It is with great sadness that Juddmonte announces the death of His Highness Prince Khalid bin Abdullah. He died peacefully on Tuesday 12th January 2021 – https://t.co/uRtTUkDh1r https://t.co/bVnOz87JAq」 / Twitter

前スペイン王ファン・カルロス1世陛下がスペインを出国するとの報道(2020年8月)タックス・ヘイヴンを巡るスキャンダルの最中。帰国は生涯ないとの観測も

 タックス・ヘイヴン(租税回避地)を巡るスキャンダルなどが報じられていた前スペイン王ファン・カルロス1世陛下(His Majesty King Juan Carlos I of Spain)ですが、スペイン王国を出国すると報道されています。
※一部では「亡命」という単語が……。

2020年8月4日 22時15分追記:
 陛下は中米のドミニカ共和国に到着しているとの報道が出ています。
2020年8月4日 22時39分追記:
 ポルトガル説も出ているようです。

 

 (過去において)海外の口座に中東の君主(サウジアラビア財務大臣が故サウジアラビア王からの指令で?)からの送金(リベートの類?)が確認され、子息のスペイン王フェリペ6世陛下が遺産の相続権を放棄するという声明を出したという報道がありました。父に関する予算もカット。そしてスペインの最高裁判所から捜査命令が出ているようです。
 また、その後、スイス連邦からスペイン王国に秘密裏に金が動かされたとの報道も出ました。こちらは現在のところ、スペインおよびスイスでは捜査は開始されていませんが、開始されると見込まれており、また陛下側は捜査に協力するとのことです。

 当面のところ、陛下の称号は維持される見込みと、前王妃ソフィア陛下への影響は考慮されていませんが、これらもどうなるかわかりません。

 

 (英語)Spanish royal family: Spain’s emeritus king Juan Carlos I to leave country amid tax haven scandal | News | EL PAÍS in English
 (英語)BREAKING: King Juan Carlos of Spain leaves country in exile amid corruption scandal – Royal Central

 不正疑惑のスペイン前国王、亡命の意向 写真5枚 国際ニュース:AFPBB News
 スペイン前国王 国外へ 高速鉄道建設計画めぐり収賄疑惑で | NHKニュース

 

追記:
 全体像がよくわかりませんが、サウジアラビアがらみで、サウジ側から資金洗浄がおこなわれつつ最終的に陛下にお金が渡っている、というように思えました。これに関して、元ザイン=ヴィトゲンシュタイン=ザイン公子妃のコリンナ・ラーセン(陛下の元愛人として名前があがる人)が所有する企業が関わっているとも報道されています。
 スイスの金融機関が関わっているため、スイスの捜査官がスペイン側に陛下の行動に関して問い合わせている状況ともされています。

 一方、NHK は「サウジアラビアの高速鉄道の建設計画をめぐって、工事を受注したスペインの企業連合から見返りに金を受け取った疑惑」としています。
 これは、サウジアラビア王国のハラマイン高速鉄道(メッカ・メディナ高速鉄道)の車両などにおいて、スペイン王国の企業群が受注した件ででしょう。
 サウジアラビアがらみであることは同じものの(また、おそらくこの鉄道の件が問題の核心と思えるものの)、こちらはスイスに関しては情報がなく、別件(というか別の不正というか)なのか。見返りとしていますが、そもそもなんの見返りなのか。

 全体像としては、高速鉄道建設の件で、陛下へリベートというかワイロというかなんというかが渡ったことは確かに思えます。
 無理矢理つなげるならば、スペイン企業 → サウジアラビア王室 → 陛下に関わるスイスの金融機関の口座、となりますが、正確な話は続報を待ちたいと思います。

 

 陛下は2014年に退位するまで国家元首としての特権がありましたが、現在でも一部特権があるようです。
 また、在位中の行為に関する問題についてどういう扱いになるのか、いまひとつはっきりしません(免責特権があるので刑罰などはないとしても捜査もしないわけにはいかないでしょうし)。

 

追記2:
 それにしてもどこの国へいこうというんでしょう。
 現在の世界の状況(新型コロナウイルス感染症【COVID-19】のパンデミック下)では、高齢の陛下を受け入れるのは、医療の質が高く医療体制に余裕がある国となるでしょう。それに加えて不正の疑い(というか出国する時点で疑いどころではありませんが)のある人物を受け入れ、かつスペインと引き渡し条約を結んでいないという夢のような国がいったいどこに……。

2020年8月4日 22時15分追記:
 (この記事の上部にも追記していますが)陛下は中米のドミニカ共和国に到着しているとの報道が出ています。
2020年8月4日 22時39分追記:
 ポルトガル説も出ているようです。

 「王室に対する批判が高まるのを避けたい」というのも、なんともよくわからない話で、もともとがご本人の表明に基づくものなので報道としてはそう書くしかないでしょうが、いったいこれでどうやって批判が高まるのを避けるつもりなのか。

 

追記3:
 (英語)King Carlos is 'staying in the Dominican Republic' after being 'forced into exile' | Daily Mail Online
 (英語)Spaniards ask where Juan Carlos has gone after ex-king leaves country – Reuters

 スペイン前国王、中米ドミニカ共和国へ亡命か 報道 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News

 ポルトガル説もあるものの、ドミニカ共和国が有力とみられているようです(正式発表があると見込まれているので、もう少し情報を待った方がよさそうですが)。
 ロイターによれば、

Switzerland classifies the Dominican Republic as a country with which judicial cooperation is “very difficult”, but Spain has an extradition agreement with it.

 スイス連邦はドミニカ共和国を、捜査協力が「きわめて困難」な国としているようです。一方で、スペイン王国は同共和国との間に本国送還/引き渡しに関する合意(条約ではない??)があるともしています。

 

関連・続報:
 前スペイン王妃ソフィア陛下はスペインを離れる予定なし(2020年8月)

 

世界君主サミット2020:ウガンダ伝統的君主/トロ王ルキディ4世陛下がサウジアラビア訪問時に会っていたのは外相のファイサル・ビン・ファルハーン王子殿下だった模様(2020年1月)トロ王はサルマン国王・ムハンマド皇太子を両方招待したとのこと。ムチャを申される!

インデックスページ:
 世界君主サミット2020【World Monarchs Summit 2020】【#WorldMonarchsSummit2020】

 

 世界君主サミット2020のためにウガンダ大統領特使として各国を回っているらしい、ウガンダ共和国の伝統的君主の一人/トロ王“ルキラバサイジャ”・“オヨ・ニンバ”・カバンバ・イグル・ルキデイ4世陛下(His Royal Majesty King Rukirabasaija Oyo Nyimba Kabamba Iguru Rukidi IV, The Omukama of Tooro : オムカマ)。
 サウジアラビア王国訪問時に会っていたのは、サウジアラビア王国外務大臣ファイサル・ビン・ファルハーン・アル・サウード王子殿下(His Highness Prince Faisal bin Farhan Al-Saud)だったようです。

 

 (英語)Tooro Kingdom to host inaugural World Monarchs Summit in September       – PML Daily

 

 これは、うーん、やはり大統領特使が大統領と連名の招待状を持っていくだけでは、なかなか国家元首やナンバー2のムハンマド皇太子にすら会わせてもらえない状況なのか、と普通ならめげる状況ですが……。
 なんとトロ王は、サウジアラビア王国の二聖モスクの守護者国王サルマン・ビン・アブドルアジーズ・アル・サウードサルマーン国王 : The Custodian of the Two Holy Mosques King Salman bin Abdul Aziz Al Saud of Saudi Arabia)、サウジアラビア王国皇太子のムハンマド・ビン・サルマン・ビン・アブドルアジーズ・アル・サウード王子殿下(第一副首相 : 国防大臣 : His Royal Highness Prince Mohammed bin Salman bin Abdulaziz Al Saud, Crown Prince, Vice President of the Council of Ministers and Minister of Defense)の、二人共を世界君主サミット2020に招待した模様。ムチャを申される!

 

H.R.M King OyoさんはTwitterを使っています: 「I was pleased to meet the #SaudiArabia FM HH @FaisalbinFarhan today in #Riyadh. We had a fruitful and productive discussion. I extended to the Custodian of the Two Holy Mosques @KingSalman and HRH Crown Prince an Invitation to the first #WorldMonarchsSummit2020 in September 2020. https://t.co/NDX5pQs7n2」 / Twitter

 

Maggie KigoziはInstagramを利用しています:「His Majesty Omukama Oyo Nyimba Rukidi IV is in Riyadh to invite the Custodian of the two Holy Mosques King Salman and the Crown Prince to…」

 

インデックスページ:
 世界君主サミット2020【World Monarchs Summit 2020】【#WorldMonarchsSummit2020】

 

世界君主サミット2020:ウガンダ共和国/トロ王国外相が“作戦”などを語る「トロ王が大統領と連名の招待状を持って大統領特使として訪問すれば国王らに会える」「27人の国を統治している君主【国家元首】と80人のその他の君主を招待」(2020年1月)

 ウガンダ共和国の伝統的君主の一人/トロ王“ルキラバサイジャ”・“オヨ・ニンバ”・カバンバ・イグル・ルキデイ4世陛下(Rukirabasaija Oyo Nyimba Kabamba Iguru Rukidi IV, The Omukama of Tooro : オムカマ)の即位25周年とともにおこなわれる予定の「世界君主サミット2020」、ウガンダ共和国と共和国内のトロ王国の共催ということになるようですが、今回、いよいよ一般の(?)メディアで記事を発見しました。

 

 (英語)King Oyo starts campaign for World Monarchs Summit 2020 with visit to Oman – PML Daily

 

 これまでの情報を整理しておきましょう。

 世界君主サミット2020【World Monarchs Summit 2020】は今年【2020年】9月7日~9月11日にウガンダ共和国で開催予定です。
 これはトロ王 ルキディ4世 陛下即位25周年に関連しておこなわれるものです。

 今回の記事で明言されましたが、

According to Mutegeki, the high level summit will be attended by 107 reigning monarchs (27 sovereign and 80 Non sovereign) including Kings, Queens, Sultans, Emirs, Emperors, Grand Dukes and Princes together with over 10,000 delegates including Royal families, government, youth, women, religious, cultural and private sector leaders from the 107 Kingdoms/Monarchs.

 107人の君主が参加する予定(予定というか……)となっています。
 このうち27人は国家元首で、通常世界の君主を列挙していくときの27人でしょう(アンドラ共同統治公とローマ教皇を含まず)。
 残りの80人は、国家の中で公式に役割があるものの、国家元首ではない君主。日本人にはわかりにくいものですが、例えばアラブ首長国連邦では大統領を務めるアブダビ首長以外の首長、またはアフリカ各国の政府によって公認されている文化的役割を持つ王(文化とは便利な言葉)などがそれにあたります。

 そして、

He added, “The king is visiting these countries as a presidential envoy, you know the invitation letters were co-signed by him and the president and by the nature of these monarchs being heads of state in these countries, the king couldn’t invite them that’s why he went as a presidential envoy to deliver the invitations.”

 ウガンダ共和国大統領ヨウェリ・カグタ・ムセベニ閣下(ムセヴェニ大統領 : His Excellency Mr Yoweri Kaguta Museveni)と共同署名した招待状を持って大統領特使として訪問すれば、国家元首の国王などにも会える(かもしれない)という作戦のようです。
 これは日本にも来るつもりでしょう。

 記事によればルキディ4世陛下はすでにサウジアラビアも訪問したようですが、成果のほどやいかに。

 

この記事時点での状況(サウジアラビア追記):
 モナコ → アルベール2世殿下がトロ王より説明を受け、招待状を渡されたのか渡されていないのかよくわからない状況。少なくともアルベール2世が承諾したという話は出ていません。
 サウジアラビア → トロ王が誰と会えたのかもわかりません(追記:サウジアラビア王国外務大臣ファイサル・ビン・ファルハーン・アル・サウード王子殿下(His Highness Prince Faisal bin Farhan Al-Saud)が会見したようです:
世界君主サミット2020:ウガンダ伝統的君主/トロ王ルキディ4世陛下がサウジアラビア訪問時に会っていたのは外相のファイサル・ビン・ファルハーン王子殿下だった模様(2020年1月)トロ王はサルマン国王・ムハンマド皇太子を両方招待したとのこと。ムチャを申される!)。
 オマーン → トロ王が新スルタンのハイサム陛下を直接招待したという話はありません。

 

関連:
 オマーン次期スルタンの最有力候補/副首相アスアド・ビン・ターリク・アル・サイード殿下が、ウガンダ大統領特使/トロ王ルキディ4世陛下と会見(2020年1月)トロ王は9月に「世界君主サミット2020」を開催予定
 オマーンの新スルタン【国王】ハイサム・ビン・ターリク・アル・サイード陛下が、ウガンダ大統領特使/トロ王ルキディ4世陛下と会見(2020年1月)

 

インデックスページ:
 世界君主サミット2020【World Monarchs Summit 2020】【#WorldMonarchsSummit2020】 – 世界の王室ニュース

 

オマーンの新スルタン【国王】ハイサム・ビン・ターリク・アル・サイード陛下が、サウジアラビア王サルマン陛下と会見(2020年1月)

 2020年1月13日、オマーン国の新しいスルタン “サイイド”・ハイサム・ビン・ターリク・アル・サイード陛下(His Majesty Sayyid Haitham bin Tariq Al Said)は、サウジアラビア王国の二聖モスクの守護者国王サルマン・ビン・アブドルアジーズ・アル・サウードサルマーン国王 : The Custodian of the Two Holy Mosques King Salman bin Abdul Aziz Al Saud of Saudi Arabia)と会見しました。

 サウジアラビア側から王子が多数同行しています。
※後で追記します。
 マッカ州知事【メッカ州知事】ハーリド・アル・ファイサル・ビン・アブドルアジーズ・アル・サウード王子殿下(His Royal Highness Prince Khalid Al-Faisal bin Abdulaziz Al Saud, Advisor to the Custodian of the Two Holy Mosques and Governor of Makkah Region)、
 ハーリド・ビン・ファハド・ビン・ハーリド・アル・サウード王子殿下(His Highness Prince Khalid bin Fahd bin Khalid Al Saud) 、
 ムハンマド・ビン・ファハド・ビン・アブドルアジーズ・アル・サウード王子殿下(His Royal Highness Prince Mohammad bin Fahd bin Abdulaziz Al Saud)、
 タラール・ビン・サウード・ビン・アブドルアジーズ・アル・サウード王子殿下(His Royal Highness Prince Talal bin Saud bin Abdulaziz Al Saud)、
 マンスール・ビン・ムトイブ・ビン・アブドルアジーズ・アル・サウード王子殿下(His Royal Highness Prince Dr. Mansour bin Miteb bin Abdulaziz Al Saud, Minister of the State, Member of the Cabinet and Advisor to the Custodian of the Two Holy Mosques)、
 サッタム・ビン・サウード・ビン・アブドルアジーズ・アル・サウード王子殿下(His Royal Highness Prince Sattam bin Saud bin Abdulaziz Al Saud)、
 東部州知事サウード・ビン・ナーイフ・ビン・アブドルアジーズ・アル・サウード王子殿下(His Royal Highness Prince Saud bin Naif bin Abdulaziz Al Saud, Governor of Eastern Region)、
 ファイサル・ビン・サウード・ビン・ムハンマド・アル・サウード王子殿下(His Highness Prince Faisal bin Saud bin Mohammad Al Saud)、
 バーハ州知事フッサム・ビン・サウード・ビン・アブドルアジーズ・アル・サウード王子殿下(His Royal Highness Prince Dr. Hussam bin Saud bin Abdulaziz Al Saud, Governor of Baha Region)、
 サウード・ビン・サルマン・ビン・アブドルアジーズ・アル・サウード王子殿下(His Royal Highness Prince Saud bin Salman bin Abdulaziz Al Saud)、
 アブドルマジード・ビン・アブドル=イラーフ・ビン・アブドルアジーズ・アル・サウード王子殿下(His Royal Highness Prince Abdulmajeed bin Abdul-illah bin Abdulaziz Al Saud)、

 

 (英語)HM The Sultan Receives Custodian of the Two Holy Mosques
 (英語)Custodian of the Two Holy Mosques Arrives in Sultanate of Oman to Extend Condolences on Death of Sultan Qaboos bin Said 2 Muscat The official Saudi Press Agency

 

وكالة الأنباء العمانيةさんはTwitterを使っています: 「حضرة صاحب الجلالة السلطان #هيثم_بن_طارق بن تيمور المعظم حفظه الله ورعاه يستقبل أخاه خادم الحرمين الشريفين الملك سلمان بن عبدالعزيز آل سعود ملك المملكة العربية السعودية الشقيقة الذي وصل لتقديم التعزية في وفاة المغفور له بإذن الله تعالى جلالة السلطان قابوس بن سعيد طيب الله ثراه https://t.co/WkYh8FMlbj」 / Twitter

 

مسقط في ١٣ يناير / العمانية/ استقبل حضرة… – وكالة الأنباء العمانية | Facebook

 

SPAENGさんはTwitterを使っています: 「The Custodian of the Two Holy Mosques offers condolences on the death of Sultan Qaboos bin Said. #SPAGOV https://t.co/gebKS4QfVn」 / Twitter

 

وكالة الأنباء السعودية ( واس )(@spanews) • Instagram写真と動画

 

وكالة الأنباء السعودية ( واس )(@spanews) • Instagram写真と動画

 

関連:
 訃報(2020年1月10日?):オマーンのスルタン(国王)カブース・ビン・サイード陛下(カブース国王)が崩御(1940~2020)
 各国君主・王族からの、崩御したオマーンのスルタン(国王)カブース・ビン・サイード陛下(カブース国王)への弔意の表明(2020年1月)